ロシア軍戦闘機がハマー県東部と西部の砂漠地帯でダーイシュの拠点に対して16回以上の爆撃を実施(2020年11月26日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県東部と西部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して16回以上の爆撃を実施した。

また、アレッポ県東部、ハマー県北東部、ラッカ県西部の砂漠地帯では、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

AFP, November 26, 2020、ANHA, November 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2020、Reuters, November 26, 2020、SANA, November 26, 2020、SOHR, November 26, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍と思われる所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県のパキスタン人民兵の拠点を爆撃、19人死亡(2020年11月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍と思われる所属不明の戦闘機複数機が、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊に展開する「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

狙われたのは、ジャラー町近郊およびハムダーン近郊の砂漠地帯に配置されているパキスタン人民兵からなるザイナビーユーン旅団の拠点。

司令官2人を含む19人が死亡、多数が負傷した。

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これに関して、イスラエル公共放送協会(KAN)は、イスラエルの複数の情報筋の話として、イスラエル軍が、ドナルド・トランプ米大統領退任までの期間に乗じて、シリア領内のイラン関連の標的への爆撃を激化させている、と伝えた。

KANの報道によると、イランは、『ニューヨーク・タイムズ』(11月16日付)などが伝えているように、2021年1月20日に任期を終えるトランプ大統領が、退任前にイラン領内の核関連施設への攻撃に踏み切ることを恐れ、その口実を与えないよう警戒しており、イスラエルはこうした状況に乗じて、シリアへの爆撃を強めているのだという。

AFP, November 26, 2020、ANHA, November 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2020、KAN, November 26, 2020、The New York Times, November 16, 2020、Reuters, November 26, 2020、SANA, November 26, 2020、SOHR, November 26, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府支配地域内で孤立していたサラーキブ市東部工業地区の拠点から撤退(2020年11月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配地域内で孤立していたサラーキブ市東部工業地区の拠点から撤退した。

同地に展開していたトルコ軍部隊は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるルワイハ村の拠点に移動した。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所、撤退準備中)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所、うち1カ所から撤退)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

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トルコ軍は、その一方で、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, November 26, 2020、ANHA, November 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2020、Reuters, November 26, 2020、SANA, November 26, 2020、SOHR, November 26, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県北部を砲撃(2020年11月26日)

ハサカ県では、ANHA(11月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町西のタッル・ラバン村を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月26日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタヤーナ村でシリア民主軍の兵士1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, November 26, 2020、ANHA, November 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2020、Reuters, November 26, 2020、SANA, November 26, 2020、SOHR, November 26, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラタキア県の「決戦」作戦司令室支配地を爆撃(2020年11月26日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから266日目を迎えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村近郊の丘陵地帯に対して爆撃を実施した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるブルカーン丘を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安機関がダーラ・イッザ市で絨毯密輸業者1人を殺害した。

同治安機関はこの業者を摘発しようとして、住居に突入したが、逃亡を試みたために殺害したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊のアーフィス村で土塁を建設していたシリア軍の重機を攻撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、カンスフラ村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

またザーウィヤ山地方のカドゥーラ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県26件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, November 26, 2020、ANHA, November 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 26, 2020、Reuters, November 26, 2020、SANA, November 26, 2020、SOHR, November 26, 2020、November 28, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民194人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は628,421人に(2020年11月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月26日付)を公開し、11月25日に難民194人(うち女性58人、子供99人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民194人(うち女性58人、子供99人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は628,421人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者233,173人(うち女性70,097人、子ども118,649人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,669人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は857,701人(うち女性257,373人、子供437,140人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 26, 2020をもとに作成。

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シャーム解放機構の治安機関で活動するウィグル人を父に持つ子供がイドリブ県ハーリム市で地元の子供と口論の末、ナイフで刺殺(2020年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安機関で活動するウィグル人(中国新疆ウィグル自治区出身者)を父に持つ子供が、ハーリム市で地元の子供1人と口論の末、ナイフで刺して殺害した。

AFP, November 25, 2020、ANHA, November 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2020、Reuters, November 25, 2020、SANA, November 25, 2020、SOHR, November 25, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市でトルコ軍の攻撃に対して介入しないロシアに抗議するデモ(2020年11月25日)

