トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団は声明でアル=カーイダ、ダーイシュ、イランに「免罪」を言い渡す(2020年11月10日)

トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団は「無罪」と題した声明を出し、アル=カーイダ、ダーイシュ(イスラーム)、イラン、そしてこれらとつながりのあるグループや運動を免罪としたと発表した。

声明の骨子は以下の通り:

我々シリア・ムスリム同胞団は、イスラーム世界に地理的に拡がるタクフィール思想に対して免罪を言い渡したい…。

我々は、アル=カーイダ、イスラーム国(ダーイシュ)、これらに付随するあらゆる呼称の組織…を免罪とする。

我々はまた同じく、サファヴィー朝的計略、ウィラーヤテ・ファキーフ理論、テヘランにおけるムッラーたちの国(我々の国を占領し、腐敗、犯罪、破壊をもたらしている国)、そしてこうした計略や国家に忠誠の手を差し伸べているすべての組織と運動に対しても免罪を言い渡したい。

AFP, November 10, 2020、ANHA, November 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2020、Reuters, November 10, 2020、SANA, November 10, 2020、SOHR, November 10, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.