ペシュメルガがダーイシュ(イスラーム国)の拠点タッル・アブヤド市(トルコ国境)を砲撃(2015年2月10日)

ラッカ県では、ARA News(2月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を支援するイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊がトルコ国境に位置するタッル・アブヤド市に対して砲撃を行った。

ARA News, February 11, 2015をもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル市一帯のダーイシュ(イスラーム国)を攻撃(2015年2月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地一帯を4回にわたって空爆した。

シリア軍はまた、ブー・ウマル村各所を空爆し、男性1人が死亡した。

これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル航空基地入口に集結するシリア軍部隊を砲撃した。

またダーイシュは、ダイル・ザウル市内のジュナイナ通行所を経由して、シリア政府支配地域に避難しようとした住民30人(うち女性7人)を逮捕した。

逮捕時にダーイシュは男性らを殴打したという。

このほか、ダイル・ザウル市郊外のハダージャ地区で地雷が爆発し、子供1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(2月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ビール・カスブ区で、イスラーム軍の司令官を捕捉、「ムジャーヒディーンへの反逆」罪で処刑した。

Kull-na Shuraka', February 10, 2015
Kull-na Shuraka’, February 10, 2015

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アレッポ県では、ARA News(2月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、バーブ市郊外のヌウマーン村でタウヒード旅団の司令官4人を拘束した。

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ヒムス県では、SANA(2月10日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月11日付)によると、米国など有志連合がシャッダーディー市一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員複数が死傷した。

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WAM(2月10日付)は、ヨルダンに集結していたUAE軍のF16戦闘機部隊がダーイシュ(イスラーム国)に対して11回にわたって空爆を行い、無事帰還したと伝えた。

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バラク・オバマ米大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)の人質として拘束されていた米国人女性ケイラ・ミューラーさんの死亡を確認したとする声明を発表した。

オバマ大統領は声明で「深い悲しみ」を表明し、ダーイシュを「憎むべき、嫌悪すべきテロ組織」と非難したが、死因については明らかにしなかった。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、February 11, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015、WAM, February 10, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県、ダマスカス郊外県南部で攻勢(2015年2月10日)

ダルアー県では、SANA(2月10日付)によると、ダイル・アダス村、タッル・マスィーフで、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線、シャーム・ムジャーヒディーン運動、ハムザ師団、ウンマ殉教者旅団などと交戦し、同地を完全制圧した。

またカフルシャムス町郊外のアンタル丘、アクラバー村、ダーイル町周辺、アトマーン村、フィキーア村、ラジャート高地一帯、ハーッラ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、フィキーア村、ダイル・アダス村で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦、フィキーア一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

シリア軍はまたカルファー一帯を3回にわたって空爆した。

これに対して、ダルアー県で活動する武装集団は、ナーミル、カルファー制圧をめざし「あなた方を追放した場所から奴らを追放せよ」と銘打った戦いを開始し、アブー・カースィル検問所、ヒルバト・ガザーラ町、タッル・フドル、タッル・アッラール、県立競技場などを攻撃した。

この攻撃に先立って、カルファー出身のルストゥム・ガザーラ政治局長が同地一帯を遊説していた。

なおクッルナー・シュラカー(2月10日付)は、ダルアー県、ダマスカス郊外県でのシリア軍の攻勢を受け、ハマー市一帯に展開していたシリア軍部隊および国防隊が突如撤退した、と伝えた。

地元活動家によると、ダルアー県、ダマスカス郊外県での戦闘激化による兵力不足を補うための再配備だという。

このほか、シャームの剣師団総司令部は声明を出し、自由シリア軍南部戦線所属の第1軍に続いて、イッズ旅団、主キリスト旅団など全所属部隊に対して総動員令を出し、ダルアー県でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員に対抗するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', February 10, 2015
Kull-na Shuraka’, February 10, 2015

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月10日付)によると、ダナージー農場、マルイー丘、ダイル・マーキル町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

またアルバイン市、カフルバトナー町、マルジュ・スルターンで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、アーリヤ農場一帯でシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地を砲撃した。

このほか、地元調整委員会によると、イスラーム軍がアルバイン市の調整本部を襲撃し、活動家多数を拘束した。

これに関して、イスラーム軍のイスラーム・アッルーシュ報道官は、活動家の逮捕が東グータ統一司法評議会での判決を受けた措置であることを明らかにした。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアナダーン市、マーイル町、サイファート村一帯を空爆、またハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市ザフラー協会地区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町を「樽爆弾」で空爆した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(2月10日付)によると、ヒムス市アクラマ地区、ムハージリーン区に、「自由シリア軍」が撃った迫撃砲弾が着弾した。

