自由シリア軍とヌスラ戦線が、イスラーム国(ダーイシュ)に忠誠を誓った武装集団戦闘員を拘束(2015年2月2日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月2日付)によると、「自由シリア軍」部隊とシャームの民のヌスラ戦線が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったとされるサワーリー連隊大隊と抵抗中隊のサクバー市内の拠点を襲撃、戦闘員40人近くを拘束した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市郊外での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊による攻勢が続き、ダーイシュ(イスラーム国)は同市周辺10キロの一帯から完全に撤退した。

一方、反体制武装集団は、アフティームッラート村のダーイシュ拠点複数カ所を砲撃した。

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ラッカ県では、ARA News(2月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、ムハージリーン(外国人戦闘員)の負傷者治療のため、県内のすべての野戦病院、養護施設を接収する一方、タブカ市にあるタブカ国立病院を「背教者の資金援助を受けている」との理由で閉鎖した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハワーイジュ・ズィヤーブ村にあるダーイシュ(イスラーム国)の検問所を空爆、またダイル・ザウル航空基地周辺でのダーイシュとの戦闘で、フランス人戦闘員が死亡した。

ダイル・ザウル県では、SANA(2月2日付)によると、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を行った。

うちアイン・アラブ市一帯への空爆は7回に及んだ。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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シリア軍が、ダルアー、ダマスカス郊外、イドリブに対して激しい爆撃、ダルアーで親政権民兵がイスラエルのスパイを殺害(2015年2月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市各所をシリア軍が4回にわたり空爆し、15人が死亡、25人が負傷した。

シリア軍はまたインヒル市、サムリーン村、ダルアー市、ダリーなどにも「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(2月2日付)によると、シャイフ・マスキーン市、タイバ町、サイダー町、ヌアイマ村、ジャースィム市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、「国民抵抗運動」(ハムウ)を名のる親政権の民兵組織はビデオ声明を出し、シリア南部(ダルアー県ハウラーン地方)でイスラエルと内通するスパイ複数人を殺害した、と発表した。

『ハヤート』(2月3日付)などが伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市一帯をシリア軍が6回にわたり空爆し、男性1人が死亡した。

シリア軍はまたザバダーニー市に対しても「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(2月2日付)によると、ザバダーニー市郊外山岳地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、カラムーン地方無人地帯、ドゥーマー市一帯、ハラスター市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市一帯を「樽爆弾」で空爆し、11人が死亡した。

一方、SANA(2月2日付)によると、バーラ村、サルジャ村、バシャリーヤ村、ハッルーズ村、カフルラーター村、カフル・ウワイド村、アブー・ズフール町一帯、タゥウーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの鷹旅団、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラッフーム村、マスアダ村、スルターニーヤ村、東サラーム村などを砲撃、ジュッブ・ジャッラーフ町近郊で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月2日付)によると、ガントゥー市、ダイル・フール村、アイドゥーン村、ラッフーム村、ウンム・サフリージュ村、ムシャイリファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市ハイダリーヤ地区に「樽爆弾」を投下する一方、反体制武装集団はアシュラフィーヤ地区を砲撃した。

またアレッポ市ザフラー協会地区では、シリア軍、国防隊が反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(2月2日付)によると、ハマーディー・ウマル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月2日付)によると、ワーディー村、ラビーア町、グナイミーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省:ダマスカス旧市街での爆弾テロの非難声明を国連に求める(2015年2月2日)

外務在外居住者省は、国連安保理議長、事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで1日にダマスカス県旧市街で発生したレバノンの旅客バスに対する爆弾テロについて報告し、非難決議の採択と、「犯人およびその背後にいる国々、勢力の処罰」を求めた。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合暫定政府副首班が辞任(2015年2月2日)

シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣のイヤード・マクディスィー副首班(外務在外居住者省の元報道官)は声明を出し、「家族を支援するため」辞任すると発表した。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表(2015年2月2日)

シリア人権監視団は、2015年1月の1ヶ月の間にシリア軍が行った空爆は2014回に達し、民間人271人、戦闘員190人が死亡した、と発表した。

空爆は、ダーイシュ(イスラーム国)が暗躍するハサカ県、ダイル・ザウル県の他、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団が活動するクナイトラ県、ダルアー県、ダマスカス郊外県、イドリブ県、ラタキア県、アレッポ県、ハマー県におよび、2014回の空爆のうち1083回が「樽爆弾」による攻撃だったという。

