シリア国内の暴力(2014年5月18日)

ダマスカス郊外県では、AFP(5月18日付)がシリア治安筋の話として、ムライハ市一帯での掃討作戦で数週間前に負傷した防空局長のフサイン・イスハーク少将(戦死により中将に特進)が死亡した、と伝えた。

Kull-na Shuraka', May 18, 2014
Kull-na Shuraka’, May 18, 2014

イスハーク少将は、レバノン内戦中の1982年(当時大尉)に、シルカ自走式高射機関砲で米軍戦闘機を撃墜するなどの功績を挙げ、ハーフィズ・アサド前大統領から勲章を授与されていた。

シリア人権監視団によると、イスハーク少将は、防空局本部で負傷したとしたうえで、その死がアサド政権に「心理的打撃」となると評した。

またイスラーム戦線は声明を出し、17日のムライハ市に突入しようとした軍を「革命家」が撃退した際に、イスハーク少将を負傷させたと発表した。

一方、SANA(5月18日付)によると、ダーライヤー市、ブカイン町、ザバダーニー市西部山岳地帯、ムライハ市周辺(TAMICO一帯など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、対ヨルダン国境、ゴラン高原にいたる戦略要所に対して、軍が激しい砲撃、空爆を行った。

一方、SANA(5月18日付)によると、サナマイン市郊外のウンム・アウサジュ村を軍が完全制圧し、サナマイン市、ズィムリーン村、ハーッラ丘を結ぶ街道を開放した。

また軍は、インヒル市、タスィール町、サフム・ジャウラーン村、アドワーン村、ダルアー市マンシヤ地区、キルク地区、ヤードゥーダ村、アトマーン村西部、ジャドル村一帯などで、反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・マラフ村で、軍とシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ジャイシュ・シャーム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合が交戦し、軍兵士18人とジハード主義武装集団戦闘員1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦の末、ラーイー村に加えて、同村近郊の丘陵地タッラト・ブフータを制圧した。

この戦闘でヌスラ戦線側の戦闘員19人が死亡、丘陵地周辺に撤退する一方、ダーイシュはマンビジュ市に向けて兵力を増強した。

一方、ARA News(5月18日付)によると、地元活動家らの呼びかけに呼応し、マンビジュ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の振る舞いに抗議するゼネストが実施された。

他方、SANA(5月18日付)によると、アレッポ市ザフラー地区、ライラムーン地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、カースティールー地区、ハナーヌー地区、マンスーラ地区、ブアイディーン村、マーイル町、ハンダラート・キャンプ、ハーン・アサル村、ムスリミーヤ村、ダーラト・イッザ市、アナダーン市、アッザーン村、カフルナーハー村、マアーッラト・アルティーク村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月18日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市、フーシュ・ハッジュー村、ドゥワイル市、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月18日付)によると、ラーミー村、タッルティータ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA(5月18日付)によると、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ハマー県で、反体制武装集団戦闘員192人が当局に投降した。

AFP, May 18, 2014、AP, May 18, 2014、ARA News, May 18, 2014、Champress, May 18, 2014、al-Hayat, May 19, 2014、Kull-na Shuraka’, May 18, 2014、al-Mada Press, May 18, 2014、Naharnet, May 18, 2014、NNA, May 18, 2014、Reuters, May 18, 2014、SANA, May 18, 2014、UPI, May 18, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月17日)

クッルナー・シュラカー(5月17日付)は、イスラーム戦線消息筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が同戦線の砲撃ミサイル旅団司令官のアブー・ミクダームを拘束し、処刑したと報じた。

アブー・ミクダームは、ダマスカス郊外県からイドリブ県への帰路、ハマー県のウカイリバート町近郊でダーイシュに拘束され、斬首されたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区内のシャバーブ・サカン地区を軍が「樽爆弾」で空爆、またサーフール地区への軍の砲撃により発電所が被害を受け、アレッポ市東部一帯が停電した。

また軍はアレッポ中央刑務所周辺、ハンダラート・キャンプ、ダーラト・イッザ市などを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月17日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、ザフラー地区西部、バニー・ザイド地区、カースティールー地区、ハナーヌー地区、ジャービリーヤ地区、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、マーリア市、ムスリミーヤ村、アターリブ市、アフタリーン市、タッル・リフアト市、タッル・スースィヤーン村、タッル・ジャビーン、ダーラト・イッザ市、スィムアーン村、カフル・カルミーン村、ダイルハーフィル村、カフルハムラ村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市および同町近郊のジャービヤ丘周辺、ジャースィム市、タスィール町を軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月17日付)によると、ナワー市およびその周辺の丘陵地帯、ジャースィム市、タスィール町、ダルアー市内各所、アトマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月17日付)によると、ムライハ市、TAMICO周辺、ナシャービーヤ町郊外、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アーリヤ農場、ザバダーニー市郊外の山岳地帯、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月17日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月17日付)によると、ドゥワイル村郊外、アブディーン村、アーミリーヤ村、クサイル市郊外、フーマクリーヤ村、ラスタン市、スルターニーヤ村、西サラーム村、ハーリディーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月17日付)によると、カフルタハーリーム町、ヒーラ町、カフルナジュド村、ナリラヤー村、バドリーヤ村、ラーミー村、カフルハーヤー村、ザフラト・カームーア村、アブディーター村、ハーン・スブル村、サルミーン市、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 17, 2014、AP, May 17, 2014、ARA News, May 17, 2014、Champress, May 17, 2014、al-Hayat, May 18, 2014、Kull-na Shuraka’, May 17, 2014、al-Mada Press, May 17, 2014、Naharnet, May 17, 2014、NNA, May 17, 2014、Reuters, May 17, 2014、SANA, May 17, 2014、UPI, May 17, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンニシュ市のカビール・モスク近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、複数人が死傷する一方、軍はマアッラト・ヌウマーン市およびカフルタハーリーム町を空爆した。

一方、SANA(5月16日付)によると、カフルナジュド村、ビンニシュ市、ナリラヤー村、マアッラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区などを軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、ライラムーン地区では、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)、ヒズブッラー戦闘員などが、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月16日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、バニー・ザイド地区、シャイフ・サイード地区、ダーラト・イッザ市、アターリブ市、フライターン市、アアザーズ市、マーリア市、タッル・リフアト市、カフルダーイル村、ダイル・ハーフィル市、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市アシュラフィーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民13人が死亡、17人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(5月16日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市のサイイダ・サキーナ・モスク一帯で軍とジハード主義武装集団が交戦、また軍はムライハ市およびその周辺を「樽爆弾」、地対地ミサイルなどで空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月16日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダーライヤー市、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、ムライハ市東部、アイン・タルマー渓谷で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市郊外のバイルーニー病院に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が負傷した。

他方、ARA News(5月17日付)によると、ダイル・ハーフィル市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がクルド人青年2人を処刑した。

女性を強姦し、強盗を働いた、のが処刑の理由だという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市各所、アトマーン村・ヤードゥーダー町間の街道、ナワー市を軍が「樽爆弾」や地対地ミサイルなどで空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月16日付)によると、軍がナワー市周辺およびアトマーン村に対して、大規模な軍事攻撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダルアー市アルバイーン公園周辺、アトマーン村周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月16日付)によると、ラッフーム村南部、タッルドゥー市、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、タルビーサ市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 16, 2014、AP, May 16, 2014、ARA News, May 16, 2014、May 17, 2014、Champress, May 16, 2014、al-Hayat, May 17, 2014、Kull-na Shuraka’, May 16, 2014、al-Mada Press, May 16, 2014、Naharnet, May 16, 2014、NNA, May 16, 2014、Reuters, May 16, 2014、SANA, May 16, 2014、UPI, May 16, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月14日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区で軍と反体制勢力が13日に「停戦合意」を結び、軍が同地区で進めていた住宅の撤去作業が停止された。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(5月15日付)によると、国民和解中央委員会のジャービル・イーサー氏がダマスカス郊外県アドラー市ウンマーリーヤ地区で軍と反体制武装集団による「停戦合意」(12日)が13日に発効し、捕虜交換が行われたことを明らかにした。

一方、SANA(5月14日付)によると、ムライハ市郊外、ダイル・アサーフィール市、ハラスター市、アーリヤ農場、カーラ市郊外、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街のハミーディーヤ地区で、「シャッビーハ」とシリア民族社会党インティファーダ派(アリー・ハイダル国民和解担当国務大臣が党首)の民兵(キリスト教徒)が交戦した。

「シャッビーハ」が同地区のキリスト教徒の住宅を接収しようとしたのが原因で、この戦闘で「シャッビーハ」1人が死亡、複数が負傷した。

一方、SANA(5月14日付)によると、アブー・ハワーディード村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ウムード・ハウラーン旅団とシリア軍が「捕虜交換」を行い、同旅団は軍兵士の遺体7体を変換、軍は身柄拘束中の女性2人と子供2人を釈放した

クッルナー・シュラカー(5月14日付)によると、捕虜交換に向けた交渉は約1ヶ月にわたり続けられてきたという。

一方、SANA(5月14日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校周辺、ヨルダン通りなど、ナーフタ町、ブスル・ハリール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(5月14日付)によると、アターリブ市を軍が空爆し、20人が死亡、35人が負傷した。

一方、SANA(5月14日付)によると、アレッポ市、ザフラー地区、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、ライラムーン地区、カフルジューム村、ハーン・クバイミーシュ村、アターリブ市、フライターン市、アブティーン村、ハンダラート・キャンプ、ダイル・ハーフィル市、クワイリス村、ジュッブ・ガブシャ村、バービース村、カフルハムラ村、ウワイジャ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ARA News(5月14日付)によると、ジハード主義武装集団がワーディー・ダイフ軍事基地東部のタッラト・サワーディー軍検問所を制圧した。

一方、SANA(5月14日付)によると、ザーウィヤ山周辺、バサリーヤ村、カフルジャーリス村、カフルルーマー村、アイン・ラールーズ村、ルージュ平原で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月14日付)によると、ハッターブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 14, 2014、AP, May 14, 2014、ARA News, May 14, 2014、Champress, May 14, 2014、al-Hayat, May 15, 2014、Kull-na Shuraka’, May 14, 2014、al-Mada Press, May 14, 2014、Naharnet, May 14, 2014、NNA, May 14, 2014、Reuters, May 14, 2014、SANA, May 14, 2014、UPI, May 14, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月13日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市各所、ハジャル・アスワド市を軍が砲撃、またムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、ムライハ市に軍が発射した地対地ミサイルが着弾した。

SANA, May 12, 2014
SANA, May 12, 2014

さらに、クドスィーヤー市郊外(ダーヒヤト・クドスィーヤー)のアリーン地区で、アジュナード・シャーム・イスラーム連合戦闘員が、製パン工場近くの共和国護衛隊検問所に対して爆弾を積んだ自動車で自爆テロを行った。

SANA(5月13日付)によると、この自爆テロで市民4人が死亡した。

またSANAによると、ムライハ市周辺、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、サイフッルラー・マスルール大隊を名乗る外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・トゥーマ広場に近いラスラーン・モスク裏に迫撃砲弾2発が着弾し、市民2人が死亡した。

またヤルムーク区のキャンプ入り口一帯で、PFLPーGCの民兵とジハード主義武装集団が交戦し、人道支援物資の配給が一時中断した。

これに関して、SANA(5月13日付)は、ヤルムーク・キャンプの人道支援配給所に対する「武装テロ集団」の攻撃で、市民1人が死亡、1人が負傷したと報じた。

またシリア人権監視団によると、この攻撃を受け、軍がヤルムーク区、サラースィーン通り、アサーリー地区、を砲撃、国防隊がタダームン区でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANAによると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハイダリーヤ交差点一帯、ライラムーン地区を軍が空爆・砲撃、ブスターン・シャイフ地区で反体制武装集団と交戦する一方、ジハード主義武装集団がシャイフ・ナッジャール市、タッラト・シャイフ・ユースフを手製の迫撃砲で攻撃した。

Kull-na Shuraka', May 13, 2014
Kull-na Shuraka’, May 13, 2014

またシャームの民の合同作戦司令室がヌッブル市、ザフラー町を迫撃砲で攻撃した。

これに関して、シャームの民の合同作戦司令室は声明を出し、政府軍がヒムス市ワアル地区に対して5月10日に砲撃を行い、ヒムス市旧市街の「停戦合意」に違反したことへの報復として攻撃を行ったと発表した。

