ダイル・ザウル県に駐留する米軍とつながりがあり、トルコ占領地の指名手配者の監視にあたっていた男性が逃亡先のハサカ市で殺害される(2021年12月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県シュハイル村出身の男性(’.Sh.)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市で失踪、その後遺体で発見された。

この男性は、ダイル・ザウル県ウマル油田に駐留する米軍部隊とつながりがあり、トルコ占領下にあるいわゆる「平和の泉」地域(ハサカ県ラアス・アイン市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯)での指名手配者の監視を統括していたとされ、ラッカ県に対する米主導の有志連合の爆撃で家族を失った親戚の追手を逃れて、10月25日にハサカ市に移動していたという。

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.