SANAによると、国防省広報通信局は、ダマスカス郊外県フライタ村の山岳地帯で、国境警備隊がレバノン国境での武器密輸の試みを阻止、レバノン人2人を含む4人を拘束、各種武器および弾薬を押収したと発表した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
SANAによると、包括停戦合意の履行を監督する大統領特使のズィヤード・アーイシュ准将は、19日にシリア民主軍の刑務所などに収容されている600人以上の被拘束者および拘留者が釈放されると発表した。
一方、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は フェイスブックを通じて、被拘束者300人の釈放手続きを開始するとしたうえで、その家族らに対して本日午後1時にハサカ市のサッバーグ交差点に出迎えるよう呼び掛けるとともに、釈放予定者の名簿を公開した。
ANHAによると、被拘束者の釈放は技術的な理由で夕方以降に延期された。
だが、SANAによると、アサーイシュは300人を同日晩に発表通りに釈放、シャルア移行期政権側は彼らをハサカ県のシャッダーディー市に移送した。
また、シャルア移行期政権側もシリア民主軍の隊員300人を釈放した。
ANHAによると、移行期政権が釈放した300人はハサカ市サッバーグ交差点に移送され、家族の出迎えを受けた。
出迎えの祝典には、ハサカ県のヌールッディーン・アフマド知事、アサーイシュのマフムード・ハリール副司令官、アサーイシュ幹部のナスリーン・アブドゥッラーのほか、地元の有力者や北・東シリア地域民主自治局の行政関係者らも参加した。
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ユーフラテス地区自治局はフェイスブックを通じて、コバネ内務委員会がイード・フィトルおよびナウルーズに際し、公共秩序の確保を目的として通達第1号を発出し、3月19日午後6時か22日午後6時までの間、アイン・アラブ(コバネ)市内におけるバイクの移動、大型および中型トラックへの進入、銃の発砲を禁止した。
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女性防衛部隊(YPJ)は公式サイトを通じて、スウェーデン国籍のシリア人のアラーッディーン・アドナーン・アミーン氏(33歳)が昨年10月にアサーイシュによって拘束され、3月初めに死亡した事件について、関与を否定した。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市の住宅地にグラード型ロケット弾が着弾し、民間人2人が負傷、住宅などに甚大な被害が生じた。
シリア人権監視団によると、この砲撃と前後して、マジュダル村とマズラア町を結ぶ戦線で、中・重火器による激しい戦闘が発生した。
シリア人権監視団によると、この戦闘により、高圧送電線(66キロ・ボルト)が遮断され、シャフバー町とスワイダー市の広範囲で停電が発生した。
一方、スワイダー24によると、バカー村で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局の部隊がスワイダー県からダルアー県に麻薬の密輸を行っていたグループを要撃、戦闘となった。
この戦闘で密輸グループの3人が負傷した。
事態を受けて、国民防衛部隊が現地に増派、内務治安局が爆発物を搭載した無人航空機でバカー村の検問所が攻撃した。
これに関して、内務省(テレグラム)は、同省の専門部隊がブスラー・シャーム市とバカー村を結ぶ街道上では精密治安作戦を行い、違法集団による武器・弾薬の密輸の試みを阻止、その際に戦闘が発生、同集団の構成員4人を無力化、2人を逮捕したと発表した。
このほか、スワイダー24によると、国民防衛部隊に属するフルサーン・ハムザ大隊が装甲車1両と重機関銃を搭載した車両などをスワイダー市西のマンスーラ村の戦線に派遣した。
一連の戦闘に関して、SANAは、内務治安局はバルド村・ブスラー・シャーム市間で違法グループ潜入を阻止したと伝えた。
一方、国民防衛部隊はフェイスブックを通じて18日朝から19日未明にかけて、移行期政権の部隊が住民に対してミサイルおよび無人航空機などによる組織的攻撃と拉致を行い、7人が死亡、4人が負傷、さらに19人が拉致されたと発表した。
また、国民防衛部隊はフェイスブックを通じて、スワイダー市西方に配置された移行期政権の部隊による重機関銃での攻撃に対処、戦闘の末にこれを完全に無力化したと発表した。
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シリア人権監視団によると、シャフバー町のローマ劇場で、女性活動家らの主導のもと、拉致被害者の帰還および即時解放が求める連帯集会が開催された。
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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、米ニューヨークにおいて、シリア、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、カタール、トルコの国連大使ら上級代表が会合を開き、前政権下での化学兵器開発計画を残存させ得るあらゆる要素を完全に除去することを目的とした国際作業部会を設立した。
