シャーム戦線はアフリーン郡で略奪を行った戦闘員52人を解任(2018年3月30日)

トルコ軍が続行する「オリーブの枝」作戦に参加する反体制武装集団の一つ、シャーム戦線は声明を出し、アレッポ県アフリーン市などで略奪を行ったメンバー52人を解任した、と発表した。

シャーム戦線が解任したのは、アブー・ザイド・マンナグを名乗る活動家が指揮するシュウース・ハック大隊のメンバー52人。

al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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シリア民主軍のための増派を約束したフランス大統領にトルコのエルドアン大統領は「あからさまな敵対行為」と厳しく非難(2018年3月30日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のための支援増大をフランスのエマニュエル・マクロン大統領が確認したことに関して、「トルコとテロ組織を仲介したいなどというあなた方はいったい何者なのか? あなた方の歴史は今も血塗られている…。テロ組織のメンバーからなる使節団を招聘することはトルコへのあからさまな敵対行為だ」と非難した。

アナトリア通信(3月30日付)が伝えた。

またバクル・ブズダー副首相兼内閣報道官は「トルコを攻撃するテロ組織へのあからさまな支援、連帯とみなし得る」と非難した。
TRT(3月30日付)が伝えた。

イブラヒム・カリン大統領府報道官もツイッターのアカウントで、「民主統一党(PYD)、クルディスタン労働者党(PKK)といったテロ組織との対話、仲介、連絡などという真剣さを欠いたイニシアチブを拒否する」と綴った。

AFP, March 30, 2018、Anadolu Ajansı, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、TRT, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGがトルコ軍、反体制武装集団を攻撃(2018年3月30日)

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がブルブル町近郊のマーミー・グール丘でトルコ軍と反体制武装集団を攻撃した。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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ラフマーン軍団支配下の東グータ地方アルバイン市一帯から4,849人が新たに退去、イスラーム軍支配下のドゥーマー市から住民数百人が新たに脱出(2018年3月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月30日付)によると、東グータ地方アルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス県ジャウバル区で活動を続けていた反体制武装集団(ラフマーン軍団)戦闘員1,485人を含む4,849人が大型バス約100台に分乗し、イドリブ県に向けて退去した。

同地での退去は30日で7日連続となる。

SANA, March 30, 2018

また、東グータ地方ドゥーマー市からワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプの人道回廊を通じて、住民数百人が新たにシリア政府支配地域に退去し、シリア軍、シリア赤新月社によって保護された。

SANA, March 30, 2018

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月30日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方から反体制武装集団戦闘員とその家族を乗せて、イドリブ県に向かっている大型バスの車列を、ジューリーン軍事基地に展開するシリア軍部隊が砲撃した。

砲撃は、車列が、ズィヤーラ村、ザイスーン村を通過する際に行われたが、死傷者はなかった。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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イスラーム軍はドゥーマー市からの退去に関する合意締結を否定(2018年3月30日)

イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官は、ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長が記者会見でダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市からのイスラーム軍の田居に関する合意を締結したと述べたことを受けて、報道声明を出し、「イスラーム軍がドゥーマー市から退去するとの合意がなされたとのメディアの報道には根拠がない」と否定した。

ビールクダール報道官はまた、「交渉は特定の条件をめぐって行われている訳ではない…。イスラーム軍とドゥーマー市の住民は、強制退去や人口動態の変化の目論みを拒否している…。(交渉の)主な目的は、戦闘員と住民を家にとどめることだ」と付言した。

ルドスコイ局長は「今日までに、戦闘員を家族とともにドゥーマー市から近く退去させることで、武装集団の司令官らと合意に達した」と述べた。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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SANA「イスラーム軍戦闘員のイドリブ県退去にかかる停戦合意がまもなく交わされる」(2018年3月30日)

