イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機が、住民に対して、安全と平和を確保するためトルコ軍に協力するよう呼びかけるビラを散布した。
ビラには以下のように書かれているという:
「イドリブ県の我らの親愛なる同胞へ。トルコ軍は常にあなた方と共にある。あなた方のために全力を尽くし、イドリブ県の住民の命と財産を守るために多くの犠牲を払ってきた。トルコはあらゆるレベルで、持続的安定を保障し、無垢の人々の犠牲を食い止め、あなた方の安全を守るために努力している。
我々の目標は、M5、M4高速道路を開通させることで、イドリブ県に対する一切の軍事行動や掃討を阻止し、避難を余儀なくされた民間人を帰宅させ、経済生活を再生することにある。
我々は、あなた方が平和と安全のもとに暮らすことを欲しているトルコ軍を支援して欲しいとあなた方に願っている。イドリブ県で我々が充実させようとしている平和と安全を不快に思っている者どものウソを信じないでください。これらの連中は、あなた方をだまし、同胞どうしの不和を助長しようとしている。我々はまた、この地域の平和と安定を作り出すために取り組んでいる。
アッラーの御加護がある限り、アッラーは我々みなをお助け下さいますように」。
AFP, April 27, 2020、ANHA, April 27, 2020、AP, April 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2020、Reuters, April 27, 2020、SANA, April 27, 2020、SOHR, April 27, 2020、UPI, April 27, 2020などをもとに作成。
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