シリア軍がハマー県とアレッポ県を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するシャーム軍団のメンバー4人死傷(2024年5月27日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村一帯に対して自爆型無人航空機4機で攻撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村一帯、バーラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマクラビース村、バルナター村一帯に対して自爆型無人航空機1機で攻撃を行い、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するシャーム軍団のメンバー2人を殺害、2人を負傷させた。

シリア軍はまた、ダーラト・イッザ市近郊で民間の車輛1台を対戦車ミサイルで攻撃した。

AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の支配地各所で農業関係者が、小麦の販売価格を1キロ31米セントに制限するとした決定に抗議するデモ:ラッカ市では取材中の記者らが暴行を受ける(2024年5月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配下にある工場地区(ダイル・ザウル市北)、アズバ村、ハワーイジュ・ブーマスア村、サアワ村で、農業関係者数十人が、小麦の販売価格を1キロ31米セントに制限するとした北・東シリア地域民主自治局農業灌漑委員会の決定(5月26日)に抗議するデモを行った。

また、ラッカ県ラッカ市にある北・東シリア地域民主自治局の執行評議会前、アレッポ県マンビジュ市、ハサカ県ハサカ市、カーミシュリー市、ダルバースィーヤ市、アームーダー市でも同様のデモが行われた。

このうち、ラッカ市でのデモでは、、北・東シリア地域民主自治局の軍・治安関係者らがデモを取材していた記者2人に暴行を加え、一時拘束、撮影したデータを削除させられた。

AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県各所で続く反シャーム解放機構デモ参加者を総合治安機関が逮捕(2024年5月27日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるハルブヌーシュ村、イドリブ市で午後、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


また夜間にも、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ジスル・シュグール市、カフルルースィーン村のIDPsキャンプ、ビンニシュ市、カフルルーマー村、タフタナーズ市、アルマナーズ市、カフルタハーリーム町、アリーハー市、ダーナー市でデモが行われた。










アレッポ県では、ダーラト・イッザ市で同様のデモが行われた。

シリア人権監視団によると、これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、デモに参加したとされる高齢の男性1人を逮捕した。

一方、ジスル・シュグール市では、シリア救国内閣の内務省で護衛として勤務していたシャーム解放機構の治安要員1人が自宅で何者かにナイフで首を切られて死亡した。

また、イナブ・バラディー(5月27日付)によると、ハルブヌーシュ村にあるモスクで、活動家の1人イブラーヒーム・ファジュル氏、アーダム・スライマーン氏、ラーミー・アブドゥルハック氏、ヤフヤー・サイイド・ユースフ氏、サムハル・シャルファリー氏、ザカリヤー・サンヌー氏、イーサー・アブドゥルハミード氏が逮捕された。

AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊を砲撃(2024年5月27日)

アレッポ県では、ANHA(5月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のアウン・ダーダート村を砲撃した。

AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊とともに活動する地元民兵組織の車輛がダイル・ザウル県でダーイシュが仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれ、5人死亡(2024年5月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命防衛隊とともに活動する地元民兵組織の車輛が、ダイル・ザウル市とスフナ市を結ぶ街道沿線のフライビシャ町の検問所近くにダーイシュ(イスラーム国)が仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた5人が死亡した。

AFP, May 26, 2024、ANHA, May 26, 2024、‘Inab Baladi, May 26, 2024、Reuters, May 26, 2024、SANA, May 26, 2024、SOHR, May 26, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のナスル軍が、ハマー県北西部のガーブ平原でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年5月26日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のナスル軍が、県北西部のガーブ平原でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村森林地帯を砲撃した。

AFP, May 26, 2024、ANHA, May 26, 2024、‘Inab Baladi, May 26, 2024、Reuters, May 26, 2024、SANA, May 26, 2024、SOHR, May 26, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北、タッル・リフアト市近郊を砲撃(2024年5月26日)

アレッポ県では、ANHA(5月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のトゥーハール村、アウン・ダーダート村を砲撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

