リヤド最高交渉委員会はロシア軍による白リン弾使用の実態調査を国連に要求(2016年6月23日)

リヤド最高交渉委員会は、国連の潘基文事務総長に書簡を送付、そのなかで、ロシア軍による白リン弾使用の実態について調査するよう求めた。

『ハヤート』(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2016、AP, June 24, 2016、ARA News, June 24, 2016、Champress, June 24, 2016、al-Hayat, June 25, 2016、Iraqi News, June 24, 2016、Kull-na Shuraka’, June 24, 2016、al-Mada Press, June 24, 2016、Naharnet, June 24, 2016、NNA, June 24, 2016、Reuters, June 24, 2016、SANA, June 24, 2016、UPI, June 24, 2016などをもとに作成。

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マーリア作戦司令室がアレッポ県北部のトルコ国境に位置するラーイー村をダーイシュから奪還(2016年6月23日)

アレッポ県では、ARA News(6月23日付)によると、マーリア作戦司令室(シャーム軍団、スルターン・ムラード旅団など)がダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、県北西部のトルコ国境に近いラーイー村を制圧した。

またトルコ軍消息筋によると、トルコ軍の越境砲撃と有志連合の空爆で、ダーイシュ戦闘員8人が死亡した。


AFP, June 23, 2016、AP, June 23, 2016、ARA News, June 23, 2016、Champress, June 23, 2016、al-Hayat, June 24, 2016、Iraqi News, June 23, 2016、Kull-na Shuraka’, June 23, 2016、al-Mada Press, June 23, 2016、Naharnet, June 23, 2016、NNA, June 23, 2016、Reuters, June 23, 2016、SANA, June 23, 2016、UPI, June 23, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がマンビジュ市市郊外の村を砲撃し、民間人11人が死亡、またダーイシュが敷設した地雷でマンビジュ市からの避難民6人が死亡(2016年6月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、有志連合の空爆による航空支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城するマンビジュ市の南側から同市内に突入、市街地で交戦した。

マンビジュ市への突入は、シリア民主軍が市南西部のカナート・シャイフ・タッバーシュ村を制圧してから数時間後に開始されたという。

また市街戦の開始を受け、過去24時間に2,300人以上の住民が市外に避難、これまで市外に逃れた避難民の数は6,000人以上に達しているという。

しかし、ARA News(6月23日付)によると、マンビジュ市外に避難しようとした住民6人が、ダーイシュの敷設した地雷に触れ死亡、また25人が負傷した。

一方、ハラブ・ヤウム(6月23日付)によると、シリア民主軍がマンビジュ市南部のジュブ・ハムザ村を砲撃し、住民11人が死亡した。


AFP, June 23, 2016、AP, June 23, 2016、ARA News, June 23, 2016、Champress, June 23, 2016、Halab al-Yawm, June 23, 2016、al-Hayat, June 24, 2016、Iraqi News, June 23, 2016、Kull-na Shuraka’, June 23, 2016、al-Mada Press, June 23, 2016、Naharnet, June 23, 2016、NNA, June 23, 2016、Reuters, June 23, 2016、SANA, June 23, 2016、UPI, June 23, 2016などをもとに作成。

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ラッカ県でのダーイシュとの戦闘でロシア軍兵士3人が死亡か?(2016年6月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ハマー県・アレッポ県との県境に位置する「三角地帯」を通るイスリヤー村・ラサーファ村街道のアブー・アラージュ村東部で、ダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷が爆発し、ロシア軍兵士3人が負傷した。

これに関して、ダーイシュの広報部門アアマーク通信は、イスリヤー村・ラッカ市街道(アンバージュ村・アブー・アラージュ村間)での21日の戦闘でロシア軍兵士3人を殺害したと発表し、殺害した兵士が持っていたとする写真を公開した。

しかし、ロシア外務省はこれを否定した。

Kull-na Shuraka', June 23, 2016
Kull-na Shuraka’, June 23, 2016

シリア人権監視団によると、ラッカ県南西部でのダーイシュの砲撃により、シリア軍のハサン・サアドゥーン少将(第10師団参謀長)が戦死した。

一方、SANA(6月23日付)によると、シリア軍がタブカ市南部のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、マンビジュ市と並ぶ県内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市であるバーブ市各所を20回にわたり空爆した。

戦闘機はまた、ダーイシュの支配下にあるアレッポ市東方のマスカナ市、リッダ村、マフドゥーム村一帯を空爆、これにより女性1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市・スフナ市街道一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 23, 2016、AP, June 23, 2016、ARA News, June 23, 2016、Champress, June 23, 2016、al-Hayat, June 24, 2016、Iraqi News, June 23, 2016、Kull-na Shuraka’, June 23, 2016、June 23, 2016、al-Mada Press, June 23, 2016、Naharnet, June 23, 2016、NNA, June 23, 2016、Reuters, June 23, 2016、SANA, June 23, 2016、UPI, June 23, 2016などをもとに作成。

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シリア軍、ロシア軍はアレッポ市および同市一帯での爆撃、ファトフ軍などの反体制派との戦闘を継続(2016年6月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市北部のアルド・マッラーフ地区各所を空爆、また戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市カーティルジー地区、マサーキン・ハナーヌー地区を空爆し、住民4人が死亡した

これに関して、ARA News(6月23日付)は、シリア軍およびロシア軍がアレッポ市旧市街、シャッアール地区、ブスターン・カスル地区、カースティールー街道一帯を空爆し、10人以上が死傷したと伝えた。

SANA(6月23日付)によると、アレッポ市では、反体制武装集団がハーリディーヤ地区、ナイル通り地区を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡、4人が負傷した。