一方、SANA(2月10日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ウンム・リーシュ村、ドゥワイバ村、マスアダ村、ハッターブ村、アブー・アラーヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月10日付)によると、ダルーシャーン村、ハドラー村、ジュッブ・カタブー村、サーキヤト・カルト村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月10日付)によると、サルマーニーヤ村、カスタル・ブルジュ村、シャイフ・スィンディヤーン村、ウンム・ガール村、ビンニシュ市、サルミーン市、クーリーン村、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ共同特別代表がムアッリム外相と会談(2015年2月10日)

ダマスカスを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省と会談した。

SANA(2月10日付)によると、会談では、アレッポ市での「戦闘中止」に関してデミストゥラ共同特別代表が新たに示したアイデアについて意見が交わされた。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)パトロール部隊が何者かによって襲撃(2015年2月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のパトロール部隊がマヤーディーン市内のオートストラード通りで武装した何者かによって襲撃され、ダーイシュ・メンバーらが負傷した。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ共同特別代表がシリアを訪問(2015年2月9日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がダマスカスを訪問し、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブなどに関して、外務在外居住者省高官らと意見を交わした。

シリア訪問に先だって、デミストゥラ共同特別代表はミュンヘンでイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談、また共同特別副代表ラムズィー・イッズッディーン氏はダマスカスでファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣と数回にわたって折衝を行った。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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「自由シリア軍」とヨルダン当局が「テロリストの侵入」を阻止するため「国境警備隊」設置(2015年2月9日)

ステップ通信(2月9日付)は、「自由シリア軍」とヨルダン当局が、シリアからヨルダンへの「テロリストの侵入」を阻止するための「国境警備隊」設置に向けて動き出した、と伝えた。

しかし、ヨルダン国境に面するダルアー県では、南部戦線など自由シリア軍を名のる武装集団は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と共闘している。

Step News Agency, February 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)、アレッポ県北部、東部で劣勢(2015年2月9日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月9日付)によると、アイン・アラブ市郊外のスィッリーン町、シュユーフ・タフターニー町の住民数百世帯が、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘を恐れて、トルコ領内、マンビジュ市方面に避難を開始した。

両町はダーイシュの支配下にある。

これに関して、ARA News(2月9日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ユーフラテス火山作戦司令室とともにダーイシュ(イスラーム国)が支配していたシュユーフ・タフターニー町に進軍、同市を制圧したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するバーブ市をシリア軍が砲撃し、女性2人と子供1人が死亡、4人が負傷した。

またシリア人権監視団によると、マンビジュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)が預言者を侮辱したとの罪で、男性1人を斬首した。

他方、ロイター通信(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、県北東部の戦闘員、車輌などの再展開を開始した。

シリア人権監視団によると、この再展開は、アイン・アラブ市一帯で攻勢を強める西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対抗するためだという。

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ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、ラッフーム村南部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月9日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がカーミシュリー市南東部のターヤ村でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員と思われる男性9人を拘束した。

またARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)バラカ州の総務局使節団がシャッダーディー市でアカイディー部族の名士と会談し、部族からの苦情への対応などについて意見を交わした。

ARA News, February 9, 2015
ARA News, February 9, 2015

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米中央軍によると、米国など有志連合は過去24時間でラッカ市、アイン・アラブ市近郊、ダイル・ザウル市近郊を3回にわたって空爆、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌などを破壊した。

しかし、ラッカ市の複数の活動家によると、同市に対する空爆は複数回に行われた。

ただし、この空爆がヨルダン軍によるものかは定かではないという。

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ラッカ革命家旅団(自由シリア軍)のアブー・イーサー司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)本拠地のラッカ市郊外解放に向け総動員令を発した。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)の外国人戦闘員とシリア人戦闘員がアレッポ県北部、東部からの撤退をめぐって対立(2015年2月9日)

クッルナー・シュラカー(2月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)内でムハージリーン(外国人戦闘員)とシリア人の司令官(アミール)らとの間で、県東部(アイン・アラブ市一帯)や県北部(アアザーズ市一帯)からの撤退をめぐる対立が激化している、と伝えた。

