ダーイシュはヒムス県のマフル・ガス田のほぼ半分を制圧したと発表(2016年5月7日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州広報局が声明を出し、シリア軍との戦闘の末にタドムル市北西部のマフル・ガス採掘所のほぼ半分をダーイシュが制圧したと発表し、捕獲した武器などの画像を公開した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラジャム・ダウラ村一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月7日付)によると、シリア軍がラジャム・ダウラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月7日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村、ジャフラ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点・装備を空爆、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、旧空港地区、工業地区、カナーマート地区、ウルフィー地区、フワイジャト・サクルでダーイシュと交戦した。

AFP, May 7, 2016、AP, May 7, 2016、ARA News, May 7, 2016、Champress, May 7, 2016、al-Hayat, May 8, 2016、Iraqi News, May 7, 2016、Kull-na Shuraka’, May 7, 2016、al-Mada Press, May 7, 2016、Naharnet, May 7, 2016、NNA, May 7, 2016、Reuters, May 7, 2016、SANA, May 7, 2016、UPI, May 7, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南部のハーン・トゥーマーン市でのファトフ軍との戦闘でイランの「軍事顧問」13人が死亡、21人が負傷(2016年5月7日)

イランのIRNA通信(5月7日付)は、アレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン市での戦闘で、イラン・イスラーム革命防衛隊の軍事顧問13人が死亡、21人が負傷したと伝えた。

ハーン・トゥーマーン市は5月6日にシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が進攻し、制圧している。

AFP, May 7, 2016、AP, May 7, 2016、ARA News, May 7, 2016、Champress, May 7, 2016、al-Hayat, May 8, 2016、Iraqi News, May 7, 2016、IRNA, May 7, 2016、Kull-na Shuraka’, May 7, 2016、al-Mada Press, May 7, 2016、Naharnet, May 7, 2016、NNA, May 7, 2016、Reuters, May 7, 2016、SANA, May 7, 2016、UPI, May 7, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県油田地帯でシリア軍とダーイシュが交戦(2016年5月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル石油ガス採掘所一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

一方、SANA(5月6日付)によると、シリア軍がジャズル油田およびその南部一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃、戦闘員多数を殲滅した。

AFP, May 6, 2016、AP, May 6, 2016、ARA News, May 6, 2016、Champress, May 6, 2016、al-Hayat, May 7, 2016、Iraqi News, May 6, 2016、Kull-na Shuraka’, May 6, 2016、al-Mada Press, May 6, 2016、Naharnet, May 6, 2016、NNA, May 6, 2016、Reuters, May 6, 2016、SANA, May 6, 2016、UPI, May 6, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が主導する「新生」ファトフ軍がアレッポ市での「講和規定」をよそに、アレッポ市南部郊外の要衝ハーン・トゥーマーン市をシリア軍から奪取(2016年5月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(5月6日付)によると、アレッポ市南部郊外の要衝の一つハーン・トゥーマーン村に対して、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、トルキスターン・イスラーム党、シャーム軍団、アジュナード・シャーム、スンナ軍などからなるファトフ軍が主導する反体制派が攻撃を加え、シリア軍、シリア人・外国人民兵(アフガン人シーア派など)を放逐、同地一帯を奪還した。

ARA News(5月6日付)によると、ファトフ軍はまた、ハーン・トゥーマーン市南西部のハミーラ村、マアッラータ村も制圧した。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、ファトフ軍側の戦闘員43人、シリア軍側の兵士30人が死亡したという。

ファトフ軍は最近になって「再生」を果たしたばかり(https://syriaarabspring.info/?p=28441)。

なお、『ハヤート』(5月7日付)は、「自由シリア軍」として活動する武装集団の某戦闘員が「自由シリア軍」の傘下で戦う組織はこの攻撃には参加せず、シリア国内で外交的努力を支援している」と述べて、ヌスラ戦線らとの共闘を否定していると伝えた。

