トルコのチャヴシュオール外務大臣「シリア国民対話大会に出席したテロリストの身柄引き渡しをロシアに要請した」(2018年2月1日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、首都アンカラで記者団に対して、「西クルディスタン移行期民政局に対する軍事作戦がシリア「侵略」の口実となってはならない」とのフランスのエマニュエル・マクロン大統領の発言を非難、「トルコに教訓を与えることができるのはフランスでもなければ、それ以外の国でもない。彼らはこの作戦の目的を熟知すべきだ…。フランスのような国が、国際法に準じて実施されている作戦にコメントすることは、侮辱だ」と反論した。

チャヴシュオール外務大臣は一方、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会に、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線の指導者アリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)氏が出席したことに関して、トルコの当局が、指名手配中の「テロリスト」である同氏の身柄引き渡しをロシア政府に要請したことを明らかにした。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団「2018年1月にシリア国内で2,180人が死亡」(2018年2月1日)

英国で活動する反体制組織のシリア人権監視団は、2018年1月のシリア国内での犠牲者数が2,180人を記録したと発表した。

このうち607人が民間人(うち18歳未満の子供は162人、18歳以上の女性は113人)だという。

同監視団によると、犠牲者2,180人の内訳は以下の通り:

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市民の犠牲者

ロシア軍の爆撃による犠牲者:118人(うち子供48人、女性32人)
シリア軍の爆撃による犠牲者:164人(うち子供49人、女性29人)
シリア軍の砲撃・狙撃による犠牲者:119人(うち子供21人、女性17人)
シリア治安当局の拷問による犠牲者:5人
イスラーム主義武装勢力の砲撃による犠牲者:29人(うち子供4人、女性8人)
トルコ軍の越境爆撃・砲撃による犠牲者:68人(うち子供21人、女性12人)
トルコ国境警備隊の狙撃による犠牲者:3人(うち子供2人)
ダーイシュの処刑による犠牲者:7人(うち女性1人)
ハーリド・ブン・ワリード軍の砲撃による犠牲者:3人(子供2人、女性1人)
米主導の有志連合の爆撃による犠牲者:29人(うち女性11人)
爆弾が仕掛けられた車などの爆発による犠牲者:3人
シャーム解放機構の処刑による犠牲者:7人
西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって殺害された犠牲者:4人
死因不明の犠牲者:33人(うち子供12人、女性1人)
劣悪な衛生状況、ないしは医療不足による犠牲者:3人(子供2人、女性1人)

戦闘員の犠牲者

イスラーム主義勢力および武装勢力、シリア民主軍:658人
シリア軍:246人
人民諸委員会、国防隊、シリア人親政権戦闘員:265人
レバノンのヒズブッラー:14人
シリア人以外のシーア派外国人戦闘員:74人
身元不明:25人
ダーイシュ、シャーム解放機構(ヌスラ戦線)、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスタン・イスラーム党などの非シリア人:291人

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シリア人権監視団はまた、2018年1月にシリア国内で33件の「虐殺」が発生し、市民324人(うち子供95人、女性72人)が犠牲になったと発表した。

「虐殺」の内訳は以下の通り:

ロシア軍、シリア軍の戦闘機による「虐殺」(爆撃):19件、犠牲者数は205人(うち子供69人、女性48人)
シリア軍(地上部隊)による「虐殺」:5件、犠牲者数は32人(うち子供5人、女性4人)
武装勢力による「虐殺」:2件、犠牲者数は18人(うち子供3人、女性3人)
有志連合による「虐殺」:2件、犠牲者数は20人(うち女性8人)
トルコ軍による「虐殺」:5件、犠牲者数は49人(うち子供18人、女性9人)

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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アスタナ会議に参加するシリア革命軍事諸勢力代表団の元報道官は、ソチでのシリア国民対話大会の成果を拒もうとする反体制派に苦言(2018年2月1日)

アスタナ3会議まで反体制武装集団の代表団(シリア革命軍事諸勢力代表団)の報道官を務めていたウサーマ・アブー・ザイド氏は、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会に関して、ツイッターのアカウントを通じて、「失敗していない。最高交渉委員会はその成果を実施するために行動することになろう」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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ジュネーブ会議に参加する反体制派の最高交渉委員会「ソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会が国連の傘下に入るのであれば前向きに対処する」(2018年2月1日)

