フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍副司令官は、13日のイスラエル軍によるT4航空基地一帯への爆撃にシリア軍が迎撃しなかったのは民間機が飛行していたためと説明(2021年10月14日)

ラタキア県のフマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍のヴァディム・クリト副司令官(海軍少将)は、13日のイスラエル軍戦闘機によるヒムス県タドムル郡(T4航空基地一帯)に対するミサイル攻撃に関して、シリア軍防空部隊が迎撃を行わなかった理由を明らかにした。

クリト副司令官によると、「シリア軍司令部は、イスラエルの爆撃時、防空システムの射程圏内を民間航空機2機が飛行中だったため、システムの作動しないことを決定した」という。

スプートニク・ニュース(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 14, 2021、ANHA, October 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2021、Reuters, October 14, 2021、SANA, October 14, 2021、SOHR, October 14, 2021、Sputnik News, October 14, 2021などをもとに作成。

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