米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで生まれた女の赤ちゃんが母親に連れられシリア政府支配下のヒムス市の病院に向かって脱出する途中に死亡(2023年5月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで、出産直後の女の赤ちゃんが病気を発症、母親が赤ちゃんを連れて劣悪な医療・衛生環境のキャンプを脱出し、シリア政府の支配下にあるヒムス市の病院に向かったが、赤ちゃんは病院に到着する前に死亡した。

AFP, May 31, 2023、ANHA, May 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2023、Reuters, May 31, 2023、SANA, May 31, 2023、SOHR, May 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で交戦(2023年5月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、カフルナブル市、ハザーリーン村一帯のシリア軍とロシア軍の拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 31, 2023、ANHA, May 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2023、Reuters, May 31, 2023、SANA, May 31, 2023、SOHR, May 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スーダン国内の混乱を避け、シリア人188人が北・東シリア自治局の支配地に新たに帰国(2023年5月31日)

北・東シリア自治局は、スーダン軍と即応支援部隊(RSF)の戦闘に伴いスーダン国内の混乱を受けて、同国からの退避を希望していたシリア人の帰国を支援、第2陣となる同自治局各所出身の18人(うち乳児3人)、第3陣となる170人(うち乳児18人)と遺体3体が空路でハサカ県にあるカーミシュリー国際空港(シリア政府支配下)に到着した。

これによって、スーダンから北・東シリア自治局の支配地に帰国したシリア人は341人となった。


ANHA(5月31日付)が伝えた。

AFP, May 31, 2023、ANHA, May 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2023、Reuters, May 31, 2023、SANA, May 31, 2023、SOHR, May 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県アブー・ラースィーン町近郊のルバイアート村を砲撃(2023年5月31日)

ハサカ県では、ANHA(5月31日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のルバイアート村を砲撃した。

AFP, May 31, 2023、ANHA, May 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2023、Reuters, May 31, 2023、SANA, May 31, 2023、SOHR, May 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市で、シリア国民軍の「テロ撲滅部隊」と同軍所属の別の武装集団が交戦(2023年5月31日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のタッル・アブヤド市の市場で、シリア国民軍に所属するいわゆる「テロ撲滅部隊」と同軍所属の別の武装集団が交戦し、「テロ撲滅部隊」の戦闘員2人が負傷した。

AFP, May 31, 2023、ANHA, May 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2023、Reuters, May 31, 2023、SANA, May 31, 2023、SOHR, May 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構支配地とトルコ占領地各所でシャーム解放機構による住民の恣意的逮捕に抗議するデモ(2023年5月30日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県のサッハーラ村、イドリブ県のアティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県スーラーン・アアザーズ町、カフラ村で、シャーム解放機構による住民の恣意的逮捕に抗議するデモが発生し、その釈放やアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者退任を求めた。

AFP, May 30, 2023、ANHA, May 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2023、Reuters, May 30, 2023、SANA, May 30, 2023、SOHR, May 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域(アレッポ県)でメディア活動家や憲兵隊員の逮捕に抗議するデモ(2023年5月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のジャラーブルス市で、文民警察(いわゆる「自由警察」)が、トルコの大統領選挙でレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の勝利を揶揄する書き込みをフェイスブックでしたメディア活動家を逮捕した。

文民警察は逮捕した活動家の身柄をシリア国民軍の憲兵隊に引き渡したとしているが、憲兵隊は、文民警察がハワール・キリス村にあるトルコの諜報機関に引き渡したと主張している。

イナブ・バラディー(5月30日付)によると、この活動家は、クッル・ラジオ/テレビの記者で、その後釈放された。

また、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍憲兵隊支部の前でも、住民らが、路上でタイヤを燃やすなどして抗議デモを行い、密輸ルートを通じてトルコに入ろうとしたシリア軍兵士1人を逮捕直後に逃がしたとして逮捕されている憲兵隊員3人の釈放を求めた。

AFP, May 30, 2023、ANHA, May 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2023、‘Inab Baladi, May 30, 2023、Reuters, May 30, 2023、SANA, May 30, 2023、SOHR, May 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県を爆撃し、若い男性1人が負傷(2023年5月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(5月30日付)によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバザーブール村一帯を爆撃し、若い男性1人が負傷した。

この男性は近くをオートバイで移動中、爆発の破片を受けて負傷したという。

ホワイト・ヘルメットはフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyrianCivilDefenceIdlibWhiteHelmets/)を通じて、ロシア軍戦闘機がバザーブール村近郊の民家を狙って行った爆撃で、近くをオートバイで移動中の青年1人が破片で負傷したと発表した。

https://www.facebook.com/SyrianCivilDefenceIdlibWhiteHelmets/posts/pfbid02HxvXgeDjgzf94SvSL4aBncMQ64SULbvPcwBDsDc2Eufqw1xDFh9WfeqAgqkowjMvl