ラッカ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコ占領下のタッル・アブヤド市に近いシリア政府・北・東シリア自治局共同支配下のヒルバト・バカル村、カズアリー村の穀物サイロ一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市で、トルコ軍による連日の攻撃に対して介入しなかったロシアに抗議するデモが行われ、民主統一党(PYD)の支持者ら数百人が参加した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市に近いライハーニーヤ村とカースィミーヤ村で、国民軍の戦闘員が略奪品の分配をめぐって対立、交戦した。

AFP, November 25, 2020、ANHA, November 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2020、Reuters, November 25, 2020、SANA, November 25, 2020、SOHR, November 25, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民213人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は628,227人に(2020年11月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月25日付)を公開し、11月24日に難民213人(うち女性64人、子供108人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民213人(うち女性64人、子供108人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は628,227人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者232,979人(うち女性70,039人、子ども118,550人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,669人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は857,507人(うち女性257,315人、子供437,041人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2020をもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がシリア南部をミサイル攻撃、「イランの民兵」8人死亡(2020年11月24日)

SANA(11月25日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午後11時50分、占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカスの南方一帯に向けてミサイル複数発を発射、展開するシリア軍防空部隊がこれを迎撃、ミサイル多数を撃破したと伝えた。

これに関して、シリア人権監視団は、攻撃がダマスカス郊外県南部のマーニア山に展開する拠点やミサイル倉庫、クナイトラ県ルワイヒーナ村近郊のシリア軍第90旅団基地内にある民兵組織「ゴラン解放シリア抵抗」の本部、ミサイル倉庫などに対して行われ、外国籍の「イランの民兵」とレバノンのヒズブッラーのメンバー8人が死亡、多数が負傷、ミサイル倉庫1棟が被害を受けたと発表した。

AFP, November 25, 2020、ANHA, November 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2020、Reuters, November 25, 2020、SANA, November 25, 2020、SOHR, November 25, 2020などをもとに作成。

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米国務省の正義への報酬プログラム(RFJ)はシャーム解放機構のジャウラーニー指導者についての情報提供者に1,000万ドル支払うと発表(2020年11月24日)

米国務省の正義への報酬プログラム(RFJ)はツイッターのアカウント(https://twitter.com/rewards4justice)などを通じて告知を出し、イドリブ県中北部、ラタキア県北東部、ハマー県南西部、アレッポ県西部に拡がるいわゆる「解放区」の軍事・治安権限を掌握し、「決戦」作戦司令室を主導するシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に関する情報の提供者に1,000万米ドルを支払うと発表した。

https://twitter.com/Rewards4Justice/status/1331299206074691586

AFP, November 29, 2020、ANHA, November 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2020、Reuters, November 29, 2020、SANA, November 29, 2020、SOHR, November 29, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュがロシアの支援を受けるパレスチナ人民兵のクドス旅団や第5軍団の車列を要撃(2020年11月24日)

ダイル・ザウル県では、サダー・シャルキーヤ(11月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市西の砂漠地帯に進攻したパレスチナ人民兵のクドス旅団とシリア軍第5軍団の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けていた爆弾を爆発させ、兵士5人を殺害した。

また、アイン・フラート(11月24日付)によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のアシャーラ市近郊の砂漠地帯でのパトロール任務に向かっていたロシア軍部隊と地元民兵が、ダブラーン村で正体不明の武装集団の襲撃を受け、ロシア軍士官2人と民兵3人が死亡した。

AFP, November 24, 2020、ANHA, November 24, 2020、‘Ayn al-Furat, November 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2020、Reuters, November 24, 2020、Sada al-Sharqiya, November 24, 2020、SANA, November 24, 2020、SOHR, November 24, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はラッカ県に対するトルコ軍の攻撃を停止させるため、国際社会、なかでもロシアに介入を求める(2020年11月24日)

北・東シリア自治局ユーフラテス地域執行評議会のムハンマド・シャーヒーン共同議長は、最近になってラッカ県北部で激化するトルコ軍の攻撃に関して、2019年10月にロシアとトルコが交わした停戦合意への違反だと非難したうえで、国際社会に真摯な対応をとるよう呼びかけた。

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北・東シリア自治局ユーフラテス地域のギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区評議会(ハミード・アブド共同議長)は、ラッカ県アイン・イーサー市に設置されている本部で声明を発表し、最近になってラッカ県北部で激化するトルコ軍の攻撃の責任が、2019年10月の停戦合意の当時国であるロシアにあるとし、住民に対する攻撃を止めさせ、国内避難民(IDPs)発生を回避するために介入するよう求めた。