ただし、ヒムス市旧市街の「停戦合意」において、ワアル地区は適用範囲から除外されている。

これに対して、軍はハンダラート・キャンプ街道一帯、アレッポ中央刑務所周辺、タッル・リフアト市などを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月13日付)によると、アレッポ市郊外のライラムーン地区、ザフラー地区、シャイフ・サイード地区、アズィーザ村、ダイル・ハーフィル市、クワイリス村、ジュッブ・ガブシャ村、キンディー大学病院周辺、ハンダラート・キャンプ、アレッポ中央刑務所周辺、カフルハムラ村、バービース村、ダーラト・イッザ市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市サアドゥッラー・ジャービリー広場(サアドゥッラー・ジャービリー地区)に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾市、市民25人が負傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアイン・イーサー市郊外でラッカ革命家旅団などと交戦の末、同旅団司令官2人を捕捉し、処刑した。

この戦闘ではダーイシュ戦闘員4人も死亡したという。

ARA News(5月13日付)によると、処刑されたのは「アブー・ズィヤーブ」を名乗る司令官とその弟。

またダーイシュはジハード主義武装集団との戦闘の末に西東ユーガー村、ウンム・フワイシュ村、フライアーン村、ウハイミル・アラブ村、ウハイムル・アクラード村を制圧し、戦闘員14人を殺害し、ユーガー村内の貯水場と学校を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(5月13日付)が、シャーム自由人イスラーム運動広報担当官のムハンマド・シャーミー・アブー・ムンズィル氏の情報として、同運動とシャームの民のヌスラ戦線がジャンナト・アルバーウィー村、ウカイリバート町を制圧する一方、ダーイシュが「アサド政権と戦う革命家の兵站線を寸断するかたちで複数の要衝を制圧した」と伝えた。

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ヒムス県では、SANA(5月13日付)によると、ブルジュ・カーイー村、サムアリール村、アイン・フサイン村、ダール・カビーラ村、ムガイズィル村、グマイマート村、マハッサ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月13日付)によると、サルジャ村、ザーウィヤ山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月13日付)によると、タッル・マフス、アトマーン村、ナワー市周辺、キヒール村、アクラバー村、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク周辺、ヤルムーク学校周辺、ハリール・モスク周辺、ハムザ・モスク周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(5月13日付)によると、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘の末、タッル・タムル町郊外のタウィーラト・ウィカーア村を制圧した。

AFP, May 13, 2014、AP, May 13, 2014、ARA News, May 13, 2014、Champress, May 13, 2014、al-Hayat, May 14, 2014、Kull-na Shuraka’, May 13, 2014、al-Mada Press, May 13, 2014、Naharnet, May 13, 2014、NNA, May 13, 2014、Reuters, May 13, 2014、SANA, May 13, 2014、UPI, May 13, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月12日)

ダマスカス郊外県では、AFP(5月12日付)によると、反体制武装集団が支配下に置くアドラー市ウンマーリーヤ地区で、シリア政府代表と武装集団代表が「捕虜交換」に合意した。

これに関して、『ワタン』(5月12日付)は、反体制武装集団は同地区の住民1,500世帯を解放し、シリア政府側もこれを受けて1,500人の逮捕者を釈放する予定だと伝えた。

また「捕虜交換」と合わせて、両者は同地区への人道支援物資の搬入についても合意したという。

国民和解中央委員会のジャービル・イーサー議長は『ワタン』に対して、「合意は二段階からなり、第1段階は1家族8人の釈放など善意の表明からなり、第2段階は当局による逮捕者と拉致されているすべての家族の交換からなる」と述べた。

イーサー議長はまた「家族と引き替えに逮捕者の釈放が行われる」と付言するとともに、交渉がドゥーマー市の名士や宗教関係者によって仲介されたことを明らかにした。

一方、SANA(5月12日付)によると、ムライハ市周辺、ダーライヤー市、アーリヤ農場などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタッル市では、反体制武装集団13人が当局に投降した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、民主統一党人民防衛隊の支援を受けたジハード主義武装集団と交戦の末、アイン・イーサー市郊外のアリーダ村、ウンム・フワイシュ村、ズヌーバ村、サワーン村、ヒルバト・バカル村を制圧した。

同監視団によると、戦闘は現在も続いているという。

これに関して、ARA News(5月12日付)は、クルド戦線旅団、ラッカ革命家旅団がダーイシュと交戦し、戦闘員7人を殺害し、アイン・イーサー市郊外一帯を制圧したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が制圧したジュダイド・アカイダート村周辺で、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ウマウィーイーン旅団、自由人の盾旅団、サイフッラーの盾大隊などが、軍との戦闘の末、タッル・マラフ検問所、ジャルマ検問所を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺、ライラムーン地区、アーミリーヤ地区で軍とジハード主義武装集団が交戦、軍がライラムーン地区やマサーキン・ハナーヌー地区を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(5月12日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区、ライラムーン地区、ザフラー地区、ジュバイラ地区、ブアイディーン地区、バニー・ザイド地区、ダイル・ハーフィル市、アルバイド村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ハンダラート・キャンプ、カフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村、バヤーヌーン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タシャールマー山周辺で、軍、国防隊、アレキサンドレッタ解放シリア抵抗運動、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム・イスラーム運動、アンサール・シャーム運動、シャーム軍団、カーディスィーヤの民師団、我らがシャーム連合などと交戦した。

一方、SANA(5月12日付)によると、サルマー町、ドゥーリーン村、ドゥワイリカ村、ハーン・ジャウズ村、カビール村、ファルラク村、ハドラー村、サムラー村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月12日付)によると、ヒルバト・ガザーラ町南部、ラジャート高原一帯、タイバ町、サイダー町、アトマーン村、ワーディー・ズブディーで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

クッルナー・シュラカー(5月12日付)は、アレッポ県ラアス・アイン市で、民主統一党が住民45人を追放したと報じた。

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イドリブ県では、SANA(5月12日付)によると、ビンニシュ市、アルバイーン山周辺、マアッル・ディブサ村、ラーミー村、カンスフラ村、マガーラ村、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月12日付)によると、カフターニーヤ市で民主統一党アサーイシュがザグロス・テレビの特派員を逮捕した。

AFP, May 12, 2014、AP, May 12, 2014、ARA News, May 12, 2014、Champress, May 12, 2014、al-Hayat, May 13, 2014、Kull-na Shuraka’, May 12, 2014、al-Mada Press, May 12, 2014、Naharnet, May 12, 2014、NNA, May 12, 2014、Reuters, May 12, 2014、SANA, May 12, 2014、UPI, May 12, 2014、al-Watan, May 12, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団を放逐し、ダイル・ザウル市東部入り口に位置するハラビーヤ交差点、工場(マアーミル)地区交差点を掌握後、シリア政府が支配するダイル・ザウル市内の街区に通じるジュナイナ通行所を制圧し、シリア軍と対峙した。

また同県西部では、ダーイシュが進軍を続け、ムハイミーダ村、ハワーイジュ・ブーマスア村、ヒサーン村を制圧したほか、タービヤ村、ジュダイド・アカイダート村の奪還を試みるヌスラ戦線などと交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヌッブル市の複数カ所をジハード主義武装集団が砲撃し、迫撃砲弾2発が着弾した。

これに対居て、軍はウンム・アマド村をヘリコプターで空爆し、子供11人と女性2人が死亡した。

さらに軍の戦闘機は、アレッポ市ブアイディーン地区、ハンダラート・キャンプなどを空爆する一方、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺、ライラムーン地区、シャイフ・ナッジャール市・ブライジュ村交差点で、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍などと交戦した。

一方、アレッポ市西部一帯では、シャリーア委員会による水道遮断が7日目に入った。

『ハヤート』(5月12日付)によると、この措置は、シリア政府が支配するアレッポ市西部のラインラインを遮断するとともに、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が占拠する地域への水道供給を確保するためのものだという。

他方、SANA(5月11日付)によると、アレッポ市サイフ・ダウラ地区、ライラムーン地区、ラーシディーヤ地区、アズィーザ村、マアッラト・アルティーク村、アターリブ市、ハーン・アサル村、ナアーム丘一帯、フワイジャ村、ジュッブ・サファー村、ジュッブ・ガブシャ村、タッル・ティブル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街の「停戦合意」に従って反体制武装集団が向かったダール・カビーラ村を軍が砲撃した。

またヒムス市ワアル地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、『ハヤート』(5月12日付)は、複数の反体制消息筋の話として、ヒムス市ワアル地区における「関係正常化」に向けた交渉が、反体制武装集団と治安当局の間で行われたと報じた。

他方、SANA(5月11日付)によると、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、キースィーン港、タッルドゥー市、ハーニク村、ハスヤー町西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市、タッル・マラフ村、ウワイナ村、アシャーリナ村などが軍の空爆・砲撃を受けた。

一方、SANA(5月11日付)によると、ムーリク市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区を軍が砲撃する一方、ジャウバル区でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月11日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、カフターニーヤ町を軍が砲撃、また同村周辺で反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、ハイサム・ナッサールを名乗る活動家がARA News(5月11日付)に対して、サイダー町を軍ヘリコプターが「毒ガスを装填した樽爆弾」を投下し、市民4人が死亡、15人が負傷したと主張した。

一方、SANA(5月11日付)によると、ズバイラ村、ラジャート高原一帯、ナワー市、ウンム・アウサジュ村、アトマーン村、ズィムリーン村郊外、アレッポ市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月11日付)によると、ダイル・アサーフィール市郊外、ザバディーン市郊外、ドゥマイル市東部、ザバダーニー市郊外の山岳地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマアルーラー市、ジャブアディーン町で反体制武装集団戦闘員41人が当局に身柄投降した。

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イドリブ県では、SANA(5月11日付)によると、カフルルーマー村、ビンニシュ市、マアッル・シャムサ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 11, 2014、AP, May 11, 2014、ARA News, May 11, 2014、Champress, May 11, 2014、al-Hayat, May 12, 2014、Kull-na Shuraka’, May 11, 2014、al-Mada Press, May 11, 2014、Naharnet, May 11, 2014、NNA, May 11, 2014、Reuters, May 11, 2014、SANA, May 11, 2014、UPI, May 11, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月10日)

ヒムス県では、AFP(5月10日付)などによると、前日に引き続き、避難生活を送ってきたヒムス市旧市街の住民数千人が帰宅した。

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街の「停戦合意」の適用地域から除外されたヒムス市ワアル地区に対して、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(5月10日付)によると、カフルラーハー市、タッルドゥー市、タラフ村、キースィーン港、アブドゥーン村、ハスヤー町西部、タッル・カンズ村、ヒルバト・ハービヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(5月11日付)などによると、ジャウバル区に対して軍が反体制武装集団に対する攻撃を激化させ、進軍した。

しかし、フェイスブックページ「バッシャール・アサドに対するシリア革命」によると、イスラーム軍のムジャーヒディーンが反撃し、軍を再び後退させたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町を通る南部環状道路で、軍といジハード主義武装集団が交戦、また軍がザバディーン市、ジスリーン町、ムライハ市の郊外を砲撃した。

一方、SANA(5月10日付)によると、ムライハ市郊外、アイン・タルマー渓谷、アドラー市旧市外、アーリヤ農場、ルハイバ市東部、ジャイルード市郊外、ダイル・ムクリン町・イフラ村間の街道、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダルーシャ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市東部郊外の検問所に対して、イスラーム戦線が爆弾を仕掛けた自動車で攻撃を加え、軍兵士約20人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アナダーン市、フライターン市、ウンム・アマド村などを軍が空爆し、10人以上が死傷した。

またアレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺では、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人民兵)、ヒズブッラー戦闘員が、ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人戦闘員)、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦する一方、軍がライラムーン地区を空爆した。

さらに、アレッポ中央刑務所に近いマジュバル地区で、ヌスラ戦線などからなるサラフィー・ジハード手技武装集団が軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員と交戦し、同地を制圧した。

