シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県でトルコ軍を狙って攻撃を繰り返してきたアンサール・アビー・バクル・スィッディーク連隊の幹部1人を逮捕(2021年10月14日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に所属する治安部隊の総合治安機関はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)を通じて声明を出し、イドリブ県に展開するトルコ軍を狙って攻撃を繰り返してきたアンサール・アビー・バクル・スィッディーク連隊の幹部1人を逮捕したと発表した。

声明の内容は以下の通り:

総合治安機関は、解放区での爆発殺害作戦に関与したいわゆる「アンサール・アビー・バクル・スィッディーク連隊」の爆発敷設責任者1人、アフマド・サアドッディーン・ジャースィムなる人物を逮捕した。ジャースィムが犯した犯罪行為としては、イドリブ市とサルマダー市を結ぶ高速道路などへの爆弾敷設、トルコマン山地方の組織の軍用車の窃盗、さらには身代金目的での住民の拉致未遂がある。

総合治安機関はまた15日未明にはジャースィム氏の顔写真と、同氏が隠し持っていた武器、装備、爆発物を押収する現場の写真を公開した。

AFP, October 14, 2021、ANHA, October 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2021、Reuters, October 14, 2021、SANA, October 14, 2021、SOHR, October 14, 2021などをもとに作成。

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