ザバダーニー市、フーア市・カファルヤー町の停戦合意に従い、負傷戦闘員、住民約450人の移送完了(2016年1月3日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表事務所は、イラン仲介のシリア政府とシャーム自由人イスラーム運動など反体制武装集団との停戦合意に従い、12月28日にレバノン経由でトルコに移送されていた反体制武装集団の負傷した戦闘員ら126人のイドリブ県への移送と、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町からトルコ、レバノン経由で移送されていた住民338人のダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町への移送が、完了したと発表した。

『ハヤート』(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・イスラーム評議会、「シャーム・イルムの民シューラー評議会」は、YPG主体のシリア民主軍を「外国勢力の支援のもとシリア分割の計画を実行しようとしている」、「アッラーに対する裏切り」と非難(2016年1月3日)

トルコで活動するシリア・イスラーム評議会は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘の末にアレッポ県アフリーン市郊外のタナブ村、カシュタアール村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村を制圧したことを非難、「外国勢力の支援のもとシリア分割の計画を実行しようとしている」と断じた。

 

**

「シャーム・イルムの民シューラー評議会」は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が「シリアのジハード主義革命武装勢力に宣戦を布告した」と非難し、「アッラーとその使徒、その信者に対する裏切り者で…、宗教とウンマの敵の手先」と指弾、「彼らと戦い、ウンマに彼らの計略を警告し、彼らへの参加や関与を阻止し、彼らに改悛させ、自らとそのウンマに不正をはたらくこの勢力の解体をもたらさねばならない」と主張した。

「シャーム・イルムの民シューラー評議会」は、アブー・アッバース・シャーミー氏、アブー・バスィール・サルトゥースィー氏といった宗教関係者28人らの連名で、これまでにもダーイシュ(イスラーム国)を「欺瞞に満ちたハワーリジュ派」と断じる声明を発表している。

AFP, January 4, 2016、AP, January 4, 2016、ARA News, January 4, 2016、Champress, January 4, 2016、al-Hayat, January 5, 2016、Iraqi News, January 4, 2016、Kull-na Shuraka’, January 4, 2016、al-Mada Press, January 4, 2016、Naharnet, January 4, 2016、NNA, January 4, 2016、Reuters, January 4, 2016、SANA, January 4, 2016、UPI, January 4, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合はシリア領内で1回の爆撃を実施(2016年1月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は1回で、アイン・イーサー市近郊のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, January 4, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団はアレッポでの戦闘に専念するとの理由でアル=カーイダ系のファトフ軍から脱会(2016年1月2日)

シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団は声明を出し、イドリブ県のほぼ全域を支配下に置くアル=カーイダ系組織の連合組織「ファトフ軍」からの脱会を宣言した。

ファトフ軍は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などが主導する連合組織で、脱会は2015年10月のジュンド・アクサー機構脱会に次ぐ動き。

シャーム軍団は声明で「政権、そのシャッビーハ、シーア派、ロシアといった内外の敵がアレッポ陥落への努力を集中させているなか、我々はアレッポ地域の革命家支援を最優先とする」と主張し、ファトフ軍としての活動を終了すると表明した。

なおシャーム軍団は、12月にサウジアラビアのリヤドで開催された反体制派合同会合に参加し、反体制派統一代表団の人選を担当する最高交渉委員会にもメンバー1人を送り込んでいる。

Kull-na Shuraka', January 2, 2016
Kull-na Shuraka’, January 2, 2016

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県で活動していたダーイシュ(イスラーム国)の幹部23人が過去6ヶ月間でトルコ、ドイツに相次いで逃亡(2016年1月2日)

クッルナー・シュラカー(1月2日付)は、ダイル・ザウル県で活動していたダーイシュ(イスラーム国)の幹部23人が2015年6月から12月の半年間のうちに離反し、その多くがトルコとドイツに逃亡(避難)したと伝えた。

