トルコのカリン大統領府報道官:「ロシアと米国がシリアに進入する権利を与えられているのなら、我々にも同じ権利がある」(2021年10月1日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官はドイツの『シュピーゲル』(10月1日付)のインタビューに応じ、シリアにおけるトルコ軍の駐留について「ロシアと米国がシリアに進入する権利を与えられているのなら、我々にも同じ権利がある」と述べた。

シリア情勢に関するカリン報道官の発言は以下の通り。

欧州の友人のなかには、我々がシリアに駐留していると非難する者もいる。だが、彼らはそれを喜んでいるはずだ。なぜなら、我々が支配している地域に人々がとどまっている。トルコ軍がイドリブ県にいるだけで、250万人もの人々がそこから逃げないで済んでいる。

トルコは、(米国の支援を受ける)PKK(クルディスタン労働者党)というテロ組織に損害を与えたため、占領国とみなされた。

トルコはシリアで国際法には違反していない。アサド(大統領)とPKKが国際法に違反している。

我々には自衛権がある。ロシアと米国がシリアに進入する権利を与えられているのなら、我々にも同じ権利がある。

AFP, October 2, 2021、ANHA, October 2, 2021、Der Spiegel, October 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2021、Reuters, October 2, 2021、SANA, October 2, 2021、SOHR, October 2, 2021などをもとに作成。

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