英国のミドル・イースト・アイ(5月7日付)は、アサド大統領のいとこで、自身が経営に深く関与しているシリアテルとMTNが追徴課税を求められて、窮地に立たされているビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が、シリア国内の自身の邸宅の一つにいると伝え、アラブ首長国連邦に滞在しているとの情報を否定した。
同サイトによると、マフルーフ氏は「まだ逮捕されていない」という。
なお、エミレーツ・アフェアーズは昨年末、シリアの複数の情報筋の話として、関税未払いを理由に財務省がマフルーフ氏らの資産を凍結したことを受けて、マフルーフ氏が近くUAEを去る予定だと伝えていた。
AFP, May 7, 2020、ANHA, May 7, 2020、AP, May 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2020、Middle East Eye, May 7, 2020、Reuters, May 7, 2020、SANA, May 7, 2020、SOHR, May 7, 2020、UPI, May 7, 2020などをもとに作成。
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