民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は『ラアユ』(4月19日付)に、7月に予定されている大統領選挙に関して、「憲法に記されている(大統領)立候補の仕組みはもちろん問題をはらんでいる。なぜなら反体制勢力が選挙に参加する準備ができるような枠組みがなく、立候補さえできないからだ。また、反体制勢力は現行憲法の制定、そして信任投票にも参加していない」と述べた。
これに関して、民主的変革諸勢力国民調整委員会のマージド・ハッブー在外局書記長は、AKI(4月19日付)に、大統領選挙が「シリア国内で正統性を得る前に、国際社会によって正統性を植え付けられようとしている」と警戒感を露わにした。
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シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣は、アスアド・ムスタファー国防大臣がアレッポ県内の戦線複数カ所を視察したと発表、その写真を公開した。
前線視察には、ムハンマド・ヌール・マフルーフ国防副大臣、アブドゥッサラーム・ハミーディー・アレッポ軍事評議会議長が随行したという。
AFP, April 19, 2014、AKI, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、al-Ra’y, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。
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