これに対して、軍は同地区一帯を「樽爆弾」で空爆、ヌスラ戦線、シャームの暁イスラーム運動の戦闘員ら27人が死亡した。

一方、SANA(5月10日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、アーミリーヤ地区、ジャンドゥール地区、シャイフ・サイード地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、ハンダラート・キャンプ、ハーン・アサル村、ダイル・ハーフィル市、アターリブ市、タッル・ジャビーン村、アンジャーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タルティヤーフ村を軍が空爆、またタシャールマー山周辺、第45監視塔、カサブ町周辺で、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム・シャーム運動などと交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市郊外のバナート・アリー村周辺で民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦、またズヌーバ村にあるダーイシュの拠点、カフィーファ検問所を包囲した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ブスル・ハリール市、タッル・アシュタルを軍が砲撃、タファス市、ナワー市、ヌアイマ村、サフム・ジャウラーン村、サイダー町、ムサイフラ町を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(5月10日付)によると、フラーク市・カラク村間、ダルアー市旧税関地区北部など、ブスラー・シャーム市、サムリーン村・ズィムリーン村分岐点、サムリーン村北西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月10日付)によると、アルバイーン山周辺、カフルハーヤー村、ビンニシュ市、サルジャ村、バザーブール村、ハーミディーヤ村周辺、ハーン・スブル村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月10日付)によると、ダイル・ザウル市フアード映画館通り、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 10, 2014、AP, May 10, 2014、ARA News, May 10, 2014、Champress, May 10, 2014、al-Hayat, May 11, 2014、Iraqinews.com, May 10, 2014、Kull-na Shuraka’, May 10, 2014、Naharnet, May 10, 2014、NNA, May 10, 2014、Reuters, May 10, 2014、SANA, May 10, 2014、UPI, May 10, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月9日)

ヒムス県では、『ハヤート』(5月10日付)などによると、反体制武装集団の退去を受け、避難生活を送ってきたヒムス市旧市街の住民数百人が帰宅した。

またSANAによると、反体制武装集団が退去したヒムス市バーブ・フード地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハーリディーヤ地区で、集団墓地、焼却・遺棄された遺体、野戦病院、爆弾工場、地下トンネルなど多数が発見された。

 

SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

 

SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

 

SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

 

SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

 

SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
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SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
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SANA, May 9, 2014
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SANA, May 9, 2014
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SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

このほか、ラッフーム村、ウンム・リーシュ村、西サラーム村、クナイトラート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA, May 9, 2014
SANA, May 9, 2014

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月9日付)、SANA(5月9日付)などによると、ヒムス市旧市街の「休戦合意」に基づき、反体制武装集団が、ヌッブル市、ザフラー町への人道支援物資の搬入を許可、12台の貨物車両が両村に入った。

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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、カースティールー地区・ジャンドゥール地区分岐路を軍が「樽爆弾」で空爆し、子供2人が負傷する一方、アレッポ市シャイフ・サイード地区セメント工場周辺で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また、県北部のアブラー村周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がジハード主義武装集団と交戦した。

この武装集団は、ダーイシュが占拠するアブラー村の奪還を試みていたという。

一方、SANA(5月9日付)によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区のセメント工場一帯を軍が制圧した。

またアレッポ市旧市街、ラームーサ地区、カースティールー地区、ラーシディーン地区、フライターン市、ハイヤーン町、カフルハムラ村、シャイフ・ナッジャール市・ブライジュ村交差点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ムハイミーダ村周辺、タリーフ村周辺、ダイル・ザウル市北部の工場地区周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またARA News(5月9日付)によると、軍がダイル・ザウル市シャイフ・マスキーン地区を砲撃し、シャームの民のヌスラ戦線シャリーア委員会の戦闘員1人が死亡した。

さらに、ジュダイド・アカイダート村では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、ダーイシュ戦闘員複数が死傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市周辺での軍、国防隊との戦闘で、ジハード主義武装集団を率いる司令官(少尉)が戦死した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバディーン市郊外、ダイル・アサーフィール市郊外、ザバダーニー市近郊、ムライハ市およびその周辺を軍が砲撃した。

一方、SANA(5月9日付)によると、TAMICO南部、ダイル・アサーフィール市郊外、アーリヤ農場、アドラー市旧市街、ハラスター市警察病院東部、ドゥマイル市近郊、ジャイルード市郊外、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、カフターニーヤ町周辺で軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月9日付)によると、カフターニーヤ町周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月9日付)によると、ダルアー市旧税関地区周辺、マンシヤ地区、ナワー市周辺、ウンム・ハウラーン丘、アトマーン村、サムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月9日付)によると、ビンニシュ市、サムリーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 9, 2014、AP, May 9, 2014、ARA News, May 9, 2014、Champress, May 9, 2014、al-Hayat, May 10, 2014、Iraqinews.com, May 9, 2014、Kull-na Shuraka’, May 9, 2014、Naharnet, May 9, 2014、NNA, May 9, 2014、Reuters, May 9, 2014、SANA, May 9, 2014、UPI, May 9, 2014などをもとに作成。

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最新論考「アル=カーイダ系武装組織の抗争の「場」と化したシリア」(nonfiction J)

高岡豊「アル=カーイダ系武装組織の抗争の「場」と化したシリア」
http://nonfiction.jp/%e5%9b%bd%e9%9a%9b/12023

nonfiction J、 2014年5月8日
2010年から2012年にかけて起きた「アラブの春」。中東地域における民主化の波として国内メディアでも大きく報道された。しかし、実際には、「アラブの春」以降の現状は混とんとしている。特に内戦が泥沼化しているシリアについて、メディアからその情勢は十分に伝わってこない。そこで、中東調査会研究員としてシリア情勢をウオッチしている高岡豊氏にシリアを取り巻く状況を読み解いてもらった。・・・

シリア国内の暴力(2014年5月8日)

ヒムス県では、『ハヤート』(5月9日付)などによると、反体制武装集団が退去したヒムス市旧市街の一部にシリア軍が展開した。

シリア軍は、旧市街中心に位置する時計広場にシリア国旗を掲げ、反体制武装集団の退去を祝う祝典のなか、シュクリー・クーワトリー通りを行軍した。

SANA News, May 7, 2014
SANA News, May 7, 2014
SANA News, May 7, 2014
SANA News, May 7, 2014

タラール・バラーズィー県知事は、ロイター通信(5月8日付)に対し、反体制武装集団とその家族は7日に2度、8日に1度の合わせて3度に分けてヒムス市旧市街から退去し、7日には約200人の戦闘員が、8日には約500人が退去したと述べた。

またバラーズィー県知事は、AFP(5月8日付)に対して、ヒムス市旧市街から退去した反体制武装集団戦闘員の数が980人に達する一方、300~400人が市内にとどまっているものと思われると述べた。

その後、バラーズィー県知事は、軍部隊および記者団らとヒムス市旧市街のシュクリー・クーワトリー通りを視察し、SANA(5月8日付)などに対し、ヒムス市旧市街からの武装集団退去が完了し、国民和解が実現したと述べた。

一方、SANA(5月8日付)によると、タドムル市とダマスカス郊外県サブア・ビヤール区(砂漠地帯)を結ぶ街道、カフルラーハー市、タッル・ザハブ町、ハリージャ村、ラッフーム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ県では、フェイスブックページ「バッシャール・アサドに対するシリア革命」などによると、イスラーム戦線がアレッポ市旧市街のカールトゥーン・ホテルを爆破し、軍兵士約50人(シリア人権監視団によると死者数は少なくとも14人)を殺害、またイスラーム戦線は、ホテルおよび周辺の建物が爆発で破壊される映像多数をインターネット上に公開した。

同フェイスブックページによると、この爆破攻撃は「ヒムス市住民への報復」だという。

カールトゥーン・ホテルは軍が拠点として使用していた。

AFP(5月8日付)によると、爆発はホテル地下に掘られたトンネルに仕掛けられた爆弾によるもので、『ハヤート』(5月9日付)によると、爆発直後、ホテル周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ハーン・アサル村、アレッポ中央刑務所周辺、カフルハムラ村、アレッポ市、シャイフ・マクスード地区、シャイフ・ターハー地区、アーミリーヤ地区、ライラムーン地区で、軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(5月8日付)によると、シャイフ・ナッジャール市・ブライジュ村交差点、シャイフ・ナッジャール市、ハーン・アサル村、アッザーン村、アレッポ中央刑務所周辺、カフルハムラ村、アレッポ市ライラムーン地区、シャイフ・サイード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、『ハヤート』(5月9日付)によると、反体制武装集団がカフターニーヤ市を軍との交戦の末に制圧した。

これに関して、シリア人権監視団は、ジハード主義武装集団が進軍し、カフターニーヤ市周辺、クナイトラ市に通じる通行所周辺、ラワーディー検問所、ハミーディーヤ検問所で軍と交戦したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、マサール・プレス(5月8日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がタービヤ村東部のCONOCOガス工場を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月8日付)によると、ダイル・アサーフィール市郊外、ザバディーン市郊外、アーリヤ農場、ハラスター市警察病院、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、ドゥマイル市東部、ルハイバ市近郊、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イエメン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月8日付)によると、ナワー市周辺、タイバ町、アブー・ウスマーン農場周辺、サムリーン村、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、ブスラー・シャーム市、ムサイフラ町、ヌアイマ村、ザアタル丘近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 8, 2014、AP, May 8, 2014、ARA News, May 8, 2014、Champress, May 8, 2014、al-Hayat, May 9, 2014、Iraqinews.com, May 8, 2014、Kull-na Shuraka’, May 8, 2014、Masar Press Agency, May 8, 2014、Naharnet, May 8, 2014、NNA, May 8, 2014、Reuters, May 8, 2014、SANA, May 8, 2014、UPI, May 8, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月7日)

『ハヤート』(5月8日付)などによると、ヒムス市旧市街の「停戦合意」が発効し、反体制武装集団戦闘員がシリア政府の用意したバスなどに乗って、ヒムス県北部に向かって退去した。

ARA News, May 7, 2014
ARA News, May 7, 2014

シリア政府との交渉に参加した反体制活動家の一人アブー・ハーリス・ハーリディー氏やAFP(5月7日付)に、午前10時頃、民間人、負傷した戦闘員など約120人を乗せたバス3台がヒムス市旧市街を出発し、ダール・カビーラ村に向かったと述べた。

シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街を退去した「自由シリア軍」およびジハード主義武装集団の戦闘員第一陣の数は400人に上り、引き続き1,200人以上の戦闘員とその家族が退去を予定しているという。

一方、ヒムス市旧市街からの退去の「見返り」として反体制武装集団が予定しているシリア軍兵士、民間人らの釈放、アレッポ市ヌッブル市、ザフラー町への人道支援物資搬入許可に関して、ロイター通信(5月7日付)は、活動家からの情報として、反体制武装集団が釈放する捕虜らのなかに、ロシア人1人とイラン人多数が含まれていると報じた。

またシリア人権監視団は、「停戦合意」に従って、反体制武装集団がアレッポ県やラタキア県で拉致した捕虜45人を釈放したとしたうえで、そのなかに、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が2013年8月にラタキア県北部の農村で拉致した子供12人と女性3人の合わせて15人(アラウィー派)が含まれていると発表した。

なお同監視団によると、ヌッブル市、ザフラー町への人道支援物資の搬入は確認されていないという。

関連情報:https://syriaarabspring.info/wp/?p=7685https://syriaarabspring.info/wp/?p=7878https://syriaarabspring.info/wp/?p=7894https://syriaarabspring.info/wp/?p=7935

一方、SANA(5月7日付)によると、アブー・アラーヤー村、ダール・カビーラ村、フーシュ・ハッジュー村、アイドゥーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街からの反体制武装集団の退去を受けるかたちで、アレッポ市シャッアール地区でデモが発生し、シャームの民のヌスラ戦線への支持を訴えた。

デモ参加者は「アッラーの他に神なし、バッシャールはアッラーの敵を愛する愛するアッラーの敵だ」とのスローガンを連呼し、ヌスラ戦線の黒旗、「国民和解を地獄に落ちろ」などと書かれたプラガードを掲げたという。

一方、SANA(5月7日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、ライラムーン地区、ジャンドゥール交差点、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、カフルハムラ村、フライターン市、アナダーン市、ダーラト・イッザ市、ハーン・アサル村、ハンダラート・キャンプ、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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Kull-na Shuraka', May 7, 2014
Kull-na Shuraka’, May 7, 2014

ダルアー県では、「アッラーは偉大なり」の戦い」に参加する「自由シリア軍」(参謀委員会)南部戦線のハムザ師団が、声明を出し、大ムタウワク丘陵、小ムタウワク丘陵、ヒルバト・ファーディー村を制圧したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(5月7日付)によると、ジュダイド・アカイダート村、スブハ村、ダフラ村、ジュダイド・バッカーラ村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が住民約20人を処刑した。

シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、自由シリア軍の戦闘員を家族に持つというのが処刑の理由だという。

また、シリア人権監視団によると、ジュダイド・バッカーラ村およびジュダイド・タービヤ村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦の末、ジュダイド・バッカーラ村全土とジュダイド・タービヤ村の一部を制圧した。