犠牲になった民間人のうち子供は50人、女性は37人だという。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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シャーム戦線が「アサドのシャッビーハとレバノンのヒズブッラーの傭兵」11人のうち1人を処刑(2015年2月2日)

イドリブ県、アレッポ県で活動するシャーム戦線は、ビデオ声明を出し、1月22日に捕捉した「アサドのシャッビーハとレバノンのヒズブッラーの傭兵」11人のうち1人を処刑したと発表した。

ビデオ声明のなかで、シャーム戦線司令官の一人ムハンマド・ガービー氏は、「革命家部隊との捕虜交換をシリア政府が受け入れず、交渉が失敗すれば、5日おきに1人ずつ捕虜を殺害すると約束した」と主張、処刑を正当化した。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市で住民6人を公開処刑(2015年2月1日)

ラッカ県では、ARA News(2月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州の広報局がビデオ声明を出し、「覚醒評議会の細胞を粛清」するとして、住民6人を公開処刑したと発表した。

ARA News, February 1, 2015をもとに作成。

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イスラーム国による日本人殺害後のヨルダンの動き:パイロット解放に向けた努力継続(2015年2月1日)

『ハヤート』(2月1日付)は、ヨルダンの複数の高官筋からの情報として、ヨルダン政府がダーイシュ(イスラーム国)との連絡チャンネルを閉ざすことなく、ムアーッズ・カサースィバ空軍中尉の解放に向けた努力を継続している、と伝えた。

ダーイシュが脅迫メッセージに矛盾するかたちで、カサースィバ空軍中尉ではなく、日本人の後藤健二さんをまず処刑したことに関して、カサースィバ空軍中尉の解放をめざす危機管理チーム内では、少尉がすでに殺害されているとの見方が強まっている一方、殺害の証拠が示されない限りは、交渉を継続する必要があるとの立場も強いという。

こうした方針を受け、危機管理チーム高官はトルコにとどまり、部族のチャンネルを通じて、ダーイシュとの接触継続を試みているという。

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ヨルダンのアブドゥッラー2世国王は、ダーイシュ(イスラーム国)による後藤健二さん殺害をめぐって、安倍晋三内閣総理大臣と電話会談を行った。

会談で、アブドゥッラー2世は、「国際法、慣習が拒否する卑劣な犯罪行為を激しく非難する」としたうえで、「テロと過激主義に対抗する国際的な努力を続ける重要性」を強調したという。

またムハンマド・ムーマニー内閣報道官(メディア担当大臣)は、「ヨルダンは(後藤さんの)声明と解放に向けて努力を惜しまなかった。友好国である日本政府と本件に関して継続的な連絡調整を行ってきた…。ダーイシュは日本人人質解放にかかる関係当局のあらゆる試みを拒んだ」と述べた。

そのうえで「パイロット問題を担当する危機対策チームは、拘束されたその日に招集されている…。ヨルダンはムアーッズ氏の消息が確認されるのを期待している。彼が家族、そして祖国のもとに戻ることなく、サージダ・リーシャーウィー死刑囚を政府が引き渡すことはない」と付言した。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:YPG、シリア軍の攻勢続く(2015年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラーム国がアイヤーシュ村で、男性8人を「武器を隠し持ち、イスラーム国への引き渡しを行わなかった」容疑で逮捕された。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、マリーイーヤ村の一部を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、サルダ山、ダイル・ザウル市フワジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(2月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市周辺のカッラ・カウィー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地を制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(2月1日付)によると、シリア軍がタッル・ハミース市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、ラッド・シャクラ村、ハシュファート村、マスール村、ダーウーディーヤ村、アブー・サアド農場を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(2月1日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イスラーム軍が離反者2人を殺害(2015年2月1日)

ダマスカス郊外県では、イスラーム軍のイスラーム・アッルーシュ報道官によると、イスラーム軍が東グータ地方で離反した戦闘員2人を要撃、殺害した。

クッルナー・シュラカー(2月1日付)が伝えた。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフィール・ヤーブース村に近いドゥフール・ワルダ地区一帯、ザバダーニー市一帯を「樽爆弾」で空爆、またザバダーニー市一帯での戦闘でシリア軍将兵4人が死亡した。

