国際農業開発基金(IFAD)第46回会議出席するためにイタリアの首都ローマを訪れているムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が、国連食糧農業機関(FAO)の屈冬玉事務局長と会談し、今後の協力のありようについて意見を交わした。
屈事務局長は、犠牲者に弔意を示したうえで、FAOが、地震の被害に対処するシリア国民を支援するためにできるあらゆる行動をとるとともに、そのために必要な生活、教育、環境関連のインフラの復旧に取り組む意思を表明した。
これに対して、カトナー農業・農業改革大臣は、欧米諸国によるシリアへの一方的な制裁を解除することの重要性を指摘するとともに、砂漠地帯での農業の持続可能管理プロジェクトなど、シリアが実施を提案している5つのプロジェクトの内容について説明を行った。
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アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣は、ロシア・シリア事業評議会のルワイユ・ユースフ議長を代表とする使節団と会談し、国内通商消費者保護省が食料などの基本物資の市場への流通を円滑化するためのあらゆる取り組みを行っていると説明した。
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フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、イラクの人民動員隊のアブドゥルアズィーズムハンマダーウィー司令官を代表とする救援使節団と会談し、被災者に対するイラクの早急な人道支援を高く評価していると述べた。
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SANA(2月15日付)が伝えた。
AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。
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