一方、アレッポ市南部郊外一帯では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラク人、イラン人などの戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍、第13師団(穏健な反体制派)の連合部隊と交戦した。

また、SANA(6月23日付)によると、アレッポ市南部ズィーターン村でのシリア軍との戦闘で、アジュナード・シャーム・イスラーム連合のアミール(司令官)アブー・ムハンマド・カファルーヤー氏が死亡した。

他方、ARA News(6月23日付)によると、国連の支援チームが、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に、トレーラー13台分の人道支援物資を搬入した。

このほかシャーム自由人イスラーム運動とシャーム軍は共同声明を出し、シャーム軍をシャーム自由人イスラーム運動に吸収統合すると発表した。

シャーム軍は2014年10月にアレッポ県の戦闘員が結成した組織で、1,000人以上の兵力を有するという。

Kull-na Shuraka', June 23, 2016
Kull-na Shuraka’, June 23, 2016

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがダーライヤー市各所を空爆するとともに、東グータ地方のクスール農場、ダイル・ハビーヤ村、ハズラマー村、バハーリーヤ村、マイダアー町を空爆した。

このほか、カラムーン地方のジャイルード市に、国連とシリア赤新月社の支援チームが人道支援物資を搬入した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月24日付)によると、カフルバトナー町で、ラフマーン軍団幹部の一人で治安部門を統括するヒシャーム・ズィーヌー氏が何者かに撃たれ、死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がクルド山地方のアルド・ワター地区でシリア軍車輌を米国製TOW対戦車ミサイルで攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(6月23日付)によると、アイン・ダナーニール村をシャームの民のヌスラ戦線が砲撃した。

AFP, June 23, 2016、AP, June 23, 2016、ARA News, June 23, 2016、Champress, June 23, 2016、al-Hayat, June 24, 2016、Iraqi News, June 23, 2016、Kull-na Shuraka’, June 23, 2016、June 24, 2016、al-Mada Press, June 23, 2016、Naharnet, June 23, 2016、NNA, June 23, 2016、Reuters, June 23, 2016、SANA, June 23, 2016、UPI, June 23, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍はイドリブ市内で、トルコ領からダーイシュ戦闘員を潜入させようとしていたグループを摘発したと発表(2016年6月22日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月23日付)によると、ファトフ軍の治安部隊が声明を出し、イドリブ市シュアイブ・モスク地区で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員をトルコ領内から潜入させようとしていたグループを摘発したと発表した。

なお、2015年9月30日にロシアがシリア領内での空爆を開始し、ロシア、シリア両国がイドリブ県、ラタキア県でのダーイシュ拠点を空爆したと報じた際、米国など有志連合側は、同地にダーイシュの拠点はないと主張していた。

Kull-na Shuraka', June 23, 2016
Kull-na Shuraka’, June 23, 2016

 

AFP, June 23, 2016、AP, June 23, 2016、ARA News, June 23, 2016、Champress, June 23, 2016、al-Hayat, June 24, 2016、Iraqi News, June 23, 2016、Kull-na Shuraka’, June 23, 2016、al-Mada Press, June 23, 2016、Naharnet, June 23, 2016、NNA, June 23, 2016、Reuters, June 23, 2016、SANA, June 23, 2016、UPI, June 23, 2016などをもとに作成。

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日本人青年も戦闘員として参加していた外国人武装集団のムハンマド軍がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に忠誠(2016年6月22日)

アレッポ県で活動する外国人戦闘員の武装集団「ムハンマド軍」は声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に忠誠を誓うと宣言した。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、ムハンマド軍は2013年半ばに、エジプト人のアブー・ウバイダ・ムハージル氏らの主導のもとシリア国内で活動していた外国人戦闘員が結成され、アアザーズ市近郊の対トルコ国境地帯を中心に活動してきた。

2014年6月、ダーイシュ(イスラーム国)がカリフ制樹立を宣言すると、その多くの戦闘員がダーイシュに合流していた。

Kull-na Shuraka', June 22, 2016
Kull-na Shuraka’, June 22, 2016

ムハンマド軍は2013年4月にトルコ経由でシリアに不法入国した日本人青年がイスラーム教に改宗後に参加した組織。

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはマンビジュ市を包囲するYPG主体のシリア民主軍に3度の自爆攻撃を実施(2016年6月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の隊員2人がマンビジュ市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)によって敷設された地雷の爆発によって死亡、また隊員と思われる1人が狙撃を受け負傷した。

一方、ダーイシュは過去24時間で、爆弾を積んだ車による自爆攻撃を3回行った。

このうちの2県はタジク人戦闘員によるもので、マンビジュ市西部郊外のシリア民主軍の拠点を狙ったものだったという。


AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはアレッポ県北西部のマーリア市を砲撃(2016年6月22日)

アレッポ県では、ARA News(6月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が反体制武装集団との戦闘の末、ドゥーディヤーン村、バーン・ヤバーン村、ガザル村を奪還した。

ダーイシュはまた、シャームの民のヌスラ戦線を除くジハード主義武装集団などからなる反体制派の拠点都市マーリア市を砲撃した。

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県のダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市間の回廊を再び遮断(2016年6月22日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、西グータ地方のダーライヤー市一帯では、シリア軍がイスラーム殉教者旅団などからなるジハード主義武装集団に対して激しい砲撃を加えるなどして反転攻勢に展示、20日にジハード主義武装集団が封鎖解除に成功していたムウダミーヤト・シャーム市とダーライヤー市を結ぶ街道を再び掌握、両市の包囲を再開した。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)などによると、両市を結ぶ回廊が開放されたのは「数時間だけ」だったという。