さらに、タイバ村、ドゥーマー市に対しても、シリア軍が砲撃を行った。

一方、SANA(2月1日付)によると、シリア軍はシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦の末、ザバダーニー市周辺の丘陵地帯のザフラト・マルジヤート、ザフラト・ワルダ、マアダル村を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、同地をシリア軍が砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アトマーン村、サイダー町、インヒル市、フィキーア村、ヌアイマ村などをシリア軍が空爆、砲撃し、女性2人、男性1人が死亡した。

一方、SANA(2月1日付)によると、タイバ村、サイダー町、フラーク市・ガーリーヤート村街道で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区近郊、アーミリーヤ地区に、地対地ミサイルが着弾、またブライジュ村一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員がアンサール・ディーン戦線などkジハード主義武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(2月1日付)によると、アウラム・クブラー町で武装集団がアレッポ自由警察の警官3人を襲撃、殺害した。

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イドリブ県、クッルナー・シュラカー(2月1日付)によると、31日のシャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動の交戦で前者のシャリーア学者アブー・アスヤド・ジャズラーウィー氏が死亡した一件に関して、両組織は司法委員会を設置し、事態の収拾をめざすことで合意した。

一方、SANA(2月1日付)によると、バーラ村、バシーリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月1日付)によると、ウンム・サフリージュ村、ムシャイリファ村、アイドゥーン村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヒムス軍団、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ハーリド・ブン・ワリード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月2日付)によると、アブー・アマーラ特殊任務中隊が、アレッポ市ハムダーニーヤ地区で空軍情報部の士官1人を含む4人を拘束、処刑した。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、February 2, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省:イスラーム国による日本人人質2人の殺害を非難(2015年2月1日)

シリア外務在外居住者省高官は、ダーイシュ(イスラーム国)による後藤健二さん、湯川遥菜さん殺害に関して、「この野蛮な犯罪は世界全体、そして各国民にテロの危険を投げかけるもので、こうしたテロ集団への武器、資金供与、教練を行う一部の周知の国や勢力による(テロ)支援を停止させる必要がある」と述べた。

同高官はまた「シリアは犠牲者2人、そして日本国民に哀悼の意を表す。また、「テロとの戦い」が世界全体による真摯な協力を必要とすることを強調するとともに、シリアが、国連安保理決議第2170号の枠組みのなかで、国際法、国家主権、内戦不干渉といった原則を尊重しつつ、こうした危険を根絶するための努力を行うことを確認する」と付言した。

SANA(2月1日付)が伝えた。

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ワーイル・ハルキー首相は、シリア・アラブ・テレビ(2月1日付)のインタビューで、「すべてのテロリストを領内から放逐することが基本目的だ」としたうえで、「シリア政府は領内の武装集団との戦いのため諸外国と協調」する意思があると述べた。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合暫定国防大臣「6万人からなり、シリアの革命的軍事勢力が参加する統合国民軍設置に向けた行動を開始した」(2015年2月1日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサリーム・イドリース暫定政府国防大臣(自由シリア軍参謀委員会前議長)は、「6万人からなり、シリアの革命的軍事勢力が参加する統合国民軍設置に向けた行動を開始した」と述べた。

スィラージュ・プレス(2月1日付)などが伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は、トルコ国内での活動家らとの会談で、トルコ政府およびアフマド・トゥウマ暫定内閣とともに「戦略的協力評議会」を設置することに合意したと述べた。

「戦略的協力評議会」は、シリア革命反体制勢力国民連立、トルコ政府代表、暫定政府の6時間におよぶ会合の末に設置が決定され、閣僚間のハイレベルでの協調が行われるのだという。

『ハヤート』(2月1日付)が報じた。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、Siraj Press, January 27, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表(2015年2月1日)

シリア人権監視団は、シリア国内での戦闘などによる1月の犠牲者数が1,345人に達したと発表した。

うち883人は民間人(子供207人、女性54人を含む)、拷問で死亡した犠牲者は64人、そしてシリア軍によって殺害された戦闘員は129人におよぶという。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

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日本人人質の処遇に関するイスラーム国からの第4のメッセージ(2015年2月1日)

ダーイシュ(イスラーム国)は20日、フルカーン広報制作機構を通じて、拘束中の後藤健二さんと思われる男性の処刑映像を公開した。

後藤さんと思われる男性は、オレンジ色の囚人服を着て、後ろ手に縛られ、跪かされており、「ジハード・ジョン」と思われる英国アクセントの男性がその横でメッセージを表明し、その後、この男性の遺体の画像が映し出されている。

「ジハード・ジョン」と思われる男性のメッセージは以下の通り:

To the Japanese government: You, like your foolish allies in the Satanic coalition, have yet to understand that we, by Allah’s grace, are an Islamic Caliphate with authority and power, an entire army thirsty for your blood.

