トルコのアカル国防大臣「ロシアとの停戦合意後シリア難民30万人がイドリブ県に帰国した。米国はテロ組織と協力して石油を盗掘している」(2020年8月29日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、3月5日のロシアとの停戦合意以降、領内にいたシリア難民30万人以上がイドリブ県内各所に自発的且つ安全に帰国した、と述べた。

アカル国防大臣は「シリア人のこの地域への帰還を加速させるために住居建設への取り組みが続けられている…。トルコがめざしているのは、国際法のもとで、暮らすことができる安全なシリア(を作ること)だ」と述べた。

しかし、「シリアはいくつもの極めて深刻な問題に直面している。シリアの領土の統一性を標的とする一部諸外国の政策が理由だ…。我が国の各省は外国と協力し、この地域におけるシリア国民のニーズに応えようとしている…。一部の国がテロ組織と協力して、シリア国民の財産である石油を盗掘することは受け入れられない」と述べ、北・東シリア自治局を支援する米国を暗に批判した。

アナトリア通信(8月29日付)が伝えた。

AFP, August 29, 2020、Anadolu Ajansı, August 29, 2020、ANHA, August 29, 2020、AP, August 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2020、Reuters, August 29, 2020、SANA, August 29, 2020、SOHR, August 29, 2020、UPI, August 29, 2020などをもとに作成。

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