この戦闘でヌスラ戦線側の戦闘員20人が死亡したという。

このほか、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ラサーダ地区で郡とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月7日付)が信頼できる複数の消息筋の話として、サイイダ・ザイナブ町で、イラン人シーア派民兵のフサイン大隊のメンバーが、武装したアラウィー派青年(人民諸委員会)と争いになり、双方の発砲により複数人が負傷した、と報じた。

一方、SANA(5月7日付)によると、ムライハ市およびその周辺、アーリヤ農場、ドゥマイル市郊外、アウジャーン農場、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月7日付)によると、サラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ジュッブ・アフマル村、ジャドラーヤー村、ラーミー村、マルイヤーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月7日付)によると、ダルアー市郵便局、スワイダーン通り、ヨルダン通り、ミスリー交差点東部、旧税関地区、ジャバーブジャ地区、サムリーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(5月7日付)によると、タッル・アブヤド市南部のビール・タマフ村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃し、村の若者ほぼ全員を拘束した。

AFP, May 7, 2014、AP, May 7, 2014、ARA News, May 7, 2014、Champress, May 7, 2014、al-Hayat, May 8, 2014、Iraqinews.com, May 7, 2014、Kull-na Shuraka’, May 7, 2014、Naharnet, May 7, 2014、NNA, May 7, 2014、Reuters, May 7, 2014、SANA, May 7, 2014、UPI, May 7, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街での「停戦合意」の発効が1日遅れ、7日に延期になった。

同監視団によると、「停戦合意」に向けた協議は、NGOや国連の仲介のもとに行われたという。

これに関して、タラール・バラーズィー県知事はマナール(5月6日付)に、反体制武装集団の撤退に向けた調整作業に若干の時間を要することを明らかにしうえで、「関係正常化と和解と武装集団退去への前向きな措置を実現するためにふさわしい状況」としつつ、「我々はまだ日程を確定していない」と付言した。

一方、SANA(5月6日付)によると、ハルジャ村、アルシューナ村、カフルラーハー市、ラスタン市、ダール・カビーラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム戦線、革命の盾委員会がマアッラト・ヌウマーン市郊外のサハーバ検問所の地下にトンネルを堀り、爆弾を爆破し、シリア軍の士官2人を含む30人を爆殺した。

地下トンネルは全長200メートル以上に達し、サハーバ検問所はアブー・ズフール軍事基地の防衛戦の一端を担っているという。

またジハード主義武装集団はワーディー・ダイフ軍事基地の軍戦車を熱誘導式ミサイルで攻撃、破壊したという。

これに対して、軍は、アイン・ラールーズ村、アブー・ズフール町、マアッラト・ヌウマーン市東部のハマー航空基地を砲撃した。

一方、SANA(5月6日付)によると、アルバイーン山周辺、マアッラト・ヌウマーン市、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、カルア・ガザール村、フータ村、フマイマート・ダービル村、マジャース村、アブー・ズフール町、フバイト村、アイン・ラールーズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月6日付)によると、アトマーン村、ナワー市、シャイフ・サイード村、タッル・アシーラ周辺、ヌアイマ村、ダルアー市各所(ミスリー交差点など)などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シャームの民のヌスラ戦線はツイッターを通じて声明を出し、ブスラー・シャーム市のアミール、アリー・フサイン・ヌアイミー氏(アブー・フサイン)と妻が5日深夜から6日未明にかけて暗殺(車で移動中に爆殺)されたと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区、シャッアール地区、インザーラート地区、アナダーン市を軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、空軍情報部周辺(ザフラー地区)で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団(パレスチナ人民兵)が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また戦闘は、シャイフ・ナッジャール市、ブライジュ交差点、アレッポ中央刑務所周辺でも行われた。

一方、SANA(5月6日付)によると、シャイフ・ナッジャール市・ブライジュ村交差点、アズィーザ村、マーリア市、アレッポ市ライラムーン地区、カースティールー地区、ラーシディーン地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ムハージリーン区、マッザ区、カッサーア地区、ザバダーニー地区に迫撃砲弾複数発が着弾する一方、ジャウバル区を軍が砲撃・空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を軍が砲撃、またムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月6日付)によると、ムライハ市および同市郊外、アーリヤ農場、ドゥマイル市郊外、ルハイバ市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ジャワーディーヤ村にあるシリア・クルディスタン民主党の事務所を武装した何者かが襲撃、またハサカ市では国防隊員1人が何者かに殺害された。

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ラタキア県では、SANA(5月6日付)によると、カサブ町郊外のディブサ村、ズワイク村、カスブ村、シュマイサ村、サーキヤト・カルト村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、山地自由人大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 6, 2014、AP, May 6, 2014、ARA News, May 6, 2014、Champress, May 6, 2014、al-Hayat, May 7, 2014、Iraqinews.com, May 6, 2014、Kull-na Shuraka’, May 6, 2014、Qanat al-Manar, May 6, 2014、Naharnet, May 6, 2014、NNA, May 6, 2014、Reuters, May 6, 2014、SANA, May 6, 2014、UPI, May 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がスブハ村を襲撃し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦の末、同村を制圧した。

この戦闘でヌスラ戦線戦闘員6人が死亡したという。

また、スブハ村から撤退したダーイシュはジュダイド・アカイダート村に入り、ヌスラ戦線と再び交戦、住民5人、ダーイシュ戦闘員17人が死亡した。

一方、ダーイシュはダイル・ザウル市西部のジャズラト・ブーハミード村、ジュズラト・ミーラージュ村、クブル村を襲撃し、ヌスラ戦線などジハード主義武装集団戦闘員25人以上を殺害した。

これに関連して、アラブ・西側メディアは、ブサイラ市、ブライハト村、ザッル村の住民約6万人のほぼすべてが、ダーイシュの攻撃を避けるために避難した、と伝えた。

だが、ダイル・ザウル革命諸勢力広報局は、「自由シリア軍」が住民らに対し、マヤーディーン市などへの一時避難を要請したが、ダーイシュの戦闘員を完全に殲滅し、住民はすでに帰宅していると述べ、アラブ・西側の報道を否定した。

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ダルアー県では、SMART News(5月5日付)によると、「自由シリア軍」とイスラーム主義武装集団が、ヨルダン国境に近いインヒル市近郊の大ムタウワク丘陵、小ムタウワク丘陵、ヒルバト・ファーディー村を制圧するため、「アッラーは偉大なり」の戦い」と称する作戦を開始した。

『ハヤート』(5月6日付)によると、これを受け、同地一帯で軍と、イスラーム・ムサンナー運動、ハウラーン外国人旅団、ムハージリーン・アンサール旅団、殉教者ガッサーン・トゥワイリシュ旅団、第69師団、アンサール・イスラーム戦線が交戦した。

なおイスラーム・ムサンナー運動は、これに先だって、4日にムウタッズ・ビッラー旅団とともに、シャイフ・サアド村のルバーイー検問所を制圧した。

一方、SANA(5月5日付)によると、ダルアー市各所(キャンプ地区、キルク地区、旧税関地区など)、ズバイラ村、ラスム・ダフラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、軍がジャウバル区を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団およびSMART News(5月5日付)によると、軍がアレッポ市ブアイディーン地区、サーフール地区、マサーキーン・ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、カースティールー地区、ライラムーン地区、ウワイジャ地区、を「樽爆弾」などで空爆した。

また、ブライジュ村およびその周辺で、シャームの民の合同作戦司令室に参加する反体制武装集団およびハズム運動が軍と交戦、ハズム運動がTOW対戦車ミサイルで軍の戦車を撃破したという。

一方、SANA(5月5日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、アーミリーヤ地区、マイサル地区、カースティールー地区、シャイフ・サイード地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区周辺、アレッポ中央刑務所周辺、マーリア市、タッル・リフアト市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(5月5日付)によると、4日にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって制圧された丘陵地タッラト・タイヤーラ(通称「サイフィー」)を民主統一党人民防衛隊が奪還した。

この戦闘で、人民防衛隊の隊員2人が戦死したという。

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ラタキア県では、SMART News(5月5日付)によると、タシャールマー山周辺、トルクメン山(ラビーア町一帯)で、軍と反体制武装集団が交戦、また軍がカサブ町、バーシューラ村、バイダー町を砲撃した。

一方、SANA(5月5日付)によると、カサブ町郊外のザーヒヤ村、ラビーア町郊外のバルナース村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月5日付)によると、ムライハ市およびその周辺、アーリヤ農場、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、イスラーム旅団、ドゥーマー殉教者旅団などの外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またキスワ市郊外のザーキヤ町、タイバ町、ムカイラビーヤ市、アイン・バイダー農場では反体制武装集団の戦闘員26人が当局に投降した。

一方、ARA News(5月5日付)によると、アドラー市近郊で、軍と反体制武装集団が交戦し、「自由シリア軍」のドゥーマー市の司令官アドナーン・ハビーヤ氏が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(5月5日付)によると、ルージュ平原、クマイナース村、ハーン・シャイフーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、パキスタン人、チェチェン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が身柄拘束中のSNN特派員のムウダッズ・ビッラー・イブラーヒーム氏(21歳)を処刑した。

AFP, May 5, 2014、AP, May 5, 2014、ARA News, May 5, 2014、Champress, May 5, 2014、al-Hayat, May 6, 2014、Iraqinews.com, May 5, 2014、Kull-na Shuraka’, May 5, 2014、May 7, 2014、Naharnet, May 5, 2014、NNA, May 5, 2014、Reuters, May 5, 2014、SANA, May 5, 2014、SMART News, March 5, 2014、UPI, May 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月4日)

ヒムス県では、アブー・ハーリスを名乗る活動家がAFP(5月5日付)に対し、ヒムス市旧市街の「停戦合意」に関して、「革命家と政府の代表団がイランの外交官同席のもと、ヒムス市からの戦闘員退去に関する合意に署名した…。合意はなされた。あとは実効だけ」と述べた。

AFP(5月5日付)がシリア革命反体制勢力国民連立筋から得た合意文書によると、「停戦合意」は、①約2,250人の反体制武装集団戦闘員全員のヒムス市旧市街からヒムス県北部への退去、②退去に際して、家族の同伴、「個人の武器と旅行カバンの携帯」の許可とシリア警察パトロール部隊の同行、③シリア赤新月者による反体制武装集団の負傷者の搬送、④国連スタッフおよびイラン人仲介人の移動バスへの同乗、④イスラーム戦線、イラン人、レバノン人捕虜約70人の釈放、⑤イスラーム戦線による捕虜釈放とアレッポ県ヌッブル市、ザフラー町(シリア政府支配地域)への人道支援物資搬入をもって本合意の実効を開始、の5点からなるという。

なおこの「停戦合意」の適用から除外されたヒムス市ワアル地区での停戦についても協議が継続されているという。

一方、SANA(5月4日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、ウカイリバート町、ハーヌータ村、西サラーム村、カフルラーハー市、タルビーサ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月4日付)によると、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ブライジュ村からアレッポ中央刑務所方面に移動中の軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またハンダラート・キャンプ、キンディー大学病院周辺、ウワイジャ地区、アレッポ市ハナーヌー地区、ハイダリーヤ交差点地区、ライラムーン地区などが、軍の砲撃、空爆を受けた。

一方、SANA(5月4日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、ジャンドゥール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、カースティールー地区、シャイフ・サイード地区、カフルダーイル村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、ジュダイダ村、ラスム・アッブード村、フライターン市、ムスリミーヤ村、ハーン・アサル村、マーリア市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(5月4日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアイン・アラブ市郊外の要衝の丘陵地タッラト・タイヤーラ(通称「サイフィー」)を、民主統一党人民防衛隊との戦闘の末に制圧した。

これを受けて、シリア・クルド国民評議会(コバネ)は声明を出し、ダーイシュの攻撃を批判、「テロ集団」の攻撃に立ち向かうよう住民らに呼びかけた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がムライハ市の大部分を制圧した。

Kull-na Shuraka', May 4, 2014
Kull-na Shuraka’, May 4, 2014

また、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、ドゥーマー市一帯で活動してきたジハード主義武装集団の前戦司令官のアドナーン・ハビーヤ氏(アブー・アンマール)が、市内を車で移動中に何者かに撃たれ、暗殺された。

一方、SANA(5月4日付)によると、軍がムライハ市への進軍を続け、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の外国人戦闘員30人以上を殲滅した。

またハラスター市警察病院、アーリヤ農場、アドラー市旧市街、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム軍の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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Kull-na Shuraka', May 4, 2014
Kull-na Shuraka’, May 4, 2014

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がタッル・ブラーク町近郊にあるスィーハ村にあるスーフィー教団のシャイフの一人ムーサー・フサイニーの廟を爆破、破壊した。

