シャーム解放機構は活動家のアブー・フサーム・ビリーターニー氏を釈放(2020年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団が複数の情報筋から得た情報によると、8月11日にシャーム解放機構の治安機関によってアティマ村で逮捕され、拘束されていた活動家アブー・フサーム・ビリーターニー氏(本名タウキール・シャリーフ)が釈放された。

これに関して、シャーム解放機構が声明を出し、「タウキール・シャリーフは釈放された。彼に対して向けられた容疑で有罪判決を受けて、6ヶ月の刑を宣告されたが、保釈条件に違反したために再逮捕されていた」と発表した。

ビリーターニー氏はシリア北西部の「解放区」で学校や慈善協会を設立・指導するなど、支援分野の重要人物。

6月23日、「堅固に持せよ」作戦司令室に参加しているジハード調整を率いるアブー・アブド・アシュダー氏を支援し、「堅固に持せよ」作戦司令室に参加したとして逮捕されたが、7月15日に保釈されていた。

AFP, November 25, 2020、ANHA, November 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2020、Reuters, November 25, 2020、SANA, November 25, 2020、SOHR, November 25, 2020などをもとに作成。

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