ダーイシュ(イスラーム国)は声明を出し、2月2日に米軍の特殊作戦によってイドリブ県アティマ村近郊で殺害されたアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者に弔意を示すとともに、公認の指導者(カリフ)としてアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーを任命したと発表した。
声明では、シリア国内で活動するダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらに対して、クラシー指導者殺害に我慢と忍耐をもって臨むとともに、これまでに殺害された先達らと同じ道を歩むよう呼びかけた。
ドゥラル・シャーミーヤ(2月6日付)など複数の反体制系メディアが伝えた。
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新たにカリフとなったアブー・ハサンなる人物に関して、シリア北部侵害記録センター(VDC-NSY)は、ダーイシュが新たなカリフの名前や素性を公表しないことは、その手法や政策において異例ではないとしたうえで、米国の標的とならないよう新指導者が誰であるかを隠し続けることだろうとの見方を示した。
AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022、VDC-NYS, February 6, 2022などをもとに作成。
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