Abe, because of your reckless decision to take part in an unwinnable war, this knife will not only slaughter Kenji, but will also carry on and cause carnage wherever your people are found.

So let the nightmare for Japan begin

AFP, January 31, 2015、AP, January 31, 2015、ARA News, January 31, 2015、Champress, January 31, 2015、al-Hayat, February1, 2015、Iraqi News, January 31, 2015、Kull-na Shuraka’, January 31, 2015、al-Mada Press, January 31, 2015、Naharnet, January 31, 2015、NNA, January 31, 2015、Reuters, January 31, 2015、SANA, January 31, 2015、UPI, January 31, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の活動家、住民「戦闘員逃走は日に日に増しており、イスラーム国崩壊は時間の問題」(2015年1月31日)

ラッカ県では、ARA News(1月31日付)によると、ラッカ市で、トルコ人女性戦闘員とチュニジア人女性戦闘員の2人が、ダーイシュ(イスラーム国)の女性部隊「ハンサー大隊」を離反し、トルコ領内に逃走した。

一方、ダーイシュは、アレッポ市・ラッカ市・ハサカ市を結ぶ国際幹線道路に位置するガーズィリー村で離反した戦闘員約50人を拘束し、カンタリー村に移送した。

こうした動きに関して、ARA News(1月31日付)は、シリア国内の複数の活動家、住民の話として、シリア国のダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の「逃亡は日に日に増しており…、組織の崩壊は時間の問題だ」と伝えた。

他方、米国など有志連合は、ラッカ市からタッル・アブヤド市に向かって移動していたダーイシュ(イスラーム国)車輌を空爆した。

シャーム自由人イスラーム運動のアブー・ウマル・サルムーディーを名のる活動家によると、ダーイシュの車列は15台からなり、タッル・アブヤド市を経由してアイン・アラブ市に向かおうとしていたのだという。

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アレッポ県では、ARA News(1月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市郊外のシャカファ村、ダッリー村、スィフティク村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員11人を殲滅、同地を解放した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)は、自らの通信部門であるアアマーク通信からビデオ映像を配信し、アイン・アラブ市からの撤退の理由を明らかにした。

ビデオには、チュニジア人戦闘員、サウジアラビア人戦闘員が登場し、「アイン・イスラーム市」(アイン・アラブ市)からの撤退が、「激しい空爆がなされ、同胞が殺害されたことが理由だ」などと述べた。

ARA News(1月31日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月31日付)によると、シューラ村、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、カバージブ村、ジャフラ村、アイヤーシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アッシリア人権ネットワークは、ハサカ市内の活動家の情報として、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ県内のアッシリア教徒に対して、教会の十字架を下ろすよう要請していると発表した。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回にわたって空爆を行った。

AFP, January 31, 2015、AP, January 31, 2015、ARA News, January 31, 2015、Champress, January 31, 2015、al-Hayat, February1, 2015、Iraqi News, January 31, 2015、Kull-na Shuraka’, January 31, 2015、al-Mada Press, January 31, 2015、Naharnet, January 31, 2015、NNA, January 31, 2015、Reuters, January 31, 2015、SANA, January 31, 2015、UPI, January 31, 2015などをもとに作成。

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イドリブでヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が交戦、またアレッポでもヌスラ戦線が第16師団(自由シリア軍)メンバー11人を拘束(2015年1月31日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月31日付)などによると、ビンニシュ市近郊の街道(ビンニシュ・イドリブ街道)に設置された検問所で、シャーム自由人イスラーム運動とシャームの民のヌスラ戦線とが交戦し、前者のシャリーア学者のアブー・アスヤド・ジャズラーウィー氏が死亡した。

検問所はシャーム自由人イスラーム運動のもので、ヌスラ戦線が近くに別の検問所を設置しようとしたのをアブー・アズヤド氏が拒否したことで衝突が起きたという。

また、シリア人権監視団によると、アルバイーン山一帯でシリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、武装集団戦闘員11人が死亡した。