ジュネーブ会議に参加する反体制派の一つ最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表はトルコのイスタンブールで記者会見を開き、1月30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会で設置が承認された制憲委員会に関して、「我々はソチでの制憲委員会の設置を受け容れない。シリアには新憲法が必要だ」と拒否の姿勢を示した。

しかし、ハリーリー代表は、「国連安保理決議第2254号の規定に従い、国連の傘下に置かれるのであれば、制憲委員会に対して前向きに対処する」と条件付きで、制憲委員会を認める姿勢も示し、同決議に従い、シリア軍の包囲下にある居住地への攻撃停止と人道支援物資の搬入を呼びかけた。

『ハヤート』(2月2日付)などが伝えた。

al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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米匿名高官「アサド政権が化学兵器使用を続ければ、米国は同政権を爆撃するだろう」(2018年2月1日)

ロイター通信(2月1日付)は、米匿名高官の話として、アサド政権が化学兵器の使用を続けた場合、米国には同政権に対して爆撃を行う意思がある、と伝えた。

同匿名高官によると、アサド政権は「昨年4月の(イドリブ県ハーン・シャイフーン市での)攻撃移行後、限定的ではあるが化学兵器の使用を続けている…。シリアでの最近の化学兵器による攻撃はアサド政権軍が新たな兵器を開発しようとしていることを示している…。シリアの化学兵器が米国の海岸に到達しないよう国際社会はアサド政権への圧力を増強すべき」と述べた。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部の複数カ村をダーイシュから奪還(2018年2月1日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、シリア軍が県北東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域(孤立地帯)に対して攻撃を激化させ、ジュッブ・ズライク村、アウウ農場、アブー・ハナーディク村を制圧した。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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ハウラーン自由人連合などからなる反体制武装集団はダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍に対する「征服者たちの戦い」作戦を開始(2018年2月1日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、ハウラーン自由人連合のアブー・マフムード・ハウラーニー報道官が、県南西部のヤルムーク川渓谷一帯を支配下に置くハーリド・ブン・ワリード軍(イスラーム国に忠誠を誓う組織)に対する「征服者たちの戦い」作戦を開始したと発表した。

「征服者たちの戦い」作戦に参加しているのは、ハウラーン自由人連合、革命軍、シャーム自由人イスラーム運動、砲兵連隊、ハック師団、カラーマ旅団、「土地の民」作戦司令室、「抑圧者撃退」作戦司令室。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県南部、イドリブ県南東部、ハマー県北東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団から複数カ村を奪還(2018年2月1日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、ロシア軍戦闘機が県南部のジャズラーヤー村を爆撃し、一家7人が死亡した。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍が県南部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、東ワスィータ村、西ワスィータ村、タウィーム村、タッル・ジーナ村、アナーナ村、タッル・ファハール村、タッル・アカーリブ村、ワースィタ村、ウンム・カラーミール村、ファハール高原、ハサン丘、西アトシャーナ丘を制圧した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、ロシア軍戦闘機がサラーキブ市を爆撃し、5人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア軍がアブー・ズフール航空基地(町)・サラーキブ市間の一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍が県南東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、ムシャイリファ村、トゥワイヒナ村、フサイニーヤ村、タッル・スルターン村、マスアダ村、タッル・ハーリタ村、タウィール山、カルバ丘を制圧した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、ロシア・シリア両軍戦闘機がカフルズィーター市一帯を爆撃した。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍は人民防衛諸集団とともに県北東部のイッビーン村、ジュッブ・ズライク村、南アブー・ハナーディク村、アウウ農場を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「彼らが不正を働いた」作戦司令室)がアルバイン市前線でシリア軍と交戦した。

また、イスラーム軍もフーシュ・ダワーヒラ村でシリア軍と交戦した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤは、シリア軍がドゥーマー市を有毒ガスを装填した砲弾で攻撃したと伝えた。

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ダマスカス県ではSANA(2月1日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がアッシュ・ウルール地区とマッザ86地区を砲撃し、民間人9人が死亡、15人が負傷した。

