トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市およびマスバガ村で、水と電気の不足や国民軍に抗議するデモ(2020年8月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市と近郊のマスバガ村で、ラアス・アイン国境通行所局長の人事に異議を唱え、業務を停止したラアス・アイン地元評議会と連帯するための抗議デモが行われ、デモ参加者は、トルコの支援を受ける国民軍の退去を求めた。

抗議を受け、国民軍の憲兵隊とスルターン・ムラード師団は村からの撤退を余儀なくされる一方、ムウタスィム旅団は住民と連帯し、村にとどまった。

デモは、ラアス・アイン市でも行われ、住民数十人が国境通行所前で、断続的に不足している水と電気の供給を求めると共に、通行所局長の人事見直しを要求した。

AFP, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.