制憲委員会第9ラウンド延期の理由はウクライナ情勢をめぐって経済制裁に踏み切ったスイスへのロシアの対抗措置(2022年7月18日)

『シャルク・アウサト』(7月18日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、7月25日にスイスのジュネーブで開催が予定されていた制憲委員会第9ラウンドにシリア政府が代表団派遣を見送った理由に関して、ロシアからの圧力によるものだと伝えた。

ハミーディー記者によると、シリア政府による代表団派遣見送りは、制憲委員会の活動について反対していたからではなく、ロシアのウクライナ侵攻をめぐって、永世中立国であるスイスが欧米諸国に同調して、ロシアに経済制裁を科したことと関係があり、ロシアはスイスに対抗措置を講じるべくジュネーブで開催が予定されている会合開催を反故にしたという。

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制憲委員会に参加している反体制派の代表を務めるハーディー・バフラ氏(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)は17日、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表から第9ラウンドの会合の延期の連絡を受けたことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)などによると、延期はロシア側が示した条件が理由。

だが、この条件が何なのかは明らかにしていなかった。

AFP, July 18, 2022、ANHA, July 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2022、July 18, 2022、Reuters, July 18, 2022、SANA, July 18, 2022、al-Sharq al-Awsat, July 18, 2022、SOHR, July 18, 2022などをもとに作成。

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