離反した幹部23人は以下の通り:
1. アブー・アミーン・ダイリー(ダイル・ザウル市出身):ドイツに逃亡したと見られる
2. ワイス・アブー・ハムザ(ダイル・ザウル市出身):ドイツに逃亡
3. アブー・バーズ(ダイル・ザウル市出身):ドイツに逃亡
4. ムハンマド・アシュカル(ダイル・ザウル市出身):トルコに逃亡後、ドイツに避難
5. ムハンマド・ハラフ(マヤーディーン市出身):トルコのシャンウルファに逃亡
6. アブドゥルカーディル・アブー・アドナーン(ダイル・ザウル市出身)
7. アブー・アブドゥッラー・ムンタスィル・ビッラー(マヤーディーン市出身):トルコに逃亡
8. アブー・アブドゥッラー・ミスリー(エジプト人)
9. アブー・バッラー・トゥーニースィー(チュニジア人)
10. イマード・ウンマール(ダイル・ザウル市出身)
11. アフアド・サッラーウィー(ダイル・ザウル市出身)
12. アッブード・アブー・アブドゥッラー・アンサーリー(ダイル・ザウル市出身):トルコに逃亡
13. アブー・アリー・ダイリー(ダイル・ザウル市出身)
14. アブー・ウマル・アンサーリー(ダイル・ザウル市出身)
15. サーリフ・アブー・ムハンマド・ダイリー(ダイル・ザウル市出身)
16. アブー・アムジャド・マカッル(ダイル・ザウル市出身)
17. アブドゥッラー・アンサーリー(ダイル・ザウル市出身):イドリブ県に逃亡
18. アブドゥルカディール・アブー・ハビーブ(ダイル・ザウル市出身):トルコに逃亡
19. アブドゥルイラーフ・タンスィーム・カッスーラ(ダイル・ザウル市出身):ドイツに逃亡
20. アブー・バッラー・ダイリー(ダイル・ザウル市出身):トルコに逃亡
21. アブー・ミクダード・アンサーリー(ハトラ村出身)
22. アブー・ムハンマド・アンサーリー(ダイル・ザウル市出身)
23. アブー・ウマル・ダイリー(ダイル・ザウル市出身):トルコに逃亡

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年1月2日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アイン・イーサー市郊外のムスタヒーヤ村を制圧した。

また、ARA News(1月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)はアイン・イーサー市一帯での戦闘で捕捉したラッカ革命家旅団の戦闘員複数名を処刑した。

**

アレッポ県では、ARA News(1月2日付)によると、トルコ国境に近いヒルバ村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム戦線(スルターン・ムラード旅団など)と交戦し、同村を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市を砲撃した。

他方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がタッル・ハッターバート村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、シリア民主軍によるアアザーズ市郊外などへの攻撃を受け、同地の「民間人」が北部軍の名で新たな武装集団を結成した。

**

クッルナー・シュラカー(1月2日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)におけるもっとも「著名な従軍記者」のアブー・ビラール・ヒムスィー氏がタドムル市に対する空爆で12月31日に死亡していた、と伝えた。

ヒムスィー氏は、2014年2月までヒムス市内に潜伏し、シリア軍の包囲下の同市で取材・宣伝活動を行っていたが、同年半ばにダーイシュがカリフ制の樹立を宣言すると、これに忠誠を誓い、ダーイシュ・メンバーとして活動していた。

Kull-na Shuraka', January 2, 2016
Kull-na Shuraka’, January 2, 2016

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、January 3, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍、ロシア軍がダルアー県シャイフ・マスキーン市一帯、アレッポ県でヌスラ戦線などからなる反体制武装集団への攻勢を続ける(2016年1月2日)

SANA, January 2, 2016
SANA, January 2, 2016

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がシャイフ・マスキーン市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、シリア軍が同地を砲撃、またロシア軍と思われる戦闘機が8回にわたり空爆を行った。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がダルアー市国立病院東部、ビラール・ハバシー・モスク一帯、アッバースィーヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、イスラーム軍が声明を出し、ダルアー市マンシヤ地区でほかの武装集団とともにシリア軍との戦闘の末、建物1棟を制圧、またシリア軍が拠点として使用していた建物1棟を破壊したと発表した。

