マッケンジー米中央軍(CENTCOM)司令官「ロシアだけでなく、シリア政府とも連携して軍事作戦を行っている」(2020年8月12日)

ケネス・マッケンジー米中央軍(CENTCOM)司令官(海兵隊大将)は、ロシアだけでなく、シリア政府とも連携してシリアでの軍事作戦を行っていると述べた。

米平和研究所との遠隔会談で、マッケンジー司令官は、「ロシア、さらにはアサド政権軍とも交戦や衝突に入ることを望んでいない」としたうえで、「有志連合を主導するCENTCOMは、下士官レベルでロシア、そしてシリア側と連絡をとり合い、シリアでの衝突や対立を回避し、現地でのダーイシュ(イスラーム国)に対する戦争に齟齬が生じないよう連携している」と述べた。

また「これは協力ではなく、齟齬が生じないよう、とくに軍事作戦や空爆にかかる技術的対応だ。シリア政府との関係も同じだ」と付言した。

『シャルク・アウサト』(8月13日付)が伝えた。

AFP, August 13, 2020、ANHA, August 13, 2020、AP, August 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2020、Reuters, August 13, 2020、SANA, August 13, 2020、al-Sharq al-Awsat, August 13, 2020、SOHR, August 13, 2020、UPI, August 13, 2020などをもとに作成。

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