Kull-na Shuraka', May 6, 2016
Kull-na Shuraka’, May 6, 2016
Kull-na Shuraka', May 6, 2016
Kull-na Shuraka’, May 6, 2016

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(5月6日付)によると、ラフマーン軍団が声明を出し、東グータ地方でのイスラーム軍との対立に関して、「イスラーム軍のイニシアチブであれ、それ以外の組織の(停戦)案も我々には届いていない」と述べ、停戦に応じていないことを明らかにした。

AFP, May 6, 2016、AP, May 6, 2016、ARA News, May 6, 2016、Champress, May 6, 2016、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2016、al-Hayat, May 7, 2016、Iraqi News, May 6, 2016、Kull-na Shuraka’, May 6, 2016、al-Mada Press, May 6, 2016、Naharnet, May 6, 2016、NNA, May 6, 2016、Reuters, May 6, 2016、SANA, May 6, 2016、UPI, May 6, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ系組織がダルアー県でヌスラ戦線と自由シリア軍の連合部隊と交戦(2016年5月6日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アイン・ズィクル村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団、イスラーム・ムサンナー運動が、シャームの民のヌスラ戦線、自由シリア軍南部戦線と交戦した。


AFP, May 6, 2016、AP, May 6, 2016、ARA News, May 6, 2016、Champress, May 6, 2016、al-Hayat, May 7, 2016、Iraqi News, May 6, 2016、Kull-na Shuraka’, May 6, 2016、al-Mada Press, May 6, 2016、Naharnet, May 6, 2016、NNA, May 6, 2016、Reuters, May 6, 2016、SANA, May 6, 2016、UPI, May 6, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年5月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月5日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、シャッダーディー市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 6, 2016などをもとに作成。

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ハワール・キリス作戦司令室がアレッポ県北西部のドゥーディヤーン村をダーイシュから奪還(2016年5月5日)

アレッポ県では、ARA News(5月5日付)によると、トルコ軍による越境砲撃支援を受けたハワール・キリス作戦司令室が、県北西部国境地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ドゥーディヤーン村を奪還した。

AFP, May 5, 2016、AP, May 5, 2016、ARA News, May 5, 2016、Champress, May 5, 2016、al-Hayat, May 6, 2016、Iraqi News, May 5, 2016、Kull-na Shuraka’, May 5, 2016、al-Mada Press, May 5, 2016、Naharnet, May 5, 2016、NNA, May 5, 2016、Reuters, May 5, 2016、SANA, May 5, 2016、UPI, May 5, 2016などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にとどまる上ムハッラム町(ヒムス県)で連続爆破テロが発生し、住民10人が死亡(2016年5月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にとどまる上ムハッラム町で爆弾テロが相次いで発生し、住民10人が死亡、40人が負傷した。

爆発は2度発生、1度目は爆弾が仕掛けられた車が爆発、1度目は自爆ベルトを身につけた男性が自爆した。

ARA News, May 5, 2016
ARA News, May 5, 2016

実行犯の所属・身元は今のところ不明だが、4日にはダーイシュ(イスラーム国)がシャーイル石油ガス採掘所一帯で攻勢を強めていた。

一方、SANA(5月5日付)によると、シリア軍がタドムル市北西部のシャーイル石油ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ダーイシュがシャーイル石油ガス採掘所を完全制圧したと発表した。

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ハマー県では、SANA(5月5日付)によると、シリア軍がハナースィル市・イスリヤー村街道で、迫撃砲などを持ち込もうとした車輌を取り押さえ、武器・弾薬を押収した。

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スワイダー県では、SANA(5月5日付)によると、シリア軍が県東部の砂漠地帯で、車で輸送されていた武器弾薬を押収した。

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アレッポ県では、ARA News(5月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つマンビジュ市内にあるダーイシュの拠点で爆発が起こり、司令官1人を含む20人以上の戦闘員が死亡した。