**

イドリブ県では、『ハヤート』(1月3日付)によると、ジャルジャナーズ町でシャーム自由人イスラーム運動のアブドゥルカーディル・ダブアーン氏(アブー・タミーム)が乗る車に仕掛けられた爆弾が爆発し、ダブアーン氏が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がマアッルティーク村、サルマーン村、ジューズィーフ村などでシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がマアーッラト・アルティーク村各所を2回にわたり空爆し、「ホワイト・ヘルメット」の隊員1人と女性1人の2人が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がハナースィル市一帯、マンスーラ村、アレッポ市ライラムーン地区、ザフラー協会地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、サーフール地区で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シャーム自由人イスラーム運動のムハンディス・ミスリー新司令官(ザフラーン・アッルーシュ氏の後任)は、司令部の人事を改編し、アブー・ユースフ・ムハージル氏をアレッポ市および郊外部門の司令官から解任し、ムハンマド・シャーミー氏(アブー・アブドゥッラフマーン)を後任の司令官に任命した。

『ハヤート』(1月3日付)が伝えた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市一帯でシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地に「樽爆弾」6発を投下した。

シリア軍はまた、ダーライヤー市一帯に「樽爆弾」25発以上を投下した。

このほか、ザバダーニー市郊外のマダーヤー町(シリア軍とヒズブッラーが包囲)郊外で地雷が爆発し男性1人が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がドゥーマー市郊外農場地帯でイスラーム軍傘下の特殊任務旅団と交戦し、司令官らを殺害した。

シリア軍はまた、ハラスター市郊外農場地帯などでもイスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がブルジュ・カスブ村に侵攻しようとした反体制武装集団を撃退した。

**

ハマー県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍が、サラミーヤ市西部郊外のルマイラ村、ウンム・ルカイバ村を、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦の末に制圧した。

シリア軍はまた、ラターミナ町、ムーリク市、ラトミーン村でイッザ連合、ジュンド・アクサー機構と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フランス国防省は1日にフランス軍がラッカ県内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を爆撃したと発表(2016年1月2日)

フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン国防大臣は、フランス軍戦闘機複数機が1日、ヨルダン国内の基地を離陸し、ラッカ県内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆したと発表した。

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合はシリア領内で6回の爆撃を実施(2016年1月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月2日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回で、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マンビジュ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ワフシーヤ村近郊(1回)のダーイシュの拠点などに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, January 3, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合はシリア領内で6回の爆撃を実施(2016年1月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月1日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(3回)、アイン・イーサー市近郊(2回)のダーイシュの拠点などに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, January 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線などからなる反体制武装集団は、ロシア軍と思われる戦闘機の爆撃への報復としてアレッポ市各所を無差別砲撃(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、アレッポ市のナイル通り、ラウダト・ティシュリーン、シーハーン交差点、マルハブ兵舎一帯、ザフラー協会地区、ハムダーニーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、アシュラフィーヤ地区、ティシュリーン通り、スライマーニーヤ地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、国立公園一帯を迫撃砲で無差別砲撃した。

これに先立ち、ロシア軍と思われる戦闘機はアレッポ市カルム・タッラーブ地区を夜間空爆、またザフラー協会地区、ラーシディーン地区一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団などが、ヌスラ戦線、山地の鷹旅団、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団などと交戦した。

またハーン・トゥーマーン村一帯でもシリア軍とヌスラ戦線などとの戦闘が続いた。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がダーラト・イッザ市、ズィルバ村、ハーン・アサル村、アレッポ市サカン・シャバービー地区、マイサル地区、ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルヌブーダ町を砲撃、またガーブ平原のシャトハ町一帯のシリア軍拠点、ムハルダ市、スカイラビーヤ市、サルハブ市、ジャイイド村をジハード主義武装集団が砲撃した。

また県南西部、南東部各所(ラムラ村、ジャンナーン村一帯など)で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、ロシア軍と思われる戦闘機がトゥルール・ハムル村一帯を空爆した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のハンマーム広場近く、郊外の農場地帯に迫撃砲弾複数発が着弾した。

これに対して、シリア軍はトルクメン山一帯を砲撃、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員とともに同地でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥマイル市のフダー幼稚園近くに迫撃砲弾1発が着弾し火災が発生した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)によると、同地一帯では、イスラーム軍、シャーム解放軍がダーイシュ(イスラーム国)を名乗る組織と交戦し、女性1人と子供1人の合わせて2人が死亡した。

これに先立ち、イスラーム軍はドゥマイル市の検問所で、市内のイスラーム軍本部に爆弾を仕掛けようとしていた男性1人を逮捕したと発表していたという。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に迫撃砲弾14発以上が着弾した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が東ガーリヤ市郊外の平原に着弾、またヤードゥーダ村一帯、ダーイル町でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がアトマーン村一帯、ダルアー市各所で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