SANAによると、作業部会は「自由の息吹」と名づけられた。
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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、サウジアラビアの首都リヤドで開催されたアラブ・イスラーム諸国の外務大臣の会合に出席した。
外務在外居住者省(フェイスブック)によると、会合では共同声明が発表され、アラブ湾岸諸国、ヨルダン、アゼルバイジャン、トルコに対するミサイルおよび無人航空機によるイランの攻撃を非難し、これを強く糾弾した。
また、イランに対し、攻撃の即時停止と国際法および国際人道法、ならびに善隣関係の原則の尊重を求めた。
出席したのは、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣のほか、アゼルバイジャン、バーレーン、エジプト、ヨルダン、クウェート、レバノン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)の外務大臣。
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国連公式サイトによると、安保理は第10123回会合を開催し、シリア情勢について協議した。
クラウディオ・コルドーネ事務総長特別副特使は会合で、政治、制度、経済の各側面において「着実だが脆弱な回復」が見られるとしつつ、長期化が懸念される地域全体を巻き込んだ米・イスラエルとイランの紛争の影響によって、この状況が損なわれ得ることに警鐘を鳴らし、イスラエルに対し、シリアの安定と政治的移行を損なう行動を控えるよう求めた。
国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョイス・ムスヤ副事務次長は、米・イスラエルとイランの紛争がシリアに「新たな負担を加えている」と述べた。
会合に参加したデンマーク、パキスタン、バーレーン、フランス、中国、ギリシャ、ロシアといった国々も、地域の紛争激化がシリアの安定と回復に与える影響に懸念を示した。
一方、英国、米国、アルジェリア、トルコは、地域紛争の影響を指摘しつつも、アフマド・シャルア移行期政権とシリア民主軍諸派の合意、ラッカ県での人民議会選挙を挙げ、「真の歴史的進展が見られる」、最も大きな変化」と評価し、イランの影響排除やテロ対策能力強化、復興支援の必要性を強調した。
イブラーヒーム・アラビー国連シリア大使は、新生シリアが多様性と共存を誇りとする国家として前進していると主張、移行期正義、失踪者問題、人民議会選挙、統合プロセスなどの取り組み、クルド人の文化・言語権を認める大統領令(政令)といった成果を強調、シリア社会をダマスク織にたとえ、「一つの旗と未来のもとに団結できる」と述べた。
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SANA、ANHAによると、包括停戦合意の履行を担当するズィヤード・アーイシュ大統領特使(准将)は、ハサカ県のハサカ市で、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官と会談した。
会談には、ハサカ県のヌールッディーン・アフマド知事、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)のマルワーン・アリー司令官(准将)も同席、2回目の被拘束者の相互釈放の実施に向けた調整、シリア民主軍諸派の国家機関への統合の進展などについて協議した。
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アサーイシュは公式サイトを通じて、イード・アル=フィトルおよびナウルーズに際して以下の通り治安措置を講じると発表した。
1.3月19日午後6時から23日午後6時までの間、トラックおよびタンクローリーの都市・町への進入を禁止する。
2.3月19日午後5時から23日(月)午後6時までの間、石油輸送タンクローリーの移動を禁止する。
3.3月18日午後6時から24日(火)午前6時までの間、軍用を含むすべての種類のオートバイの走行を禁止する。
4.所管当局の許可を受けた医療物資および救援物資の都市・町間輸送は認める。
5.現行の法令に違反する形での市民および軍・治安部隊による発砲は、法的責任および処罰の対象として禁止する。
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ジャズィーラ地区自治局はフェイスブックを通じて、ナウルーズとイード・アル=フィトルを祝して、3月18日以前に犯されたテロ犯罪を除く違反行為、軽犯罪、重犯罪に対して刑罰の全免除を骨子とする恩赦を行うと発表した。
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アフマド・シャルア暫定大統領は、3月18日のシリア革命開始記念日に合わせて、 Xに以下の通り綴った。