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フランス外務省報道官は、ロシアとイランに対して、シリア政府に圧力をかけ、イドリブ県に対する空爆の停止と人道支援物資の搬入を行うよう呼びかけた。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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「オリーブの枝」作戦を続行するトルコ軍と反体制武装集団はブルブル町を制圧(2018年2月1日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)によると、「オリーブの枝」作戦に参加する反体制武装集団が、ブルブル町を制圧した。

また同町近郊のザアラ村、アリー・カール村、イルハーム・バースィート基地も合わせて制圧したという。

一方、SANA(2月1日付)によると、トルコ軍がアフリーン市、ハマーム村を爆撃し、民間人2人が死亡した。

また、カンディー村、マザン村、バーシャムラ村、バースーファーン村がトルコ軍の砲撃を受けた。

他方、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団の拠点を攻撃し、トルコ軍兵士6人を殺害した。

al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のダイル・ザウル県東部で自治政体「ダイル・ザウル民主民政局」が発足(2018年2月1日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって制圧された県東部(ユーフラテス川左岸)地域の自治を担う「ダイル・ザウル民主民政局」がカスラート町で発足した。

また、ダイル・ザウル民主民政局発足と合わせて、議会に相当する立法評議会、政府に相当する執行評議会も発足した。

発足式には、ダイル・ザウル県東部の代表者たち350人と招待者60人強が出席した。

式では、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区立法評議会のフクム・フッルー共同議長、同執行評議会のフサイン・アッザーム副議長、シリア民主軍のブーラート・ジャーン南部地区司令官、ダイル・ザウル軍事評議会のムンズィル・アブー・ハウラ司令官らが参列し、演説を行った。

ANHA, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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AFPはトルコ軍が爆撃で破壊したアレッポ県アフリーン市近郊にあるアイン・ダーラ神殿の写真を公開(2018年2月1日)

AFP(2月1日付)は、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ県アフリーン市一帯に対するトルコ軍の「オリーブの枝」作戦で破壊されたアイン・ダーラ神殿の写真を掲載した(http://www.afpbb.com/articles/-/3160723?pid=19767221)。

シリア人権監視団によると、遺跡は1月26日のトルコ軍の越境爆撃によって破壊されたという。

アイン・ダーラ神殿は、鉄器時代のヒッタイト新王国の神殿で、紀元前1300年頃から紀元前700年頃にかけて建設された。

1982年に発見され、玄武岩できた巨大なライオン像で知られる。

西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の文化財保護当局によると、爆撃によって4~5割が破壊された。

被害を免れたのは神殿の後部のみで、ライオン像1体も破壊された。

AFP, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年2月1日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(2月1日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県4件、ラタキア県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
一方、過去24時間にヒムス県の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,344市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 1, 2018をもとに作成。

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トルコのブズダー副首相「マンビジュ市に対する作戦は「オリーブの枝」作戦とは別に行われる(2018年1月31日)

トルコのバクル・ブズダー副首相兼内閣報道官は、テレビのインタビューで「オリーブの枝」作戦に言及、「作戦は(アレッポ県の)アフリーン市一帯に限定されるが、トルコは目的を達成するまで作戦を停止することはない。(アレッポ県の)マンビジュ市やユーフラテス川東岸で行われる作戦は、この作戦とは別個に行われるだろう」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月1日付)が伝えた。

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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フランスのマクロン大統領「トルコはクルドに対する口実をシリア侵略の口実にすべきでない」(2018年1月31日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、『ル・フィガロ』(1月31日付)のインタビューに応じ、そのなかでトルコ軍によるアレッポ県アフリーン市一帯への侵攻に言及、同地を実効支配する西クルディスタン移行期民政局に対する軍事作戦が、シリア「侵略」の口実となってはならないと非難した。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、Le Figaro, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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国連高官は、イドリブ県、アレッポ県アフリーン市一帯への医療施設への攻撃、避難民増加に警鐘を鳴らす(2018年1月31日)

UNHCRのパノス・ムムツィス(Panos Moumtzis)シリア難民担当調整官は、シリア北西部(イドリブ県)で病院などの医療施設が攻撃に曝され続けており、数十万の人々が医療を受けるという基本的な権利を奪われている」と警鐘を鳴らした。