シリア軍はアレッポ県東部、ダイル・ザウル市などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部のナッジャーラ村一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、支配地域を拡大した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がタッル・ムサイビーン村、バーブ市、アアザーズ市(米トルコが「安全地帯」に指定する地域)でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラサーファ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地を空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がサワーナ町、スード丘(カルヤタイン市近郊)、シャーイル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がダール・カビーラ村、ザアフラーナ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の治安当局がラッカ市内のインターネット・カフェで抜き打ち捜査を行い、西暦の新年の挨拶のメッセージを送ったとして若者5人を検挙した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍が「安全保障地帯」内の2カ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米トルコが「安全地帯」にしていた地域に位置するターター・マラーシュ村、タナブ村(アアザーズ市近郊)でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

**

マーリア作戦司令室司令官のヤースィル・アブドゥッラヒーム中佐は声明を出し、司令室に所属する自由シリア軍の一部の部隊が命令に従わないとして、辞任すると発表した。

**

一方、シリア民主軍に参加する革命家軍は声明を出し、自衛目的、あるいは攻撃を受けた場合を除いて、あらゆる武装集団との交戦を停止すると発表した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPGは、シリア民主軍とユーフラテス火山作戦司令室に参加するラッカ革命家戦線戦闘員4,000人に対して食糧などの配給を停止し、その解体を狙う(2016年1月1日)

「ラッカは沈黙によって惨殺される」(1月1日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、シリア民主軍およびユーフラテス火山作戦司令室参加組織で「自由シリア軍」を名乗るラッカ革命家戦線や部族軍に対して食糧物資の配給などを規制するなどの「包囲」を続けている、と伝えた。

この「包囲」は、部族軍などに対する解体要請が拒否されたことを受け、12月半ばから人民保護部隊が続けているという。

「包囲」の対象となっているのは約4,000人でいずれもラッカ革命家戦線に所属している戦闘員だという。

なお、12月25日、ラッカ県タッル・アブヤド市のアラブ系部族からなる民兵組織約70人が声明を出し、これまで所属していたラッカ革命家戦線(自由シリア軍)を「離反」し、西クルディスタン移行期民政局が主導するシリア民主軍に所属すると発表している。

また26日にも、ラッカ革命家旅団の戦闘員100人が、同旅団からの「離反」とシリア民主軍への参加を表明している。

ラッカ革命家戦線はシリア民主軍に参加しており、これによってこの民兵70人はシリア民主軍の直属となった。

al-Raqqa Tudhbah bi-Samt, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合はシリア領内で爆撃を実施せず(2015年12月31日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月31日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

シリア領内では空爆は行われなかった。

CENTCOM, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県、ダイル・ザウル県でシリア軍によるダーイシュ(イスラーム国)への攻勢続く(2015年12月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるタドムル市各所(病院、製塩工場など)を空爆し、女性1人を含む15人が死亡した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジャフラ村各所、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクルを空爆した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がトゥルール・ハムル村、クタイシャ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアファシュ村、ダイル・カーク村、アイシャ村、ハーディル村、バーブ市、タッル・シャワーヤー村、タッル・ハッターバート村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がダマスカス郊外県マルジュ・スルターン村一帯でヌスラ戦線の反撃を受ける一方、クナイトラ県西サムダーニーヤ村を制圧(2015年12月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マルジュ・スルターン村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月31日付)によると、この戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるマルジュ・スルターン合同作戦司令室は、同地一帯の広範囲を奪還した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がザマルカー町、アイン・タルマー村、ドゥーマー市郊外でラフマーン軍団、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などの拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまたマルジュ・スルターン村一帯で進軍を続け、支配地域を拡大した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団、SANA(12月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県中部の西サムダーニーヤ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市でシャーム自由人イスラーム運動の司令官のオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、司令官が負傷した。