一方、SANA(1月31日付)によると、タッル・サラムー一帯、アブー・ズフール町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(2月1日付)によると、第16師団(自由シリア軍)が声明を出し、アレッポ市アシュラフィーヤ地区での戦闘に参加しようとしていた戦闘員11人がシャームの民のヌスラ戦線によって拘束されたと発表された。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はアレッポ市南部郊外一帯を空爆する一方、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、旧市街、ザフラー地区で、国防隊とともに、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、アレッポ市南部で活動するシャーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線などの武装集団が、アブティーン村、アドナーニーヤ村、科学研究センター(アレッポ市西ザフラー地区)、ハナースィル市に進軍を続けるシリア軍に対抗するため、「南部郊外作戦司令室」を結成した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市一帯をジハード主義武装集団が砲撃し、子供1人、女性5人を含む住民7人が死亡した。

これに対して、シリア軍はアイドゥーン村、ラハーヤー村などを「樽爆弾」を投下した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガルナータ村、ラスタン市などに「樽爆弾」を投下し、女性1人と子供1人が死亡した。

一方、SANA(1月31日付)によると、ウンム・リーシュ村、ムシャイリファ村、東サラーム村、タルビーサ市一帯、ウンム・シャルシューフ村、ワアラ村、ハラーリーヤ村、タッル・アブー・サナービルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区にあるジハード主義武装集団の拠点をシリア軍が攻撃し、戦闘員2人が死亡した。

またジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月31日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市西方の山岳地帯を砲撃した。

一方、SANA(1月31日付)によると、ダイル・アサーフィール郊外、ザブディーン郊外、ザマルカー町、ハラスター市、タイバ村、カラムーン地方郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月31日付)によると、フラーク市・ガーリーヤート村街道などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、自由シリア軍南部戦線のアブドゥッラー・アブー・タルハ現地司令官は、アナトリア通信(1月31日付)に対して、ダルアー県のシャイフ・マスキーン市にある第82旅団展開地域などを含む同県の70%を制圧したと主張した。

AFP, January 31, 2015、Anadolu Ajansı, January 31, 2015、AP, January 31, 2015、ARA News, January 31, 2015、Champress, January 31, 2015、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2015、al-Hayat, February1, 2015、Iraqi News, January 31, 2015、Kull-na Shuraka’, January 31, 2015、al-Mada Press, January 31, 2015、Naharnet, January 31, 2015、NNA, January 31, 2015、Reuters, January 31, 2015、SANA, January 31, 2015、UPI, January 31, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で反体制武装集団の再編・糾合相次ぐ(2015年1月31日)

クッルナー・シュラカー(1月31日付)によると、アレッポ市内で活動する武装集団は、第1歩兵連隊として統合、スルターン・ムラード連隊に所属することを決定した。

スルターン・ムラード連隊所属第1歩兵連隊に参加したのは、殉教者ザイン・ラバービーディー大隊、イフラース大隊、殉教者マフムード・シャイフー大隊、ハーリド・ブン・ワリード中隊。

なお、スルターン・ムラード連隊は、ブライジュ村一帯でシリア軍と対峙する武装集団。

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アレッポ県で活動するシャーム戦線は30日付で声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線の攻勢を受けるハズム運動を吸収・統合したと発表した。

Kull-na Shuraka', January 31. 2015
Kull-na Shuraka’, January 31. 2015

AFP, January 31, 2015、AP, January 31, 2015、ARA News, January 31, 2015、Champress, January 31, 2015、al-Hayat, February1, 2015、Iraqi News, January 31, 2015、Kull-na Shuraka’, January 31, 2015、al-Mada Press, January 31, 2015、Naharnet, January 31, 2015、NNA, January 31, 2015、Reuters, January 31, 2015、SANA, January 31, 2015、UPI, January 31, 2015などをもとに作成。

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アイン・アラブ一帯でイスラーム国の勢力減退(2015年1月30日)

アレッポ県では、ARA News(1月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市郊外のマナーズ村、マズリー・アブルーシュ村、アルバルール村、クールビーンカール村、ムーマーン村からダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地を制圧した。

なお、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)は過去数日間の戦闘でアイン・アラブ市周辺の16カ村を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に奪われ、同地で衰退を見せていると発表した。

