シリア国民軍に所属する諸派によってスライマーン・シャー師団の処遇への裁定を委任されていた不正・権利対応委員会(正式名「アフリーン市および同郊外権利対応合同委員会」)は声明を出し、シリア国民軍に所属するスライマーン・シャー師団を率いるアブー・アムシャ司令官(本名ムハンマド・ジャースィム)と、同組織の幹部司令官5人を解任することを決定したと発表した。
委員会は、ムワッファク・ウマル氏、アフマド・アルワーン氏、アブドゥルアリーム・アブドゥッラー氏からなり、アブー・アムシャ氏らによる行き過ぎた不正、およびこれらの不正にかかる調査の妨害を受けたもの。
アブー・アムシャ氏、ワリード・フサイン・ジャースィム氏(通称サイフ)、マーリク・フサイン・ジャースィム氏(通称アブー・スィラージュ)、アフマド・ムハンマド・ハウジャ氏、アーミル・アッザーブ・ムハンマド氏、ハッサーン・ハーリド・ストゥーフ氏(通称アブー・サフル)をスライマーン・シャー師団の要職から解任するとともに「今後革命にかかるいかなる地位も付与しない」ことを決定した。
AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。
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