シリア軍はまた、制圧したバハーリーヤ村一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

戦闘はまた、ジスリーン町、ムハンマディーヤ町一帯でも行われたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がマアッラト・ヌウマーン市一帯、フバイト村を空爆、またシリア軍ヘリコプターがバーラ村を空爆し、子供1人を含む5人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、バーラ村を空爆したのはシリア軍ヘリコプターで、住民5人が死亡、10人以上が負傷したという。

一方、ARA News(6月23日付)によると、ファトフ軍がフーア市を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(6月22日付)によると、ARA News(6月22日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が未明、アレッポ市の北部郊外で行われた会合参加後に車で移動中のシャームの民のヌスラ戦線の車輌を空爆し、乗っていた幹部1人を殺害した。

アレッポ市南部郊外一帯では、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラク人、イラン人などの戦闘員がファトフ軍との戦闘を続けた。

アレッポ市北部、東部では、シリア軍がカースティールー街道一帯、バーブ街道地区、カーディー・アスカル地区、サーリヒーン地区を空爆し、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

このほか、アレッポ市シャイフ・マクスード地区を反体制武装集団が砲撃した。

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ヒムス県では、ARA News(6月22日付)によると、シリア軍がガントゥー市などを砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(6月22日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区でシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃した。

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アッシリア人権監視団は、2013年1月19日にハサカ県のカーミシュリー市でシリア当局によって逮捕されたキリスト教徒(アッシリア正教)の活動家カルバイール・ムーシー・クーリーヤ氏が釈放されたと発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月21日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反はダマスカス県郊外県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。
米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は706件。

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュによるラッカ県南西部での反転攻勢によりシリア軍は「規律を失い撤退」(2016年6月22日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県南西部のイスリヤー村・ラッカ市街道で、シリア軍、砂漠の鷹旅団とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦、ダーイシュはハマー県との県境に位置する「三角地帯」で進軍を続け、ダーイシュの広報部門のアアマーク通信によると、イスリヤー村・ラサーファ村街道のSyriatel丘を制圧した。

この反転攻勢は、ダーイシュが約300人の戦闘員を増員して行われており、AFP(6月22日付け)は、シリア政府に近いメディア筋の話として、シリア軍の後退は「悲惨で…規律を失ったかたちでの撤退」だったと伝えた。

一方、SANA(6月22日付)によると、シリア軍がタブカ市・アンバージュ村街道、アンバージュ村・アブー・アラージュ村街道、ザキーヤ村南西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を実施した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市東部郊外の穀物サイロ一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュの主要拠点ラッカ市を爆撃し、住民25人以上が死亡(2016年6月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団などによると、戦闘機(シリア軍かロシア軍かは不明)がダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市を複数回にわたり空爆し、住民25人が死亡、数十人が負傷した。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、ラッカ市を空爆したのはロシア軍で、死者は30人に達しているという。

空爆は、ラッカ県南西部でのダーイシュの反転攻勢により、シリア軍が撤退を強いられたことを受けた動きだという。

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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アアザーズ作戦司令室はファトフ軍に所属するスンナ軍のアアザーズ市一帯からの退去を求めるが、スンナ軍はこれを事実上拒否(2016年6月21日)

アレッポ県では、シャームの民のヌスラ戦線などのジハード主義武装集団を含む「反体制派」の拠点都市アアザーズ市一帯で活動するアアザーズ作戦司令室は声明(第1号)を出し、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などのジハード主義武装集団と共闘するスンナ軍に対して同地一帯からの完全退去を求めた。

Kull-na Shuraka', June 22, 2016
Kull-na Shuraka’, June 22, 2016

退去要求は、アアザーズ作戦司令室参加組織が襲撃を受け、メンバーが逮捕されているため。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、アアザーズ作戦司令室は、北の兵、北部連隊、ハーティム大隊、殉教者ワリード・アリード大隊、殉教者マルアナーズ大隊、イスラームの兵、ムサンナー大隊、北の槍、シャーム軍団、ムジャーヒド青年大隊の10組織から構成されている。

これに対して、スンナ軍は声明を出し、いかなる民間人、戦闘員に対しても不正は働いていないと主張、今後スンナ軍の施設が攻撃を受けた場合、報復を行うと宣言した。

Kull-na Shuraka', June 22, 2016
Kull-na Shuraka’, June 22, 2016

AFP, June 22, 2016、AP, June 22, 2016、ARA News, June 22, 2016、Champress, June 22, 2016、al-Hayat, June 23, 2016、Iraqi News, June 22, 2016、Kull-na Shuraka’, June 22, 2016、al-Mada Press, June 22, 2016、Naharnet, June 22, 2016、NNA, June 22, 2016、Reuters, June 22, 2016、SANA, June 22, 2016、UPI, June 22, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動はトルコ国境に近い拠点都市アアザーズ市(アレッポ県)でダーイシュ系のイスラーム・ムサンナー運動幹部を逮捕(2016年6月21日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動は、アアザーズ市でイスラーム・ムサンナー運動の幹部アブー・ヤマーン・シャムスィー氏を逮捕した。

シャムスィー氏は兄弟とともに、トルコ領内に入ろうとしていたところを逮捕されたという。

イスラーム・ムサンナー運動は、ダルアー県西部などで活動を行っており、最近になってダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍に統合された。