また、シリア軍もザーウィヤ山地方のイフスィム町一帯を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃し、シリア軍第45特殊任務中隊の兵士1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市近郊で、軍事情報局に協力する地元民兵の司令官の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、司令官が死亡した。

AFP, May 30, 2023、ANHA, May 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2023、‘Inab Baladi, May 30, 2023、Reuters, May 30, 2023、SANA, May 30, 2023、SOHR, May 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県でダーイシュ・メンバーと見られる住民1人とトルコに内通しているとされるシャーム軍団メンバー2人を逮捕(2023年5月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がザーウィヤ山地方のイフスィム町近郊で住民1人を、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだとの容疑で逮捕した。

総合治安機関はまた、カフルタハーリーム町でも、トルコに内通しているとして、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム軍団のメンバー2人を逮捕した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 30, 2023、ANHA, May 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2023、Reuters, May 30, 2023、SANA, May 30, 2023、SOHR, May 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局がフール・キャンプで今年初めてとなる帰還希望者への視察調査を実施(2023年5月29日)

ハサカ県では、北・東シリア自治局の支配下にあるフール・キャンプを運営する管理局が同キャンプで今年初めてとなる視察を行い、キャンプからの出所と帰還を希望するシリア人57世帯219人の実態を調査した。

219人のほとんどはアレッポ県マンビジュ郡出身の女性と子供。

視察調査には、内務治安部隊(アサーイシュ)が同行した。

ANHA(5月30日付)によると、フール・キャンプには2022年8月現在、現在5万4390人が居住している。

内訳は、イラク人2万7816人、シリア人1万8483人、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族8091人。

**

一方、シリア人権監視団によると、フール・キャンプに収容されていたラッカ県出身の61世帯がキャンプを出所した。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県マアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、子供2人を含む3人が負傷(2023年5月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、子供2人を含む3人が負傷した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のがシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるバスラートゥーン村一帯を砲撃した。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア救国内閣、暫定内閣、シャーム自由人イスラーム運動はトルコのエルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利に祝意(2023年5月29日)

シャーム解放機構の支配地の自治を担うシリア救国内閣傘下の政治問題局はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/syriadpa/)を通じて声明を出し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利に祝意を示した。

https://www.facebook.com/syriadpa/posts/pfbid022MKTcFhs85LGaG1yQ9pxFoRCPrDzQftZ7PQJWmhNLTPVfcQHAT9AVcC9PFTPLgLl

**

トルコ占領下の「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域、「平和の泉」地域の自治を担う暫定内閣(シリア革命反体制勢力国民連立傘下組織)国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/MinistryofDefense2011/)を通じて声明を出し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利に祝意を示した。

https://www.facebook.com/MinistryofDefense2011/posts/pfbid0RFEqb7QBT2mt2PmkUGhxNxWDjbPmkPpGzc73U5BeoCjCgEFegGXrP2Jud8y3a2k1l

**

シャーム自由人イスラーム運動の公式報道官を務めるアブー・アブドゥッラフマーン・ハマウィー氏はテレグラムのアカウント(https://t.me/ahrarsham/)を通じて声明を出し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利に祝意を示した。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、‘Inab Baladi, May 29, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構に近いシューラー総評議会はシリア救国内閣の教育大臣を新たに任命(2023年5月29日)

シャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」の立法機関に相当するシューラー総評議会(2019年発足、本部イドリブ市)は、同機構の支配地域の自治を担うシリア救国内閣の教育大臣にナズィール・ムハンマド・カーディリー氏を任命した。

イナブ・バラディー(5月30日付)が伝えた。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、‘Inab Baladi, May 29, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でトルキスタン・イスラーム党とヌスラ戦線(シャーム解放機構)による3回の砲撃を確認したと発表(2023年5月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、トルキスタン・イスラーム党とヌスラ戦線(シャーム解放機構)がシリア軍の陣地に対して3回(イドリブ県2回、ラタキア県1回)の砲撃を行い、シリア軍兵士1人が死亡したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月28日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 29, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民連合はエルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利を歓迎(2023年5月28日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は声明を出し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の大統領選挙決選投票の勝利について、「トルコ国民の意思と民主主義を守ろうとする同国民の意思と熱意を反映した」結果と評価、トルコがこれまで通り、国連安保理決議第2254号に沿った「包括的な政治移行」に向けてシリア人を支援し続けることを願うと表明した。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、‘Inab Baladi, May 29, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、アレッポ県各所でシャーム解放機構構やジャウラーニー指導者に抗議するデモが続く(2023年5月28日)