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ハサカ県では、ARA News(1月30日付)によると、タッル・ブラーク町郊外のフバイラート村で、ダーイシュ(イスラーム国)が、人民議会議員邸宅などシリア政府支持者の住居を爆破、破壊した。

一方、SANA(1月30日付)によると、タッル・ブラーク町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月30日付)によると、ジャフラ村、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、米国などからなる有志連合軍が、シリアとイラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回にわたって空爆を行ったと発表した。

うちアイン・アラブ市一帯に対する空爆は5回に及んだという。

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『ワシントン・ポスト』(1月30日付)は、シリアとイラク国内で活動するダーイシュ(イスラーム国)の外国人戦闘員の数が2万人に達していると報じた。

同紙によると、外国人戦闘員の数は2014年10月以降急増しているのだという。

AFP, January 30, 2015、AP, January 30, 2015、ARA News, January 30, 2015、Champress, January 30, 2015、al-Hayat, January 31, 2015、Iraqi News, January 30, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015、al-Mada Press, January 30, 2015、Naharnet, January 30, 2015、NNA, January 30, 2015、Reuters, January 30, 2015、SANA, January 30, 2015、UPI, January 30, 2015、The Washington Post, January 30, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県でヌスラ戦線とハズム運動(穏健な反体制派)の戦闘続く(2015年1月30日)

アレッポ県では、ARA News(1月30日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とハズム運動(穏健な反体制派)の交戦から、シャイフ・スライマーン村一帯からアターリブ市近郊、アウラム・クブラー町、カフルヌーラーン村、シャイフ・アリー地区、ムハンディスィーン地区などに拡大した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月30日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がフライターン市で拘束中の活動家ワリード・カースィム氏を処刑した。

カースィム氏は4ヶ月前に拘束されていた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの鷹旅団、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義集団がアルバイーン山一帯制圧をめざす大規模作戦を開始、シリア軍、国防隊と激しく交戦した。

シリア軍は同地一帯を空爆、砲撃、戦闘でジハード主義者少なくとも6人を殺害する一方、シャームの鷹旅団側は、ファンナーン検問所に近いシリア軍拠点(カスル・アスファル)を爆破し、兵士数十人を殺傷した。

一方、SANA(1月30日付)によると、アルバイーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市マンシヤ地区などでシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月30日付)によると、カラムーン地方無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(1月30日付)によると、下カスタル村、アイドゥーン村、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(1月30日付)によると、マルジュ・シーリー地区、ガマーム村、カトフ・ルンマーン村、スッカリーヤ村、ラビーア町、キンサッバー町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月30日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、ムシャイリファ村、マスアダ村、西サラーム村、ウンム・サフリージュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 30, 2015、AP, January 30, 2015、ARA News, January 30, 2015、Champress, January 30, 2015、al-Hayat, January 31, 2015、Iraqi News, January 30, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015、al-Mada Press, January 30, 2015、Naharnet, January 30, 2015、NNA, January 30, 2015、Reuters, January 30, 2015、SANA, January 30, 2015、UPI, January 30, 2015などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き(2015年1月30日)

モスクワで29日に閉幕したシリア政府と反体制派の和平交渉(「モスクワ1」)に関して、政府側代表団を率いたバッシャール・ジャアファリー国連代表大使は記者会見で、シリア政府側が「友好国ロシアの要望に応え…協議のテーブルにおいて積極的且つ開放的だった」と自賛するとともに、政府側と反体制派の間に意見の相違が生じたとの一部報道を否定、「意見の相違は反体制派どうしの間で生じた」と主張した。

また政府側は「テロとの戦い」への対応を中心に審議を進めたことを明らかにした。

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ロシア外務省は声明を出し、29日に閉幕したシリア政府と反体制派の和平交渉(「モスクワ1」)に関して、「シリア人とシリア人のあらゆる連絡手段への貢献を継続する用意がある」と表明した。

