ダーイシュは第4代カリフのアブー・フサインがシャーム解放機構によって殺害されたと非難、アブー・ハフス・ハーミシー・クライシーを第5代カリフに任命したと発表(2023年8月3日)

ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・フザイファ・アンサーリー新報道官は、フルカーン広報制作機構を通じて「あなた方が誓った忠誠を吉報への前兆としよう」と題された30分12秒の音声声明を出し、イドリブ県内で、指導者(第4代カリフ)のアブー・フサイン・フサイニー・クラシーを捕捉しようとした「背教と不貞の機構」と交戦し負傷、その後死亡したとしたうえで、後任としてアブー・ハフス・ハーミシー・クライシーを新指導者(第5代カリフ)に任命したと発表した。

「背教と不貞の機構」とはシャーム解放機構のこと。

アンサーリー報道官によると、シャーム解放機構はアブー・フサインの遺体を忠誠の証としてトルコ政府に引き渡したほか、アブー・ウマル・ムハージル報道官ら幹部を拘束した。

アブー・フサインについては、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が5月1日に国家情報機関(MiT)が4月30日に殺害したと明かしていた。

AFP, August 3, 2023、ANHA, August 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 3, 2023、‘Inab Baladi, August 3, 2023、Reuters, August 3, 2023、SANA, August 3, 2023、SOHR, August 3, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはヌスラ戦線がシリアに駐留するロシア軍のパトロール部隊や装備に対するテロ攻撃を準備しているとの情報があると発表(2023年8月2日)

ロシア当事者和解調整センターのヴァディム・クリット副センター長は、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)がシリアに駐留するロシア軍のパトロール部隊や装備に対するテロ攻撃を準備しているとの情報があり、強く懸念していると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月2日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 2, 2023をもとに作成。

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イドリブ県、ラタキア県でシリア軍とシャーム解放機構が交戦、子供1人とシリア軍兵士1人が死亡(2023年8月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアッルバリート村を砲撃し、子供1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアイン・イーサー村一帯を砲撃し、兵士1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町でオートバイに乗った正体不明の武装グループがシリア軍第5軍団第8旅団の兵士1人を銃で撃って殺害した。

AFP, August 2, 2023、ANHA, August 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2023、‘Inab Baladi, August 2, 2023、Reuters, August 2, 2023、SANA, August 2, 2023、SOHR, August 2, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県サアダ村でダーイシュのスリーパーセルがシリア民主軍の兵士らを襲撃し、1人を殺害(2023年8月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが北・東シリア自治局の支配下にあるサアダ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士らを襲撃し、1人を殺害した。

AFP, August 2, 2023、ANHA, August 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2023、‘Inab Baladi, August 2, 2023、Reuters, August 2, 2023、SANA, August 2, 2023、SOHR, August 2, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ダフラ村でのシリア民主軍がダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループの襲撃を受けて兵士1人が死亡(2023年8月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダフラ村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装グループの襲撃を受けて死亡した。

AFP, August 1, 2023、ANHA, August 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2023、‘Inab Baladi, August 1, 2023、Reuters, August 1, 2023、SANA, August 1, 2023、SOHR, August 1, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がシリア救国内閣の広報責任者を逮捕(2023年8月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がシリア救国内閣の広報責任者を逮捕していたことが明らかになった。

この広報責任者は20日ほど前に失踪したとされていた。

逮捕の評議は外部勢力への内通。

AFP, August 1, 2023、ANHA, August 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2023、‘Inab Baladi, August 1, 2023、Reuters, August 1, 2023、SANA, August 1, 2023、SOHR, August 1, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県マアッルバリート村を砲撃し、子供1人負傷(2023年8月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアッルバリート村を砲撃し、子供1人が負傷した。

一方、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるM5高速道路沿線のバービーラー村を砲撃し、軍の貨物車輛が被弾し、兵士3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, August 1, 2023、ANHA, August 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2023、‘Inab Baladi, August 1, 2023、Reuters, August 1, 2023、SANA, August 1, 2023、SOHR, August 1, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがハマー県サラミーヤ市とラッカ県のラッカ市を結ぶ街道でシリア軍のタンクローリーの車列を襲撃、兵士5人とドライバー2人が死亡、タンクローリー多数が炎上(2023年8月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月1日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが7月31日深夜から8月1日未明にかけて、サラミーヤ市とラッカ県のラッカ市を結ぶ街道で、シリア軍のタンクローリーの車列を襲撃し、これにより、シリア軍兵士5人とタンクローリーのドライバー2人が死亡し、複数が負傷、タンクローリー多数が炎上した。