発言は、国境医師団の支援を受けるイドリブ県サラーキブ市内のウダイ病院が爆撃を受け、11人が死傷した事件を受けたもの。

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また、ユーソラ・ミューラー国連副事務総長(人道問題担当)は、イドリブ県南東部とハマー県北東部でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とシリア軍の戦闘で、27万人以上が同地を逃れ、うち16万人あまりが避難民キャンプでの避難生活を余儀なくされていると述べた。

ミューラーは副事務総長は、トルコ軍によるアレッポ県アフリーン市一帯への侵攻により、1万5,000人以上が同地内に非難、1,000人がアレッポ県内の他の地域に非難していると述べた。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談:シリア国民対話大会の成果を確認するとともに、アレッポ県西部のトルコ軍侵入への対応を協議(2018年1月31日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アレッポ県西部に侵入したトルコ軍部隊に対するシリア軍の砲撃や親政権民兵の爆弾攻撃に関して、電話会談を行い、シリア北西部のイドリブ県に監視拠点を設置する取り組みを加速させることで合意した。

トルコ大統領府消息筋がロイター通信(1月31日付)に対して明らかにした 。

一方、ロシア大統領府は、この電話改案で、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会での合意の意義を評価、「国連安保理での決定に基づくシリアの危機の解決をめざす」ことを確認したと発表した。

なお、トルコ大統領府筋も、アナトリア通信(1月31日付)に対して、シリア国民対話大会を「さまざまな困難にもかかわらず、大きな成果」と評価していると述べた。

AFP, January 31, 2018、Anadolu Ajansı, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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最高交渉委員会はソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会への参与を拒否(2018年1月31日)

ジュネーブ会議に参加する反体制派の一つ最高交渉委員会のヤフヤー・アリーディー報道官は『ハヤート』(2月1日付)に対して、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会の成果について、「大会の成果にどのような姿勢をとるかは、この大会がジュネーブ・プロセスをどの程度支援し、国連安保理決議第2254号の実施にどの程度貢献するかにかかっている」としたうえで、「最優先課題は、憲法(起草)の機会が与えられるよう、移行期統治機関(を設置することだ)」と述べ、大会で設置が合意された制憲委員会において現行憲法を再検討することを拒否する姿勢を示した。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団はシリア国民対話大会に参加しなかったことを明らかにし、共同主催国のロシアを非難、トルコを賛美(2018年1月31日)

トルコ軍が20日に開始を発表した「オリーブの枝」作戦に参加する主導的反体制武装集団であるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団は声明を出し、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会に参加しなかったことを明らかにし、ロシアを非難する一方、トルコを賛美した。

シャーム軍団は「良識のある人々であれば、ロシアに同意することや、犯罪者であるアサド政権を支援する愚行への嫌悪感を隠すことはしない」とする一方、トルコについては「アッラーがその心に光を投げかけてきた者であれば、シリア革命を支えてきたトルコの先駆的役割に目を閉ざすことはない」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構幹部2人は、シリア軍の砲撃を受けたトルコ軍部隊に車列を随行させていたと暴露(2018年1月31日)

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏は、アレッポ県西部に侵入したトルコ軍の車列が何者かの爆弾攻撃を受け、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所方面に撤退したことに関して、テレグラムを通じて、車列にアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が随行していたと暴露した。

ムハイスィニー氏は「一連の交渉と合意を経て、トルコ軍車列が進入、シャーム解放機構の車列がこれに随行したが、この車列が爆弾攻撃の標的とされた」と綴った。

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シャーム解放機構の幹部の一人で説教師のアブドゥッラッザーク・マフディー氏も、アレッポ県西部に侵入したトルコ軍の車列が何者かの爆弾攻撃を受け、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所方面に撤退したことに関して、テレグラムを通じて、シャーム解放機構が標的になったと非難した。

マフディー氏は、「こうした車列が攻撃に曝されるのは許されない。こうしたことを行う者は過ちを犯し…、彼らに安全を与え、彼らと共生していたシャーム解放機構に対峙した…。しかも、それ以外の武装勢力はシャリーア学者たちは、トルコ人どもとの協調に同意しているのに、これに抗議しなかった…。こうした攻撃を行う者は、狂信者か、無知か、体制の手先だ」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県南西部で進軍を続け、サラーキブ市に迫る(2018年1月31日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月31日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、ダマスカス国際空港、ハラスター市郊外を砲撃した。