同報道によると、ダーイシュのシリア人メンバーは、アアザーズ市一帯への進軍を求めたが、外国人戦闘員がこれに応じず、ラッカ県方面、ダイル・ザウル県方面への撤退を命令したため、これを拒否したという。

複数の消息筋によると、ダーイシュの外交人戦闘員はアアザーズ市郊外のダービク村、アフティームッラート村一帯から撤退したという。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、ダマスカス郊外県・ダルアー県・クナイトラ県境で反体制武装集団に対する「決戦」開始(2015年2月9日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月10日付)は、ヒズブッラー戦闘員とイラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員の支援を受けたシリア軍が、クナイトラ県、ダルアー県と接する県南部一帯の奪還に向けた大規模軍事作戦(「決戦」作戦)を開始した、と伝えた。

同報道によると、作戦実行のため、シリア軍部隊ら4,500人、戦車、兵員輸送車などが第121旅団に集結しているという。

また「自由シリア軍」によると、作戦はイラン・イスラーム革命防衛隊、ヒズブッラーの司令官らが作戦司令室から指揮・監督を行っているのだという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、自由シリア軍南部戦線所属の第1軍がダイル・マーキル町一帯でシリア軍と交戦、シリア軍兵士5人を殺害し、戦車5輌を破壊、またシャームの暁旅団もシリア軍戦車1輌と迫撃砲40発を捕獲したという。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍はドゥーマー市、ダーライヤー市、ハラスター市各所を「樽爆弾」などで空爆し、戦闘員2人を含む18人が死亡した。

同地での戦闘には、新政府民兵「ワファー軍」も参加したという。

他方、SANA(2月9日付)によると、アーリヤ農場、ドゥーマー市、カラムーン地方無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス村近郊のアラーキーヤ高地一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、イブタア町、ムザイリーブ町、ダイル・アダス村、東カラク村、カフルシャムス町を砲撃し、ジハード主義武装集団戦闘員5人を含む6人が死亡した。

シリア軍の攻撃激化を受け、自由シリア軍南部戦線所属の第1軍司令部はシリア軍、イラン人・アフガン人戦闘員らの攻撃に備えるため総動員令を発した。

一方、SANA(2月9日付)によると、シャイフ・マスキーン市、ダーイル町・ヒルバト・ガザーラ町間街道、ダルアー市バジャービジャ地区、郵便局一帯など、ラジャート高原一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月9日付)によると、ラフィード町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンニシュ市、ビンニシュ市・トゥウーム村間街道をシリア軍が空爆、またカファルヤー町、フーア市、ザガブ村でシリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動と交戦した。

一方、SANA(2月9日付)によると、タイイバート村、アイン・バーリダ村、シュグル村、タフタナーズ市、アブー・ズフール町一帯、ハミーマート・ダーイル村、バーラ村、カンスフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・ナッジャール市一帯、アレッポ市ザフラー協会地区で、シリア軍、国防隊がムハージリーン・ワ・アンサール軍などジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、ウンム・スィルジュ村、マスアダ村、ドゥワイバ村、ウンム・トゥワイニー村、スルターニーヤ村、ラジャム・カスル村、ウンム・サフリージュ村、ウンク・ハワー村、東サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領:ベラルーシ外相と会談(2015年2月9日)

アサド大統領はシリア訪問中のベラルーシのウラジーミル・マケイ外務大臣と会談し、テロ攻撃に直面するシリアへの支持を表明するベラルーシ大統領の親書を受け取った。

SANA(2月9日付)が伝えた。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

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また、アサド大統領はロシアおよびインドネシア両国の新大使の認証式に臨んだ。

SANA(2月9日付)が伝えた。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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シリア外相:「誰であれ、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うために介入し、我々の主権を侵犯することを我々は許さない」(2015年2月9日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は記者会見で、「デミストゥラ氏のイニシアチブは基本的にアレッポ市郊外ではなく、アレッポ市に注がれてきた」と述べるとともに、「我々はアレッポ(県)の統合とアレッポ市の安定を実現し、同地に日常生活を取り戻すための合意を実行したい」と強調した。