爆発が起きた拠点は、ダーイシュが爆弾製造施設として使用していたという。

AFP, May 5, 2016、AP, May 5, 2016、ARA News, May 5, 2016、Champress, May 5, 2016、al-Hayat, May 6, 2016、Iraqi News, May 5, 2016、Kull-na Shuraka’, May 5, 2016、al-Mada Press, May 5, 2016、Naharnet, May 5, 2016、NNA, May 5, 2016、Reuters, May 5, 2016、SANA, May 5, 2016、UPI, May 5, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市での「講和状態」実施後もアレッポ市内外で散発的戦闘が続く一方、シリア軍がイドリブ県北部の避難民キャンプを爆撃(2016年5月5日)

アレッポ県では、SANA(5月5日付)によると、午前1時にシリア軍がアレッポ市で「講和規定」を発動したもの、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市アシュラフィーヤ地区、ザフラー協会地区、マイダーン地区、スライマーニーヤ地区、ファミリー・ハウス地区、ファラフ学校一帯を砲撃し、建物などが被害を受けた。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市郊外のハーリディーヤ村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団がシリア軍、国防隊と交戦した。

ARA News(5月5日付)によると、ヌスラ戦線などからなる武装集団は、戦闘の末、ハーリディーヤ村とアブー・ルワイル村を制圧したという。

またヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などは、ハーン・トゥーマーン村一帯に侵攻し、シリア軍と交戦した。

これに対して、シリア軍は、アレッポ市南部郊外のウンム・カラーミール村各所に「樽爆弾」を投下、アターリブ市を空爆、アイス村一帯、ズィルバ村各所を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いサルマダー市郊外の避難民キャンプが空爆を受け、子供7人を含む数十人が死傷した(クッルナー・シュラカー(5月5日付)によると、死者数は30人)。

この攻撃に関して、シリア人権監視団は空爆を行った戦闘機の所属を明示しなかったが、反体制活動家・メディアはシリア軍の空爆だと断じていた。

一方、シリア軍はジスル・シュグール市郊外のビダーマー町各所を砲撃した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月5日付)によると、シリア軍が、ダマスカス郊外県、クナイトラ県との県境に位置するいわゆる「死の三角地帯」に激しい攻撃を加え、カフルシャムス町に近いサアディー農場一帯を制圧した。

Kull-na Shuraka', May 5, 2016
Kull-na Shuraka’, May 5, 2016

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と、シャームの民のヌスラ戦線および南部戦線などからなる反体制派の戦闘で、前者に与するイスラーム・ムサンナー運動の司令官の一人ラアド・サラーマート氏が死亡した。


AFP, May 5, 2016、AP, May 5, 2016、ARA News, May 5, 2016、Champress, May 5, 2016、al-Hayat, May 6, 2016、Iraqi News, May 5, 2016、Kull-na Shuraka’, May 5, 2016、al-Mada Press, May 5, 2016、Naharnet, May 5, 2016、NNA, May 5, 2016、Reuters, May 5, 2016、SANA, May 5, 2016、UPI, May 5, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で3回の爆撃を実施(2016年5月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月4日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回でマーリア市近郊に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 5, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県北西部のトルコ国境地帯でハワール・キリス作戦司令室と交戦(2016年5月4日)

アレッポ県では、ARA News(5月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が反体制武装集団の拠点の一つマーリア市に対して激しい攻撃を加えるとともに、カサージク村、シャアバーニーヤ村、イッザーティーヤ村、シャーヒーン農場を制圧した。

これに対して、ハワール・キリス作戦司令室(スルターン・ムラード旅団、シャーム軍団)はアキダ村を攻撃、これを制圧した。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県で活動する反体制武装集団が武力衝突を回避するための兵力引き離し部隊を設置(2016年5月4日)

反体制活動家のアフマド・スウード中佐はツイッターのアカウントを通じて、アレッポ県などシリア北部で活動する反体制武装集団13組織が、武装集団間の戦闘を回避するための兵力引き離し部隊を設置したと発表した。