シャイフ・マスキーン市では、シリア軍が奪還した各所でジハード主義武装集団と交戦が続いた。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がダルアー市ジャバービジャ地区、バドウ地区、旧税関地区でイスラームの盾(南部タウヒード旅団)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊が県北部のガーブ平原一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県南東部のバリーフ村、ルーズ・サリーヒーン村、マクツート村、ジャンナーン村、サーリミーヤ村、ラアブーン村、マフラズ村、ムラーディーヤ村、グライミシュ村、ズール・スース村、ズィヤーディヤ村、シャイフ・アブドゥラッブフ村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

シリア軍はまた、ムーリク市、カフルズィーター市、ラターミナ町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、トルクメン山、クルド山一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆した。

またシリア軍はサルマー町、キンサッバー町一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市北部のアアザーズ市一帯、アレッポ市西部のダーラト・イッザ市を空爆した。

またハーン・トゥーマーン村一帯では、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、アレッポ市では、アレッポ市ナイル通り、ムーカンブー地区(シリア政府支配地域)に対してジハード主義武装集団が迫撃砲で攻撃を加え、複数人が負傷した。

またアレッポ市ラーシディーン地区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、山地の鷹旅団、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアレッポ市カルム・タッラーブ地区、シャフ・ルトフィー地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアービディーン村一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員5人を殲滅した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:2015年の死者数は5万5,219人、うち「戦闘部隊およびイスラーム主義部隊の戦闘員を含む民間人」は20,977人(2015年12月31日)

シリア人権監視団は、2015年1月1日から12月31日までの1年間での紛争での死者数が5万5,219人を記録したと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

1. 民間人20,977人
うち18歳未満の子供2,574人、18歳以上の女性1,944人、18歳以上の男性8,931人、戦闘部隊およびイスラーム主義部隊の戦闘員7,728人

2. 離反兵70人

3. シリア軍兵士8,819人

4. 国防隊、バアス大隊、人民諸委員会、シリア民族社会党、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線、シャッビーハ、内通者7,275人

5. ヒズブッラー戦闘員378人

6. アラブ、アジア、イラン国籍の親政権シーア派戦闘員、クドス旅団(パレスチナ人)、アラブ国籍の親政権武装集団1,214人

7. イスラーム主義部隊、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム機構、トルキスターン・イスラーム党のアラブ、欧州、アジア、アメリカ、オーストラリア国籍の戦闘員16,212人

8. 身元不明者274人

なお発表された死者数には行方不明者約3,000人は含まれていない。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍ヘリコプターが、米国の支援を受けるYPGに武器弾薬、イラン人士官、シリア軍士官を移送、アレッポ県北部の「安全保障地帯」掌握に向けた作戦を準備か(2015年12月31日)

ムラースィル・スーリー(12月31日付)は、アレッポ県アフリーン市の消息筋の話として、ロシア軍のヘリコプター複数機が、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市である同市に着陸したと伝えた。

同消息筋によると、このヘリコプターは、人民防衛隊への武器弾薬を運ぶとともに、イラン人士官やシリア軍士官を搬送しており、ロシア軍、イラン、そしてシリア政府の支援のもと、人民防衛隊、そして米国が支援する同部隊主導のシリア民主軍が、アフリーン市とアレッポ県東部のアイン・アラブ市の間の地域(米トルコが「安全地帯」に指定している地域)、そして同地域の中心都市の一つアアザーズ市の制圧に向けた動きを強めている、という。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北部のタナブ村、カシュタアール村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、フライターン市近郊のアジア地区にあるシャーム戦線の武器弾薬庫近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、戦闘員と思われる3人が死亡、13人が負傷した。

また、ARA News(12月31日付)によると、米トルコが設置合意した県北部の「安全地帯」内のアナダーン市で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車2台を連続して爆破し、民間人複数人が死傷した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Murasil Suri, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2015年12月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月30日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、アイン・イーサー市近郊(2回)、マーリア市近郊(4回)、マンビジュ市近郊(1回)のダーイシュの拠点などに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 31 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍が28、29日の2日で121回出撃、424カ所を爆撃(2015年12月30日)

ロシア国防省は、ロシア軍戦闘機が12月28、29日の2日間で121回の出撃を行い、アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県、ハマー県、ヒムス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)など「テロ組織」の標的424カ所を空爆した、と発表した。

