シリア民主軍の総司令部は声明を出し、ダイル・ザウル県でのアラブ系部族の蜂起に関して、ダーイシュ(イスラーム国)の主要な支援者であるシリア政府とトルコが背後にいる長期的な計略だと非難したうえで、アラブ系部族がシリア民主軍と連帯したことで、内乱の火を沈静化することができたと自賛した。
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ANHA(8月10日付)は、ハサカ県シャッダーディー市一帯地域とタッル・ハミース市のアラブ系部族の族長と名士らが、シリア民主軍支持を表明したと伝えた。
また、ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市で、シリア政府に対する抗議デモが発生した。
デモ参加者は、シリア政府、シリア軍、「イランの民兵」の排斥を訴えた。
AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。
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