AFP, May 26, 2024、ANHA, May 26, 2024、‘Inab Baladi, May 26, 2024、Reuters, May 26, 2024、SANA, May 26, 2024、SOHR, May 26, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍の無人航空機1機がヒムス県のダブア航空基地に向かおうとしていたレバノンのヒズブッラーの車輛1台と貨物トラック1台をクサイル市近郊で攻撃、3人が死傷(2024年5月25日)

ヒムス県では、マヤーディーン・チャンネル(5月25日付)によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、ダブア航空基地に向かおうとしていたレバノンのヒズブッラーの車輛1台と貨物トラック1台をクサイル市近郊で攻撃、2台とも炎上した。

スプートニク・アラビア語版(5月25日付)によると、無人航空機はレバノン領空からミサイル2発を

シリア人権監視団によると、攻撃で、ヒズブッラーのメンバーらが死傷した模様だが、国籍は不明(シリア人権監視団によると、その後、ヒズブッラーとともに活動するシリア人1人が死亡、これにより死者は3人となったと発表)。

一方、マディーナFM(5月25日付)によると、1にが死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は、5月に入って7回目、今年に入って41回目(うち29回が航空攻撃、12回が地上攻撃)で、これにより83あまりの標的が破壊され、軍関係者141人が死亡、57人が負傷しているという。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):21人
レバノンのヒズブッラーのメンバー:27人
イラク人:12人
「イランの民兵」のシリア人メンバー:31人
「イランの民兵」の外国人メンバー:10人
シリア軍将兵:40人

また、民間人も12人が死亡、20人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:18回
ダルアー県:13回
ヒムス県:5回
クナイトラ県:3回
タルトゥース県:1回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:1回

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、al-Madina FM, May 25, 2024、Qanat al-Mayadin, May 25, 2024、Sputnik Arabic, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024、May 26, 2024などをもとに作成。

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ハマー県、イドリブ県、アレッポ県でシリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室が交戦(2024年5月25日)

ハマー県では。シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村の複数ヵ所を対戦車ミサイルで攻撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサーン村を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるジャウバース村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村を砲撃した。

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を攻撃し、兵士1人を殺害(2024年5月25日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を攻撃し、兵士1人を殺害した。

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ:総合治安機関はデモ参加者に暴行を加えたほか、3人を逮捕(2024年5月25日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、アティマ村、ジスル・シュグール市、タフタナーズ市、イドリブ市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。








また、アレッポ県でも、アビーン・サムアーン村で同様の抗議デモが発生した。

これに対して、シャーム解放機関の総合治安機関はジスル・シュグール市などでデモ参加者に暴行を加えるとともに、多数の民家を強襲、家宅捜索し、デモに参加していたとして3人を逮捕した。

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年5月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月25日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーミル村とフラーク市を結ぶ街道で正体不明の武装集団が男女2人を襲撃、女性が死亡、男性が負傷した。

また、サナマイン市では、軍事情報局に協力する武装グループがシリア・アラブ赤新月社で働く男性に金品を要求、拒否されたためにこの男性を殺害した。

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024、Suwayda 24, May 25, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍マンビジュ軍事評議会はアレッポ県マンビジュ市北西の農村地帯で、シリア国民軍の陣地複数ヵ所に対して特殊作戦を実施し、戦闘員3人を殺害、武装した車輛1台を破壊(2024年5月25日)

アレッポ県では、ANHA(5月24日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西の農村地帯で、シリア国民軍の陣地複数ヵ所に対して特殊作戦を実施し、戦闘員3人を殺害、武装した車輛1台を破壊した。

これに対して、トルコ軍とシリア国軍は、同地一帯の農地に放火した。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村を砲撃した。

AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県西部の第111中隊基地一帯を自爆型無人航空機1機で攻撃(2024年5月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部の第111中隊基地一帯を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアぐが23日深夜から24日未明にかけてシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村を砲撃した。