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アレッポ県では、ARA News(6月21日付)によると、トルコ国境に近いタッル・バッタール村、カサージク村、シャーヒーン農場で、ハムザ旅団、シャーム軍団などの武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を奪還した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(6月21日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団が西カラムーン地方(レバノンのベカーア県アルサール村近く)で捕虜交換を行った。

AFP, June 21, 2016、AP, June 21, 2016、ARA News, June 21, 2016、Champress, June 21, 2016、al-Hayat, June 22, 2016、Iraqi News, June 21, 2016、Kull-na Shuraka’, June 21, 2016、al-Mada Press, June 21, 2016、Naharnet, June 21, 2016、NNA, June 21, 2016、Reuters, June 21, 2016、SANA, June 21, 2016、UPI, June 21, 2016などをもとに作成。

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イスラーム軍、ラフマーン軍がダマスカス郊外県東グータ地方で反転攻勢に転じる一方、ロシア軍、シリア軍はアレッポ市周辺一帯をクラスター爆弾、白リン弾で爆撃(2016年6月21日)

ダマスカス郊外県では、イスラーム軍は声明を出し、東グータ地方マルジュ・スルターン村一帯でシリア軍との2日にわたる戦闘の末、バハーリーヤ村郊外のバハーリーヤ丘一帯を制圧した。

またドゥラル・シャーミーヤ(6月21日付)によると、イスラーム軍と和解したラフマーン軍団も同地一帯でシリア軍に対して攻勢を強め、バーラー村前線のシリア軍拠点2カ所を制圧した。

イスラーム軍、ラフマーン軍団とシリア軍の戦闘は、ジスリーン町、マイダアー町、カースィミーヤ町、アルバイン市一帯でも続いた。

これに対して、SNN(6月21日付)によると、シリア軍はヘリコプターでダーライヤー市を空爆した。

一方、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がバハーリーヤ村および周辺農場地帯で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、イスラーム旅団などのジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、SNN(6月22日付)によると、ロシア軍戦闘機がアナダーン市、フライターン市、ムサイビーン丘、カフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村、アルド・マッラーフ地区、ヤーキド・アダス村、バービース村、アンジャーラ村、アレッポ市バーブ・ハイラブ地区、マルジュー地区、インザーラート地区、ブアイディーン地区、ジャンドゥール交差点地区、カースティールー街道一帯をクラスター爆弾、白リン弾などで空爆した。

また、ARA News(6月21日付)によると、シリア軍もアレッポ市北部のカースティールー街道一帯、アナダーン市に対して空爆、砲撃を行い、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月21日付)によると、アレッポ市ハーリディーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、1人が死亡した。

このほか、クッルナー・シュラカー(6月21日付)などは、シリア赤新月社筋の話として、パレスチナ人の民兵組織クドス旅団と、スルターン・ムラード旅団が捕虜交換を行い、双方が捕捉中の戦闘員2人、計4人が釈放されたと伝えた。

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ハマー県では、SNN(6月21日付)によると、ヒルブナフサ村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がヌアイマ村でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月20日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は699件。

AFP, June 21, 2016、AP, June 21, 2016、ARA News, June 21, 2016、Champress, June 21, 2016、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2016、al-Hayat, June 22, 2016、Iraqi News, June 21, 2016、Kull-na Shuraka’, June 21, 2016、al-Mada Press, June 21, 2016、Naharnet, June 21, 2016、NNA, June 21, 2016、Reuters, June 21, 2016、SANA, June 21, 2016、SNN, June 21, 2016、UPI, June 21, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはシリア軍が進軍するラッカ県の複数村を、YPG主体のシリア民主軍が包囲するマンビジュ市周辺の複数村を奪還(2016年6月21日)

ラッカ県では、SNN(6月21日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ市、アブー・アラージュ村一帯などで反撃し、シリア軍は同地から撤退した。

これに関して、シリア人権監視団は、ロシア軍が20日にラッカ県に展開するシリア軍の航空支援を行わなかったことが、シリア軍撤退の主因だとの見方を示した。

これに関して、ダーイシュの広報部門アアマーク通信は、ダーイシュがシリア軍との戦闘の末にヒルバト・ザイダーン村、アブー・アラージュ村、イスリヤー村街道のシリア軍拠点を制圧したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘の末、マンビジュ市郊外の3カ村を奪還した。

この3カ村をめぐる戦闘で、シリア民主軍の戦闘員28人が死亡したという。

これに関して、ダーイシュの広報部門アアマーク通信は、シリア民主軍との戦闘の末に、マンビジュ市南部および西部のヒルバト・ルース村、ジュッブ・アシャラ村、大ガッラ村、小ガッラ村、ナシャミーヤ村、シャイフ・ナースィル村を奪還したと発表した。

一方、ARA News(6月21日付)によると、ダーイシュはまた、マンビジュ市東部入口でマンビジュ軍事評議会の戦闘員を狙った自爆攻撃を行ったが、死傷者はなかった。

このほか、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、スルターン・ムラード旅団などからなる反体制武装集団がタッル・バッタール村、シャーヒーン農場一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

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スワイダー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がアシュハイブ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ハマー県では、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ダーイシュがタドムル市東部郊外の穀物サイロ地区にあるロシア軍の基地を攻撃したと発表した。

AFP, June 21, 2016、AP, June 21, 2016、ARA News, June 21, 2016、Champress, June 21, 2016、al-Hayat, June 22, 2016、Iraqi News, June 21, 2016、Kull-na Shuraka’, June 21, 2016、June 22, 2016、al-Mada Press, June 21, 2016、Naharnet, June 21, 2016、NNA, June 21, 2016、Reuters, June 21, 2016、SANA, June 21, 2016、SNN, June 21, 2016、UPI, June 21, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合は17~20日の4日間にYPG主体のシリア民主軍が包囲するマンビジュ市一帯に27回の爆撃を実施(2016年6月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月17日~20日までの4日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