車列はヒムス県方面に向かっていた。

AFP, August 1, 2023、ANHA, August 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2023、‘Inab Baladi, August 1, 2023、Reuters, August 1, 2023、SANA, August 1, 2023、SOHR, August 1, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア民主軍の砲撃でシリア国民軍の戦闘員5人死傷、シリア国民軍とシリア軍の砲撃で女性1人と子供2人負傷(2023年7月31日)

アレッポ県では、ANHA(7月31日付)、シリア人権監視団によると、シリア国民軍が展開するトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域から、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のクワンディー・マーズィン村(ズーク・カビール村)、カールータ村を砲撃し、女性1人と子供1人が負傷した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が展開する地域からトルコ占領地内のバースーファーン村が砲撃を受け、シリア国民軍の戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

一方、「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地の境界に位置するターディフ市では、シリア軍の砲撃によって子供1人が負傷した。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県アルミラージャ村を砲撃し、シリア軍士官1人死亡(2023年7月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にアルミラージャ村を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ガバーギブ町とダイル・ブフト村を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の兵士が乗った乗合タクシーの通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、タクシーの運転手が死亡した。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関報道官:シリアの「体制」は工作員をシャーム解放機構メンバーとして浸透させ、情報収集を行っている(2023年7月31日)

シャーム解放機構の総合治安機関のディヤー・ウマル報道官は、シリアの「体制」が工作員をシャーム解放機構のメンバーとして浸透させ、情報収集などを行っていると主張した。

ウマル報道官によると、これまでに総合治安機関が逮捕した「工作員のセル」には、シャーム解放機構のメンバー、民間人、反体制武装集団諸派のメンバー、シリア救国内閣の職員らが含まれており、かれらはロシアやシリアの諜報機関に所属、これらから直接命令を受け、一部は外国と連絡を取り合い、軍事関連の情報(陣地、拠点の位置や前線の状況)についての情報を収集していたという。

イナブ・バラディー(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県マアダーン・アティーク村近郊で羊飼い3人を誘拐、羊400頭余りを略奪して逃走(2023年7月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがマアダーン・アティーク村近郊で羊飼い3人を誘拐し、彼らが水を輸送するために使用していたトラクターを破壊、羊400頭余りを略奪して逃走した。

事件発生を受けるかたちで、シリア軍が照明弾などを発射し、追跡を行った。

スリーパーセルは29日になって、羊飼い2人を解放したが、その後住民らが羊飼い1人の遺体を発見した。

AFP, July 29, 2023、ANHA, July 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2023、‘Inab Baladi, July 29, 2023、Reuters, July 29, 2023、SANA, July 29, 2023、SOHR, July 29, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県カフル・アンマ村を砲撃し、「決戦」作戦司令室に所属する国民解放戦線の戦闘員1人が死亡(2023年7月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアウラム・クブラー町一帯を砲撃し、シリア軍が使用していた重機1輛を破壊した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃し、「決戦」作戦司令室に所属する国民解放戦線の戦闘員1人が死亡した。

AFP, July 29, 2023、ANHA, July 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2023、‘Inab Baladi, July 29, 2023、Reuters, July 29, 2023、SANA, July 29, 2023、SOHR, July 29, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュは27日のダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町で発生した爆破テロ事件への関与を認める声明を発表(2023年7月28日)

ダーイシュ(イスラーム国)はテレグラムのアカウントを通じて、27日のダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町で発生した爆破テロ事件への関与を認める声明を発表した。

ダーイシュは声明において、「イスラーム国の戦闘員は、シリア内外のシーア派の巡礼地と目されているサイイダ・ザイナブ地区に対して、シリアの体制やその民兵による厳重な治安体制を突破することに成功し…、約10人を殺害、約40人を負傷させ、首都ダマスカス南の爆破地に物的損害を与えた」と述べ、関与を認めた。

ダーイシュはまた、7月25日に同じくサイイダ・ザイナブ町でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、2人が負傷した事件への関与も認めた。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で国防隊とシリア軍第17師団の陣地複数ヶ所が正体不明の武装集団の攻撃を受ける(2023年7月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ティブニー町に近い砂漠やブーティーヤ村に設置されている国防隊とシリア軍第17師団の陣地複数ヶ所が正体不明の武装集団の攻撃を受けた。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンがハサカ県あるアームーダー市西のシリア民主軍軍事アカデミーの教練キャンプを爆撃し、12人を殺傷(2023年7月28日)

ハサカ県では、ANHA(7月28日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市西のヒルバト・ハウィー(・ミルフ)村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、爆撃はヒルバト・ハウィー村の近くにある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事アカデミーの教練キャンプを狙ったもので、軍関係者4人を殺害、8人を負傷させた。

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アレッポ県では、ANHA(7月28日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍、あるいはシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いクワンディー・マーズィン村(ズーク・カビール村)を砲撃し、子供1人が負傷した。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関はイドリブ市、カッリー町で指名手配者やイスラーム解放党メンバーなど9人を逮捕(2023年7月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるカッリー町の国内避難民(IDPs)キャンプを強襲したことをきっかけに、同機関の指名手配者らとの間で銃撃戦が発生、総合治安機関は4人を逮捕した。