シリア軍はまた、バイニーン村森林地帯、カウカバー村、フライフィル村を砲撃した。

AFP, May 24, 2024、ANHA, May 24, 2024、‘Inab Baladi, May 24, 2024、Reuters, May 24, 2024、SANA, May 24, 2024、SOHR, May 24, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構は治安要員を配置するも、イドリブ県とアレッポ県の各所で昼夜抗議デモが行われる(2024年5月24日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、抗議デモを阻止するため、総合治安機関などの要員をイドリブ市、ビンニシュ市、ジスル・シュグール市、ハザーヌー町など主要都市・町・村の入口に配置、検問所を増設するなどした。




しかし、金曜日午後の集団礼拝後、カッリー町、ビンニシュ市、ハザーヌー町、イドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、バービスカー村、カフルルーマー村の国内避難民(IDPs)キャンプ、カッリー町、マアッラトミスリーン市、クールカーニヤー村、アティマ村国内避難民(IDPs)キャンプ、ダイル・ハッサーン村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行なわれ、活動家や住民が参加した。


















また、アレッポ県でも、アビーン・サムアーン村、ダーラト・イッザ市、アターリブ市で抗議デモが行われた。



事態を受けて、シリア救国内閣のムハンマド・アブドゥッラフマーン内務大臣がデモ関連での逮捕者を起訴すると発表し、断固たる対応で臨む意志を示した。



だが、活動家らはこれに反発、デモは夜間にも、イドリブ県のアルマナーズ市、イドリブ市、タフタナーズ市、ジスル・シュグール市、ビンニシュ市、カッリー町、サルキーン市、カフルタハーリーム町、クールカーニヤー村、ラーミー村、サルマダー市、ビンニシュ市、アレッポ県のダーラト・イッザ市で行われ、改めて逮捕者の釈放などを求めた。














これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関がフーア市でデモを煽動したとして住民2人を逮捕した。

総合治安機関はまた、イドリブ市でのデモに参加していた活動家1人と「芸術家」1人も逮捕した。

さらに、ジスル・シュグール市とハルブヌーシュ村では、デモ参加者らに向けて手りゅう弾が投げ込まれた。


バービスカー村でも、老人がシャーム解放機構の治安要員の暴行を受けた。


AFP, May 24, 2024、ANHA, May 24, 2024、‘Inab Baladi, May 24, 2024、Reuters, May 24, 2024、SANA, May 24, 2024、SOHR, May 24, 2024、May 25, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ジャルズィー村で地元武装集団がユーフラテス川を挟んでシリア民主軍の陣地と撃ち合いに(2024年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のジャルズィー村で、地元武装集団が政府支配下の西岸から人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を機関銃などで攻撃、撃ち合いとなった。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるラタキア県ナフシャッバー村近郊で「決戦」作戦司令室のメンバー1人を狙撃し、殺害(2024年5月23日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるナフシャッバー村近郊で、「決戦」作戦司令室のメンバー1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のシャンナーン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマクラビース村一帯を砲撃した。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がラタキア県などを爆撃、トルキスタン・イスラーム党のジャアファル・ブン・アビー・ターリブ旅団の戦闘員の中国新疆ウィグル自治区出身者1人が死亡(2024年5月23日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が22日深夜から23日未明にかけてシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯、クバイナ丘一帯を爆撃した。

この爆撃で、トルキスタン・イスラーム党のジャアファル・ブン・アビー・ターリブ旅団の戦闘員の中国新疆ウィグル自治区出身者1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が22日深夜から23日未明にかけてシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のシャンナーン村、ルワイハ村、イフスィム町、マアッルバリート村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、爆撃はラタキア県に対するものと合わせて7回以上に及んだ。

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ザマーン・ワスル(5月23日付)によると、爆撃を行ったのは戦闘機2機、演習弾を用いて、イフスィム町一帯、ルワイハ村一帯、シャンナーン村一帯、マジュダリヤー村一帯、カッバーナ村の丘陵地帯8回の攻撃を行った。

この爆撃で火災が発生した。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関は金曜日の大規模デモに警戒し、イドリブ市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、マアッラトミスリーン市の入口や主要道路に部隊を配置(2024年5月23日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、トゥウーム村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