兵力引き離し部隊の設置に参加した武装集団は、シャーム戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団、アンサール・イスラーム戦線(北部地区)、ムジャーヒディーン軍、第1連隊、ナスル軍、シャーム軍団、山地の鷹旅団、北部師団、タフリール軍、「命じられるまま正しく進め」連合。

Kull-na Shuraka', May 4, 2016
Kull-na Shuraka’, May 4, 2016

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ダマスカス郊外県では、東グータ地方で活動するフスタート軍は声明を出し、ラフマーン軍とイスラーム軍による停戦に応じ、戦闘を停止すると発表した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、アイン・ズィクル村、サフム・ジャウラーン・ダム一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と南部戦線所属組織が交戦した。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県のシャーイル石油ガス田を射程圏内に捉える(2016年5月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市北東部郊外のワーディー・アフマル地区およびシャーイル石油ガス採掘所にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃し、これを制圧した。

これに関して、ダーイシュ・ヒムス州広報局は、ダーイシュがシャーイル地区のシリア軍検問所13カ所を制圧し、シャーイル石油ガス採掘所内のガス会社施設を射程圏内に捉えたと発表した。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でヌスラ戦線と共闘する反体制派とシリア軍の砲撃の応酬続く(2016年5月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市ザフラー協会地区、ハーリディーヤ地区を砲撃、またシリア軍も反体制武装集団支配下のアレッポ市スッカリー地区を地対地ミサイルなどで砲撃した。

また3日に反体制武装集団が制圧していたアレッポ市西部のファミリー・ハウス地区一帯では、シリア軍が増援部隊を派遣し、同地を奪還した。

しかし、ARA News(5月4日付)によると、ヌールッディーン・ザンキー運動とシャームの民のヌスラ戦線はアレッポ市西部ファミリー・ハウス地区に近いダフラト・マフナー地区を制圧したという。

なおSANA(5月4日付)によると、アレッポ市住宅地に迫撃砲弾複数発が着弾し、3人が死亡した。

一方、ARA News(5月4日付)によると、反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区を砲撃した。

また反体制武装集団はアフリーン市郊外のバーフルーン村に対しても砲撃を行った。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方各所をシリア軍が20回以上にわたり空爆、またダイル・アサーフィール市などでシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(5月4日付)によると、シリア軍がダルアー市スーク・スワイダーン地区、旧税関地区、カラク地区、スィーバ地区、マンシヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線、南部タウヒード旅団などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、ハマー中央刑務所での座り込みデモでの要求に応えるかたちで、収監者20人が釈放され、シリア赤新月社に伴われ、カルアト・マディーク町に到着した。

収監者らは200人の「政治犯」の釈放を求めている。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で爆撃を実施せず(2016年5月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

シリア領内での空爆は実施されなかった。

CENTCOM, May 4, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でヌスラ戦線と共闘する反体制派が産婦人科病院などを砲撃し17人が死亡(2016年5月3日)

アレッポ県では、AFP(5月3日付)によると、シリア軍戦闘機が、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のシャッアール地区、サーフール地区、ハラク地区を空爆した。

しかし、SANA(5月3日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市内の県庁舎に近いダビート産婦人科病院一帯のほか、マイダーン地区、フルカーン地区、ナイル通り地区、ムーカンブー地区、ハーリディーヤ地区、ザフラー協会地区、アーミリーヤ地区、ラームーサ地区、マシャーリカ地区、旧メリディアン・ホテル一帯、スィルヤーン地区、サビール地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ザーリー地区への砲撃による死者総数が17人、負傷者数は68人となった。

シリア軍司令部の声明によると、砲撃を行ったのはヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などの組織。

これに関して、シリア人権監視団は、ダビート産婦人科病院のほか、アズィーズィーヤ地区、スィルヤーン地区、ジュマイリーヤ地区、ムーカンブー地区、マシャーリカ地区、ハーリディヤ地区、マサーキン・サビール地区、ザフラー協会地区、県知事公邸一帯、ラフマーン・モスク一帯、ダーヒヤト・アサド地区、サアドッラー・ジャービリー広場一帯、アラブ医療病院、ナイル通り、ティシュリーン通りなどに対して反体制武装集団が砲撃し、子供3人を含む少なくとも19人が死亡、80人近くが負傷したと発表した。