発表によると、6月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(8回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

6月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(3回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(9回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

6月19日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、マンビジュ市近郊(10回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

6月20日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して36回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(13回)に対して攻撃が行われた。

AFP, June 21, 2016、AP, June 21, 2016、ARA News, June 21, 2016、Champress, June 21, 2016、al-Hayat, June 22, 2016、Iraqi News, June 21, 2016、Kull-na Shuraka’, June 21, 2016、al-Mada Press, June 21, 2016、Naharnet, June 21, 2016、NNA, June 21, 2016、Reuters, June 21, 2016、SANA, June 21, 2016、UPI, June 21, 2016などをもとに作成。

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駐トルコのシリア国民連合幹部は世界難民の日に合わせてトルコ領内の難民キャンプを訪問(2016年6月21日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のアナス・アブダ代表、同連立傘下の暫定内閣首班のジャワード・アブー・ハトブ氏ら、連立の幹部は「世界難民の日」(6月20日)に合わせて、シリア国境に近いイスラーヒーヤート避難民キャンプを訪問した。

『ハヤート』(6月22日付)が伝えた。

AFP, June 21, 2016、AP, June 21, 2016、ARA News, June 21, 2016、Champress, June 21, 2016、al-Hayat, June 22, 2016、Iraqi News, June 21, 2016、Kull-na Shuraka’, June 21, 2016、al-Mada Press, June 21, 2016、Naharnet, June 21, 2016、NNA, June 21, 2016、Reuters, June 21, 2016、SANA, June 21, 2016、UPI, June 21, 2016などをもとに作成。

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ジハード主義武装集団がダマスカス郊外県東グータ地方で反転攻勢(2016年6月20日)

ダマスカス郊外県では、ARA News(6月20日付)によると、イスラーム殉教者旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などからなるジハード主義武装集団がシリア軍に対して自爆攻撃を行い、ダーライヤー市とムウダミーヤト・シャーム市を結ぶ街道を奪還し、ムウダミーヤト・シャーム市の包囲解除に成功した。

ジハード主義武装集団はまた、ジスリーン町農場地帯のシリア軍拠点複数カ所を奇襲、これを制圧した。

一方、SNN(6月20日付)などによると、ダーライヤー市で、シリア軍と反体制武装集団が交戦、シリア軍が同地を「樽爆弾」、地対地ミサイルで攻撃した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍はジスリーン町、ムハンマディーヤ町、マイダアー町、バハーリーヤ村など東グータ地方各所でジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍がビルを爆破、その後シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がアレッポ市北部のハンダラート・キャンプ一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

これに対して、戦闘機(所属明示せず)が、ジハード主義武装集団の支配下にあるアレッポ市バーブ街道地区、スッカリー地区、ムワーサラート地区、マイサル地区、カーディー・アスカル地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カッラーサ地区を空爆、シリア軍ヘリコプターがアレッポ市ムワーサラート地区などを「樽爆弾」で攻撃した。

アレッポ市南部郊外では、戦闘機(所属明示せず)がハーン・トゥーマーン村、ズィルバ村、ハルサ村、アイス村一帯、ハーディル村一帯を空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルクメン山のヤムディーヤ村、アイン・イーサー村回廊地帯を砲撃、また同地での戦闘でシャーム軍団の司令官1人を含む戦闘員3人が死亡した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、イドリブ市内で爆弾を積んだオートバイが爆発し、7人が死亡、10人が負傷した。

死亡者のほとんどは戦闘員だったという。

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ダルアー県では、SANA(6月20日付)によると、シリア軍がダルアー市ブスラー広場、難民キャンプ地区、アルバイーン地区でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月19日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は694件。

AFP, June 20, 2016、AP, June 20, 2016、ARA News, June 20, 2016、Champress, June 20, 2016、al-Hayat, June 21, 2016、Iraqi News, June 20, 2016、Kull-na Shuraka’, June 20, 2016、June 22, 2016、al-Mada Press, June 20, 2016、Naharnet, June 20, 2016、NNA, June 20, 2016、Reuters, June 20, 2016、SANA, June 20, 2016、SNN, June 20, 2016、UPI, June 20, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュの拠点都市タブカ市(ラッカ県)に向けて進軍を続ける(2016年6月20日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、砂漠の鷹旅団、海軍特殊部隊、颶風の鷹などからなる人民防衛諸集団が、ラッカ市およびタブカ航空基地(航空基地)に向けて進軍を続け、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに対して、ダーイシュの広報部門のアアマーク通信は、ダーイシュがタブカ市南部のサウラ油田一帯をシリア軍から奪還したと発表した。

一方、SANA(6月20日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県西部のイスリヤー村・タブカ市街道のザーキヤ村・ダイル・ハーフィル市分岐点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県東部のカルヤタイン市郊外およびタドムル市東方のシリア軍検問所一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市マンビジュ市の西側の入口に到達した。

一方、ARA News(6月20日付)によると、タッル・リフアト市一帯で活動するアールファード革命家大隊が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への参加を宣言した。

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アブドゥッラー・アイユーブ参謀長がアレッポ市および同市郊外、ラッカ県イスリヤー村・タブカ市街道一帯を視察訪問した。