祝福されたシリア革命開始15周年に際し、我々は不正と専制に対して真実の声を上げたシリア人民の犠牲を想起する。殉教者の血、未亡人の涙、避難民の苦しみ、被拘束者の忍耐、行方不明者の犠牲、そして戦闘員の決意によって勝利への道が描かれ、ついに神は歴史的勝利を授け、シリアに諸国の中での地位を回復させた。
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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はXに以下の通り綴った。
この時期、我々は偉大なるシリア革命開始の記念日を迎えている。我々はシリア革命を信じ、そのために人生を捧げ、その歩みの中で愛する者たちを失い、その影のもとで決意、真剣さ、そして不断の努力を経験してきた。そしてついに2024年12月、アッラーは明白な勝利をもたらした。
この15周年にあたり、我々は、自由と尊厳を求める彼らの叫びが今なお路地や広場に響き渡っている若者たち、そして囚人、行方不明者、避難民、難民、革命家、そしてジハードに身を投じた者たち――名が知られた者も知られぬ者も――を想起せずにはいられない。
そして、これらすべての人々に対して我々が捧げる最大の感謝は、人民が夢見たシリアを築き、その基盤を強固にし、すべてのシリア人にとって安全で安定し、繁栄し、公正な国家とすることである。それは彼らのために、そして彼らのためにこそ実現されるべきものである。
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ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はXに以下の通り綴った。
シリア革命開始15周年に際し、我々は自由への道を血で刻んだ我々の人民と殉教者の犠牲に深い敬意をもって立ち止まる。また、シリア・アラブ軍の英雄たちに敬意を表し、殉教者への忠誠、そして我々の人民に対する責任を新たにし、シリアとその人民を守る責務を全うし続けることを誓う。
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SANAは、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市、ダルアー県のダルアー市ダルアー・バラド地区、ハマー県のハマー市アースィー広場、サラミーヤ市、ラッカ県のラッカ市、イドリブ県のイドリブ市、アレッポ県のアレッポ市、ダマスカス郊外県のザバダーニー市、ヒムス県のヒムス市、タルトゥース県のタルトゥース市でシリア革命開始15周年の記念行事や集会が行われたと伝えた。
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国防省はテレグラムを通じて、シリア・アラブ軍が以下のSNS上に公式プラットフォーム(アカウントz)を開設したと発表した。
テレグラム:https://t.me/SyrArArmy
フェイスブック:https://www.facebook.com/SyrArArmy/
インスタグラム:https://www.instagram.com/syrararmy
X(旧Twitter):https://x.com/syrararmy
ユーチューブ:https://youtube.com/@syrararmy
ワッツアップ:https://whatsapp.com/channel/0029Vb7cDcSHLHQffsbxiY2U
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ダルアー県では、シリア人権監視団、スワイダー24によると、県の内務治安局がスワイダー県に隣接するサマード村の農地にいたスワイダー県ズィービーン町出身の若者3名を拘束した。
拘束の理由は不明。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安局が両替業に従事するクルド系の男性2人を拘束した(拘束場所は不明)。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スワイダー県出身の市民がパスポート取得のためダマスカスの移民旅券管理局に向ったまま消息が途絶えた。
総合情報機関によって拘束されたと見られる。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市南のディヤービーヤ村で40代のシーア派住民が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。
また、シリア人権監視団によると、何者かに頭を撃たれて死亡したアラウィー派の若者の遺体がヒムス国立病院に収容された。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヌッブル市およびザフラー町出身のシーア派の若者らが、レバノンから帰国した際、国境通行所で内務治安局により拘束・拷問を受けた。
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シリア国防省のフサイン・アブドゥルガニー報道官は、『ナハール』の取材に応じ、そのなかで、レバノン国境地帯への部隊集結・展開について、「純粋に防御的な予防措置」、「急速に進展する地域情勢の中でシリア国境を保護し統制することが目的」、「高い緊張状態にある地域において自然な措置」と述べた。