一方、シャーム解放機構の総合治安機関は、金曜日の大規模デモに警戒し、イドリブ市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、マアッラトミスリーン市の入口や主要道路に部隊を配置した。

シャーム解放機構の総合治安機関はまた、ジャウラーニー指導者の振る舞いを暴露する音声データを拡散した住民1人をアティマ村で逮捕した。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市近郊の村々を激しく砲撃(2024年5月23日)

アレッポ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍が22日深夜から23日未明にかけてシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のジャート村、アウン・ダーダート村、トゥーハール村、ダンダニーヤ村、サイヤーダ村、カーウカリー村、シャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村、アリーマ町、ジュッブ・マフズーム村を激しく砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍がサージュール川を渡って、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地からトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に入ろうとした男性を銃殺した。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県マヤーディーン市一帯を砲撃、民家複数棟が損害を受ける(2024年5月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市一帯を砲撃、民家複数棟が損害を受けた。

また、同地では、シリア民主軍と地元武装集団が交戦した。

AFP, May 22, 2024、ANHA, May 22, 2024、‘Inab Baladi, May 22, 2024、Reuters, May 22, 2024、SANA, May 22, 2024、SOHR, May 22, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2024年5月22日)

アレッポ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村を砲撃した。
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ハサカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市西のラクラクー村、クールキー村、ビール・ザンナール村、カズアリー村を砲撃した。
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AFP, May 22, 2024、ANHA, May 22, 2024、‘Inab Baladi, May 22, 2024、Reuters, May 22, 2024、SANA, May 22, 2024、SOHR, May 22, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍の特殊作戦師団(TOL)がラッカ県でダーイシュの軍事責任者1人を拘束(2024年5月21日)

ラッカ県では、ANHA(5月23日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊作戦師団(TOL)が県北部農村地帯で特殊作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の軍事責任者1人を拘束、武器などを押収した。

AFP, May 23, 2024、ANHA, May 23, 2024、‘Inab Baladi, May 23, 2024、Reuters, May 23, 2024、SANA, May 23, 2024、SOHR, May 23, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団がダイル・ザウル県ジュダイド・アカイダート村に潜入、シリア民主軍の陣地1ヵ所を攻撃(2024年5月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がシリア政府支配下のユーフラテス川西岸から、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のジュダイド・アカイダート村に潜入、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地1ヵ所を攻撃した。

これに対して、シリア民主軍が応戦し、2人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, May 21, 2024、ANHA, May 21, 2024、‘Inab Baladi, May 21, 2024、Reuters, May 21, 2024、SANA, May 21, 2024、SOHR, May 21, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県の第46中隊基地一帯を砲撃する一方、シリア軍はアターリブ市東でトラクターを無人航空機で攻撃(2024年5月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市東でトラクターを自爆型無人航空機1機で攻撃した。

AFP, May 21, 2024、ANHA, May 21, 2024、‘Inab Baladi, May 21, 2024、Reuters, May 21, 2024、SANA, May 21, 2024、SOHR, May 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがヒムス県とダイル・ザウル県でシリア軍を襲撃し、兵士5人を殺害(2024年5月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがスフナ市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍第25特殊任務師団の陣地1ヵ所を襲撃し、士官(中佐)1人と兵士2人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルがドゥワイル村近郊の砂漠地帯でシリア軍の軍用車輛を襲撃し、兵士2人を殺害した。

AFP, May 21, 2024、ANHA, May 21, 2024、‘Inab Baladi, May 21, 2024、Reuters, May 21, 2024、SANA, May 21, 2024、SOHR, May 21, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年5月21日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月21日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で正体不明の武装集団が若い男性1人を自宅前で銃で撃ち、殺害した。

AFP, May 21, 2024、ANHA, May 21, 2024、‘Inab Baladi, May 21, 2024、Reuters, May 21, 2024、SANA, May 21, 2024、SOHR, May 21, 2024、Suwayda 24, May 21, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊、タッル・リフアト市近郊を砲撃(2024年5月21日)

アレッポ県では、ANHA(5月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のアリーマ町、シャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村を砲撃した。