SANA(1月30日付)が伝えた。

AFP, January 30, 2015、AP, January 30, 2015、ARA News, January 30, 2015、Champress, January 30, 2015、al-Hayat, January 31, 2015、Iraqi News, January 30, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015、al-Mada Press, January 30, 2015、Naharnet, January 30, 2015、NNA, January 30, 2015、Reuters, January 30, 2015、SANA, January 30, 2015、UPI, January 30, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合が、ヌスラ戦線、イスラーム国、シリア政府を批判(2015年1月30日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、アレッポ県郊外でのシャームの民のヌスラ戦線によるハズム戦線拠点への攻撃に関して「ヌスラ戦線の行き過ぎは、ダーイシュ(イスラーム国)に並ぶもので…、ダーイシュやアサド政権が行ってきた犯罪行為をシリア人に想起させる危険な行き過ぎだ」と非難した。

ムスラト報道官はまた、ダイル・ザウル市一帯でのダーイシュの活動に関して「ジャウラ地区、クスール地区の住民30万人がダーイシュによる包囲の結果、悲劇的状況に置かれている」と非難した。

AFP, January 30, 2015、AP, January 30, 2015、ARA News, January 30, 2015、Champress, January 30, 2015、al-Hayat, January 31, 2015、Iraqi News, January 30, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015、al-Mada Press, January 30, 2015、Naharnet, January 30, 2015、NNA, January 30, 2015、Reuters, January 30, 2015、SANA, January 30, 2015、UPI, January 30, 2015などをもとに作成。

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ヒジャーブ元首相が反体制組織代表を辞職(2015年1月29日)

『クドス・アラビー』(1月29日付)は、反体制活動家のリヤード・ヒジャーブ元首相が、シリア公務員国民自由連合の議長および執行部の職を辞したと伝えた。

シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府への参加のありようをめぐって執行部メンバーと対立したことが辞職の理由だという。

al-Quds al-‘Arabi, January 29, 2015をもとに作成。

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YPGがハサカ市入り口のアサド大統領の壁画を民主統一党旗に塗り変える(2015年12月29日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がハサカ市北部のサッバーグ交差点にあるアサド大統領とシリア国旗の壁画を民主統一党の旗の色に塗り替えた。

ARA News, January 29. 2015
ARA News, January 29. 2015

ARA News, January 29, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015をもとに作成。

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シリア軍とYPGが捕虜交換(2015年12月29日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月30日付)によると、シリア軍・国防隊と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が「捕虜交換」を行った。

「捕虜交換」は両者の間で交わされたとされる停戦合意に基づくものだという。

ARA News, January 30, 2015をもとに作成。

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アレッポ県アフリーン市で西クルディスタン移行期文民局発足1周年の集会(2015年1月29日)

アレッポ県では、ARA News(1月30日付)によると、アフリーン市で西クルディスタン移行期民政局発足1周年の祝典が行われ、住民数千人が参加した。

ARA News, January 30. 2015
ARA News, January 30. 2015

ARA News, January 30, 2015をもとに作成。

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イスラーム国がシリア軍戦闘機を撃墜か?(2015年1月29日)

『ハヤート』(1月31日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)支持者によるとされる複数のSNSアカウントで、「ダマスカス州(ダマスカス郊外県のこと)ビール・カスブ区で、シリア軍戦闘機を撃墜し、パイロットを殺害した」との書き込みがなされ、パイロットのIDなどを写した画像複数点が公開された。

シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機はダーイシュ(イスラーム国)が撃った地対空ミサイルによって撃墜されたのだという。

Kull-na Shuraka', January 29. 2015
Kull-na Shuraka’, January 29. 2015

SNN(1月29日付)は、ダマスカス郊外県のビール・カスブ区にシリア軍の戦闘機が墜落、パイロットのミドハト・ハイルッラー氏が死亡した、と報じた。

しかし、地元の活動家によると、戦闘機はダルアー県上空で「革命家」の攻撃を受け、ダーイシュの支配地域であるビール・カスブ地区に墜落したのだという。

AFP, January 30, 2015、AP, January 30, 2015、ARA News, January 30, 2015、Champress, January 30, 2015、al-Hayat, January 31, 2015、Iraqi News, January 30, 2015、Kull-na Shuraka’, January 30, 2015、al-Mada Press, January 30, 2015、Naharnet, January 30, 2015、NNA, January 30, 2015、Reuters, January 30, 2015、SANA, January 30, 2015、SNN, January 29, 2015、UPI, January 30, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き(2015年1月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が支配するバーブ市を空爆し、住民8人が死亡、女性・子供を含む数十人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がダイル・ザウル航空基地の東部および南部農場地帯、空港南部の国際幹線道路一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

