ミクダード外務在外居住者大臣:「イスラエルの攻撃に直面してもシリアは沈黙せず、イスラエルは遅かれ早かれ代償を支払うことになる」(2022年9月1日)

外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、イスラエル軍による8月31日のアレッポ国際空港とダマスカス国際空港一帯に対するミサイル攻撃について、前者に対する攻撃で滑走路が損傷、後者に対する攻撃で兵士5人が負傷、航法援助施設と距離測定装置が破壊されたことを報告した。

そのうえで、シリア領内に対するイスラエルの攻撃を、主権侵害、国債の平和と安定への脅威として非難するよう要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0YQ5xnSTG1HJzy3LGnPXfmSY6H1ttdNEHRpPL1KohaSmapPFnwNwFN1ob8QSTZ7cql

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一方、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、外務在外居住者省のツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/syrianmofaex/)を通じて、イスラエルによって繰り返される攻撃に直面してもシリアは沈黙せず、イスラエルは遅かれ早かれ代償を支払うことになると綴った。

ツイッターの書き込み内容は以下の通り:

外務在外居住者大臣:
-イスラエルによって続けられている侵略は、地域の治安と軍事状況を爆発させる恐れがある。
-シリアはこれらの侵略に直面しても沈黙はせず、イスラエル人は遅かれ早かれ代償を払うだろう。
-シリアはこれまでも、そしてこれからも持ちこたえ、原則的な姿勢から決して後退することはない。これに対して、「イスラエル」は、シリアが弱体化するだろうとの幻想のもとで、賭けに出たり、誤算すべきではない。
-米国と西側諸国の政府は、目をつぶって、イスラエルが地域の平和と安全を脅かし続けるように仕向けることへの責任を負わねばならない。

 

 

AFP, September 1, 2022、ANHA, September 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2022、Reuters, September 1, 2022、SANA, September 1, 2022、SOHR, September 1, 2022などをもとに作成。

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