【トルコ・シリア大地震】世界保健機関(WHO)はシリア国内の7つの病院と145の医療施設が被害を受け、そのほとんどがシリア北西部であることを明らかに(2023年2月22日)

世界保健機関(WHO)は、テドロス・アダノム事務総長が、トルコ・シリア大地震の被害状況にかかるメディア向けのブリーフィングで、シリア国内の7つの病院と145の医療施設が被害を受けたとしたうえで、その多くが10年以上におよぶ戦闘で荒廃し、今回の地震のような揺れに対して脆弱な状態にあったシリア北西部にあることを明らかにした。

https://twitter.com/WHO/status/1628406720300023810

なお、ブリーフィングでは、トルコとシリアでの死者総数は4万7000人、負傷者は12万5000人に達するとしたうえで、両国での緊急保健対策を支援するために8450米ドルの供与が呼びかけられた。

AFP, February 22, 2023、ANHA, February 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2023、Reuters, February 22, 2023、SANA, February 22, 2023、SOHR, February 22, 2023などをもとに作成。

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