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ANHA(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2020、ANHA, November 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2020、Reuters, November 24, 2020、SANA, November 24, 2020、SOHR, November 24, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがラッカ県タッル・アブヤド市一帯のシリア軍とシリア民主軍の拠点を爆撃(2020年11月24日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコ占領下(「平和の泉」地域)のタッル・アブヤド市西に位置するクーバルラク村に展開するシリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点複数カ所を砲撃、トルコ軍のバイラクタルTB2無人航空機(ドローン)も爆撃を実施した。

ANHA(11月24日付)によると、これに対して、シリア軍は同地上空を旋回するトルコ軍の無人偵察機(ドローン)を撃墜した。

AFP, November 24, 2020、ANHA, November 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2020、Reuters, November 24, 2020、SANA, November 24, 2020、SOHR, November 24, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍と激しく交戦、ダーイシュ元司令官だった国民軍司令官ら多数が死亡(2020年11月24日)

ラッカ県では、ANHA(11月24日付)、シリア人権監視団などによると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が24日未明、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市、同市近郊のM4高速道路沿線に位置する国内避難民(IDPs)キャンプ、アイン・イーサー市北に位置するマアラク村、サイダー村に対して激しい砲撃を行い、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦した。

また、トルコ軍と国民軍の砲撃に合わせて、30人の戦闘員からなる国民軍の部隊がマアラク村方面に侵攻、シリア民主軍がこれを迎撃した。

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ANHAによると、トルコ軍と国民軍が発射した砲弾は150発以上に達し、住民8人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の応戦・迎撃によって、国民軍の戦闘員27人が死亡、多数が負傷した。

死者の一部は、マアラク村方面に侵攻した国民軍の部隊が、同地一帯にシリア民主軍が敷設した地雷に触れたことによるものだという。

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国民軍は、死亡した27人のうち6人の遺体を回収したが、残る21人の遺体はシリア民主軍によって回収された。

その後、アイン・イーサー市に駐留するロシア軍部隊が、シリア民主軍に遺体を引き渡すための仲介を行い、21人の遺体も国民軍gに引き渡された。

引き渡された21人の遺体のなかには、ダーイシュ(イスラーム国)のタッル・アブヤド地区の元司令官も含まれているという。

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一方、シリア民主軍の広報センターは、戦闘で「傭兵」(国民軍戦闘員)18人を殺害、多数を負傷させたと発表した。

また、殺害した18人のなかに、ダーイシュ元司令官で、攻撃を指揮していたイスマーイール・アイドゥーを名乗る戦闘員が含まれていたことを明らかにした。

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一方、トルコ国防省は声明を出し、トルコが占領下に置いているラッカ県北部とハサカ県北部のいわゆる「平和の泉」地域に潜入しようとしたクルディスタン労働者党(PKK)と人民防衛隊(YPG)の戦闘員17人をトルコ軍特殊部隊が無力化したと発表した。

AFP, November 24, 2020、ANHA, November 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2020、Reuters, November 24, 2020、SANA, November 24, 2020、SOHR, November 24, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府の支配地域で孤立していたアレッポ市ラーシディーン地区の監視所(第5監視所)からの撤退準備を開始(2020年11月24日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから264日目を迎えた。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、トルコ軍がシリア政府の支配地域で孤立していたアレッポ市ラーシディーン地区の監視所(第5監視所)からの撤退準備を開始した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、ダイル・サンバル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団司令官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県18件、ラタキア県9件、アレッポ県4件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は33件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 24, 2020、ANHA, November 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2020、Reuters, November 24, 2020、SANA, November 24, 2020、SOHR, November 24, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民159人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は628,014人に(2020年11月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月24日付)を公開し、11月23日に難民159人(うち女性48人、子供81人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民159人(うち女性48人、子供81人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は628,014人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者232,766人(うち女性69,975人、子ども118,442人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,669人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は857,294人(うち女性257,251人、子供436,933人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2020をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民177人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は627,855人に(2020年11月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月23日付)を公開し、11月22日に難民177人(うち女性53人、子供90人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民177人(うち女性53人、子供90人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は627,855人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者232,607人(うち女性69,927人、子ども118,361人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,669人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は857,135人(うち女性257,203人、子供436,852人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 23, 2020をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア軍、パレスチナ人民兵クドス旅団、第5軍団がダイル・ザウル県南東部で2018年以降最大規模となるダーイシュ掃討作戦を開始(2020年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)やサダー・シャルキーヤ(11月22日付)によると、シリア軍はロシア軍の支援を受けて、県南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)掃討軍事作戦を開始し、シリア駐留ロシア軍司令部がパレスチナ人民兵組織のクドス旅団や、政府と和解した反体制武装集団からなるシリア軍第5軍団に対して作戦に参加するよう通達した。