そのうえで「デミストゥラ氏には自身のプランに関する新たなアイデアがある。我々は彼に耳を傾ける用意がある」と付言した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はさらに「優先事項はテロとの戦いであり、政治解決にいたる手段としての国内における和解の実施である。テロの源泉を枯渇させ、シリア人どうしの対話を確たるものとすることを最優先課題とするすべてのイニシアチブにシリアは応えたい」と述べた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)によるヨルダン軍パイロットのムアーッズ・カサースィバ中尉殺害に関して、「明確に述べたい。我々は主権を守りたいと切実に考えている。誰であれ、ダーイシュと戦うために介入し、我々の主権を侵犯することを我々は許さない」と強調した。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

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一方、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省はイランのアーラム・チャンネル(2月9日付)に、レバノンのヒズブッラーの参戦に関して「テロとの戦いへのヒズブッラーの参加は賢明な決定だ」と述べた。

AFP, February 9, 2015、‘Alam News Network, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問、オランド大統領と会談(2015年2月8日)

西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問し、パリのエリゼ宮殿でフランソワ・オランド大統領と会談し、シリア情勢全般などについて意見を交わした。

使節団は、民主統一党共同党首のアースィヤー・アブドゥッラー女史、女性防衛部隊(YPJ)のナスリーン・アブドゥッラー女史、民主統一党在仏代表のハーリド・イーサー氏からなり、オランド大統領からの正式な招聘を受け、フランスを訪問していた。

ARA News(2月9日付)が伝えた。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市で約200人を一斉摘発、ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア軍兵士、国防隊隊員を処刑(2015年2月8日)

アレッポ県では、ARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員多数が撤退したジャラーブルス市に、ダーイシュの大規模部隊が再展開し、通行規制を敷き、約200人を一斉摘発した。

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ハサカ県では、ARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がフール町で、国防隊の戦闘員3人を処刑した。

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ARA News(2月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州広報局が、シリア軍兵士1人を処刑する映像をツイッターを通じて公開したと伝えた。

処刑されたのはガーズィー・イブラーヒーム・ハムザ大尉と思われる人物。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン空軍参謀長:「有志連合の作戦により、ダーイシュ(イスラーム国)は約20%の戦闘能力を失った」(2015年2月8日)

ヨルダン空軍のマンスール・ジャッブール参謀長は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への空爆で、約7,000人の戦闘員を殺害したと主張した。

ジャッブール参謀長はまた、有志連合の作戦により、「ダーイシュは約20%の戦闘能力を失った」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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アレン米退役大将:「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」(2015年2月8日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン米退役大将は、ペトラ通信(2月8日付)に対して、有志連合の支援のもと、近くイラク軍部隊が指導するかたちでダーイシュに対する大規模な地上攻撃が行われる、と述べた。

アレン退役大将はまた、ダーイシュが制圧地域の22%を喪失したとの見方を示した。

一方、シリアでの戦況に関して、アレン退役大将は「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Petra News Agency, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県、ラッカ県から離散・逃走に拍車(2015年2月8日)

ARA News(2月8日付)は、アイン・アラブ市(アレッポ県)一帯でダーイシュ(イスラーム国)の放逐を続ける西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の進軍を受け、ダーイシュに忠誠を誓っていたアラブ系部族の子息多数がタッル・アブヤド市(ラッカ県)を経由してトルコ領内に避難している、と伝えた。

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またマンビジュ市(アレッポ県)の自由シリア軍匿名筋は、ARA News(2月8日付)に対して、マンビジュ市のダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が減少、またダーイシュは戦闘員の逃亡を警戒し、同市からの戦闘員派遣を躊躇するようになっていると明かした。

同匿名筋によると、ダーイシュはアイン・アラブ市南部のアイン・イーサー市からもほぼ完全に撤退し、市内のシャリーア法廷、本部をラッカ県スルーク町に移転、また多数の戦闘員がラッカ県、トルコに逃亡しているという。

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さらに、ARA News(2月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員は、アレッポ県ジャラーブルス市からも、アミールら一部を除いてほとんどが離散し、市郊外やトルコに逃れたという。

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ラッカ県では、ARA News(2月8日付)によると、米国など有志連合がラッカ市にビラを投下し、住民に対して、ただちに退去するよう呼びかけた。

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アレッポ県では、ARA News(2月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市郊外のバルフ・ブーターン村での戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)幹部の一人で、マンビジュ刑務所長官(アミール)のアブー・アナス・ハラビー氏を拘束した。

アブー・ウンス氏は、アイン・アラブ市で拘束した子供を拘置していた刑務所を監督する役職に就いていたという。

また人民防衛隊は、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員、北の太陽大隊の支援を受け、アイン・アラブ市から南30キロの距離を通るアレッポ市・ハサカ市街道にいたる地域からダーイシュを放逐、制圧した。

