プライス米国務省報道官はトルコのエルドアン大統領がシリア難民100万人の「自発的」帰還に向けた「安全地帯」を設置するための軍事侵攻を示唆したことに「深い懸念」を表明(2022年5月25日)

米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が23日にシリア難民100万人の「自発的」帰還に向けた「安全地帯」を設置するための軍事侵攻を示唆したことに関して、「深い懸念」を表明した。

プライス報道官は以下のように述べた。

我々はこの問題について同盟国トルコと取り組み、一例として、エルドアン大統領が最近になって表明した提案を深く学ぼうとしている。我々はこれまでにも大使館、さらには国務省を通じてこうした取り組みを行ってきた。
シリア北部で軍事活動増加の可能性があり、とくに同地の民間人に影響が生じるとの複数の報告や議論について深く懸念している。

ルダウ(5月25日付)が伝えた。

AFP, May 25, 2022、ANHA, May 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2022、Reuters, May 25, 2022、Rudaw, May 25, 2022、SANA, May 25, 2022、SOHR, May 25, 2022などをもとに作成。

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