ただし、反体制派系のハラブ・ヤウム・チャンネル(5月3日付)は、砲弾がシリア政府支配地域側から飛来したと伝え、シリア政府支配地域への砲撃がシリア軍の自作自演だと喧伝した。

一方、ARA News(5月3日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、タフリール軍などからなる反体制武装集団がシリア軍、パレスチナ人からなるクドス旅団と交戦の末、アレッポ市西部のファミリー・ハウス地区一帯を制圧した。

また、ヌスラ戦線、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合からなる反体制武装集団はザフラー協会地区内の空軍情報部にまで掘削した地下トンネルを爆破、破壊した。

ARA News(5月8日付)によると、クドス旅団は8日に声明を出し、この爆破攻撃でメンバー46人が死亡したと発表した。

対するシリア軍は、アレッポ市南部郊外のブワイダ村、アイス村一帯を空爆し、複数の民間人が死傷したという。

このほか、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアナダーン市を複数回空爆する一方、ジハード主義武装集団はザフラー町を砲撃した。

また、ARA News(5月3日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のジンディールス町を砲撃した。

SANA, May 3, 2016
SANA, May 3, 2016

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ダマスカス郊外県では、イスラーム軍の声明によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村一帯を制圧した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所(アッバースィーヤ地区など)を砲撃した。

砲撃は2日から続いているという。

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ラタキア県では、イスラーム軍が声明を出し、シリア軍・ロシア軍によるアレッポ市への空爆・攻撃への報復として、イスラーム軍がフマイミーム航空基地に対してロケット弾攻撃を行ったと発表した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、トルコ国境に近いザーウィヤ山地方のジューズィフ村で、トルコが後援するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の司令官の一人ガディール・ハラビー氏(アブー・ナスル)の遺体が発見された。

一方、SANA(5月3日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにフワイン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、アレッポ市に対する攻撃を求めるデモが反体制活動家によって行われた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、May 8, 2016、Champress, May 3, 2016、Halab al-Yawm, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、May 4, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がダーイシュの中心都市ラッカ市に対して過去最大規模の爆撃を実施(2016年5月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市のラッカ市を空爆し、民間人19人が死亡した。

35回以上にわたって行われた空爆がロシア軍・シリア軍によるものか、有志連合によるものかは不明だという。

しかし、 クッルナー・シュラカー(5月3日付)は、地元活動家のアスヤド・ムーサーなる人物の話として、空爆がロシア軍によるものだと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がタドムル市北方、シャーイル石油ガス採掘所一帯、第106油田一帯、第110油田東部、フラート地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、シャーイル石油ガス採掘所北部および東部一帯でダーイシュと交戦し、サウジ人戦闘員らを殺害した。

さらにシリア軍は「支援部隊」とともにアーラーク油田一帯、ヒヤーン・ガス社東部でダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がマフタラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ハマー県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がアリーヤ村、イスリヤー村・ハナースィル市街道東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区、カナーマート地区、ハスーラート村などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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東グータ地方でヌスラ戦線、ラフマーン軍団とイスラーム軍の戦闘停止も求めるデモ(2016年5月3日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、4月28日にシャームの民のヌスラ戦線やラフマーン軍団などが東グータ地方各所(サクバー市、バイト・サワー村、ジスリーン町、ザマルカー町、ミスラーバー市)のイスラーム軍の拠点を攻撃して以降続く両者の戦闘を受け、東グータ地方の市・町・村で反体制武装集団に戦闘停止を求めるデモが発生した。

ヌスラ戦線らによるイスラーム軍拠点襲撃では、双方合わせてに数十人の死者が出る一方、イスラーム軍戦闘員400人以上が拘束され、武器を奪われたという。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北西部を越境砲撃し、ダーイシュ戦闘員13人を殺害(2016年5月3日)