人民防衛隊が制圧したのは、ザルハク村、クームシー村、バルフ・ブーターン村など。

なおシリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラッカ革命家旅団、北の太陽大隊の支援を受け、1月24日以降、ダーイシュ(イスラーム国)から奪還したアイン・アラブ市周辺の村の数は128にのぼり、同市周辺地域の35%以上を制圧した、と発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月8日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ブーウマル、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県などでシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年2月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市北東部前線で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を迫撃砲、地対地ミサイルで攻撃した。

またアルバイン市一帯、ドゥーマー市各所、ザブディーン村、ドゥーマー市・ミスラーバー市間、ムライハ市、カフルバトナー町をシリア軍が空爆、砲撃し、少なくとも2人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(2月8日付)によると、ドゥーマー市での戦闘で、イスラーム軍はシリア軍士官6人を殺害したという。

このほか、ダーヒヤト・アサド町各所、アッバースィーイーン地区(バス発着所)、ジャウバル区に、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾複数発が着弾した。

一方、ARA News(2月8日付)によると、シリア軍がジハード主義武装集団、自由シリア軍との交戦の末、ダルアー県とクナイトラ県を結ぶマルイー丘一帯を制圧した。

また、SANA(2月8日付)によると、ラアス・マアッラ町無人地帯、マシュラファ村無人地帯、ザバダーニー市一帯、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村、アーリヤ農場、アッブ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス村、インヒル市、ジャースイム市・カフルシャムス町間、イブタア町、ハーッラ丘、アクラバー・ハーッラ市間街道で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア広報委員会によると、自由シリア軍南部戦線所属の第1軍が、「民間人に対する政府の虐殺」への報復として、「ダルアー県砕爪の戦い」を開始し、サナマイン市、ジャッバーブ村、カフルシャムス町などの軍治安部隊拠点を攻撃した。

これに関して、シリア人権監視団は、カフルシャムス町一帯での戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員11人が死亡したと発表した。

一方、SANA(2月8日付)によると、ジャースィム市、インヒル市、ダルアー市各所、カルファー村、ムサイフラ町、ヒルバト・ガザーラ町一帯、タファス市、カフルシャムス町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザ・アサドッラー旅団、イスラームの剣中隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市一帯、ウンム・シャルシューフ村、ガジャル村、ダフラト・カフルナーン村で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町、ザカート村をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(2月8日付)によると、南カスタル村、ハッダージュ村、ラスム・クタイシャ村、ハマーディー・ウマル村、アクラブ町、カフルズィーター市、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルマダー市、ダイル・シャルキー村、タフターヤー村で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月8日付)によると、ハミーマート・ダーイル村、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、アブー・ズフール町一帯、アイン・バーリダ村、マアヤーン村、カフィール村、カフルタハーリーム町、ハーン・シャイフーン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、マアッラト・ヌウマーン市では、シャームの民のヌスラ戦線によって拉致された家族の解放と同戦線の退去を求めるデモが発生し、多数の女性が参加した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区、バニー・ザイド地区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

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ダマスカス県では、SANA(2月8日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月8日付)によると、ハサカ市北部一帯に展開していたシリア軍、国防隊と、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、アサーイシュの双方が、検問所などからの撤退を開始した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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日本:外務省がシリアに不法入国を計画していたフリーカメラマンの旅券返納(2015年2月7日)

外務省は、シリアへの渡航を計画していた新潟市在住のフリーカメラマン、杉本祐一さん(58歳)に、旅券法に基づいて旅券(パスポート)を返納させた。

杉本さんはトルコを経由してシリアに不法入国することを公言していたという。

外務省は警察とともに杉本さんに自粛を強く要請したが、渡航の意思を変えなかったという。外務省職員が7日、杉本さんに会い、命令書を渡して旅券返納を求め、これに杉本さんが応じた。