空爆が行われたのは、ヒムス県マヒーン町一帯、アレッポ県シャワーリガ村一帯、ハマー県ラハーヤー村一帯などで、マヒーン町一帯ではシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が、シャワーリガ村一帯では米国が支援する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、ラハーヤー村一帯ではシリア軍とヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦していた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部の「安全保障地帯」でダーイシュ(イスラーム国)がシャーム戦線との戦闘の末に複数の村を奪還(2015年12月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」内のイフラス村(タッル・リフアト市およびマーリア市の南部)で、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャーム戦線と交戦、ダフラ村、ハルジャラ村を再制圧した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆した。

一方、SANA(12月30日付)によると、シリア軍が東ルワーブ・タヒーン村、西ルワーブ・タヒーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

シリア軍はまた、フワーリーン村・カルヤタイン市街道各所、ウンク・ハワー村、アブー・ジャリース村などを空爆した。

**

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・イーサー市東部の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点複数カ所を奇襲した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がシャッダーディー市およびハサカ市南部郊外の第47地区にビラを散布し、住民に対してダーイシュの蛮行や横暴ぶりを喧伝した。

アレッポ県では、ARA News(12月30日付)によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」内の主要都市の一つアアザーズ市で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を爆破し、住民、シャーム戦線戦闘員ら複数が死傷した。

**

ハマー県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がジュナー・アルバーウィー村、ジュッブ・ライヤーン村、サアン町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がジャフラ村、マリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がシャアフ村東部を移動中のダーイシュ(イスラーム国)のタンクローリーなど車輌多数を攻撃、破壊した。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するカーミシュリー市(ハサカ県)で連続自爆テロ:ダーイシュ(イスラーム国)が犯行を認める(2015年12月30日)

ハサカ県では、SANA(12月30日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するカーミシュリー市のシヤーヒー地区で自爆テロが2回にわたって連続して発生し、住民16人が死亡、35人が負傷した。

自爆テロは、シハーヒー地区内の2件のレストラン(マトアム・ミヤーミー、マトアム・ジブラーイール)で発生した。

なお、ARA News(12月30日付)によると、爆発は2度ではなく3度連続して起こったという。

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信は31日、ダーイシュが関与したと犯行を認めた。

SANA, December 30, 2015
SANA, December 30, 2015

 

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がダルアー県シャイフ・マスキーン市の中心部に迫る一方、抗戦に参加しない自由シリア軍南部戦線が住民の批判の的に(2015年12月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市一帯および第82旅団基地一帯で、シリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦を続けるとともに、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆、ヌスラ戦線の司令官1人を含むジハード主義武装集団戦闘員10人以上が死亡した。

一方、SANA(12月30日付)によると、シャイフ・マスキーン市の北部および東部から市内に突入したシリア軍が進軍を続け、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、市内中心部のダウワール地区、軍人住宅地区に到達した。

シリア軍はまた、フラーク市、シャイフ・フサイン丘で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対して、クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、ヌスラ戦線がシリア軍によって制圧された第82師団基地に対して自爆攻撃などを行って反撃、同地を奪還したと伝えた。

なお、クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、シャイフ・マスキーン市へのシリア軍の進軍を受け、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線が抗戦する一方で、自由シリア軍南部戦線は司令官のほとんどが県外におり、戦闘には参加しておらず、そのことが地元住民から批判を受けている、と伝えた。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、カスブ村およびブルジュ・カスブ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦し、カスブ村の複数カ所を制圧した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市を「樽爆弾」などで空爆、またマルジュ・スルターン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月30日付)によると、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾8数がハラスター市郊外に着弾し、2人が死亡、2人が負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(12月30日付)によると、マッザ86地区、アッバースィーヤ地区、バーブ・トゥーマ地区、カッサーア地区、スィブキー公園近く、ジャーヒズ公園近くにイスラーム軍が撃った迫撃砲弾11発が着弾し、10人が負傷した。

**

イドリブ県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がナキール村、フバイト村、ハーミディーヤ村、ハーン・スブル村でシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村、タスニーム村東部で、シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍爆撃開始後の爆撃による死者数は2,371人、うち1,579人はダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線、トルコマン・イスラーム党などの戦闘員(2015年12月30日)