アレッポ県では、ロイター通信(5月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県北西部から撃った迫撃砲弾がトルコ領内のキリス市に着弾、これを受けトルコ軍が報復として越境砲撃を行った。

ARA News(5月3日付)によると、トルコ軍の越境砲撃でダーイシュ戦闘員13人が死亡、車輌、迫撃砲発射台などが破壊されたという。

また、ハワール・キリス作戦司令室がマーリア市西方のタラーリー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ドゥーディヤーン村、タッル・シャイール村を奪還した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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ハマー中央刑務所でアレッポ市での戦闘停止を求める抗議行動(2016年5月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市郊外のハマー中央刑務所で収監者がアレッポ市での戦闘停止を求めて座り込みの抗議デモを開始した。

これに対して、シリア政府当局は施設内の電力、水供給を停止、また催涙ガスなどを使用してデモの強制排除を試みたが、収監者の不服従運動は依然として続いており、当局者は収監者との事態収拾に向けた交渉を開始したとう。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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スカイ・ニュースはダーイシュを離反した「自由シリア軍」メンバーから得た情報をもとにシリア政府とダーイシュの関係を指摘(2016年5月3日)

スカイ・ニュース(5月3日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)元メンバーから入手した新たなデータから、シリア軍がダーイシュと石油密売買や、UNESCO世界遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市(ヒムス県)からのダーイシュの撤退に関して直接取引を示していたことを示す情報を入手したと伝えた。

この情報は過去18ヶ月にわたりスカイ・ニュースが接触を続けてきた「自由シリア軍」メンバーから入手したもの。

この人物は、ダーイシュの中心都市であるラッカ市出身で、ダーイシュに参加していたが、現在はトルコ国境近くで活動しているという。

なお、スカイ・ニュースは3月にも同様の方法でダーイシュ・メンバー2万2,000人分の個人情報データを入手したと報じていた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、Sky News, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で4回の爆撃を実施(2016年5月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月2日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回で、シャッダーディー市(1回)、ラッカ市(2回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 3, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍が爆撃を続ける一方、ヌスラ戦線と共闘する反体制派は砲撃で対抗し、住民3人が死亡(2016年5月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市東部の反体制武装集団支配地域(ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区、ハラク地区)を空爆したが、死傷者はなかった。

これに対して、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団もアレッポ市西部のハーリディーヤ地区、ナイル通り一帯、アズィーズィーヤ地区、シャイフ・ターハー地区、ザフラー協会地区、アレッポ大学病院一帯を砲撃し、子供1人を含む3人が死亡した。

一方、シリア軍がカフルハムラ村、カフルナーハー村を「樽爆弾」などで空爆し、住民3人が死亡した。

また、ARA News(5月2日付)によると、アレッポ市北部郊外のタームーラ村一帯でシリア軍がシャーム自由人イスラーム運動、イスラーム覚醒大隊と交戦した。

他方、ARA News(5月2日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区を砲撃し、子供5人が負傷した。

これに対して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、同地区西部に展開する反体制武装集団に反撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(5月2日付)によると、ダイル・ザウル市ワーディー地区およびクスール地区で、国防隊の後援を受けるブー・サラーヤー部族の民兵が、シュアイタート部族の民兵と交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月2日付)によると、反体制武装集団がアイン・クルーム村、ムハルダ市を砲撃し、3人が負傷した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」をさらに48時間延長すると発表した。

シリア軍は1日にも同地の「講和規定」を24時間延長すると発表している。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がシャーイル石油ガス田一帯(ヒムス県)でダーイシュと交戦(2016年5月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル石油ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに関して、ARA News(5月2日付)は、ダーイシュがシャーイル石油ガス採掘所に近いシリア軍の検問所4カ所を制圧したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市工業地区一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、またジーア村一帯を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が「穏健な反体制派」の拠点の一つマーリア市を砲撃した。

