シャーム解放機構のタキーッディーン・ウマル広報関係局長は、最近になってシリア政府の支配地域に逃れたイスラーム教の説教師ムハンマド・ファーリス氏に関して、組織との関係はないと主張、一部メディアの報道を否定した。
イバー・ネット(7月13日付)などが伝えた。
ファーリス氏は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市近郊のバルサ村出身。
シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るシリア北西部の反体制派支配地域を去り、シリア政府支配地域に帰還したが、一部メディアは、同氏がシャーム解放機構によって反体制派支配地域の自治を委託されているシリア救国内閣のファトワー評議会のメンバーだったと伝えていた。
AFP, July 13, 2021、ANHA, July 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2021、Reuters, July 13, 2021、SANA, July 13, 2021、SOHR, July 13, 2021などをもとに作成。
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