ミクダード外務在外居住者大臣がロシアを訪問し、ラヴロフ外務大臣と会談、ウクライナ情勢をめぐる欧米諸国の姿勢が国際社会の緊張を高めていると非難(2022年2月21日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラヴロフ外務大臣と会談した。

SANA(2月21日付)によると、会談では、シリア情勢、中東地域情勢、国際情勢の進捗について意見が交わされた。

シリア情勢をめぐっては、シリアの安定強化、主権維持、領土統合への西側の妨害を許さないこと、政治プロセスの継続の必要が確認され、西側諸国によるシリアへの一方的制裁への非難が表明された。

またウクライナ情勢をめぐっては、ミクダード外務在外居住者が米国や西欧諸国によるロシアへの誹謗中傷や偽情報の拡散を非難、こうした動きが国際社会の緊張を高め、国際社会におけるロシアの役割を低下させようとするものだと非難した。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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