アルジェリアで開催されていたアラブ連盟首脳会議が閉幕声明を発表、ロシアのウクライナ侵攻に対する中立を表明(2022年11月2日)

アルジェリアの首都アルジェで1日に開幕していたアラブ連盟首脳会議が閉幕声明(https://www.arabsummit2022.dz/News/107)を採択し、閉幕した。

サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、クウェート、バハレーン、モロッコ、そして2011年以降加盟資格を凍結されているシリアの首脳は欠席した。

閉幕声明では、シリア危機の政治的解決、リビア危機の解決、パレスチナの和解実現、アラブ和平イニシアチブの推進、イスラエルによるガザ地区封鎖解除などといったアラブ世界のさまざまな問題に対するアラブ諸国の取り組みの一体化への支持を確認、アラブ諸国の内政不干渉、アラブ諸国による問題解決を主唱した。

一方、国際情勢をめぐっては、ロシアのウクライナ侵攻に対する中立を確認した。

AFP, November 2, 2022、ANHA, November 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2022、Reuters, November 2, 2022、SANA, November 2, 2022、SOHR, November 2, 2022などをもとに作成。

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