またイドリブ市では総合治安機関がイスラーム解放党のメンバーの自宅前で、このメンバーを含む5人を逮捕した。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部でシリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が再び交戦、民間人1人が巻き添えとなって死亡(2023年7月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の増援部隊が米主導の有志連合所属のヘリコプターの航空支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダマーン村方面に向かった。

増援部隊は軍用車輛25輛からなり、スワル町一帯に設置されている憲兵隊の陣地に終結、25日のダイル・ザウル軍事評議会と憲兵隊の衝突によって、憲兵隊が撤退した同地一帯の検問所などに展開していった。

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また、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるルバイダ村で26日夜から27日未明にかけて、シリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が交戦し、民間人1人が巻き添えとなって死亡、子供1人とダイル・ザウル軍事評議会のメンバー2人が負傷した。

戦闘は、シリア民主軍が25日の戦闘で撤退したスワル町一帯の憲兵隊の検問所などに再展開を始めたことをきっかけとしており、両者の交戦を受けて、ダイル・ザウル軍事評議会の司令部、地元の名士や部族長が介入し、事態を収拾した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがハサカ県北部を移動中で軍用車2輛を爆撃、アサーイシュ隊員3人死亡、2人負傷(2023年7月27日)

ハサカ県では、ANHA(7月27日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のタッル・マアルーフ町とフズナ村を結ぶ街道を移動中の軍用車2輛を爆撃した。

この爆撃に関して、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、隊員3人が死亡、2人が負傷したと発表した。

シリア人権監視団によると、重傷を追っていた女性も29日に死亡した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023、July 29, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県ではシャーム解放機構および同組織が主導する「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士3人を狙撃し殺害(2023年7月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がカフルタアール村近郊でシリア軍兵士を狙撃、2人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、同地では、シャーム解放機構に所属するウマル・ブン・ハッターブ旅団の狙撃連隊がシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県でトルコ軍、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地を砲撃(2023年7月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマリーミーン村、アナーブ村、マルアナーズ村一帯でシリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍が砲撃戦を行った。

ANHA(7月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、シャワーリガ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村、タッル・カラービート村、ダルダーラ村を砲撃した。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県でシャーム解放機構や「決戦」作戦司令室諸派の砲撃でシリア軍兵士1人死亡、シリア軍のミサイル攻撃でも住民2人が死亡(2023年7月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部でシャーム解放機構や「決戦」作戦司令室諸派とシリア軍が砲撃戦となり、シリア軍兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、ワサータ村、カフルタアール村一帯を砲撃するとともに、カフル・ヌーラーン村近郊では、住民2人をミサイルで攻撃、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマジュダリヤー村、アーフィス村一帯を砲撃した。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のハウィーカ地区にある社会保険ビル近くで何者かが「シリア革命旗」を掲揚(2023年7月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のハウィーカ地区にある社会保険ビル近くで何者かが「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲揚した。

これを受け、同市ではシリア軍、治安部隊が厳戒態勢を敷いた。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のバイナ村一帯を砲撃、シリア軍の兵士3人負傷(2023年7月25日)

アレッポ県では、ANHA(7月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村一帯を砲撃、シリア軍の兵士3人が負傷した。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県とイドリブ県のIDPsキャンプなどでシャーム解放機構に抗議するデモ(2023年7月25日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県のカフラ村、タルマーニーン村、アターリブ市、サッハーラ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、イドリブ県のアティマ村、同村のIDPsキャンプ(アティマ・キャンプ)、ダイル・ハッサーン村のIDPsキャンプ、カッリー町、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のアアザーズ市、スーラーン・アアザーズ町、バーブ市のIDPsキャンプで、シャーム解放機構による住民の恣意的逮捕、住居侵入などに抗議するデモが行われた。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構のメンバーどうしが革命の盾連隊メンバーだとの嫌疑をかけ合い交戦、2人が死亡(2023年7月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市とバーブ・ハワー国境通行所を結ぶ街道のバータブー交差点(バータブー村に至る交差点)で、シャーム解放機構のメンバーが、同機構の検問所に駐留するメンバーと激しく交戦した。

戦闘は、双方が、シャーム解放機構への攻撃を宣言している革命の盾連隊のメンバーだとの嫌疑をかけ合ったのがきっかけで、2人が死亡、1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ウンム・マヤーズィン町で、麻薬密売人と見られる地元民兵のリーダー2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局はシリア北西部のガン患者の受け入れを許可:「ガンは待ってくれない」キャンペーンはその他の要求を実現するため座り込みデモを継続(2023年7月25日)