このうち砲弾2発が、ダマスカス国際空港内の敷地に着弾したが、被害はなかった。

SANA, January 31, 2018

ハラスター市郊外には5発の砲弾が着弾した。

また、クナイトラ県マスハラ村一帯で活動するアル=カーイダ系のシャーム解放機構は県南西部サアサア町を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、「彼らが不正を働いた」作戦司令室と交戦を続けるシリア軍がハラスター市を砲撃、同地で拘置されていたシリア軍捕虜4人が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(1月31日付)によると、シリア軍が、アブー・ズフール航空基地制圧後も同地北部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、サーリヒーヤ村、スッカリーヤ村、タウィール・ハリーブ村、ザハビーヤ村、バラーギースィー村、ジャディーダ村、同地近郊にある無人化した防空大隊基地を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、これらの村に加えて、シリア軍はタッル・ハトラ村を制圧し、サラーキブ市から14キロの地点にまで進軍した。

al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018

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ハマー県では、SANA(1月31日付)によると、反体制武装集団がアスィーラ村を砲撃した。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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ハサカ市、カーミシュリー市で778人の兵役忌避者らが出頭(2018年1月31日)

ハサカ県の職業紹介センターは、1月30日現在で兵役忌避者、脱走兵ら778人がハサカ市とカーミシュリー市のセンターに出頭し、免罪手続きを完了した、と発表した。

SANA(1月30日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァは、ソチでのシリア国民対話大会を含め、自らが参加しないあらゆる大会を拒否(2018年1月31日)

北シリア民主自治調整局(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)三地区の総合調整局)は声明を出し、1月30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会に関して、ロジャヴァが政治主体として参加しないいかなる会合、会議の結果もロジャヴァにとって無関係であるとの立場を表明し、「このての会議は、主催国の政治に寄与するだけで、シリア国民の希望を実現できない。ソチ(での大会)はシリアの問題を解決するための大会である以上に、政治的投資のため大会に近いものだ」と非難した。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県北部の避難民キャンプでトルコ軍のアフリーン市一帯に対する侵攻を非難するデモ(2018年1月31日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、トルコ国境に面するアティマ村に設置された避難民キャンプで、トルコ軍によるアレッポ県アフリーン市一帯への侵攻に反対し、同市や西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対する軍事作戦を行いよう求めるデモが行われた。

デモには避難民数十人が参加し、抗議行動を行った。

al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018
al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県北部のユーフラテス川左岸でTEV-DEMがトルコの侵攻に反対するデモを組織(2018年1月31日)

アレッポ県では、ANHA(1月31日付)によると、民主連合運動(TEV-DEM)が、ユーフラテス川に架かるカラ・クーザーク橋近郊(左岸(東岸))でトルコによるアフリーン市一帯への侵攻に反対するデモを組織し、数万人が参加した。

デモには、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍やその政治母体であるシリア民主評議会の幹部らも出席し、演説を行った。

ANHA, January 31, 2018

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県アフリーン市近郊のハーリター村を爆撃し、村を完全に破壊する一方、アフリーン市の住宅街を砲撃(2018年1月31日)

アレッポ県では、ANHA(1月31日付)によると、トルコ軍戦闘機がシーラーワー町近郊のハーリター(ハーリディーヤ)村を爆撃し、同村を完全に破壊した。

ANHA, January 31, 2018

トルコ軍はまた、反体制武装集団とともにアフリーン市タルナダ地区の住宅街を砲撃し、11人が負傷した。

ANHA, January 31, 2018

SANA(1月31日付)によると、アフリーン市に対するこの砲撃で、子供3人と女性2人を含む12人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末に、ブルブル町近郊のバーク・ウーバースィー村を制圧した。

AFP, January 31, 2018、ANHA, January 31, 2018、AP, January 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2018、al-Hayat, February 1, 2018、Reuters, January 31, 2018、SANA, January 31, 2018、UPI, January 31, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年1月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(1月31日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村とヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,342市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2018をもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は大会を中座しつつ「ジュネーブ会議に資する」と評価(2018年1月30日)