シリア人権監視団は、ロシア軍がシリア空爆を開始した9月30日から12月30日までの4ヶ月間で、空爆に死者数が2,371人を記録したと発表した。

死亡が確認された2,371人のうち、民間人は792人(うち子供180人、女性116人)、戦闘員は1,579人に上った。

また戦闘員のうちの655人がダーイシュ(イスラーム国)、924人はアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などのジハード主義武装集団を含む武装集団のメンバーだという。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのガティロフ外務次官「テロ組織に関して米国とロシアの視点は極めて近い」(2015年12月30日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヴラジミール・プーチン大統領がジョン・ケリー米国務長官との最近の会談で、アサド大統領の選挙への出馬を求めたとするブルームバーグ・ニュースの報道を否定した。

一方、ゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ウィーン会議での合意と国連安保理決議第2254号に従い、国際シリア支援グループ(ISSG)が作成しているテロ組織のリストに関して、「ダーイシュ(イスラーム国)、アル=カーイダ、ヌスラ戦線というテロ組織に関する我々の見解は一致している」と述べ、米国とロシアの視点に関して「極めて近い」ことを強調した。

ガティロフ外務次官はまた、「ヒズブッラーとハマースについては、我々は米国と協議することすら拒否している」と付言した。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はシリア領内で5回の爆撃を実施(2015年12月29日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月29日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回で、ハサカ市近郊(1回)、アレッポ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がハサカ市で結成した特殊部隊約200人をダーイシュ(イスラーム国)との激戦が続くダイル・ザウル市に派遣(2015年12月29日)

クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、複数の地元消息筋の話として、シリア軍がハサカ市で結成した特殊部隊約200人を、ダーイシュ(イスラーム国)との激戦が続くダイル・ザウル市に派遣したと伝えた。

特殊部隊隊員の派遣は東部方面司令官のムハンマド・ハドゥール少将の命令によるもの。

この特殊部隊は10月にハドール少将が住民に対して参加・結成を呼びかけていたもので、ハサカ市をシリア政府とともの分割統治する西クルディスタン移行期民政局は特殊部隊の結成に異議を唱えていた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表がカーミシュリー市を訪問「西クルディスタン移行期民政局の支配下にある地域は首都ダマスカスよりも安全だ」(2015年12月29日)

国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はハサカ県のカーミシュリー市を訪問した。

アブドゥルアズィーム代表は調整委員会幹部らとともに使節団を組んでカーミシュリー市を訪問、市内で、西クルディスタン移行期民政局幹部(ジャズィーラ地区のアブドゥルカリーム・ウマル・ジャズィーラ共同代表ら)、シリア・クルド国民評議会幹部、アラブ系部族の代表らと会談、また人民防衛隊と女性防衛部隊の戦死者が埋葬されているダリール・サールーハーン墓地を訪問し、献花した。

アブドゥルアズィーム代表は「西クルディスタン移行期民政局の支配下にある地域は首都ダマスカスよりも安全だ」と述べるとともに、「我々の訪問の目的は、民政局、シリア・クルド国民評議会、アラブ系部族…の兄弟たちと会談することにあり、シリアの危機の政治的解決をめざしている」と述べた。

また1月25日に開始予定のシリア政府との交渉に関しては「(反体制派の)代表団はバランスのとれたものとなり…、シリアの危機は解決するだろう」と述べた。

ARA News, December 30, 2015
ARA News, December 30, 2015
ARA News, December 29, 2015
ARA News, December 29, 2015

 

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍と思われる戦闘機がアレッポ県東部のダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市を爆撃(2015年12月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアレッポ市東部にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市を空爆した。

一方、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がタッル・ハッターバート村、ナッジャーラ村、アイシャ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がジャフラ村、マリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍が大マヒーン山、小マヒーン山などマヒーン町一帯およびハドス村、フワーリーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

シリア軍はまた、シャーイル・ガス採掘所一帯、タドムル市郊外採石場一帯でダーイシュの拠点などを空爆した。

AFP, December 29, 2015、AP, December 29, 2015、ARA News, December 29, 2015、Champress, December 29, 2015、al-Hayat, December 30, 2015、Iraqi News, December 29, 2015、Kull-na Shuraka’, December 29, 2015、al-Mada Press, December 29, 2015、Naharnet, December 29, 2015、NNA, December 29, 2015、Reuters, December 29, 2015、SANA, December 29, 2015、UPI, December 29, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.