またARA News(5月2日付)によると、シャーム軍団がダーイシュとの戦闘の末シャアバーニーヤ村を制圧した。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年5月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月1日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、フール町(1回)、シャッダーディー市(2回)、ラッカ市(1回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 2, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で対立を続けるラフマーン軍団とイスラーム軍が一時停戦を発表(2016年5月1日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月2日付)、ARA News(5月2日付)などによると、4月28日に東グータ地方各所でシャームの民のヌスラ戦線とともにイスラーム軍の拠点を襲撃して以降、同組織と戦闘状態にあったラフマーン軍団が声明を出し、「問題解決を率先」するため、24時間の期限で一時停戦を行うと発表した。

これに対して、イスラーム軍も同様の声明を出し、停戦に応じる意思を示した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動の幹部タフタナーズ氏は、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線やトルコが後援するシャーム軍団とともにファトフ軍を「復活」させたと発表(2016年5月1日)

シャーム自由人イスラーム運動の幹部の一人アブー・ヤズィード・タフタナーズ氏は、ツイッターの自身のアカウントを通じて、「ファトフ軍作戦司令室は学徒たちの多大なる努力を受け、新たに復活した」と発表、イドリブ県やアレッポ県北部で活動するアル=カーイダ系および非アル=カーイダ系のジハード主義武装集団7組織によって再編されたことを明らかにした。

「復活」を遂げたファトフ軍は、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、スンナ軍、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合からなるという。

ファトフ軍は2015年3月にヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構、スンナ軍、シャーム軍団、シャームの鷹旅団、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合によって結成され、イドリブ県のほぼ全域を制圧することに成功したが、その後、ダーイシュ(イスラーム国)との関係が取りざたされるジュンド・アクサー機構が脱退していた。

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AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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有志連合無人戦闘機がアレッポ県北西部のダービク村にあるダーイシュの爆発物倉庫を爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、AFP(5月1日付)がトルコ軍の複数の消息筋の話として伝えたところによると、有志連合の無人戦闘機が県北西部のダービク村にあるダーイシュ(イスラーム国)の爆発物倉庫を空爆し、これを破壊、また施設内などにいたダーイシュ・メンバー複数人を殺傷した。

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アレッポ県では、ARA News(5月1日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室(第1連隊、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がタラーリーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アフマディーヤ村、サンダラ村を制圧した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍の爆撃が続くなか、ヌスラ戦線と共闘する反体制派の砲撃で住民6人が死亡(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市のザフラー協会地区一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区、マイダーン地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ジャービリーヤ地区、ザフラー協会地区、バロン通り一帯を砲撃し、住民6人が死亡、40人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたハーン・アサル村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

ARA News(5月1日付)によると、これに対して、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が、アレッポ市南部郊外のハーディル村のシリア軍を攻撃した。

このほか、ARA News(5月1日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外カトマ村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のムハンマディーヤ町、バイト・ナーイム村、ミスラーバー市一帯でイスラーム軍が、ラフマーン軍団などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、マルジュ・スルターン村に近いリカービーヤ農場でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がマアーン村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員20人を殲滅した。

シリア軍はまたアトシャーン村のヌスラ戦線拠点を激しく攻撃し、戦闘員複数を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区(マハッタ地区、カラク地区)でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」を24時間延長すると発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、4月30日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県で発生し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍による砲撃だという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は470件。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がスフナ市(ヒムス県)、ハナースィル市郊外(アレッポ県)などを爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)が展開するハナースィル市郊外を空爆した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がハナースィル市南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する空爆を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のスフナ市を空爆し、ジュッブ・ジャッラーフ村、フナイフィース村一帯でダーイシュ交戦した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の山岳地帯および砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を実施し、ムカイティア山南部および南東部、アンタル山西部を制圧した。

シリア軍はまた、フナイフィース村、ヒンズィール山一帯を空爆するとともに、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯で人民防衛諸集団とともにダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がカスル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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