杉本さんは共同通信の電話取材に、「(ダーイシュ(イスラーム国)の)支配地域に入るつもりはない。シリア国内の難民キャンプなどの取材をするつもりだった」と話した。

さらに「取材と報道の自由どころか、言論の自由を妨げる行為だ」と述べ、政府の対応を批判した。

渡航阻止の法的根拠について、外務省は旅券の名義人の生命、身体、財産の保護という旅券法19条の規定に基づいて、緊急に旅券の返納を命じたとしている。

この規定による返納は初めて。

共同通信(2月8日付)などが伝えた。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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マンビジュ市(アレッポ県)などで「自由シリア軍」がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、占拠されていた住居を制圧(2015年2月7日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月8日付)によると、マンビジュ市で「自由シリア軍」とダーイシュ(イスラーム国)が数時間にわたって交戦し、ダーイシュ戦闘員8人を殺害、占拠されていた住宅8棟を解放した。

「自由シリア軍」はまたマーリア市東部のフール・ナフル村でもダーイシュと交戦し、占拠されていた住宅複数棟を制圧したほか、ダービク村・スーラーン・アアザーズ町間でも交戦した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県でヌスラ戦線がハズム運動(穏健な反体制派)と交戦し、司令官を殺害(2015年2月7日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(2月8日付)によると、サルマダー市でシャームの民のヌスラ戦線がハズム運動(穏健な反体制派)と交戦、ハズム運動司令官の一人ムハンマド・ハブルース氏(アブー・サティーフ・フート)を殺害した。

戦闘は、ハズム運動がヌスラ戦線の検問所を襲撃したことに端を発し、ヌスラ戦線側も戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン空軍によるダーイシュ(イスラーム国)爆撃続く(2015年2月7日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣は、6日のヨルダン軍のラッカ市空爆で米国人女性(カイラ・ミューラーさん)が死亡したとのダーイシュ(イスラーム国)の主張に関して、「本件は調査中であるため、現時点で多くを述べることはできない。しかし、こうした主張は非論理的だ…。彼ら(ダーイシュ)がどのようにして、上空高く飛行している戦闘機をヨルダン軍戦闘機だと認識できるのか?」と述べた。

『ハヤート』(2月8日付)が伝えた

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合が、6日に引き続き、ダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市内17カ所および同市北部のフルースィーヤ地区を空爆した。

ヨルダンのペトラ通信(2月7日付)によると、ヨルダン軍戦闘機が5、6日に引き続き「テロ一味ダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して空爆を行い、全機無事帰還した」と伝えた。

空爆地点の詳細については不明。

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ヨルダンのペトラ通信(2月7日付)によると、シリア領内から発射された迫撃砲弾1発がラムサー市内に着弾し、住民2人が負傷した。

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UAEのWAM通信(2月7日付)は、UAE空軍所属のF16戦闘機部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)への空爆を行うヨルダンを支援するため、近くヨルダン国内に集結する予定だと伝えた。

この決定は、アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子の指示によるものだという。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Petra News Agency, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015、WAM, February 7, 2015などをもとに作成。

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YPGがダーイシュ(イスラーム国)を放逐し、アイン・アラブ市周辺の100カ村を奪還、シリア軍がダイル・ザウル、アレッポ(バーブ)、ハサカでダーイシュ拠点への爆撃を続ける(2015年2月7日)

アレッポ県では、ARA News(2月7日付)が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊広報局の話として、人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)に対する攻勢を続け、過去24時間でアイン・アラブ市周辺の28カ村を新たに奪還、解放したと伝えた。

これに関して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊広報局のヌースィージャーン・アームーディー氏は、クッルナー・シュラカー(2月7日付)に対して、アイン・アラブ市西部、東部、南部の各前線でダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同市周辺20キロに点在する100カ村を奪還した、と述べた。

Kull-na Shuraka', February 7, 2015
Kull-na Shuraka’, February 7, 2015

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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つバーブ市に対してシリア軍が空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月7日付)によると、ジャフラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、ミールビーヤ村、ハマーイル町、シューラー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

ARA News(2月8日付)によると、米国など有志連合がタッル・ハミース市一帯を空爆する一方、シリア軍も同地に対して砲撃を行った。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、February 8, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がイスラーム軍の砲撃に対する報復爆撃を続ける(2015年2月7日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区各所を4度にわたって空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともにシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

また旧市街、アッバースィーイーン地区、アブー・ルンマーナ地区に、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、少なくとも8人が負傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月7日付)などによると、ヤルムーク区に人道支援物資1,000パックを積んだUNRWAとシリア赤新月社の貨物車輌2輌が入り、パンなどを配給するなか、シリア軍がヤルムーク区一帯に対して空爆を加えた。