SANA(3月30日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市で活動を続けるイスラーム軍の「テロリスト」のイドリブ県への退去を定めた停戦合意がまもなく交わされると伝えた。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局のルドスコイ局長「ドゥーマー市からの戦闘員と家族の退去に関して、イスラーム軍と合意に達した」(2018年3月30日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長はモスクワの国防省で、ダマスカス郊外県東グータ地方での住民の脱出と戦闘員の退去の進捗状況についての報告を行い、ドゥーマー市からの戦闘員と家族の退去に関して、イスラーム軍と合意に達したと発表した。

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住民の脱出と戦闘員の退去に関して、ルドスコイ局長は、ドゥーマー市北のワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに人道回廊が設置された2月27日以降、東グータ地方各所の人道回廊を経由してシリア政府支配地域に脱出した住民とイドリブ県方面に退去した戦闘員と家族の数が14万3,194人で、内訳は、民間人10万5,857人、戦闘員1万3,793人、戦闘員の家族2万3,544人だと発表した。

また、シリア政府支配地域に退去した民間人のうち約4万人が、サクバー市、カフルバトナー町、バイト・サワー村、ミスラーバー市、マディーラー市、ハッザ町に帰宅したと」付言した。

なお、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが東グータ地方の住民に提供した人道支援物資は、食糧品427トン、飲料水5万リットル、寝具7,200枚、食糧パック10万8,000個に及ぶという。

Ministry of Defense of Russia, March 30, 2018

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戦闘員の退去に関しては、東グータ地方のハラスター市で活動していた戦闘員(シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線))1,872人が家族3,107人とともに、イドリブ県の緊張緩和地帯に退去、また4,979人が同地に留まった(シリア政府に投降した)ことを明らかにした。

また、アルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス県ジャウバル区で活動していた戦闘員(ラフマーン軍団など)1万1,478人が家族2万437人とともにイドリブ県に退去したと付言した。

退去に際して、ロシア軍が移送に使用されたバスをチェック、爆弾ベルト56本、手榴弾357個を押収したという。

なお、アルバイン市一帯には、現在3万1,915人が留まっているという。

一方、ドゥーマー市では、民間人2万8,495人がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプの人道回廊を通じて、シリア政府支配地域に退去した。

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このほか、3,870人がアレッポ県に(シリア軍によって解放されたイドリブ県の緊張緩和地帯から)帰還、3万1,171人がダイル・ザウル県東岸に帰還した。

ラッカ県では、9万5,000人がラッカ市に帰還したが、インフラなどが完全に破壊されており、社会福祉も提供されていない状態が続いている。

Ministry of Defense of Russia, March 30, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2018をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年3月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ラタキア県6件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村とヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,484市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2018をもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市での爆発物処理中に有志連合兵士2人が死亡、5人が負傷(2018年3月30日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、3月29日にシリア国内で爆発物処理を行っていた有志連合兵士7人が爆発に巻き込まれ、2人が死亡、5人が負傷したと発表した。

CENTCOMは、兵士7人が死傷した場所を明らかにしなかったが、ドゥラル・シャーミーヤ(3月30日付)は複数の活動家の話として、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ県マンビジュ市内と伝えた。

CENTCOM, March 30, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は3月23日~3月29日までの7日間でシリア領内で7回の爆撃を実施(2018年3月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月23日~3月29日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

3月23日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月24日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月25日は空爆は実施されなかった。

3月26日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月27日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月28日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月29日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, March 30, 2018をもとに作成。

マクロン仏大統領「シリア民主軍を支援するため部隊を増派する」(2018年3月29日)

フランス大統領府は声明を出し、エマニュエル・マクロン大統領が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の使節団との会談で、シリア北東部の安定回復とダーイシュ(イスラーム国)の再台頭阻止に向けて支援を行うと明言したことを明らかにした。

マクロン大統領はまた、フランスと国際社会の支援のもとにシリア民主軍とトルコの対話が可能になることを望んでいる旨、伝えたという。

これに関連して、シリア民主軍使節団に参加している人民防衛部隊幹部の一人ハーリド・イーサー氏は、マクロン大統領との会談後、大統領がシリアへの部隊増派、人道支援物資、さらにはシリア国内の紛争解決に向けた圧力を約束したと述べた。

