ウマル油田に違法に設置されている米主導の有志連合の基地が再び砲撃を受ける一方、ブーカマール市近郊の「イランの民兵」の軍用ゲートが所属不明のドローンの爆撃を受ける(2021年7月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月13日付)やユーフラテス・ポスト(7月13日付)たところによると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田に違法に設置されている米主導の有志連合の基地を狙って何者かが迫撃砲複数発を打ち込み、SANAによると2発が基地内に着弾し、煙柱が上がった。

被害状況は不明だという。

一方、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)1機が、イラクとの国境に位置するシリア政府支配下のブーカマール市に近いハリー村にある「イランの民兵」の軍用のゲートを爆撃した。

被害の有無、詳細は不明。

AFP, July 13, 2021、ANHA, July 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2021、Euphrates Post, July 13, 2021、Reuters, July 13, 2021、SANA, July 13, 2021、SOHR, July 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.