 

また、ARA News(5月6日付)によると、マアバダ(カルキールキー)村にあるシリア・クルド国民評議会の事務所が何者かに襲撃された。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、ダルアー市ガルズ地区を通るガス・パイプライン(ヨルダンとシリアを結ぶ)で火災が発生した。

一方、SANA(5月4日付)によると、フマイン村南部、ナワー市、タッル・アシュタル・ティーラ間、インヒル市、インヒル市・ジャースィム市街道、ヤードゥーダ・アトマーン街道、ムハッジャ村、ナッサーフ村、ダルアー市各所(旧税関地区、キルク地区など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月4日付)によると、ビンニシュ市、バザーブール村、カフルラーター村、アブー・ズフール航空基地周辺、タッル・サラムー村南部、カルア・ガザール村、フータ村、ジダール・ビカフルーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(5月5日付)によると、タッル・アブヤド市西部のジャブラ村で、民主統一党人民防衛隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦した。

AFP, May 4, 2014、AP, May 4, 2014、ARA News, May 4, 2014、May 5, 2014、May 6, 2014、Champress, May 4, 2014、al-Hayat, May 5, 2014、Iraqinews.com, May 4, 2014、Kull-na Shuraka’, May 4, 2014、Naharnet, May 4, 2014、NNA, May 4, 2014、Reuters, May 4, 2014、SANA, May 4, 2014、UPI, May 4, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月3日)

ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事がAFP(5月3日付)に対し、ヒムス市での「停戦合意」実施に向けた交渉が現在も行われていると述べた。

バラーズィー県知事によると、交渉はシリア政府代表とヒムス市各街区の名士との間で行われており、反体制武装集団退去後の軍への同市の引き渡しなどについての最終調整の方法などが検討されているという。

バラーズィー県知事はまた、ヒムス市旧市街には戦闘員約2,800人が籠城を続けており、その一部が「停戦合意」に基づき市外に退去するが、当局に投降し同市内にとどまることを希望している者もいると付言した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街では、2日より軍、反体制武装集団双方が発砲を停止しているという。

しかし、サーミル・ヒムスィーを名乗る反体制活動家はAP(5月3日付)に対し、負傷者などからなる反体制武装集団戦闘員の第1陣のヒムス市旧市街からの退去を軍が阻止していると述べた。

また別の活動家は、反体制武装集団と軍の捕虜交換も実施が遅れているという。

なお『ハヤート』(5月4日付)は、複数の反体制筋の話として、ヒムス市旧市街での「停戦合意」は、戦闘停止や反体制武装集団の市街への退去などに加えて、イラン人やヒズブッラー戦闘員と反体制活動家の「捕虜交換」も盛り込まれており、交渉にはイランも参加している、と報じた。

これに関して、アブー・ハーリスを名乗る活動家はAFP(5月3日付)に「交渉は、タウヒード旅団が関わるかたちで新たな段階に入った…。ヒムスからの戦闘員の安全な退去を保障する見返りとして…、アレッポで拘束されたイラン人士官の身柄解放が交渉されている」と述べた。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立によると、ヒムス市旧市街での「停戦合意」をめぐる交渉は、市内のサフィール・ホテルで続けられており、イスラーム戦線が反体制武装集団を代表して交渉にあたっているという。

同連立によると、「停戦合意」は、①発効後3日以内に反体制武装集団が「武器を持ったまま」ヒムス県北部に向けて退去する、②双方が拘束している捕虜、収監者を3日以内に交換する、③最終日に軍が旧市街に展開すること、を骨子としているという。

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同じくヒムス県では、SANA(5月3日付)によると、シャーイル山(ハマー県)西部、バスィーラ村、タルビーサ市、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、タラフ村、西ヒジュラ村、カフルラーハー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月3日付)によると、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、アレッポ中央刑務所包囲解除に向けて同地周辺一帯で進軍を続け、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またアレッポ市郊外のブライジュ村周辺の軍拠点が、反体制武装集団の砲撃を受けた。

一方、SANA(5月3日付)によると、シャイフ・ナッジャール市西部の丘陵地(タッラト・ハラブ)を完全制圧した。

また軍は、アレッポ市ラームーサ地区、アーミリーヤ市、バニー・ザイド地区、アシュラフィーヤ地区、ブスターン・カスル地区、シャイフ・サイード地区、マシュハド地区、ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、スッカリー地区、ライラムーン地区、ブライジュ村、ハンダラート・キャンプ、バービース村、アナダーン市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、フライターン市、タッル・リフアト市、クワイリス村、ラスム・アッブード村、ワディーヒー村、アレッポ中央刑務所周辺、ジュダイダ村、ブアイディーン村、ムスリミーヤ村、マーリア市で、反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市タラル地区、ニール通り、アレッポ大学、アズィーズィーヤ地区などに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民12人が死亡、52人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がムライハ市内に進軍し、同市内中心部の広場、市庁舎一帯を制圧した。

またドゥマイル空軍基地に向かおうとしていた軍部隊がダマスカス・バグダード街道上でジハード主義武装集団と交戦、またワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ周辺でも軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月3日付)によると、ムライハ市およびその周辺、ザバディーン市、ダイル・アサーフィール市、アイン・タルマー渓谷、ハラスター市警察病院東部、アーリヤ農場、ザバダーニー市、イフラ村郊外の山岳地帯、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これにより、軍はムライハ市内の市庁舎一帯およびアイスクリーム工場近くを制圧した。

またムウダミーヤト・シャーム市入り口で、反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆破させ、多数の住民が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イブリーヒーヤ村をシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線などが襲撃し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

また、ブサイラ市の北西部入り口付近でヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がダーイシュと交戦、ザッル村での戦闘ではダーイシュ戦闘員7人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マスアダ村近郊で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュ戦闘員8人が死亡した。

一方、ARA News(5月3日付)によると、タッル・アブヤド市出身のクルド人活動家(ヤスウ・クザイル)が、タドムル刑務所(ヒムス県)で収監中の息子との面会を終え、帰宅する途中、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に拘束された。

また、カンタリー検問所近くで、ダーイシュ戦闘員の遺体21体が発見された。

これに関して、ARA Newsは匿名筋の話として、遺体で発見された21人はダーイシュを離反しようとして殺害されたと伝えた。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)が、複数の消息筋の話として、カサブ町一帯でのシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と戦闘で、軍の第48連隊司令官のムハンマド・ハアルーフ少将が戦死したと報じた。

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イドリブ県では、SANA(5月3日付)によると、シュグル村、サルマーニーヤ村、マウザラ村、バイト・ラアス村、カルア・ガザール村、フータ村、マルイヤーン村、カフルルーマー村、アルバイーン山周辺、マジャース村、マアッラト・ヌウマーン市、バザーブール村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月3日付)によると、ムライハト・アトシュ村・フラーク市街道、ナワー市北東部、サムリーン村・ズィムリーン村交差点、インヒル市、ダーイル町、ラジャート高原一帯、アトマーン村、ダルアー市各所(ヨルダン通り、Syriatel、旧税関地区など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月3日付)によると、ドゥワイラア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、少女1人を含む市民4人が死亡した。

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ハサカ県では、ARA News(5月3日付)によると、シャッダーディー市郊外で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がジュブール部族の名士3人を拉致した。

拉致されたのは、アブドゥッラッザーク・ハウワーシュ・ムスラト氏、ミーザル・ムスラト氏、サーリム・ミンディール氏の3人で、うちアブドゥッラッザーク・ハウワーシュ・ムスラト氏はまもなく釈放された。

AFP, May 3, 2014、AP, May 3, 2014、ARA News, May 3, 2014、Champress, May 3, 2014、al-Hayat, May 4, 2014、Iraqinews.com, May 3, 2014、Kull-na Shuraka’, May 3, 2014、Naharnet, May 3, 2014、NNA, May 3, 2014、Reuters, May 3, 2014、SANA, May 3, 2014、UPI, May 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年5月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、軍が包囲を続けるヒムス市旧市街で午前9時から「停戦合意」が発効、『ハヤート』(5月3日付)によると、これにより、シリア政府は「革命の首都」と称されたヒムス市のほぼ全域を奪還した。

アブドゥッツラフマーン代表および「ハーリディーヤ革命家」を名乗る活動家によると、停戦合意は、①軍および反体制武装集団による48時間の戦闘の停止、②軍が包囲する地域からの反体制武装集団のヒムス県北部への退去(24時間以内に退去開始)、③同地域への軍の展開、を骨子とする。

『ハヤート』(5月3日付)によると、ヒムス市旧市街には戦闘員1,200人を含む1,500人が籠城しているという。

なお、この停戦合意は、周辺地区から避難民数万人が避難生活を送っているヒムス市ワアル地区およびその周辺地域が除外されているという。

関連情報:https://syriaarabspring.info/wp/?p=7685

一方、SANA(5月2日付)によると、ヒムス市バーブ・トゥルクマーン地区、バーブ・フード地区、クスール地区、タルビーサ市、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、ラスタン市郊外、イッズッディーン町、タラフ村、ガヌーシャ村、バルグースィーヤ村、スルターニーヤ村、西サラーム村、サアン村一帯、タドムル市西部などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市旧市街で、反体制武装集団メンバーとして活動していたイラク人1人が当局に投降した。

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ハマー県では、SAN(5月2日付)によると、ジドリーン村、フマイリー村で反体制武装集団が爆弾を積んだ車で相次いで自爆テロを行い、子供11人を含む18人が死亡、50人以上が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダのアイマン・ザワーヒリー氏の呼びかけにもかかわらず、ズィーバーン町でシャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦した。

またクーリーヤ市で未明に大きな爆発があり、ダーイシュの軍事司令官(アミール)の弟1人を含むダーイシュ戦闘員2人が死亡、またブサイラ市でもヌスラ戦線によってダーイシュ戦闘員2人が斬首された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市郊外に位置するアレッポ中央刑務所から1.5キロの地点に位置するアレッポ市北東部の入り口一帯を軍が制圧した。

一方、SANA(5月2日付)によると、シャイフ・ナッジャール市南部のブライジュ村を軍が制圧した。

またアレッポ市アーミリーヤ地区、ラームーサ地区、ライラムーン地区、ラーシディーン地区、ジャンドゥール地区、カースティールー地区、シャイフ・サイード地区、シャイフ・ナッジャール市、アレッポ中央刑務所周辺、ダーラト・イッザ市、アターリブ市、ハーン・アサル村、フライターン市、カブターン・ジャバル村、アナダーン市、タッル・リフアト市、バービース村、ナアナーイー村、スィムアーン山東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月2日付)によると、アイン・タルマー渓谷、ムライハ市およびその周辺、アーリヤ農場、ザバダーニー市、ルハイバ市、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

またシリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺などでの戦闘で、反体制武装集団戦闘員10人、軍兵士18人、市民6人が死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(5月2日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月2日付)によると、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市西部郊外、ヌアイマ村、ナマル町、ダルアー市内各所(ビラール・ハバシー・モスク一帯など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月2日付)によると、マアッラトミスリーンムラ、ナージヤムラ、バシーリーヤ村、ハッルーズ村、ジスル・シュグール市西部山岳地帯、バザーブール村、カフルナブズ村、アブー・ズフール航空基地周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 2, 2014、AP, May 2, 2014、ARA News, May 2, 2014、Champress, May 2, 2014、al-Hayat, May 3, 2014、Iraqinews.com, May 2, 2014、Kull-na Shuraka’, May 2, 2014、Naharnet, May 2, 2014、NNA, May 2, 2014、Reuters, May 2, 2014、SANA, May 2, 2014、UPI, May 2, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市タッル・ザラーズィール地区に対して軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃を行う一方、アーミリーヤ地区で、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またARA News(5月1日付)によると、軍はアフリーン市郊外のキーマール村、バースーファーン村周辺を空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、ラームーサ地区、ブスターン・バーシャー地区、ハラク地区、ジャンドゥール地区、スッカリー地区、バニー・ザイド地区、アンサーリー地区、カーディー・アスカル地区、サカン・シャバービー地区、ライラムーン地区、カースティールー地区、クワイリス村、ジュダイダ村、ラスム・アッブード村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ジュバイラ村、アナダーン市、マンスーラ村、ハーン・アサル村、フライターン市、ハンダラート・キャンプ、カブターン・ジャバル村、バービース村、ウワイジャ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・アシュタル周辺の農場地帯にある軍の拠点複数カ所を、ジハード主義武装集団が攻撃する一方、軍はサフム・ジャウラーン村一帯を空爆した。