シリア人権監視団、オリエント・ニュース(5月28日付)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカフルタハーリーム町、アブディーター村、アルマナーズ市、タルマーニーン村、ハルブヌーシュ村、カッリー町、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、カラーマ・キャンプ、バラカ・キャンプ、ダイル・ハッサーン村のIDPsキャンプ(ダイル・ハッサーン・キャンプ)、アレッポ県のサッハーラ村、アターリブ市、バービカ村、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾地域」内のアレッポ県スーラーン町、カフラ村、バーブ市などで、シャーム解放機構やアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議するデモが行われ、住民らの恣意的逮捕に抗議、女性らが逮捕者の釈放、ジャウラーニー指導者の打倒などを求めた。

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に対する抗議デモは、5月に入って各所で28日のデモも含めて15日(5月5、7、8、9、15、16、17、21、22、23、24、25、26、27、28日)にわたって行われている。

また、女性らがデモにおいて中心的な役割を果たしている背景には、男性らがシャーム解放機構による逮捕を恐れているという事情があるという。

一方、オリエント・ニュースによると、デモを行っているのは、イスラーム解放党の支持者だという。

AFP, May 28, 2023、ANHA, May 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2023、Orient News, May 28, 2023、Reuters, May 28, 2023、SANA, May 28, 2023、SOHR, May 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害(2023年5月28日)

アレッポ県では、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 28, 2023、ANHA, May 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2023、Reuters, May 28, 2023、SANA, May 28, 2023、SOHR, May 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍は米主導の有志連合、イラク・クルディスタン地域のテロ撲滅部隊とともにダーイシュのメンバー1人を拘束(2023年5月28日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍テロ撲滅部隊(YAT)が、イラク・クルディスタン地域のテロ撲滅部隊(CTG)、米主導の有志連合とともに、26日にダイル・ザウル県東部のブーナイタル村で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」1人を拘束したと発表した。

ANHA(5月28日付)が伝えた。

AFP, May 28, 2023、ANHA, May 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2023、Reuters, May 28, 2023、SANA, May 28, 2023、SOHR, May 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で、「占領国トルコの傭兵」がエルドアン大統領の選挙での勝利を受けて、祝砲を放ち、子供1人死亡、女性複数を含む多数負傷(2023年5月28日)

ANHA(5月28日付)は、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市であるアレッポ県アフリーン市のマフムーディーヤ地区で、「占領国トルコの傭兵」(シリア国民軍諸派の戦闘員)が、トルコでの大統領選挙決選投票でのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の勝利を受けて、祝砲を放ち、これまでに子供1人が死亡、女性複数を含む多数が負傷したと伝えた。

**

ANHA(5月29日付)はその後、負傷者の数が25人に達したと発表した。

AFP, May 28, 2023、ANHA, May 28, 2023、May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2023、Reuters, May 28, 2023、SANA, May 28, 2023、SOHR, May 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのSNS、ニュースサイトはシリアに駐留するロシア空軍特殊部隊の司令官がシャーム解放機構の攻撃で死亡したと伝える(2023年5月27日)

ロシアのポドポロジエ町(レニングラード州)は、VK.com(https://vk.com/podpsegodnya)を通じて、シリアに駐留するロシア空軍特殊部隊に所属するオレグ・ヴィクトロヴィッチ・ピチヴェスティ大佐がシリアでの任務遂行中に死亡したと発表した。

https://vk.com/podpsegodnya?w=wall-197411894_8184

同町によると、ピチヴェスティ大佐は、チェチェン、南オセチアなどでの任務にあたったのち、2020年にシリアに派遣され、特殊部隊の司令官を務めていた。

『ポドポロジスカヤ・プラウダ』(5月27日付)によると、ピチヴェスティ大佐は、5月25日にシャーム解放機構が行った攻撃によって死亡したという。

https://vk.com/wall-185249878_34377

死亡した場所についての言及はない。

一方、シリア人権監視団によると、ピチヴェスティ大佐が死亡したのは5月26日。

AFP, May 29, 2023、ANHA, May 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2023、Podporozhskaya Pravda, May 27, 2023、Reuters, May 29, 2023、SANA, May 29, 2023、SOHR, May 29, 2023、VK.com, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県の治安委員会がマハッジャ町とインヒル市に指名手配者の社会復帰にかかる手続きを行うための和解センターを開設(2023年5月27日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(5月27日付)やシリア人権監視団などによると、治安委員会がマハッジャ町とインヒル市に指名手配者の社会復帰にかかる手続きを行うための和解センターを開設した。

一方、シリア人権監視団によると、ハバブ村の街道で、治安機関の車輛の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆破し、2人が死亡した。

AFP, May 27, 2023、ANHA, May 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2023、‘Inab Baladi, May 27, 2023、Reuters, May 27, 2023、SANA, May 27, 2023、SOHR, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃、シリア軍が応戦(2023年5月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村一帯を砲撃、これに対してシリア軍が応戦した。

AFP, May 27, 2023、ANHA, May 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2023、Reuters, May 27, 2023、SANA, May 27, 2023、SOHR, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県で交戦(2023年5月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村一帯を砲撃した。