他方、SANA(2月7日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ザマルカー町、ハラスター市一帯、ザブディーン村、ザバダーニー市各所をシリア軍が地対地ミサイルなどで砲撃、空爆する一方、ジハード主義武装集団と交戦、少なくとも戦闘員3人、住民4人が死亡した。

一方、SANA(2月7日付)によると、ドゥーマー市、アーリヤ農場、アルバイン市街道、ダーライヤー市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市旧市街に対して砲撃を加える一方、ナイラブ航空基地に近いカラム・トゥラーブ地区、ハーリディーヤ地区などで、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を空爆する一方、アーミリーヤ村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月7日付)によると、タッル・アブー・サナービル、ダフラト・カフルナーン村、ガジャル・シャイフ・イブラーヒーム街道、ウンム・シャルシューフ村、マスアダ村、ウンム・サフリージュ村、ウンク・ハワー村、ドゥービーヤ村、アブー・アラーヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ファールーク旅団、ヒムス軍団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バーラ村一帯、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、女性、子供を含む4人が死亡した。

一方、SANA(2月7日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ウンム・ジャリーン村、フバイト村、カンスフラ村、ヤアクービーヤ村、ナフラ村、カニーヤ村、カフルラーター村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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これに関して、クッルナー・シュラカー(2月7日付)によると、自由シリア軍海岸地域第1旅団を名のる武装集団は、第45監視塔一帯のシリア軍拠点などに対して迫撃砲で攻撃を行ったと発表した。

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ダルアー県では、SANA(2月7日付)によると、カルファー村一帯、イブタア町、シャイフ・マスキーン市、ムサイフラ町、イーサー農場(ダーイル東部)、ダイル・アダス村、ラジャート高原、ダルアー市カルク地区、旧税関地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、イスラーム・ムサンナー運動の広報部門担当者は、クッルナー・シュラカー(2月7日付)に対して、シリア軍との捕虜交換により、戦闘で殺害したシリア軍兵士の遺体2体返還の見返りとして、女性3人を解放することに成功したことを明らかにした。

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クナイトラ県では、SANA(2月7日付)によると、アユーバ村、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月7日付)によると、ファルズ村、ワーディー・シャイハーン村、ガマーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(2月7日付)によると、自由シリア軍海岸地域第1旅団を名のる武装集団は、第45監視塔一帯のシリア軍拠点などに対して迫撃砲で攻撃を行ったと発表した。

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ハマー県では、SANA(2月7日付)によると、カフルズィーター市、ラターミナ町、サイヤード村、ジャービリーヤ村、フワイジャ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:シリア軍将兵約4万5,000人を含む21万60人以上が紛争で犠牲に(2015年2月7日)

シリア人権監視団は、2011年3月半ばから2014年2月までの紛争により、シリア軍将兵約4万5,000人を含む21万60人以上が犠牲となったと発表した。

このうちの約半数が民間人で、子供は1万664人、女性は6,783人にのぼるという。

また反体制武装集団の犠牲者は3万5,827人であるのに対して、シリア軍兵士の犠牲者はこれより約1万人多い4万5,385人。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などの外国人戦闘員の死者は2万4,989人にのぼるという。

またシリア政府を後援するヒズブッラー戦闘員の死者数は640人、また同戦闘員を含むイラン人、イラク人などの「シーア派」民兵戦闘員の死者数は3,000人以上にのぼるという。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン人活動家:ダーイシュ(イスラーム国)によるカサースィバ中尉拘束の原因はUAE女性パイロットにあると喧伝(2015年2月6日)

ARA News(2月6日付)など複数のアラブ・メディアは、ヨルダンの活動家らが、ムアーッズ・カサースィバ中尉が搭乗した戦闘機墜落の原因がUAE空軍の女性パイロットマリヤム・マンスール少佐にあるとする情報をリークしていると伝えた。

情報のリークは、UAEがダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対する空爆への参加を見合わせたとの報道を受けたプロパガンダだと思われるが、ヨルダンの活動家によると、カサースィバ中尉がダーイシュに捕捉された日(12月24日)の有志連合の部隊を指揮していたのはマンスール少佐で、彼女が危険を知りつつ、カサースィバ少尉に対して、ダーイシュの拠点を空爆するため超低空飛行を指示したことが、墜落の原因となったのだという。

また活動家によると、マンスール少佐は、このことをパイロット救出チームはおろか、誰にも報告せず、結果として救出はなされず、1時間以上にわたりユーフラテス川に身を潜めていたカサースィバ中尉は、ダーイシュ戦闘員に発見され、捕らえられてしまったのだという。

