ミリー米軍統合参謀本部議長のシリア北西部訪問をめぐって、トルコ外務省はフレイク在トルコ米大使を呼び出す一方、プライス米国務省報道官は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍幹部との会談を否定(2023年3月6日)

ロイター通信(3月6日付)は、トルコ外務省筋の話として、4日に米軍統合参謀本部議長のマーク・ミリー陸軍大将が、クルド民族組織の民主統一党(PYD)が主導する北・東シリア自治局支配下にあるシリア北東部を予告なしで訪問したことをめぐって、同省がジェフ・フレイク在トルコ米大使を呼び出したと伝えた。

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これに関して、ネッド・プライス米国務省報道官は記者会見で、「シリアで米軍兵とだけ面談したというのが我々の理解だ」と述べ、人民防衛隊(YPG)主体の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍や北・東シリア自治局の幹部らとの会談を否定した。

AFP, March 6, 2023、ANHA, March 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2023、Reuters, March 6, 2023、SANA, March 6, 2023、SOHR, March 6, 2023などをもとに作成。

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