アサド大統領はロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使とヴェルシニン外務副大臣と会談(2021年10月17日)

アサド大統領はロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使とセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣を代表とする使節団と首都ダマスカスで会談した。

ロシア使節団は10月16日にシリア入りしていた。

SANA(10月17日付)によると、会談では、「テロとの戦い」、経済通商分野での両国の協力関係について意見を交わした。

ラヴレンティフ特使とヴェルシニン副大臣は、会談で、今回の訪問が、ヴラジーミル・プーチン大統領の指示によるもので、あらゆる分野、あらゆるレベルにおいてシリアとの協力拡大と協業拡大を目的としているとしたうえで、テロから解放された地域における復興、インフラ復旧に功績し、エネルギーおよび農業分野への投資を促進すると述べた。

会談では、シリア国内戦況、中東情勢、交際情勢の進捗をめぐって協議し、アサド大統領は、米軍のアフガニスタン撤退などの変化が、米国とその同盟国の役割低下を示すもので、中東諸国、近隣諸国は治安と平和の強化に向けた行動、外国の干渉を排除して国民の意思に沿った地域の未来像を描き出すことを求められいているとの見方を示した。

会談ではまた、10月18日にスイスのジュネーブで開幕する制憲委員会(憲法制定委員会)の第6ラウンドの小委員会会合についても意見が交わされ、シリア国民の共通項、主権と領土維持を原則としたコンセンサスに至るための政治トラックを継続することの重要性が確認された。

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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