イーサー氏によると、フランス軍部隊の増派は、ダーイシュの攻撃だけでなく、外国、すなわちトルコの攻撃を阻止するためのメッセージだという。

AFP(3月29日付)、ロイター通信(3月29日付)などが伝えた。

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だが、フランス大統領府はその後(30日)、新たな声明を出し、「フランスは、ダーイシュに対する有志連合の枠組から外れて、シリア北部で新たな軍事作戦を行う意思はない」と発表した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領「米軍はシリアからすぐに出て行くだろう」(2018年3月29日)

ドナルド・トランプ米大統領は、中西部オハイオ州リッチフィールドでの集会で支持者を前に演説し、米国が「シリアからすぐに出て行くだろう」と述べた。

トランプ米大統領は「我々は地獄の門を叩き、ISIS(ダーイシュ(イスラーム国))を追い出そうとしている。我々はすぐにシリアから出て行くだろう。他の人々にこの問題に関心を払ってもらいたい」と述べた。

大統領はまた「我々は、彼らが言うところの「カリフ国家」の100%を手に入れようとしている…。我々はそこから本当にすぐに出て行くだろう。我々は、自分たちの、そして自分たちがいたいと考えている国に戻るだろう。

CNN(3月29日付)などが伝えた。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、CNN, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表がロシア外相・国防相と会談(2018年3月29日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、ロシアのモスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、セルゲイ・ショイグ国防大臣と会談し、1月末にソチで開催されたシリア国民対話大会の成果とジュネーブ会議、アスタナ会議の今後の活動をどのように結びつけるかについて意見を交わした。

『ハヤート』(3月30日付)によると、会談でショイグ国防大臣はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に対して、ダマスカス郊外県東グータ地方から避難・脱出している住民が数日中に自宅に戻れるとの見込みを示す一方、ロシア軍が民間人を移送するバスに対して行おうとしていたテロ攻撃を阻止したと述べた。

このテロ攻撃は、SANAが報じた自爆戦闘員による攻撃未遂を指す。

またラブロフ外務大臣は会談後の会見で、東グータ地方への人道支援を国連との協力のもとで行うとの意思を表明するとともに、ダマスカス郊外県の90%がシリア政府の支配地域に復帰、「東グータ地方でのテロリストの浄化はほぼ完了した」と述べた。

また、ラッカ市の状況を評価するための国際使節団を派遣することでデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と合意したことを明らかにした。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でアル=カーイダの系譜を汲む二つの組織が交戦(2018年3月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダの系譜を汲む二つの武装集団、シャーム解放機構とシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)がハーン・スブル村一帯、イフスィム町一帯、マルイヤーン村一帯で交戦し、双方に死傷者が出た。

戦闘には、シャームの鷹旅団もシリア解放戦線側について参戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県と同じく、シャーム解放機構とシリア解放戦線が県西部のマカルビース村、アンジャーラ村、タカード村一帯で交戦した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ドゥーマー市の処遇をめぐってロシアとイスラーム軍の交渉続き、イスラーム軍は同市残留に固執(2018年3月29日)

『ハヤート』(3月30日付)は、イスラーム軍の支配下にあるダマスカス郊外県東グータ地方の処遇をめぐって、ロシアとドゥーマー市の「文民委員会」が停戦に向けた交渉を続けたと伝えた。

同紙などによると、交渉では、ドゥーマー市および同市一帯での停戦、投降を拒否するイスラーム国戦闘員の退去、イスラーム軍が保有している重火器の取り扱い、負傷者・病人の搬出、捕虜・人質の解放などについて協議がなされているが、イスラーム軍はドゥーマー市への残留とに固執する一方、ロシアは同地一帯での停戦について、交渉を委任されている「文民委員会」には対処できないとの姿勢をとっているという。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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『ル・モンド』:マムルーク国民安全保障会議議長がシリア・イタリア関係正常化をめざしイタリア諜報機関トップと会談(2018年3月29日)

フランス日刊紙『ル・モンド』(3月29日付)は、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長(シリアの諜報機関のトップ)がローマを訪問し、イタリアの国内情報保安庁(AISE)長と会談したと伝えた。