AFP, January 29, 2015、AP, January 29, 2015、ARA News, January 29, 2015、Champress, January 29, 2015、al-Hayat, January 30, 2015、Iraqi News, January 29, 2015、Kull-na Shuraka’, January 29, 2015、al-Mada Press, January 29, 2015、Naharnet, January 29, 2015、NNA, January 29, 2015、Reuters, January 29, 2015、SANA, January 29, 2015、UPI, January 29, 2015などをもとに作成。

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アレッポでヌスラ戦線がハズム運動(穏健な反体制派)拠点を攻撃、制圧(2015年1月29日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、シャイフ・スライマーン村のハズム運動(穏健な反体制派)の拠点複数カ所を包囲・攻撃し、同地を制圧した。

シャイフ・スライマーン村制圧は、ハズム運動がヌスラ戦線メンバー2人を拘束したことをきっかけとしており、ハズム運動はアターリブ市の第46連隊基地方面に敗走した。

またシリア人権監視団によると、ヌスラ戦線は、ダーラト・イッザ市近郊に位置する第111連隊基地一帯のハズム運動拠点複数カ所を砲撃し、交戦した。

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同じくアレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月29日付)は、シャーム戦線の話として、アレッポ市旧市街にある史跡ウマイヤ・モスクをシリア軍が爆破し、モスク内の建物が甚大な被害を被った、と報じた。

シャーム戦線広報局長のムハンマド・アブー・シャイフを名のる活動家によると、シリア軍は反体制武装集団の進軍を阻止するため、旧市街各所に地下トンネルを掘削、爆発物を仕掛けているのだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・サワー村、ドゥーマー市郊外、ジャイルード市一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、またハーン・シャイフ・キャンプ郊外のサラーム街道沿いでシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍と反体制武装集団が交戦、またジスル・ライースに近い国際展示場跡に迫撃砲弾複数発が着弾した。

またシリア軍は同地区を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町、カフルズィーター市、サイヤード村、ハマーダト・ウマル村をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村・バルユーン村間、ハーン・シャイフーン市、ヒザーリーン村各所をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(1月29日付)によると、サルジャ村、ムーズラ村、マアヤーン村、ヒーラー村、クファイル村、カフルシャラーヤー村、ナリラヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサーの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)がラッカ市のタッル・アブヤド通り、アーマースィー通り、2月23日通りで若者多数を喫煙および服装に関する違反の罪で逮捕した。

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ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、ワアラ村、ウンム・シャルシューフ村、タッル・アブー・サナービル、サアン村、フーシュ・ハッジュー村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール大隊、ハマー・アキーダ旅団、イスラームの獅子旅団、イーマーン・ビッラー旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(1月29日付)によると、ハミーディーヤ村、ルハイヒーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 29, 2015、AP, January 29, 2015、ARA News, January 29, 2015、Champress, January 29, 2015、al-Hayat, January 30, 2015、Iraqi News, January 29, 2015、Kull-na Shuraka’, January 29, 2015、al-Mada Press, January 29, 2015、Naharnet, January 29, 2015、NNA, January 29, 2015、Reuters, January 29, 2015、SANA, January 29, 2015、UPI, January 29, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市でシリア軍、国防隊とYPGの緊張高まる(2015年1月29日)

ハサカ県では、ARA News(1月29日付)によると、バアス大隊広報局は、「クルディスタン労働者党(民主統一党を指す)が、ヒズブッラー幹部の一人ハーッジ・アブー・マリヤムを拉致」、サッバーグ交差点で、アサド大統領の写真、シリア国旗を引き下ろしたと発表、非難した。

国防隊はまた、ハサカ市パレスチナ通り、フブーブ通り、中央市場などで27から28日にかけて、クルド人青年複数を逮捕した。

このほか国防隊は、ハサカ市空港地区でヒズブッラーによるイスラエル軍への攻撃を支持し、10分にわたり祝砲を撃ち続けた。

AFP, January 29, 2015、AP, January 29, 2015、ARA News, January 29, 2015、Champress, January 29, 2015、al-Hayat, January 30, 2015、Iraqi News, January 29, 2015、Kull-na Shuraka’, January 29, 2015、al-Mada Press, January 29, 2015、Naharnet, January 29, 2015、NNA, January 29, 2015、Reuters, January 29, 2015、SANA, January 29, 2015、UPI, January 29, 2015などをもとに作成。

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