SANA(1月30日付)によると、オブザーバーとして出席したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、大会閉幕後に声明を出し、大会がジュネーブ会議に資すると評価し、ロシアによる招待に謝意を示すとともに、シリア人どうしの対話が重要であると改めて強調した。

SANA, January 30, 2018

なお、デミストゥラは、開会式に出席する予定だったが、ラブロフ外務大臣の演説が終わると退場した。

AFP, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、Reuters, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。

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トルコはシリア国民対話大会で6つの委員会の設置をめざすロシア側の提案を拒否しつつも、制憲委員会の構成については満足(2018年1月30日)

ジャズィーラ・チャンネル(1月30日付)は、複数の消息筋の話として、シリアの反体制派とトルコは、6つの委員会の設置を骨子とするロシア側の提案を拒否したと伝えた。

6つの委員会とは、大会の議事を統括する議長評議会、最高委員会、組織委員会の3委員会と、制憲委員会、人道委員会など3分科会。

同消息筋によると、トルコ側は、制憲委員会のみを設置し、国連がジュネーブ会議の枠組みでこれを統括するというを対案として示したという。

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トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、制憲委員会のメンバー構成に関して、トルコ、イラン、ロシアに等しく配分されるとしたうえで、委員長にはスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表が就任するだろうと述べた。

『ハヤート』(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 30, 2018、Aljazeera.net, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、Reuters, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。

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シリア国民対話大会は政権支持者1,300人、反体制派100人が出席するなか、議長評議会、制憲委員会などを選出し閉幕(2018年1月30日)

ロシアのソチで29日に開幕したシリア国民対話大会は、今後の議事運営を統括する議長評議会メンバー、採決監督委員会、組織委員会を選出するとともに、150人から構成される制憲委員会の設置を圧倒的多数で可決し、閉幕した。

Nors for Studies, January 30, 2018

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議長評議会、採決監督委員会、組織委員会、制憲委員会(分科会)は、ロシア側が設置を提案していた6つの委員会のうちの4つ。

人権委員会を含む2つの分科会は(トルコ側の拒否により)設置が見送られた。

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議長評議会メンバーに選出されたのは、ガッサーン・カラーア(ダマスカス商業会議所代表)、サフワーン・クドスィー(アラブ社会主義連合党書記長)、ムハンマド・マーヒル・カバーキービー、ジャマール・カーディリー(労働総連合総裁)、マイス・クライディー(「民主主義のためのシリア人」代表)、アマル・ヤーズジー(シリア民族社会党)、リヤード・ターウーズ、カドリー・ジャミール(モスクワ・プラットフォーム代表)、ハイサム・マンナーア(カムア潮流代表)、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表、ガド潮流代表)、ランダ・カスィース(アスタナ・プラットフォーム代表)。

議長評議会メンバーはまた、サフワーン・クドスィー氏を議長に、ムハンマド・マーヒル・カバーキービー氏とマイス・クライディー氏を副議長に選出した。

一方、制憲委員会は、大会に参加したシリア政府支持者100人とそれ以外(反体制派と無所属)50人から構成され、近く正副議長や書記長を任命し、2012年に施行された現行憲法の内容について検討を行うという。

また、『ハヤート』(1月31日付)によると、大会に出席したムハンナド・ハーッジ・アリー人民議会議員によると、制憲委員会の権能は、現行憲法の改正ではなく、その内容の吟味に限られる」という。

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採決監督委員会に選出されたのは、アーラーン・バックール、マウイド・ナースィル、ハッサーン・ムハンマド・ムニール・スウーディー、サラーフ・アスアド、サージー・トゥウマ、ラーンド・ガドバーン、ムハンマド・イッザト・アラビー・カーティビー、ムハンナド・ガーニム、サアド・ルースターン、バッサーム・バッタール。

採決監督委員会は、今後の大会における採決や投票を監督することを任務とし、近く正副議長を選出する。

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組織委員会に選出されたのは、バッシャール・ムツラク(議長)、ハーリド・ハズアル、ラドワーン・ムスタファー、ムハンマド・ティーナーウィー、ミールナー・ダラーラ、ムハンマド・ザーヒル・ユースフィー、マーズィン・ハマディー、アリー・アースィー、ワースィフ・ザーブ、ムスタファー・サーリフ。