ARA News, February 5, 2015
ARA News, February 5, 2015

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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YPGがダーイシュ(イスラーム国)脱走兵3人を拘束、ダーイシュは有志連合の爆撃を避けるため戦闘員にYPGの制服を支給(2015年2月6日)

アレッポ県では、AFP(2月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、トルコ領内への逃走しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)メンバー15人のうち3人をアイン・アラブ市郊外のカッラ・ムーグ村で拘束した。

のこる12人がトルコ領内に入国後、トルコ軍の哨所に投降したという。

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ラッカ県では、ARA News(2月6日付)がタッル・アブヤド市の複数の消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の制服などを戦闘員に支給し、有志連合からの空爆を回避しようとしている、と報じた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所地帯の第105油田一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(2月6日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、ビール・カサブ区近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)が、「東部獅子」を名のる武装集団の戦闘員1人を拘束、処刑した。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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カサースィバ中尉の火刑に異議を唱えたサウジ人宗教関係者1人をダーイシュ(イスラーム国)が起訴(2015年2月6日)

シリア人権監視団は、ヨルダン人パイロット、ムアーッズ・カサースィバ中尉の火刑に異議を唱えたサウジ人宗教関係者1人をダーイシュ(イスラーム国)が起訴したと発表した。

このサウジ人宗教関係者は、アレッポ県バーブ市のシャリーア委員会会合の場で、カサースィバ中尉の火刑に異議を表明し、判決に関与した高官らを裁判にかけるよう求めていたという。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)本拠地ラッカを爆撃、米国人女性が死亡か?(2015年2月6日)

ラッカ県では、『ハヤート』(2月7日付)などによると、ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市内の複数カ所に対して数十回にわたり空爆を行った。

シリア人権監視団によると、有志連合による空爆でダーイシュ戦闘員30人以上が死亡したという。

またAFP(2月6日付)は、国防総省関係者らの話として、米軍のF16戦闘機とF22戦闘機がシリア上空でヨルダン軍の戦闘機の護衛にあたったほか、米軍の空中給油機と偵察機が作戦を支援したと伝えた。

これに対して、ダーイシュのラッカ広報センターはインターネットを通じて声明を出し、ヨルダン軍による6日の空爆で、戦闘員に犠牲者はなかったが、米国人女性1人が死亡したと発表した。

同声明は、空爆で死亡したこの女性の名前を「カイラ・ミューラー」としている。

『ワシントン・ポスト』(2月6日付)によると、ミユーラー氏はシリア国内で援助活動をしていた2013年8月に拘束され、家族は多額の身代金を要求されていた、という。

ダーイシュによる声明に関して、スーザン・ライス米ホワイトハウス補佐官は、「非常に心配している。現時点ではダーイシュの主張を裏付けるものはない。情報を精査している」と述べた。

またヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣も、ダーイシュの声明に関して「非常に疑わしい。悪質なプロパガンダだ」と非難した。

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『ハヤート』は、ヨルダン高官筋の話として、ヨルダン軍がダーイシュに対する空爆作戦の拡大を予定しており、すでに1日平均10回程度だった偵察飛行を数十回に増加の出撃させ、最終的には数百回の偵察を実施する見込みだと伝えた。

またダーイシュの幹部暗殺を目的としたピンポイント爆撃、ないしは降下作戦も検討していると付言した。

しかし、地上部隊の投入については、「長期的には否定し得ない」としつつ、短期・中期的にはないという。

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ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣は、ヨルダン軍戦闘機数十機が5日、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点などに対して空爆を行ったと発表したうえで、ムアーッズ・カサースィバ中尉殺害に対する「報復の始まりでしかない」と強調した。

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『ハヤート』(2月7日付)は、イラクのニネベ県の複数の高官の話として、ヨルダン軍戦闘機がモスル市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ダーイシュ・メンバー35人以上を殺害したと報じた。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、February 8, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015、The Washington Post, February 6, 2015などをもとに作成。

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ツイッターはイスラーム軍司令官のアカウントを閉鎖(2015年2月6日)

ツイッターは、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官のアカウントを閉鎖した。

アッルーシュ司令官は同アカウントを通じて、ダマスカス県などへの無差別砲撃を予告するなどしていた。

なお同アカウントには数千人のフォロアーがいた。

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AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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