同紙によると、マムルーク国民安全保障会議議長はAISEの招聘を受け、ローマを訪問し、EUの一員としてシリアへの経済制裁を発動中のイタリアとの関係政情化に向けて協議したという、

なお、マムルーク国民安全保障会議議長のイタリア訪問は、シリアの近隣諸国の諜報機関など三つの消息筋の取材を通じて確認されたという。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Le Monde, March 29, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2018年3月29日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がバカーラ村に潜入を試みたが、反体制武装集団がこれを迎撃した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ANHAはトルコがダーイシュ戦闘員を傭兵として利用していることを示す写真を公開(2018年3月29日)

ANHA(3月29日付)は、アレッポ県アフリーン郡に侵攻したトルコ軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を傭兵として利用していると伝え、そのことを示す証拠としてジンディールス市近郊のバーフルール村の住居の壁に書かれた「イスラーム国は存続している」という落書きの画像を公開した。

ANHA, March 29, 2018

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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トルコのテレビ局は「自由シリア軍はテロリスト」と批判するアフリーン市住民の証言を「YPGがいることを望まない」と「意訳」(2018年3月29日)

トルコのハベル・トゥルク(3月29日付)は、アレッポ県アフリーン市内での特派員のインタビューに応え、「自由シリア軍はテロリスト」と批判する住民の発言を、「人民防衛部隊(YPG)がいることを望まない」意図的に「意訳」したレポートを放映した。

Youtube, March 29, 2018

ANHA(3月29日付)がユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=4-MJAyRqd-o&feature=youtu.be)を通じて公開した映像において、地元住民がレポーターの質問に対して、「私たちは、アフリーン市に武装集団がいる光景など目にしたくありません。なぜなら、自由シリア軍は自由のための軍隊などではないからです。自由シリア軍は、盗み、略奪、強盗をする集団です。テロリストです。連中は私たちの家で略奪を行い、女性達を連れ去りました。昨晩も15歳の少女3人が強姦されました」と述べた。

しかし、同行していた通訳は「私たちは、アフリーン市の外から来た彼らがアフリーン市にいることを望まない。彼らは我々の財産や持ち物を略奪した。YPGは我々の尊厳を傷つけた。我々は彼らがここにいることを望まない。彼らはこの土地の本当の持ち主ではない」と「意訳」した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、Haberturk, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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東グータ地方ではラフマーン軍団支配地域からの戦闘員退去とイスラーム軍支配下のドゥーマー市からの住民脱出続く(2018年3月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月29日付)によると、ラフマーン軍団、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)の支配下にあった東グータ地方南東部のアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス郊外県ジャウバル区から、戦闘員2,143人を含む7,003人が大型バス128人に分乗し、同地をあとにし、イドリブ県方面に向かった。

SANA, March 29, 2018

また東グータ地方ドゥーマー市からワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプの人道回廊を経由して、住民数百人が新たにシリア政府支配地域に退去し、シリア軍、シリア赤新月社によって保護された。

SANAによると、2月27日に設置された同人道回廊を経由して避難した住民の数は1万7,000人以上にのぼるという。

ドゥーマー市の人口は推計で13万5,000人。

SANA, March 29, 2018

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は東グータ地方から自爆ベルトを着用して政府支配地域に潜入しようとした女性6人を含む36人のテロリストを逮捕(2018年3月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月29日付)が軍消息筋の話として伝えたところによると、シリア軍部隊が、東グータ地方から人道回廊を通じてシリア支配地域に潜入しようとした自爆テロ未遂犯36人を逮捕した。

36人のうち6人は女性で、自爆ベルトなどを着用し、住民を仮設居住センターに移送するバスや仮設居住センターで自爆テロを行うため、安全回廊を通過しようとしていたという。

逮捕された女性6人のうち、4人は自爆ベルトを着用、2人は荷物に爆発物を仕込ませていたという。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年3月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にダイル・ザウル県の28カ村とアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,482市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 29, 2018をもとに作成。

