アレッポ県で住民がシャーム解放機構の通行所運営に抗議する座り込みデモを敢行(2020年4月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるガザーウィヤ村の通行所前で、住民数十人が座り込みデモを行った。

ガザーウィーヤ村は、トルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域との境界に位置し、デモでは、度重なる通行所の恣意的閉鎖や往来者への不当な通行料・賄賂の要求に抗議の声が上げられた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がサルマダー市の中心街に店舗を構える事業主に毎年500米ドルの税金を課した。

サルマダー市はトルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所に近いイドリブ県北部の商業の中心地。

AFP, April 23, 2020、ANHA, April 23, 2020、AP, April 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2020、Reuters, April 23, 2020、SANA, April 23, 2020、SOHR, April 23, 2020、UPI, April 23, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.