掃討作戦は2018年以降最大規模で、ティーム油田地帯とマヤーディーン市近郊から砂漠地帯に西進するかたちで実施され、クドス旅団と第5軍団の兵士約5,000人が参加、シリア・ロシア両軍が砲撃・航空支援を行うという。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、Sada al-Sharqiya, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県アイン・イーサー市を砲撃、子供1人を含む住民3人が負傷(2020年11月22日)

ラッカ県では、ANHA(11月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市とM4高速道路沿線に設置されている北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点1カ所を砲撃し、子供1人を含む住民3人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(11月22日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、少なくとも3人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍所属のスルターン・ムラード師団のメンバーが何者かの発砲を受けた。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県ザーウィヤ山地方に新たな拠点を設置(2020年11月22日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから262日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村とルワイハ村の間に位置するマルカブ丘に新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は74カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村一帯、スフーフン村、ハルーバ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市で元反体制武装集団の司令官だった男性1人が何者かの襲撃を受けて、死亡した。

また、ジッリーン村でも、空軍情報部の協力者1人が何者かによって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県16件、ラタキア県12件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民142人と国内避難民(IDPs)2人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は627,678人、2019年以降帰還したIDPsは66,660人に(2020年11月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月22日付)を公開し、11月21日に難民142人(うち女性43人、子供72人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民142人(うち女性43人、子供72人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は627,678人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者232,430人(うち女性69,874人、子ども118,271人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,669人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は856,958人(うち女性257,150人、子供436,762人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,660人(うち女性23,219人、子供27,453人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,335,256人(うち女性405,778人、子供671,219人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 22, 2020をもとに作成。

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所属不明の戦闘機複数機が政府の支配下にあるダイル・ザウル県ブー・カマール市近郊にある「イランの民兵」の拠点複数カ所を10回以上にわたって爆撃(2020年11月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブー・カマール市近郊にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して、所属不明の戦闘機複数機が10回以上にわたって爆撃を実施した。

この爆撃で、外国人戦闘員15人あまりが死亡したという。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020、November 22, 2020などをもとに作成。

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米軍装甲車6輌がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県タッル・タムル町の入り口に一時駐留(2020年11月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の装甲車6輌が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1輌とともに、カスラク村に違法に設置されている基地から県北東部一帯でパトロールを実施下後、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町の入り口で数時間にわたって駐留、その後撤退した。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はラッカ県、アレッポ県北部を砲撃(2020年11月21日)

ラッカ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市と同市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のブルブル町で、国民軍の拠点が襲撃を受け、戦闘員3人が死亡、複数が負傷した。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約60輌をイドリブ県内に新たに進入(2020年11月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから261日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また同地ではシリア軍と「決戦」司令室が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約60輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民145人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は627,536人に(2020年11月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月21日付)を公開し、11月20日に難民145人(うち女性43人、子供74人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民145人(うち女性43人、子供74人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は627,536人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者232,288人(うち女性69,831人、子ども118,199人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,830人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は856,816人(うち女性257,107人、子供436,690人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 21, 2020をもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌35輌がイラクからシリア領内に新たに進入(2020年11月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約35輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ウマル油田に米軍が違法に設置している基地で、米主導の有志連合、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、同軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会、北・東シリア自治局傘下のダイル・ザウル民政評議会の代表が会合を開き、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の進捗、北・東シリア自治局の支配地域のインフラ整備などについて意見を交わした。

会合では、米軍および有志連合が、シリア民主軍への軍事、兵站支援を継続することを確認した。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ市北部を砲撃(2020年11月20日)

アレッポ県では、ANHA(11月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、マルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はイドリブ県バイルーン村に新たな拠点を設置(2020年11月20日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから260日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイルーン村に新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は73カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、トルコの支援を受ける「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフルルーマー村、ハーッス村を砲撃した。

また、カドゥーラ村一帯ではシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のザーウィヤ山地方ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村、カフル・ウワイド村、スフーフン村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県19件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は29件。

一方、トルコ側の監視チームはトルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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