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トルコはアフリーン郡への人道支援のため国境通行所を開放(2018年3月28日)

トルコの大統領府は、「オリーブの枝」作戦で占領したアレッポ県アフリーン郡とハタイ県(トルコ)を隔てるハマーム村の国境通行所を開放し、の税関手続きの規制を緩和し、同地への人道支援物資の搬送を促進すると発表した。

アナトリア通信(3月28日付)などが伝えた。

AFP, March 28, 2018、Anadolu Ajansı, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県タッル・リフアト市のトルコへの割譲を合意したロシアとトルコに、イラン、シリア政府、ロジャヴァが反発(2018年3月28日)

シリア人権監視団は、ロシアとトルコが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市およびその周辺の村々(マンナグ航空基地など)をトルコとその支援を受ける反体制武装集団に割譲することで合意したとの情報を受け、シリア政府、イラン、そしてロジャヴァが拒否の姿勢を示していると発表し、ヌッブル市、ザフラー町一帯を拠点とする親イランの民兵組織と、「オリーブの枝」作戦を続行するトルコ軍および反体制武装集団の衝突の危険が高まっていると警鐘を鳴らした。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・サウル県ブーカマール市のシリア軍拠点を襲撃(2018年3月28日)

ダイル・ザウル県では、(3月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市一帯のシリア軍拠点を襲撃し、シリア軍兵士多数が死傷した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放軍がダマスカス郊外県東グータ地方での抗戦再開(2018年3月28日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月28日付)によると、シャーム解放軍が「スアード・カヤーリー」の戦いと銘打って、東グータ地方でシリア軍に対する抗戦を再開した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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アフリーン郡ではYPGによる抵抗が続く(2018年3月28日)

アレッポ県では、ANHA(3月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がジンディールス市とアフリーン市を結ぶ街道で、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、トルコ軍兵士2人を殺害、6人を負傷させた。

YPGはまた、ラージュー町近郊のディーキー村でも反体制武装集団を攻撃し、戦闘員7人を殺害した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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東グータ地方ドゥーマー市で籠城を続けるイスラーム軍は東カラムーン地方とダルアー県への退去をロシアに求める(2018年3月28日)

RT(3月28日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市の処遇をめぐって交渉中のロシアとイスラーム軍は停戦をめぐって「原則合意」に達したと伝えた。

交渉において、イスラーム軍は、戦闘員をイドリブ県やアレッポ県北部ではなく、ダマスカス郊外県の東グータ地方、あるいはダルアー県に退去させることを求めてきたという。

一方、『ハヤート』(3月29日付)は、ドゥーマー市内の消息筋の話として、ドゥーマー市には約1万人のイスラーム軍戦闘員が籠城を続ける一方、ロシア軍が同地一帯での軍事的圧力を強め、イスラーム軍に決断を迫っている、と伝えた。

なお、AFP(3月28日付)によると、ドゥーマー市には15万人の住民が留まっているという。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、RT, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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ラフマーン軍団支配下の東グータ地方アルバイン市一帯から戦闘員ら5,290人が退去(2018年3月28日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月28日付)によると、ラフマーン軍団の支配下にあったアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカスジャウバル区から、戦闘員1,374人を含む5,290人が大型バス89台に分乗し、イドリブ県に向けて退去した。

SANA, March 28, 2018

なお、SANA(3月28日付)によると、東グータ地方各所に開設された人道回廊を経由して、シリア政府支配地域に脱出した住民の数は12万8,000人以上に達しているという。

SANA, March 28, 2018

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣はオマーンに新設されたシリア大使館開館式に出席(2018年3月28日)

オマーンを公式訪問中のワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣は、マスカットで、ヤフヤー・ビン・マフムズ・ムナッズィリー国家評議会議長と会談し、二国間関係などについて意見を交わした。

ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣はまた、同行したファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、オマーンのユースフ・ビン・アラウィー外務大臣らとともに、マスカットに新設されたシリア大使館開館式に出席した。

SANA(3月28日付)が伝えた。

SANA, March 28, 2018

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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