選出された組織委員会はただちに議長評議会に対して今回の大会の状況について報告した。

それによると、出席者の内訳は「シリア社会のさまざまな階層を反映した1,292人、国外の反体制派は101人、外国からの招待者34人、国連からの招待者19人」だという。

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閉幕声明では、「シリア・アラブ共和国の領土、国民の主権、独立、平和、統合を尊重・遵守し、国土のいかなる譲歩も許さず、シリア国民は国連憲章と国際法に基づくあらゆる法的手段を通じて占領下にあるゴラン高原の回復をめざす」、「諸外国との平等に立脚した国民主権の尊重・遵守、内政不干渉、国際社会におけるシリアの地位の回復」がなされねばならないと表明した。

また「シリアの未来を、独自に、そして選挙を通じた民主的な方法で確定し、外国の圧力や干渉を排除して、政治、経済、社会体制を選択する権利を有する」と強調、「シリアは政治的多元主義、市民の平等の原則に基づき、宗教的、人種的、民族的な帰属を度外視した非宗派主義的民主国家である」と確認した。

そのうえで「シリア政府は、国民統合と社会的平和、そして地元自治体を公正に代表するかたちでの包括的でバランスのとれた開発を遵守する」と表明するとともに、「軍武装部隊を維持し、憲法に則って自らの義務を果たすことが重要である」と強調した。

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ラタキア県やトルコのハタイ県(アレキサンドレッタ地方)の住民らによって構成されるアレキサンドレッタ地方解放人民戦線の指導者アリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)氏も参加した。

al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018

AFP, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、Reuters, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。

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シリア国民対話大会でのラヴロフ露外務大臣の演説に反体制派が野次(2018年1月30日)

ロシアのソチで29日に開幕したシリア国民対話大会は2日目を迎えた。

大会の議事は、29日開始が予定されていたが、ロシア外務省広報局長によると、反体制派の代表団が、アンカラからの到着直後に、大会参加に「追加の条件」を提示したことで、30日に延期を余儀なくされ、会期も1日(30日)に短縮された。

AFP, January 30, 2018

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大会では、最年長のダマスカス商業会議所のガッサーン・カラーア所長が開会挨拶(https://youtu.be/ZHnxT1p6ies)を行ったのち、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がヴラジミール・プーチン大統領のメッセージを代読するかたちで、基調演説を行った。

al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018

演説のなかえで、ラブロフ外務大臣は以下のように述べた。

「この大会はシリア国民全員を一つにまとめるためのものだ…。国連の支持と、アスタナ・プロセスにおける協力国であるイランとトルコ、そしてアラブ諸国の支援のもとに、ロシアは開催に向けてイニシアチブをとった…。我々は、この大会がより多くのシリア人を代表し、シリア国民のみが自決権を有することを確認するために行動してきた」

「我々は、シリア国民の歴史における痛ましい1ページを終えるにふさわしいすべての状況が今揃っていると強く言いたい。国連のもと、安保理決議第2254号に準じて、シリアの危機を解決するための包括的なシリア人の対話を立ち上げることが、今火急に必要とされている」。

「ロシアはシリアで安定的且つ持続的な和平を実現するためにでき得るすべてのことをしている」。

そのうえで、イラン、トルコ、国連の参加に謝意を示した。

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ラブロフ外務大臣の演説に、アサド政権支持者らは拍手喝采を送り、「シリア万歳…プーチン万歳」といった声援を送った。

だが、ラブロフ外務大臣が途中、「シリアはロシア空軍の支援によってテロ勢力を壊滅することができた」と述べると、会場にいた反体制派らがロシア語やアラビア語で「シリア国民に対する爆撃を停止しろ」などと野次を飛ばし、ラブロフ外務大臣は演説の中断を余儀なくされた(https://www.facebook.com/rtarabic.ru/videos/1851744401546532/の4分30秒あたり)。

AFP, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、Reuters, January 30, 2018、RT, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、Sputnik News, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。

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