SANA(6月20日付)が伝えた。

AFP, June 20, 2016、AP, June 20, 2016、ARA News, June 20, 2016、Champress, June 20, 2016、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2016、al-Hayat, June 21, 2016、Iraqi News, June 20, 2016、Kull-na Shuraka’, June 20, 2016、al-Mada Press, June 20, 2016、Naharnet, June 20, 2016、NNA, June 20, 2016、Reuters, June 20, 2016、SANA, June 20, 2016、UPI, June 20, 2016などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内でのダーイシュとの「テロとの戦い」参戦か?:ダルアー県で活動するダーイシュ系組織の自走式地対空ミサイル・システムを破壊(2016年6月19日)

ARA News(6月20日付)は、ダルアー県の複数の活動家の話として、イスラエル軍が県西部のヤルムーク川流域に配備されていた旧ソ連製の自走式地対空ミサイル・システム「2K12」(SA-6)を破壊したと伝えた。

ウマル・ワズィールを名乗る反体制メディア活動家によると、攻撃はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うワリード・ブン・ハーリド軍が支配する地域に対して行われた。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、イスラエル軍が攻撃したのはシャジャラ町。

破壊された「2K12」は、2年前にイスラーム・ムサンナー運動がシャイフ・マスキーン市郊外でのシリア軍との戦闘で捕獲したもの。

これに関して、テル・アビブ・ラジオ(6月20日付)は、「イスラエル軍は、反体制武装組織がダルアー市近郊で掌握したミサイル基地を最近攻撃した。この手の作戦が行われるのはこれが初めてで、それは、シリア軍以外の武装勢力が新鋭の攻撃能力を備えることを阻止するというイスラエルの明確な戦略の一環である」と伝えた。

なお、イスラエル軍の攻撃に関して、ARA Newsは「قصف」(砲撃)という言葉を用いて伝えているが、この言葉は「弾道を描く砲弾による攻撃」を意味しており、「空爆」という意味でも用いられる。

ARA News, June 20, 2016
ARA News, June 20, 2016

AFP, June 20, 2016、AP, June 20, 2016、ARA News, June 20, 2016、Champress, June 20, 2016、al-Hayat, June 21, 2016、Iraqi News, June 20, 2016、Kull-na Shuraka’, June 20, 2016、June 22, 2016、al-Mada Press, June 20, 2016、Naharnet, June 20, 2016、NNA, June 20, 2016、Reuters, June 20, 2016、SANA, June 20, 2016、Tel Aviv Radio, June 20, 2016、UPI, June 20, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方、アレッポ市南部郊外でシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2016年6月19日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のジスリーン町一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、シリア軍が同地を激しく砲撃した。

シリア軍はまたザマルカー町とダマスカス県ジャウバル区を結ぶ地下トンネルを攻撃・破壊した。

このほか、シリア軍はマルジュ・スルターン村一帯、ダーライヤー市を「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(6月19日付)などによると、ファトフ軍と連携する第13師団(自由シリア軍)がアレッポ市南部のハルサ村にあるヒズブッラーの拠点を襲撃し、戦闘員12人を殺害した。

また、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、アレッポ市西部郊外のアブザムー町をロシア軍が空爆し、子供5人が死亡した。

一方、ARA News(6月20日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(6月19日付)によると、イッザ軍がズラーキーヤート村一帯のシリア軍拠点を襲撃、シリア軍がこれを迎撃した。

また、ザカート村近郊で反体制武装集団が給水車を砲撃、1人が死亡、1人が負傷した。

一方、SANA(6月19日付)は、シリア軍戦闘機がハマー航空基地を離陸直後に「技術的理由」で墜落した、と伝えた。

クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、墜落したのはMiG21戦闘機で、操縦していたパイロットは死亡したという。

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ダルアー県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がヌアイマ村、ダルアー市アルバイーン地区でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(6月19日付)によると、タッルカラフ市、ラスタン市、カルアト・ヒスン市、タルビーサ市出身の指名手配者(兵役忌避者など)105人が地元和解プロセスの一環で当局に出頭、その後放免となった。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月18日に3件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県、アレッポ県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は689件。

AFP, June 19, 2016、AP, June 19, 2016、ARA News, June 19, 2016、June 20, 2016、Champress, June 19, 2016、al-Hayat, June 20, 2016、Iraqi News, June 19, 2016、Kull-na Shuraka’, June 19, 2016、al-Mada Press, June 19, 2016、Naharnet, June 19, 2016、NNA, June 19, 2016、Reuters, June 19, 2016、SANA, June 19, 2016、UPI, June 19, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍戦闘機がダーイシュの主要拠点の一つラッカ県タブカ市を激しく爆撃するなか、地上部隊は同市10キロ地点に到達(2016年6月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、砂漠の鷹旅団などの人民防衛諸集団がロシア軍の航空支援を受け、タブカ市・ラサーファ村・イスリヤー村分岐点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍広報局によると、サウラ油田および同油田団地を制圧、タブカ市約10キロの地点まで到達した。

また戦闘機(所属明示せず)が、タブカ市新市街および旧市街を空爆し、女性2人を含む住民10人とダーイシュ戦闘員8人が死亡した。

空爆は新市街の第1地区、第2地区、第3地区、旧市街、スワイディーヤ村(タブカ市北方)に対して18回以上にわたって行われ、多くの住民が避難を開始したという。

なお、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、タブカ市空爆はロシア軍戦闘機によって行われ、10人が死亡、35人以上が負傷したという。

ARA News(6月19日付)によると、これに対しダーイシュは、ラッカ市・イスリヤー村街道のシリア軍検問所に対して爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、兵士複数が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米軍主導の有志連合の航空支援を受け、包囲下のマンビジュ市に向けて進軍を続け、同市2キロの地点まで到達した。

シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会によると、シリア民主軍はマンビジュ市近郊のヤースティー村、アイン・ナヒール村を制圧したという。

一方、ARA News(6月19日付)によると、ハムザ旅団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ドゥーディヤーン村、ヤーン・ヤバーン村を奪還した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍主導の有志連合と思われる戦闘機がマヤーディーン市内のユーフラテス川にかかる橋に設置された検問所を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員2人が死亡した。

その後、ダーイシュは同市内外に配置していた検問所を撤収、また市内の交通警察も撤退した。

一方、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部パノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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スワイダー県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がラジャム・ダウラ村、アスファル丘一帯、マシュバク・ワドヤーン地区のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, June 19, 2016、AP, June 19, 2016、ARA News, June 19, 2016、Champress, June 19, 2016、al-Hayat, June 20, 2016、Iraqi News, June 19, 2016、Kull-na Shuraka’, June 19, 2016、al-Mada Press, June 19, 2016、Naharnet, June 19, 2016、NNA, June 19, 2016、Reuters, June 19, 2016、SANA, June 19, 2016、UPI, June 19, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、第13師団などからなるファトフ軍は、アレッポ市南部郊外のシリア軍、ヒズブッラー、イラン革命防衛隊の拠点3カ村を制圧、ロシア軍の爆撃支援がないことが敗北の主因(2016年6月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部郊外のハルサ村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」の第13師団(自由シリア軍)からなるなどからなるファトフ軍がシリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラン人民兵などと交戦、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、ファトフ軍は戦闘の末、ハルサ村、ズィーターン村、バルナ村を完全制圧した。

過去2日間での戦闘で、シリア軍側は、ヒズブッラー戦闘員25人を含む86人が死亡したという。

同地でのシリア軍側の劣勢は、ロシア軍の空爆による航空支援が行われていないことが主因だという。

一方、SANA(6月18日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、6人が死亡した(ARA News(6月18日付)によると、住民9人が死亡、25人以上が負傷)。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃、また戦闘機(所属明示せず)が、マイダアーニー農場、バハーリーヤ村一帯を空爆した。

一方、SANA(6月18日付)によると、シリア軍部隊がクタイファ市郊外のダマスカス・ヒムス街道上で、ダマスカス県方面に潜入しようとした「テロ細胞」を摘発した。

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ヒムス県では、ARA News(6月18日付)によると、シリア軍戦闘機がラスタン市を空爆し、子供3人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(6月18日付)によると、シリア軍がダルアー市カラク地区、旧税関地区南部などでシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃した。

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イドリブ県では、ARA News(6月19日付)によると、ファトフ軍が本部として使用しているイドリブ市内のホテルの前で深夜、爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

AFP, June 18, 2016、AP, June 18, 2016、ARA News, June 18, 2016、Champress, June 18, 2016、al-Hayat, June 19, 2016、Iraqi News, June 18, 2016、Kull-na Shuraka’, June 18, 2016、al-Mada Press, June 18, 2016、Naharnet, June 18, 2016、NNA, June 18, 2016、Reuters, June 18, 2016、SANA, June 18, 2016、UPI, June 18, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年6月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

シリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会によると、有志連合のマンビジュ市一帯への空爆でダーイシュのアミールの一人アブー・ハムザ・アンサーリーが死亡したという。

一方、ARA News(6月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャルハート村にあるスルターン・ムラード旅団とシャーム軍団の拠点を攻撃し、同地一帯を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市・スフナ市間、アーラーク油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(6月18日付)によると、シリア軍がアーラーク村など県東部のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を実施した。

他方、ダーイシュの広報部門アアマーク通信がカルヤタイン市東部でシリア軍兵士15人を殺害したと発表した。

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ハマー県では、SANA(6月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマフカル村一帯に展開するシリア軍拠点を襲撃、シリア軍がこれを撃退した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地南部および西部一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を実施した。

AFP, June 18, 2016、AP, June 18, 2016、ARA News, June 18, 2016、Champress, June 18, 2016、al-Hayat, June 19, 2016、Iraqi News, June 18, 2016、Kull-na Shuraka’, June 18, 2016、al-Mada Press, June 18, 2016、Naharnet, June 18, 2016、NNA, June 18, 2016、Reuters, June 18, 2016、SANA, June 18, 2016、UPI, June 18, 2016などをもとに作成。

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民主統一党(PYD)幹部がブリュッセルでのシリア国民連合と民主的変革諸勢力国民調整委員会の会合に参加か(2016年6月17日)

バスニュース(6月16日付)は、西クルディスタン移行期民政局に近い匿名クルド人指導者の話として、民主統一党の支持団体である民主連合運動(TEV-DEM)の幹部の一人アルダール・ハリール氏が、ベルギーの首都ブリュッセルで開かれていたシリア革命反体制派国民連立と民主的変革諸勢力国民調整委員会の会合に参加していたと伝えた。

ハリール氏は民主統一党の使節団とともにこの会合に参加していたという。

しかし、シリア革命反体制勢力国民連立は声明で、民主統一党の使節団との会談を否定した。

AFP, June 17, 2016、AP, June 17, 2016、ARA News, June 17, 2016、Basnews, June 17, 2016、Champress, June 17, 2016、al-Hayat, June 18, 2016、Iraqi News, June 17, 2016、Kull-na Shuraka’, June 17, 2016、al-Mada Press, June 17, 2016、Naharnet, June 17, 2016、NNA, June 17, 2016、Reuters, June 17, 2016、SANA, June 17, 2016、UPI, June 17, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南部郊外のハルサ村一帯でヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、第13師団などからなるファトフ軍がシリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラン革命防衛隊などに対して攻勢を激化(2016年6月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人などの外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、第13師団などからなるファトフ軍とアレッポ市南部郊外のハルサ村回廊一帯で交戦した。