ナワー市周辺でも、軍とジハード主義武装集団が交戦、軍が同市各所を砲撃したほか、インヒル市、ダーイル町、タスィール町、ナーフタ町、アトマーン村、サイダー町、ムサイフラ町、ジーザ町、東ガーリヤ町、アドワーン村を砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、ナワー市一帯、タッル・ジャムーア、ジッリーン村、ムザイリーブ町、ダーイル町、アトマーン村、ラジャート高原一帯、ヒルバト・マーマー村、ウンム・アウサジュ村、ムサイフラ町、サムリーン村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍とジハード主義武装集団と交戦、軍が同地およびジスリーン町一帯を砲撃した。

またジャルマーナー市に迫撃砲弾複数発が着弾し、軍兵士2人が死亡、9人が負傷したほか、ダイル・アサーフィール市にも迫撃砲弾複数発が着弾した。

Kull-na Shuraka', May 1, 2014
Kull-na Shuraka’, May 1, 2014

一方、クッルナー・シュラカー(5月1日付)によると、アラブ社会主義連合民主党(ハサン・アブドゥルアズィーム氏が指導)のムハンマド・サイード・フライターニー政治局メンバーが、ドゥーマー市の自宅前で暗殺された。

他方、SANA(5月1日付)によると、ムライハ市およびその周辺、ハラスター市、ドゥーマー市、アルバイン市、アドラー市旧市街、ジャイルード市郊外、イフラ村郊外の山岳地帯、マダーヤー町、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡、22人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、西部のタッル・マラフ検問所をジハード主義武装集団が攻撃、制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブサイラ市東部およびマヤーディーン市郊外(マヤーディーン橋近く)で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線が交戦した。

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ダマスカス県では、SANA(5月1日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアッバースィーイーン地区、ティジャーラ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、建物などが被害を受けた。

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ラタキア県では、SANA(5月1日付)によると、カサブ町、ダブサ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月1日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、サムアリール村、ブルジュ・カーイー村、タッルドゥー市、タドムル市郊外、西サラーム村、ウンム・リーシュ村、ジャービリーヤ村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月1日付)によると、バシーリーヤ村、ヒルバト・ジャウズ村、アルバイーン山周辺、カフルナブル市、カフルルーマー村、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ハーミディーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 1, 2014、AP, May 1, 2014、ARA News, May 1, 2014、Champress, May 1, 2014、al-Hayat, May 2, 2014、Iraqinews.com, May 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 1, 2014、Naharnet, May 1, 2014、NNA, May 1, 2014、Reuters, May 1, 2014、SANA, May 1, 2014、UPI, May 1, 2014などをもとに作成。

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2014年4月30日のシリア情勢:国内の暴力

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(4月30日付)によると、ハサカ市のハサカ駅一帯で西クルディスタン移行期民政局アサーイシュと国防隊が交戦し、民間人1人と国防隊隊員2人が死亡した。

民主統一党に近い消息筋によると、戦闘は、ムフティー地区とタッル・ハジャル地区の間に位置するアサーイシュ検問所を「覆面をした武装集団」が襲撃したことに端を発していたという。

これに対し、ARA News(4月30日付)は、人民防衛隊がクルドの旗を駅の施設内にある塔の一つに掲揚したことに対して、国防隊が撤去を求めたことをきっかけに戦闘が起きたと報じた。

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アレッポ県では、シャフバー・プレス(4月30日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアレッポ・バーブ街道に位置するシャーミル村から撤退し、同地を軍およびアブー・ファドル・アッバース旅団に明け渡した。

一方、シリア人権監視団は、アレッポ市アンサーリー地区のアイン・ジャールート学校を軍が「真空爆弾」で空爆し、子供10人を含む18人が死亡したと発表した。

これに関して、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、同軍への空爆を、28日の「停戦合意」(https://syriaarabspring.info/wp/?p=7715)違反と非難した。

しかし声明は、29日にシャームの民のヌスラ戦線が行ったヒムス市ザフラー地区(アッバースィーヤ地区)での爆破テロ(シリア人権監視団によると民間人約100人が死亡)やダマスカス県シャーグール区の学校への迫撃砲攻撃については何ら言及していない。

このほか、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がアレッポ市北部のブライジュ地区を制圧したほか、軍がアレッポ歩兵学校周辺、アレッポ中央刑務所周辺、ファーフィーン村、バービース村、シャイフ・ナッジャール市を「樽爆弾」などで空爆した。

他方、SANA(4月30日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、ザバディーヤ地区、サーフール地区、サーリヒーン地区、ハナーヌー地区、マサーキン・シャバービー地区、バニー・ザイド地区、ハラク地区、ライラムーン地区、カースティールー地区、ジュダイダ地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ジュバイラ村、マーイル町、マーリア市、フライターン市、アナダーン市、マンスーラ村、シュワイフナ村、クワイリス村、ラスム・アッブード村、バービース村、ハンダラート・キャンプ、サイファーン村、カフルハムラ村、カブターン・ジャバル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がドゥーマー市、アルバインし、ザバダーニー市一帯、ムライハ市郊外を地対地ミサイルなどで砲撃、ドゥーマー市郊外で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月30日付)によると、ムライハ市、ダイル・アサーフィール市、ハラスター市、ドゥーマー市、アーリヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ルハイバ市、ジャイルード市近郊、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・アシュタル、ジュムーア丘に向かって「自由シリア軍」が進軍し、同地一帯で軍と交戦、またナワー市各所を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(4月30日付)によると、ダルアー市旧税関地区南部、避難民キャンプ、ハマーディーン地区、アバーズィード地区など、アトマーン村、ヤードゥーダ村、ムザイリーブ町、ダーイル町、ムハッジャ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区に地対地ミサイルが着弾した。

一方、SANA(4月30日付)によると、ヒムス市ハミーディーヤ地区、バーブ・フード地区、タルビーサ市、アーミリーヤ村、フーシュ・ハッジュー村、ガントゥー市、ダール・カビーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタルビーサ市およびヒムス市で反体制武装集団メンバー41人が当局に投降した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市シャイフ・ダーヒル地区の近くで大きな爆発音が2度聞こえた。

またシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が北部のヒルバト・バーズ村、カタフ・サハーウィナ村を砲撃した。

一方、SANA(4月30日付)によると、アイン・ダブラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員39人を殲滅、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、マサール・プレス(4月30日付)によると、ジュライジーヤ村、ファディーン村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃し、「革命家」9人を殺害、両村を制圧した。

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ダマスカス県では、SANA(4月30日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月30日付)によると、上カストゥーン村、サフン村、タッル・ガザール村、アナブ村、アイン・ハムラー村、クマイナース村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 30, 2014、AP, April 30, 2014、ARA News, April 30, 2014、Champress, April 30, 2014、al-Hayat, May 1, 2014、Iraqinews.com, April 30, 2014、Kull-na Shuraka’, April 30, 2014、Masar Press Agency, April 30, 2014、Naharnet, April 30, 2014、NNA, April 30, 2014、Reuters, April 30, 2014、SANA, April 30, 2014、Shahba Press, April 30, 2014、UPI, April 30, 2014などをもとに作成。

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2014年4月29日のシリア情勢:国内の暴力

アンサール・ハック戦線司令官で「自由シリア軍」東部地域諜報課長のアブー・ムアーッズ・アカイディー氏は、クッルナー・シュラカー(4月28日付)に対し、アサド政権とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ラッカ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県での「勢力画定」について合意したと主張した。

アカイディー氏によると、この合意は「アサド政権に属す一部クルド人政党」、「ハサカ市とカーミシュリー市のシャッビーハ指導者」、ダーイシュ指導部によって27日に交わされ、①ラッカ県、カーミシュリー市(ハサカ県)郊外、マルカダ町を除くハサカ市郊外からのダーイシュの撤退とダイル・ザウル県の放棄、②シリア政府からダーイシュへの10億ドルの支援金を支払い、を骨子とする、という。

アカイディー氏によると、シリア政府側の交渉団(「ハサカ市とカーミシュリー市のシャッビーハ指導者」)は、フサーム・スッカル大統領府安全問題担当官、空軍情報部ダイル・ザウル支部長、軍事情報局カーミシュリー支部長、ムハンマド・ファーリス氏、ハサン・ムスラト氏からなり、ダーイシュ側は、アブー・ウサーマ・イラーキー氏、アブー・ルクマーン氏が交渉にあたったという。

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ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事がAFP(4月19日付)に、ヒムス市ザフラー地区(アラウィー派が多く暮らす地区)で反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、36人が死亡し、75人が負傷、またその直後に手製の迫撃砲が同地に着弾し、9人が死亡、10人が負傷したと述べた。

これに関して、シリア人権監視団は、2台の車に仕掛けられた爆弾が爆発、その後、迫撃砲着弾によると思われる爆発があり、女性、子供を含む40人が死亡、80人以上が負傷したと発表した。

一方、SANA(4月29日付)によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区、ハミーディーヤ地区、ダール・カビーラ村、アーミリーヤ村、サアン村、タドムル市・ヒムス市街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(4月29日付)によると、シャーグール区のバドルッディーン・フスニーシャリーア学校複合施設に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、14人が死亡、86人が負傷した。

これに関して、シリア人権監視団は、17人が死亡、50人が負傷したと発表した。

またSANAによると、アッバースィーイーン地区にも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、8人が負傷した。

このほか、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アドラー市内にある「パレスチナ・ムジャーヒディーン殉教者遺族学校」近くに迫撃砲弾が着弾し、パレスチナ人児童3人が死亡した。

またムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が同地を地対地ミサイルなどで砲撃した。

さらに軍はザマルカー町、ドゥーマー市郊外を砲撃した。

一方、SANA(4月29日付)によると、ムライハ市郊外、アルバイン市、ザマルカー町、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍がマスハラ村近郊のタッル・ブラークを制圧した。

一方、SANA(4月29日付)によると、サアサア町・シヒム村感の街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍がマーリア市、アターリブ市一帯、タッル・シャイール村、アレッポ市マルジャ地区を「樽爆弾」などで空爆する一方、シャイフ・ナッジャール市で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月29日付)によると、ダーラト・イッザ市、フライターン市、ハンダラート・キャンプ、ジュバイラ村、タッル・ジャビーン村、アナダーン市、アターリブ市、マンスーラ村、クワイリス村、ラスム・アッブード村、アアザーズ市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、マンスーラ村、ムスリミーヤ村、アレッポ市シャイフ・サイード地区、スッカリー地区、アーミリーヤ地区、ブスターン・カスル地区、ハナーヌー地区、サカン・シャバービー地区、ラーシディーン地区、旧市街、ライラムーン地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月29日付)によると、サムリーン村西部、ハーッラ市東部、ダルアー市旧税関地区、ヨルダン通りなどで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 29, 2014、AP, April 29, 2014、ARA News, April 29, 2014、Champress, April 29, 2014、al-Hayat, April 30, 2014、Iraqinews.com, April 29, 2014、Kull-na Shuraka’, April 29, 2014、Naharnet, April 29, 2014、NNA, April 29, 2014、Reuters, April 29, 2014、SANA, April 29, 2014、UPI, April 29, 2014などをもとに作成。

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2014年4月28日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ・シャリーア委員会などによる電力供給遮断(https://syriaarabspring.info/wp/?p=7280)で、10日以上にわたり停電が続いていたアレッポ市西部(シリア政府支配地域)で電気供給が再開された。

Kull-na Shuraka', April 28, 2014
Kull-na Shuraka’, April 28, 2014

これに先立ち、シャームの民のヌスラ戦線の福祉総局は声明を出し「政府支配地域の住民の苦労を鑑み…、アレッポ市への電力供給を再開する」と発表するとともに、軍が住宅地への空爆を再開した場合、電力供給を再び遮断すると脅迫した。

なおクッルナー・シュラカー(4月28日付)によると、アレッポ市西部への電力供給再開は、「アレッポ市民イニシアチブ」の仲介のもとに実現したという。

またシリア人権監視団は、アレッポ県の複数の活動家の話として、シャームの民のヌスラ戦線とシリア政府がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をアレッポ市北東部の火力発電所一帯から放逐することで合意したと発表した。

同監視団によると、この合意も「アレッポ住民のイニシアチブ」の仲介によるもので、ダーイシュ放逐に向けた協力を合わせて、軍によるブラート村一帯(ブラート丘)への進軍停止が定められているという。

Kull-na Shuraka', April 28, 2014
Kull-na Shuraka’, April 28, 2014

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺、旧市街のサブア・バフラート地区や軍が拠点として使用するアレッポ城近くで、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が進軍し、軍と交戦した。