AFP, May 27, 2023、ANHA, May 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2023、Reuters, May 27, 2023、SANA, May 27, 2023、SOHR, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団と同軍憲兵隊が交戦し7人死傷(2023年5月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のドゥーディヤーン村で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団と同地に検問所に駐屯する同軍憲兵隊が交戦し、スルターン・ムラード師団の戦闘員3人が死亡、4人が負傷した。

戦闘は、前日にバーブ市で発生したスルターン・ムラード師団の司令官とアターリブ市出身の同師団のメンバーらの口論が発端で、撃ち合いの末に後者らが検問所に逃げ込んだとして、前者がこれを強襲しようとしたことで大規模な戦闘に発展した。

AFP, May 27, 2023、ANHA, May 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2023、Reuters, May 27, 2023、SANA, May 27, 2023、SOHR, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所で恣意的逮捕に抗議するデモが行われ、逮捕者の釈放、ジャウラーニー指導者の打倒が訴えられる(2023年5月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるタルマーニーン村、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)で、同機構による住民の恣意的逮捕に抗議するデモが行われ、逮捕者の釈放、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒が要求された。

**

シリア人権監視団によると、アレッポ県でも、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市で同様のデモが発生した。

AFP, May 27, 2023、ANHA, May 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2023、Reuters, May 27, 2023、SANA, May 27, 2023、SOHR, May 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らすIDPsが米軍の支援を受けるシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)の元ダーイシュ司令官らの暴行を受ける(2023年5月26日)

ヒムス県では、シリア人権監視団が複数の地元筋からの情報として発表したところよると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らすカルヤタイン市近郊出身の国内避難民(IDPs)4人が、米軍の支援を受けて同地で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)のメンバーらの待ち伏せに遭い、暴行を加えられた。

4人はSNSで、キャンプの窮状や、シリア自由軍による窃盗、幼児拉致などの犯罪行為を非難、これがシリア自由軍のファリード・カースィム司令官の怒りを買い、元ダーイシュ(イスラーム国)の司令官(アミール)で、現在はシリア自由軍の幹部として、55キロ地帯外での偵察活動などの任務にあたる司令官の弟が派遣され、暴行に至ったという。

AFP, May 26, 2023、ANHA, May 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2023、Reuters, May 26, 2023、SANA, May 26, 2023、SOHR, May 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がラタキア県北部を砲撃し、兵士1人を殺害(2023年5月26日)

ラタキア県では、 シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハッダーダ丘やクルド山地方のカッバーナ村一帯のシリア軍拠点を砲撃し、兵士1人を殺害、1人を負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市でシリア軍第4師団の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 26, 2023、ANHA, May 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2023、Reuters, May 26, 2023、SANA, May 26, 2023、SOHR, May 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のフライフィル村一帯、スフーフン村一帯に異例の爆撃を実施(2023年5月26日)

イドリブ県では、 シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村一帯、スフーフン村一帯を爆撃した。

ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」を爆撃するのは、2020年3月に、ロシアがトルコと同地での停戦に合意して以降ではきわめて異例。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02wXZ65VEGY4iTmk2qQhv14ihB7qtjsWj5EWYq66xepTh4Z1XkzmR9ernCXaaXuJkfl

AFP, May 26, 2023、ANHA, May 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2023、Reuters, May 26, 2023、SANA, May 26, 2023、SOHR, May 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県南部でグラバー師団のメンバーでフランス国籍のアブー・スィッディーク・ファランスィーなるジハード主義者を逮捕(2023年5月25日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(5月25日付)、フランス24(5月25日付)によると、シャーム解放機構が、フランス人などからなるグラバー師団のメンバーで、フランス国籍のアブー・スィッディーク・ファランスィーなるジハード主義者を逮捕した。

アブー・スィッディークが逮捕されたのは、ザーウィヤ山地方。

2021年7月に別の男性1人とともに、グラバー師団に参加していたが、他のメンバーとは行動を共にしていなかったという。

AFP, May 25, 2023、ANHA, May 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2023、France 24, May 25, 2023、‘Inab Baladi, May 25, 2023、Reuters, May 25, 2023、SANA, May 25, 2023、SOHR, May 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がラタキア県北部を砲撃し、シャーム解放機構機構のムアーウィヤ・ブン・アビー・サフヤーン旅団の司令官1人を殺害(2023年5月25日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃し、同機構のムアーウィヤ・ブン・アビー・サフヤーン旅団の司令官1人が死亡した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ガディール・ブスターン村でバアス党のクナイトラ支部指導部の書記長でバアス大隊のメンバー募集を統括していた男性が自宅で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 25, 2023、ANHA, May 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2023、Reuters, May 25, 2023、SANA, May 25, 2023、SOHR, May 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.