【トルコ・シリア大地震】トルコからシャーム解放機構支配地に車輌54輌、トルコ占領地に133輌が救援物資を搬送(2023年2月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連からの食料、テントなどの救援物資を積んだ貨物車輌54輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

また、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所からも食料、テント、暖房機器、医療品などを積んだ車輌133輌がトルコ占領地に入った。

これにより、2月6日のトルコ・シリア大地震発生以降、トルコからシリア領内に入った貨物車輌は742輌となった。

内訳は、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った車輌が301輌、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所を経由してトルコ占領地に入ったのが441輌。

AFP, February 23, 2023、ANHA, February 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2023、Reuters, February 23, 2023、SANA, February 23, 2023、SOHR, February 23, 2023などをもとに作成。

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