一方、SANA(4月28日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

またダーラト・イッザ市、ラスム・アッブード村、クワイリス村、アレッポ中央刑務所周辺、アアザーズ市、タッル・リフアト市、バービース村、マンスーラ村、フライターン市、バシュカーティーン村、アレッポ市ライラムーン地区、シャイフ・サイード地区、ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区、カッラーサ地区、旧市街、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(4月29日付)によると、自由アレッポ県議会のアリー・スワイド経済局長がフライターン市に対する軍の空爆で死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カサブ町およびその周辺が軍の砲撃を受ける一方、第45監視塔周辺、サムラー村で軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月28日付)によると、軍が、国防隊の支援のもと、カサブ町郊外の第724高地、第1017高地、第959高地を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街各所で、軍と反体制武装集団が交戦、軍がワアル地区などを砲撃した。

また同監視団は複数の活動家の話として、ザーラ村で当局に投降した反体制武装集団のメンバー6人が軍によって処刑された。

活動家らによると、処刑されたメンバーはイスラーム教スンナ派でトルクメン系だったという。

一方、SANA(4月28日付)によると、ヒムス市聖ギルギス教会近く、シャーイル山(ハマー県)西部、サアン村、タルビーサ市、ハーリディーヤ村、ガントゥー市、アブディーン村、アーミリーヤ村、ブルジュ・カーイー村、カフルラーハー市、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月28日付)によると、軍がムライハ市に対する作戦を継続した。

また、ジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、6人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(4月28日付)によると、軍がジャウバル区に対する作戦を継続した。

また、アッバースィーイーン地区、ザバダーニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、7人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(4月28日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校周辺、ヌアイマ村、ナワー市、アトマーン村北西部などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月28日付)によると、アルバイーン山一帯、カフルナジュド村、ラーミー村、マルイヤーン村、マアッラトミスリーン市、イフスィム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、イドリブ市スライバ地区、ハナーヌー広場周辺、教員住宅地区、イトファーイーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供と女性3人が死亡、15人が負傷した。

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ハサカ県では、ARA News(4月28日付)によると、カーミシュリー市アンタリーヤ地区で爆弾が爆発し、西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュの隊員2人が負傷した。

AFP, April 28, 2014、AP, April 28, 2014、ARA News, April 28, 2014、Champress, April 28, 2014、al-Hayat, April 29, 2014、Iraqinews.com, April 28, 2014、Kull-na Shuraka’, April 28, 2014、April 29, 2014、Naharnet, April 28, 2014、NNA, April 28, 2014、Reuters, April 28, 2014、SANA, April 28, 2014、UPI, April 28, 2014などをもとに作成。

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2014年4月27日のシリア情勢:国内の暴力

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、クワダナ村東部の東タッル・アフマル一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が軍との交戦の末、同地を完全制圧した。

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ダルアー県では、SMART News(4月27日付)によると、ジハード主義武装集団の砲撃・銃撃を受け、軍がナワー市郊外のマスラ検問所、ラッカト・ハズナ検問所から、タッル・ムジューア方面に撤退した。

一方、SANA(4月27日付)によると、ダーイル町、ヤードゥーダ村、カサーラ村、サムリーン村西部、アトマーン村郊外、ヌアイマ村周辺、ジャムラ村、ラジャート高原、ガーリヤート村西部、ダルアー市各所などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(4月27日付)によると、ダルアー県マアルバ町からアラー村に潜入しようとした反体制武装集団戦闘員を軍が撃退、殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街のシリア政府支配地域に対するジハード主義武装集団の砲撃により、21人が死亡、50人近くが負傷、また武装集団は、軍が拠点としていた旧商業会議所ビルを爆破した。

これに対して、軍はアレッポ市旧市街バーブ・カンサリーン一帯、シャッアール地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区、アアザーズ市、マアーッラト・アルティーク村を空爆・砲撃した。

一方、SANA(4月27日付)によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、ラームーサ地区、シャイフ・サイード地区、旧市街、ジュバイラ地区、バニー・ザイド地区、サカン・シャバービー地区、ライラムーン地区、ジュダイダ地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル村、アターリブ市、マアーッラト・アルティーク村、マーリア市、アナダーン市、マンスーラ村、カフルハムラ村、カフルハラブ村、アアザーズ市、クワイリス村、ラスム・アッブード村、アルバイド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、アレッポ市バーブ・ファラジュ地区、バールーン通り、サブア・バフラート地区などに反体制武装集団が迫撃砲、ロケット弾多数を打ち込み、市民24人が死亡、52人が負傷、建物などが破壊された。

 

このほか、ARA News(4月28日付)によると、ドゥーディヤーン村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃し、クルド人戦線旅団の検問所近くで爆弾を積んだ車2台を爆破した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イフスィム村を軍が空爆した。

一方、SANA(4月27日付)によると、ラッファ村、ダイル・シャルキー村、マアッラ村、カフルナジュド村、ナリラヤー村、タッル・シャッバールーン村、アルバイーン山一帯、マアスィラト・ハラブータッリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、イドリブ市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、2人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タシャールマー山一帯、サルマー町で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月27日付)によると、サムラー村の地中海願の前哨地を軍が掌握したほか、カサブ町、ディブサ村周辺、カサーティル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がザバダーニー市郊外の山岳地帯を砲撃する一方、ムライハ市およびその周辺を空爆した。

一方、SANA(4月27日付)によると、ザバダーニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、17人が負傷した。

またカッザーズ地区でも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が負傷した。

さらにマッザ86地区では、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、市民3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月27日付)によると、アドラー市旧市街とウンマーリーヤ地区、ジャイルード市郊外、ムライハ市およびその周辺、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、カースィミーヤ農場、ビラーリーヤ農場、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月27日付)によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、バーブ・フード地区、ナートゥール村、ラスタン市、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、サアン村、アーミリーヤ村、ヒルバト・ハムラ村、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ヒムス市ザフラー地区、カラム・ルーズ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性2人が死亡、16人が負傷した。

さらに、ジャービリーヤ村にも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性1人が死亡、子供1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(4月27日付)によると、フワイジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月27日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、工業地区、ハリーシャ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 27, 2014、AP, April 27, 2014、ARA News, April 27, 2014、April 28, 2014、Champress, April 27, 2014、al-Hayat, April 28, 2014、Iraqinews.com, April 27, 2014、Kull-na Shuraka’, April 27, 2014、Naharnet, April 27, 2014、NNA, April 27, 2014、Reuters, April 27, 2014、SANA, April 27, 2014、SMART News, April 27, 2014、UPI, April 27, 2014などをもとに作成。

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2014年4月26日のシリア情勢:国内の暴力

ハサカ県では、ARA News(4月26日付)によると、カーミシュリー市で西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュがシリアの治安部隊と衝突、双方に複数の死傷者が出た。

両者の衝突は、カーミシュリー市カッドゥール・ベク地区で治安部隊がアサーイシュに発砲したことに端を発しており、治安部隊はこの戦闘でアサーイシュ隊員複数名を逮捕したという。

一方、SANA(4月26日付)によると、カーミシュリー市内の複数の検問所で、軍が「テロ集団」を摘発した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が24日に制圧したジャービヤ丘一帯で軍と武装集団が交戦、運が空爆・砲撃を行った。

この戦闘に関して、シリア人権監視団は、反体制武装集団がジュムーア丘、タッル・ハズナを制圧し、クナイトラ県とダルアー県ナワー市一帯の地域の兵站線を確保したことを明らかにした。

このほか、軍はジャースィム市一帯を砲撃したという。

一方、SANA(4月26日付)によると、ダルアー市旧税関地区北西部、Syriatelビル、ヤルムーク学校、ミスリー交差点、キルク地区など、ジャースィム市・インヒル市間、アトマーン村、サムリーン村西部、ズィムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が同地を砲撃した。

また軍はダーライヤー市、ハジャル・アスワド市を砲撃した。

一方、SANA(4月26日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ラフマーン軍団、イスラーム戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルミーン市を軍が砲撃した。

一方、SANA(4月26日付)によると、サムリーン村、カンスフラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区、ハイダリーヤ地区で軍とジハード主義武装集団が交戦、軍がライラムーン地区一帯を空爆した。

一方、SANA(4月26日付)によると、アレッポ市近郊のシャイフ・ズィヤート地区とタアーナ地区の間に位置する製粉工場地帯を軍が制圧した。

また、アレッポ市シャイフ・サイード地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、スッカリー地区、旧市街、ジュダイダ地区、カースティールー地区、ライラムーン地区、クワイリス村、ラスム・アッブード村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ハンダラート・キャンプ、アナダーン市、アターリブ市、アアザーズ市、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月26日付)によると、ヒムス市バーブ地区、ハルジャ村、バルグーシャ村、アルシューナ村、スルターニーヤ村、ラスタン市、スィンディーヤ村、シャイフ・フマイド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(4月26日付)によると、ジャウバル区、アサーリー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 26, 2014、AP, April 26, 2014、ARA News, April 26, 2014、Champress, April 26, 2014、al-Hayat, April 27, 2014、Iraqinews.com, April 26, 2014、Kull-na Shuraka’, April 26, 2014、Naharnet, April 26, 2014、NNA, April 26, 2014、Reuters, April 26, 2014、SANA, April 26, 2014、UPI, April 26, 2014などをもとに作成。

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2014年4月25日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

アレッポ県では、ARA News(4月26日付)によると、バーブ市近郊のタッル・ジャイジャーン村で、シャームの民の合同作戦司令室、「自由シリア軍」が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

ARA News, April 25, 2014などをもとに作成。

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2014年4月25日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市近郊のTAMICO製薬会社をイスラーム戦線とシャバーフ・フダー大隊が爆弾で爆破した。

Kull-na Shuraka', April 25, 2014
Kull-na Shuraka’, April 25, 2014

同監視団によると、ムライハ市およびその周辺では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、軍が同地一帯を空爆した。

またザバディーン市郊外の農地を軍が地対地ミサイルで攻撃した。

一方、SANA(4月25日付)によると、ドゥマイル市、ムライハ市およびその周辺、ザマルカー町、アルバイン市、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、ムカイラビーヤ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、1人が死亡、33人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イズラア市近郊の第12旅団基地周辺での軍との戦闘で、反体制武装集団司令官1人が死亡した。

またジハード主義武装集団が24日に制圧したジャービヤ丘一体での軍との戦闘で、ジハード主義武装集団の現地司令官1人が死亡した。

一方、SANA(4月25日付)によると、ダルアー市アルバイーン地区、旧税関地区、マンシヤ地区など、ジャービヤ丘、ダーイル町、サムリーン村、ムサイフラ町、ザバービル村、ラジャート高原一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラアス・バスィート村一帯をジハード主義武装集団が砲撃する一方、第45監視塔、サムラー村、タシャールマー山周辺で、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市一帯、ハーン・シャイフーン市を軍が「樽爆弾」、地対地ミサイルで空爆する一方、シーア派が暮らすフーア市周辺で、軍、国防隊、人民諸委員会が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、シャイフ・サイード地区(セメント工場交差点)、フライサ村周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(4月25日付)によると、アレッポ市旧市街に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

またアレッポ市ジュバイラ地区、シャイフ・サイード地区、ラームーサ地区、ライラムーン地区、ハーン・アサル村、タームーラ村、アターリブ市、タッル・リフアト市、マンビジュ市、ハーン・トゥーマーン村、ムスリミーヤ村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、フライターン市、シュワイフナ村、カフルハムラ村、ICARDA周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ラッカ市でダーイシュ追放に向けた市民キャンペーン「ラッカは沈黙のまま屠殺される」を組織しようとしている活動家らに対して「背教と世俗主義の罪で処刑する」と脅迫している、と『ハヤート』(4月26日付)が報じた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月25日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月25日付)によると、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 25, 2014、AP, April 25, 2014、ARA News, April 25, 2014、Champress, April 25, 2014、al-Hayat, April 26, 2014、Iraqinews.com, April 25, 2014、Kull-na Shuraka’, April 25, 2014、Naharnet, April 25, 2014、NNA, April 25, 2014、Reuters, April 25, 2014、SANA, April 25, 2014、UPI, April 25, 2014などをもとに作成。

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最新論考「混迷するアラブ情勢の今:シリアをめぐる紛争をどうとらえるか」(『地理・地図資料』)

青山弘之「混迷するアラブ情勢の今:シリアをめぐる紛争をどうとらえるか」
http://www.teikokushoin.co.jp/journals/geography/pdf/201401g/04_hsggbl_2014_01g_p07_p10.pdf