なお同地での戦闘により、ヒズブッラー戦闘員が過去72時間で14人死亡、20人以上が負傷しているという(これに関して、ファトフ軍は、ハルサ村一帯での戦闘でシリア軍兵士ら30人以上を殺害し、多数を捕捉たと発表した)。

また、シャームの民のヌスラ戦線によると、ファトフ軍がハルサ村近郊のイラン・イスラーム革命防衛隊所属部隊の重要拠点を制圧した。

一方、SANA(6月16日付)によると、アレッポ市ハーリディーヤ地区を反体制武装集団が砲撃し、7人が負傷した。

また、ARA News(6月17日付)によると、シリア軍ヘリコプターがアレッポ市カーティルジー地区を「樽爆弾」で空爆し、10人以上が死亡した。

このほか、クッルナー・シュラカー(6月17日付)によると、マンナグ村で活動する反体制武装集団が統合し、統一軍事評議会を結成した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月17日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がナシャービーヤ町、バハーリーヤ村などを空爆し、4人が死亡した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(6月17日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアトシャーン村近郊の避難民キャンプを空爆し、女性と子供を含む5人が死亡、18人が負傷した。

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ヒムス県では、国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道官によると、シリア軍が包囲を続けるヒムス市ワアル地区にとどまる住民3万7,500人に対する緊急人道支援物資の搬入作業が行われた。

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ダルアー県では、SANA(6月16日付)によると、シリア軍がヌアイマ村一帯のシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃した。

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イドリブ県では、SANA(6月16日付)によると、反体制武装集団がフーア市を砲撃し、子供1人が死亡した。

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ラタキア県では、ARA News(6月17日付)などによると、反体制武装集団がトルクメン山のシャフルーラ村、ブルジュ・ハヤート村を奪還した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月16日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県ジャウバル区、ダマスカス郊外県ザマルカー町などで発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

AFP, June 17, 2016、AP, June 17, 2016、ARA News, June 17, 2016、Champress, June 17, 2016、al-Hayat, June 18, 2016、Iraqi News, June 17, 2016、Kull-na Shuraka’, June 17, 2016、al-Mada Press, June 17, 2016、Naharnet, June 17, 2016、NNA, June 17, 2016、Reuters, June 17, 2016、SANA, June 17, 2016、UPI, June 17, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍・シリア軍がラッカ県のダーイシュの拠点都市タブカ市を爆撃し、住民17人が死亡(2016年6月17日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つタブカ市を空爆し、住民17人が死亡、数十人が負傷した。

ARA News(6月17日付)によると、空爆を行ったのはシリア軍。

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アレッポ県では、ARA News(6月17日付)によると、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室が県北西部マーリア市に近いタラーリーン村内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃した。

一方、ダーイシュは、スルターン・ムラード旅団、シャーム軍団との戦闘の末、タッル・バッタール村を奪還した。

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スワイダー県では、SANA(6月16日付)によると、シリア軍がマシュバク・ワドヤーン地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, June 17, 2016、AP, June 17, 2016、ARA News, June 17, 2016、Champress, June 17, 2016、al-Hayat, June 18, 2016、Iraqi News, June 17, 2016、Kull-na Shuraka’, June 17, 2016、June 18, 2016、al-Mada Press, June 17, 2016、Naharnet, June 17, 2016、NNA, June 17, 2016、Reuters, June 17, 2016、SANA, June 17, 2016、UPI, June 17, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機は対イラク国境のタンフ国境通行所近郊で、米国など欧米諸国が教練・武器兵站支援する「新シリア軍」の拠点を爆撃(2016年6月17日)

『ハヤート』(6月18日付)などは、米国防総省高官が16日、ロシア軍戦闘機がヒムス県東部とイラクの国境地帯のタンフ国境通行所近郊で、米国をはじめとする欧米諸国が教練・武器兵站支援を行っている「反体制派」に対して複数回にわたって空爆を実施し、犠牲者が出たことを明らかにしたと伝えた。

この高官は、ロシア軍が標的とした「反体制派」の組織名、「犠牲者」(死傷者)の数については言及しなかった。

これに関して、ロシア大統領府報道官は、シリア国内で「穏健な反体制派」とイスラーム過激派がしばしば共闘しているなかで、両者を区別することは難しいと述べた。

また、シリア人権監視団によると、16日、所属不明の戦闘機がタンフ国境通行所近くの「新シリア軍」の基地を2度にわたって空爆したという。

空爆が実施された時、「新シリア軍」の基地内では、「新シリア軍」の戦闘員と、有志連合の支援を受けるイラク人部族民兵が会合を開いており、シリア人1人とイラク人1人が死亡、4人が負傷したという。

AFP, June 17, 2016、AP, June 17, 2016、ARA News, June 17, 2016、Champress, June 17, 2016、al-Hayat, June 18, 2016、Iraqi News, June 17, 2016、Kull-na Shuraka’, June 17, 2016、al-Mada Press, June 17, 2016、Naharnet, June 17, 2016、NNA, June 17, 2016、Reuters, June 17, 2016、SANA, June 17, 2016、UPI, June 17, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は16日にシリア領内で12回の爆撃を実施(2016年6月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月16日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

発表によると、有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、マンビジュ市近郊(10回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, June 17, 2016などをもとに作成。

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