ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月15日付)を公開し、3月14日に難民956人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは127人(うち女性38人、子供65人)、ヨルダンから帰国したのは829人(うち女性249人、子供423人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,144人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者181,896人(うち女性54,966人、子ども93,064人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
45カ国で難民登録したシリア人の数は6,581,051人(うち女性1,974,315人、子供3,356,336人)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は806,424人(うち女性242,242人、子供411,555人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, March 15, 2020をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.