『地理・地図資料』2014年度1学期号、7~10ページ

チュニジアでの政権交代に端を発する「アラブの春」がアラブ各国を席巻してから3年が経った。「民主化革命」などと報道されたこの政治変動が当初の楽観的な期待から乖離し,各国政情を不安定化させたという現実は,最近になってようやく認知されつつある。しかし・・・

2014年4月24日のシリア情勢:国内の暴力

自由シリア軍参謀委員会広報局は声明を出し、ダルアー県とクナイトラ県で新たな作戦(「耐え忍ぶ者たちに吉報をもたらせ」作戦)を開始し、複数の拠点を新たに制圧した、と発表した。

この作戦は「不正にあえぐヒムスの救済、包囲され、不正に苛まれている国民の救済」を側方支援するとともに、第61旅団本部がある「ナワー市(ダルアー県)への道を切り開き、同地からダマスカスに向かうこと」を目的としているという。

作戦開始とともに、「自由シリア軍」および「革命家たち」は、ダルアー県のタッル・ジャービーヤ、スッカリーヤ町を完全制圧したという。

これに対して、軍はダルアー県インヒル市、タスィール町を砲撃する一方、「自由シリア軍」などと激しく交戦しているという。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー県から同県に進入したジハード主義武装集団が、ヒルバー村近郊で軍と人民諸委員会(自警団)の要撃を受け、戦闘員4人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺などで、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦する一方、軍がサクバー市周辺、ドゥーマー市各所を空爆・砲撃した。

一方、SANA(4月24日付)によると、シャイフーニーヤ農場、ハラスター市警察病院東部、ムライハ市およびその周辺、TAMICO周辺、ザバディーン市郊外、ダイル・アサーフィール市郊外、イフラ村郊外の山岳地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザバダーニー市で、反体制武装集団の戦闘員39人が、カナーキル村で17人が当局に投降した。

このほか、ジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民22人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区(サラースィーン通りなど)で軍が反体制武装集団と交戦、同地を砲撃した。

一方、SANA(4月24日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市を軍が空爆し、女性2人、子供3人を含む25人が死亡した。

また軍は、マアーッラト・アルティーク村、タッル・リフアト市、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、ダフラト・アワード地区を「樽爆弾」などで空爆した。

これに対し、ジハード主義武装集団はアレッポ市シャイフ・サイード地区のセメント工場、ナイル通りなどを砲撃した。

一方、SANA(4月24日付)によると、ヒムス市ラームーサ地区、シャイフ・サイード地区、アーミリーヤ地区、ジュバイラ地区、ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区、タッル・リフアト市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アウラム・クブラー町、クワイリス村、アルバイド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市インティラーク通り一体を軍が空爆する一方、ダイル・ザウル航空基地周辺でジハード主義武装集団と交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ワドヤーン村で、「ヴェールを着用していない女性とともに市場を訪れた」男性をむち打ち刑に処した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市郊外のタッル・ハルム村の市場近くの民主統一党人民防衛隊検問所で、爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

マサール・プレス(4月24日付)によると、この爆発で人民防衛隊の隊員30人以上が死亡、また、この他にもミシュラーファ村とラアス・アイン市コルニーシュ地区でも同様の爆破攻撃が発生し、多数の隊員が死傷したという。

マサール・プレスによると、これらの攻撃はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるものだという。

一方、SANA(4月24日付)は、ラアス・アイン市とタッル・ヒラーフ村で、「テロリスト」が爆弾を仕掛けた車を爆破、これにより市民7人が死亡したと報じた。

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ダルアー県では、SANA(4月24日付)によると、ラジャート高原一帯、アトマーン村北西部、ダルアー市(アバーズィード倉庫一体、ダーヒヤト・ヤルムーク区など)、タスィール町、サーキヤ村、サムリーン村北西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月24日付)によると、アレッポ市からのバスの荷台に隠れていたソマリア人女性5人(パスポートなど身分証明書は携帯していなかったという)を当局が逮捕した。

またヒムス市バーブ・フード地区、カラービース地区、ワルシャ地区、ハミーディーヤ地区、カフルラーハー市、ブルジュ・カーイー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月24日付)によると、ディーニーン村、ビンニシュ市、ヒーシュ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 24, 2014、AP, April 24, 2014、ARA News, April 24, 2014、Champress, April 24, 2014、al-Hayat, April 25, 2014、Iraqinews.com, April 24, 2014、Kull-na Shuraka’, April 24, 2014、Masar Press Agency, April 24, 2014、Naharnet, April 24, 2014、NNA, April 24, 2014、Reuters, April 24, 2014、SANA, April 24, 2014、UPI, April 24, 2014などをもとに作成。

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2014年4月23日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SMART News(4月23日付)によると、ザバダーニー地元評議会が、「自由シリア軍」と軍との間で停戦合意が成立したと発表した。

同報道によると、この停戦合意は、ザバダーニー市に対する軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員の総攻撃の警告を受けたもので、期間は6日間だという。

また、この期間中に、軍は「ザバダーニー市全体における和解」を、また「自由シリア軍」側は攻撃回避をめざすという。

一方、シリア人権監視団によると、軍がムライハ市およびその周辺を空爆・砲撃する一方、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

他方、SANA(4月23日付)によると、ムライハ市およびその周辺、TAMICO周辺、アイン・タルマー渓谷、アーリヤ農場、アッブ農場、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供3人と女性1人を含む6人が死亡、32人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、バアス大隊が、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区で、ジハード主義武装集団と交戦の末、同地区を完全制圧した。

同地区での戦闘は、19日に同地区の検問所に駐留していた軍部隊が「脱走」、「離反」したのを受け、シャームの民のヌスラ戦線が侵入、バーブ・ドゥライブ地区、バーブ・スィバーア地区を結ぶ街道で車を爆破させるなどしたことで発生・激化していた。

一方、SANA(4月23日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、バーブ・ドゥライブ地区、クスール地区、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ハーリディーヤ村、ドゥワイル村、ブルジュ・カーイー村、アイン・フサイン村、アーミリーヤ村、サアン村、ウンム・ジャリーム村、イッズッディーン町、ミーリー渓谷、タッル・クトリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なおヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ワルシャ地区では、反体制武装集団の戦闘員127人が当局に投降、その後釈放されたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンニシュ市、タフタナーズ航空基地、マルイヤーン村周辺に対して軍が空爆を行った。

一方、SANA(4月23日付)によると、マルイヤーン村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区のセメント工場で、軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、軍が同地区を空爆した。

また軍はアレッポ市ブアイディーン地区、マアスラーニーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、アナダーン市、フライターン市、ダイル・ハーフィル市(イラク・シャーム・イスラーム国が占拠)を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(4月23日付)によると、アレッポ市フドル・モスク近く、ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区、スッカリー地区、ラームーサ地区、シャイフ・サイード地区、ジュダイダ地区、ライラムーン地区、バーブ市(航空士官学校周辺)、クワイリス村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、カブターン・ジャバル村、アターリブ市、アナダーン市、ハーン・トゥーマーン村、アッザーン村、カフルナーハー村、ダーラト・イッザ市、マーイル町、ワディーヒー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サムラー村周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市近くのヒルバト・ルッズ村でジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と戦闘の末、同村を制圧した。

またクッルナー・シュラカー(4月23日付)は、ラッカ市の複数の消息筋の話として、シャーム自由人イスラーム運動が、1週間前にスパイ(シリア政府への密告)容疑で身柄拘束した女性活動家のヤースミーン・バンシー氏を解放したと報じた。

バンシー氏は解放後、トルコに入ったという。

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ダマスカス県では、SANA(4月23日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月23日付)によると、ヤードゥーダ村、ラジャート高原一帯、アトマーン村西部、タファス市、サムリーン村、ティブナ村北部、ナワー市、タスィール町、カラク村、ダルアー市各所(ビラール・ハバシー・モスク周辺、靴工場、郵便局など)、西ガーリヤ村、ブスラー・シャーム市、ヌアイマ村、ヒルバト村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月23日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハミーディーヤ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月23日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、タルハナ村、マシュジャラ村、ハーン・アルナバ市、バアス市、ナブア・サフル村で、反体制武装集団のメンバー115人が当局に投降した。

マアン・サラーフッディーン県知事によると、115人が投降するのに先だって、当局はこれまでに投降した240人以上を釈放しているという。

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ハサカ県では、ARA News(4月23日付)によると、ラアス・アイン市郊外のザフル・アラブ村でアラブ人武装集団が民主統一党人民防衛隊の元教官が暗殺された。

AFP, April 23, 2014、AP, April 23, 2014、ARA News, April 23, 2014、Champress, April 23, 2014、al-Hayat, April 24, 2014、Iraqinews.com, April 23, 2014、Kull-na Shuraka’, April 23, 2014、Naharnet, April 23, 2014、NNA, April 23, 2014、Reuters, April 23, 2014、SANA, April 23, 2014、SMART News, April 23, 2014、UPI, April 23, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年4月22日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、また軍はアーリヤ農場、ザバダーニー市東部山岳地帯などを砲撃した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ムライハ市およびその周辺、ハラスター市、ザバダーニー市西部の山岳地帯、ジャイルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マサーキン・バルザ地区で、治安部隊が強制捜査を行う一方、カダム区、ジャウバル区、アサーリー地区、ヤルムーク区近郊が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(4月22日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区周辺で、軍、バアス大隊(国防隊)がジハード主義武装集団と交戦、また同市各所を軍が砲撃した。

またヒムス市ワアル地区でも、軍、国防隊、マズラア町住民(シーア派)からなる民兵が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区、カラービース地区、ジュッブ・ジャンダリー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、アイン・フサイン村、フーシュ・ハッジュー村、ダイル・フール村西部、ガジャル村、ウンク・ハワー村、クサイル市、ジュッブ・ハブル村、マヌーフ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市、カスル・ブン・ワルダーン村を軍が空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カサブ町周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、またナブア・ムッル村一帯を軍がミサイルで攻撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が男性1人を「政府軍に協力した」罪で処刑した。

またARA News(4月22日付)は、複数の活動家の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ県内の農村で、「公道で喫煙していた」男性をむち打ち刑に処したと報じた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が男性1人を「忠誠を拒否した」罪で処刑した。

またARA News(4月22日付)は、ダルバースィーヤ市郊外のシャイフ・ファーティマ村で、民主統一党人民防衛隊が、隊列を離反した女性隊員(15歳)の家族に対して、身柄拘束などの嫌がらせをしている、と報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市スッカリー地区、バニー・ザイド地区、アンサーリー地区、タッル・ザラーズィールを軍が空爆する一方、ブスターン・カスル地区でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ハンダラート・キャンプ、アレッポ市ジャンドゥール地区、シャイフ・サイード地区、スッカリー地区、アンサーリー地区、ダフラト・アブドゥラッブブ地区、ライラムーン地区、カフルハムラ村、フライターン市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、マンナグ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月22日付)によると、サルミーン市、サラーキブ市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月22日付)によると、ダルアー市各所(ダム街道、ウマリー・モスク、ビラール・ハバシー・モスク、靴工場、郵便局周辺)、ブスラー・シャーム市、サムリーン村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月22日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ウルフィー地区、旧空港地区、工業地区、フサイニーヤ町、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 22, 2014、AP, April 22, 2014、ARA News, April 22, 2014、Champress, April 22, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 22, 2014、Kull-na Shuraka’, April 22, 2014、Naharnet, April 22, 2014、NNA, April 22, 2014、Reuters, April 22, 2014、SANA, April 22, 2014、UPI, April 22, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、スール村でシャームの民のヌスラ戦線戦闘員が2回にわたり自爆攻撃を行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員16人を殺害した。

Alarabia.net, April 22, 2014
Alarabia.net, April 22, 2014

死亡したダーイシュ戦闘員のなかには、「アブー・タルハト・アルマーニー」を名乗っていたドイツ人ラッパーのデソ・ドッグ(Deso Dogg)氏(本名デニス・ママドウ・カスパート)が含まれているという。

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 ハサカ県では、ARA New(4月22日付)によると、イラク・クルディスタン地域から帰国したシリア・クルディスタン民主党中央委員会メンバーのサーリフ・ジャミール氏ら15人が民主統一党のアサーイシュに5時間にわたり拘束され、ジャミール氏を含む8人がイラク・クルディスタン地域に追放された。

また、ハサカ市タッル・ハジャル地区にあるアサーイシュの拘置所の収監者5人が脱獄した。

ARA News, April 21, 2014、al-Hayat, April 23, 2014、Kull-na Shuraka’, April 23, 2014をもとに作成。

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