米軍がハサカ県で盗奪した石油をイラクに持ち出す一方、兵站物資を新たに搬入(2021年7月19日)

ハサカ県では、SANA(7月19日付)がヤアルビーヤ町近郊のスワイディーヤ村の複数の地元筋の話として伝えたところによると、ハッラーブ・ジール村に違法に設置されている基地に駐留を続ける米軍が、県内で盗奪した石油をトレーラー40輌に積んでワリード国境通行所からイラク領内に持ち出した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約30輌からなる車列が兵站物資などを積んでワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県とダイル・ザウル県に設置されている基地に向かった。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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