AFP, May 21, 2024、ANHA, May 21, 2024、‘Inab Baladi, May 21, 2024、Reuters, May 21, 2024、SANA, May 21, 2024、SOHR, May 21, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県クサイル市やヒムス市南東部を爆撃し、多数死傷、ダルアー県ではイスラエル軍がゴラン高原に潜入しようとした無人航空機を撃墜(2024年5月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、レバノンのヒズブッラーが本部として使用しているクサイル市のナービガ・ズブヤーニー学校を爆撃、これによってレバノン人メンバー4人とシリア人2人が死亡した。

複数筋によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、車輛1台がレバノンからジュースィーヤ国境通行所を経由してシリア領内に入り、クサイル市の本部に向かったことを受けて爆撃を行ったという。

イスラエル軍はまた、ヒムス市南東部のアウラース地区にあるガソリン・スタンド近くの1ヵ所を含む2ヵ所爆撃し、17人が負傷した。

同地区には、「イランの民兵」が使用しているとされる「イブン・ハイサム・キャンプ」として知られるキャンプがある。

アラビア語版スプートニク(5月20日付)の特派員は、シリア軍防空部隊がイスラエル軍の攻撃に対して迎撃、市内周辺で複数回の爆発が発生、これにより1人が死亡、9人が負傷したと伝えた。

一方、『ワタン』(5月20日付)は、ヒムス市南部へのイスラエル軍の攻撃で1人が死亡、4人が負傷したと伝えた。

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また、ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、シリア政府支配地から占領下のゴラン高原上空に潜入しようとした無人航空機複数機を迎撃、その際同県西部農村地帯に超低空で侵入した。

これに関して、イスラエル軍は午後11時32分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が、シリアからイスラエルに接近する不審な空中標的1つを迎撃することに成功したと発表した。

発表によると、標的はイスラエル領内(占領下ゴラン高原領空)には侵入できず、イスラエル国内での負傷者もなかった。

発表によると、これを受けて、イスラエル軍海軍と空軍が連携して、イスラエル東方から飛来した空中標的2つをサール4.5型ミサイル艇とジェット戦闘機複数機で撃破することに成功した。

これらの標的もイスラエル領内には侵入しなかった。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は、5月に入って6回目、今年に入って40回目(うち28回が航空攻撃、12回が地上攻撃)で、これにより81あまりの標的が破壊され、軍関係者137人が死亡、57人が負傷しているという。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):21人
レバノンのヒズブッラーのメンバー:24人
イラク人:12人
「イランの民兵」のシリア人メンバー:30人
「イランの民兵」の外国人メンバー:10人
シリア軍将兵:40人

また、民間人も12人が死亡、20人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:18回
ダルアー県:13回
ヒムス県:4回
クナイトラ県:3回
タルトゥース県:1回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:1回

AFP, May 20, 2024、ANHA, May 20, 2024、‘Inab Baladi, May 20, 2024、Reuters, May 20, 2024、SANA, May 20, 2024、SOHR, May 20, 2024、Sputnic Arabic, May 20, 2024、al-Watan, May 20, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」無人航空機1機がダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地への攻撃を試み、米軍が防空兵器でこれを撃墜(2024年5月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」無人航空機1機がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地への攻撃を試み、米軍が防空兵器でこれを撃墜した。

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シリア人権監視団によると、2023年10月19日以降、シリア領内に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地に対する攻撃の回数は128回に達し、内訳は以下の通り:

ダイル・ザウル県
ウマル油田基地:35回
CONOCOガス田基地:37回
ハサカ県
シャッダーディー市基地:16回
ハッラーブ・ジール村基地:19回
タッル・バイダル村基地:2回
ルーバールヤー村基地:2回
カスラク村基地:1回
ワズィール休憩所基地:1回
ヒムス県
タンフ国境通行所基地:15回

AFP, May 20, 2024、ANHA, May 20, 2024、‘Inab Baladi, May 20, 2024、Reuters, May 20, 2024、SANA, May 20, 2024、SOHR, May 20, 2024などをもとに作成。

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