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所は声明を出し、トルコ当局が新規がん患者のトルコへの入国と、同国内の病院への受け入れを許可したと発表した。

患者の入国は7月26日から開始されるという。


ガン患者の受け入れは、22日から「ガンは待ってくれない」キャンペーンが続けていた座り込みデモに応えたもの。

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しかし、「ガンは待ってくれない」キャンペーンの広報調整役を務めるアフマド・ヒジャーズィー氏は、それ以外の要求を実現するため座り込みデモを継続すると発表した。


ヒジャーズィー氏によると、トルコに対してがん患者に加えて、家族などの付き添いの入国を求めているが、トルコ側は8歳以上の付き添いの受け入れを拒否しているという。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が激しく交戦、米主導の有志連合が介入し事態収拾(2023年7月25日)

ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディー(7月25日付)、シリア人権監視団などによると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会と憲兵隊が激しく交戦した。

イナブ・バラディーによると、戦闘はシリア民主軍憲兵隊が検問所(クーア検問所)で、ダイル・ザウル軍事評議会の戦闘員らに対して身分証の提示を求めたことがきっかけで、口論が撃ち合いに発展、ダイル・ザウル軍事評議会の「フィダーイーン」、あるいは「エリート部隊」と称される部隊に所属する戦闘員2人(いずれも部族の子息)が死亡した。

また、双方の戦闘が始まってから数時間後には、地元の戦闘員らが機関銃やRPG弾でシリア民主軍の陣地複数ヵ所を攻撃、2人を殺害した憲兵隊員の身柄の引き渡しを要求した。

一方、シリア人権監視団によると、死亡は1人、負傷者3人で、戦闘は、憲兵隊がダイル・ザウル軍事評議会のメンバー複数人を拘束したことがきっかけで、評議会側はメンバーを釈放しなければ攻撃すると迫っていたという。

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イナブ・バラディーによると、これに対して、シリア民主軍も県北部からテロ撲滅部隊(HAT)などからなる増援部隊を派遣したが、住民らが立ちはだかり、スワル町への進軍を阻止した。

シリア民主軍とダイル・ザウル軍事評議会の戦闘は、ハーブール川に沿ってスワル町の南西に向かって波及、ブサイラ市一帯にまで拡大した。

これを受けて、ブサイラ市に駐留するシリア民主軍がスワル町方面に部隊を派遣したが、この部隊もファディーン村の住民によって進軍を阻止された。

また、シリア人権監視団によると、部族民兵(「ガドバーン」なる司令官が率いる民兵)が、ダイル・ザウル市西のアズバ村、ブサイラ市南東のアブー・ハマーム市を封鎖し、シリア民主軍の増援部隊の進軍を阻止、ダイル・ザウル軍事評議会と地元部族の民兵は、この戦闘で複数の村と検問所を制圧した。

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事態悪化を受けて、米主導の有志連合が介入し、ダイル・ザウル軍事評議会、地元部族の民兵とシリア民主軍を停戦させた。

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一連の戦闘を受けて、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、戦闘を「反乱事件」と評したうえで、総司令部が調査を指示したと発表した。

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なお、今回の戦闘に先立って、ダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)司令官が、評議会とシリア民主軍の総司令部の間に対立があると発言する音声が7月19日にフェイスブックで公開されていた。

ハビール司令官は、そのなかで、評議会が内と外の二つの敵に対峙し、内なる敵はシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)の一部司令官、外の敵はトルコとシリアの体制だ、などと述べていた。

ハビール司令官はその後7月24日、ロナヒ・チャンネルに対して、対立を否定、19日に公開された音声について、評議会の同志たちとの議論における発言で、司令官通しの「見解の違い」を反映したものに過ぎないと述べていた。

また、ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸地域で評議会が部隊を増強していることに触れ、「イランの民兵」が同川西岸地域で部隊を増強しているため、ダーイシュのスリーパーセルと戦うためなどと説明していた。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、Rohahi TV, July 24, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2023年7月24日)

ラッカ県では、ANHA(7月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のウンム・バラーミール村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村を砲撃した。

AFP, July 24, 2023、ANHA, July 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2023、‘Inab Baladi, July 24, 2023、Reuters, July 24, 2023、SANA, July 24, 2023、SOHR, July 24, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県タファス市にある地元武装グループのメンバーの自宅をドローンで爆撃(2023年7月24日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタファス市にある地元武装グループのメンバーの自宅を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

また同地一帯で、激しい銃撃戦が行われた。

一方、サナマイン市では、正体不明の武装集団が軍事情報局の部隊を襲撃し、2人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, July 24, 2023、ANHA, July 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2023、‘Inab Baladi, July 24, 2023、Reuters, July 24, 2023、SANA, July 24, 2023、SOHR, July 24, 2023などをもとに作成。

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