また、米ドナルド・トランプ政権がヒズブッラーの武装解除を支援するためシリア軍をレバノンへ派遣するよう要請したとするロイター通信の報道については、「公式にダマスカスに提示されたことはない」と否定、「仮にそのような提案が存在したとしても、決定はシリアの主権に属し、国家の利益に基づいて行われる」と付け加えた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラミー油田の駐屯地に駐留・展開するシリア軍第42師団所属の第3旅団第4大隊の兵士らが、動画で現地指揮官らによる汚職と組織的な不正(給与の未払い)を訴えて調査を求めた。
動画によると、第4大隊の兵士らは、マフムード・バーズと呼ばれる旅団長がアブー・アドナーンと呼ばれる大隊長と連携し、約70人の隊員の給与を不当に停止、これらの措置が、自分たちが北の鷹旅団に所属していたことを理由とする「報復的行為」で、移行期政権の軍に統合されて以降、屈辱的扱いや恣意的な勤務制度により、多くが退役を強いられていると主張した。
さらに動画では、旅団および大隊指揮部が組織的な略奪・窃盗、薬物の拡散、施設内での違反行為に関与しているとの告発もなされている。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフリーン市でアフマド・シャルア移行期政権の内務治安局が中心部の大衆市場にある店舗1件を閉鎖し、店主を逮捕、さらに複数の店舗所有者に対し、クルドの旗を撤去するよう通告した。
店舗の閉鎖と店主の逮捕は、店名が「スポーツ・ロジャヴァ」であったため。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バラダー渓谷で前シリア軍の第4師団に所属していた隊員が正体不明の武装グループにより銃撃され殺害された。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、内務治安局はシリア民主軍の戦闘員3人の遺体を家族に引き渡した。
一方、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)(フェイスブック)によると、同部隊はハサカ県のヌールッディーン・アフマド知事とともに、豪雨の被害を受けたハブール川沿岸に居住する住民の大規模な避難作戦を直接指揮した。
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アレッポ県では、SANAによると、サフィーラ郡でイスラーム国のテロ組織による攻撃で税関警備隊員2人が死亡、2人が負傷した。
SANAが21日に伝えたところによると、その後死者は3人となった。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町出身の男性が16日深夜、自宅に侵入した正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。
イスラーム国のセルと見られる武装グループは男性に「ザカート」と称して金銭の支払いを要求していた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イッズッディーン町南の農地で、3日前から連絡が途絶えていた若者が殺害され、遺体で発見された。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、バイト・ヤーシュート村を通過する車に乗っていた何者かが手榴弾などで攻撃を行った。
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SANAによると、昨年7月のスワイダー県の事件に関する事実調査委員会は、最終報告書をマズハル・ワイス司法大臣に提出した。
SANAによると、委員会はまた、ハーティム・ナアサーン委員長とアンマール・イッズッディーン報道官が記者会見を行い、以下の通り調査内容を明らかにした。
・213人の証人、437人の被害者およびその家族、さらに各社会集団(ドゥルーズ派、ベドウィンなど)の代表を含む769件の調査票を整理。その結果、1,760人の犠牲者と2,188人の負傷者が確認された。そのなかには、部族および軍関係の犠牲者も含まれる。
・調査は証言、現地調査、文書およびデジタル資料の分析に基づいて行われ、政府機関、法医学、赤新月社、民間防衛の記録との照合も実施された。一部地域へのアクセス困難という課題にも直面した。
・2025年7月11日から20日にかけて、とりわけベドウィンとドゥルーズ派の間で緊張が高まり、政府は治安回復のため介入したが、武力衝突や待ち伏せに加え、イスラエルによる軍事施設への爆撃に直面、そのことが混乱を拡大させた。
・事件は重大な人権侵害をもたらし、意図的な殺害、武装強盗、拷問、破壊、宗派的扇動などが行われ、これには地元の武装集団(ドゥルーズ派のこと)、イスラーム国と関係がある要員、政府および治安部隊の一部が関与していた。
・ドゥルーズ派119人のベドウィン・部族・政府側の25人が解放されるなどの人質交換が行われたものの、現在も行方不明者が多く存在する。
・事件では、数万人規模の広範な避難が発生し、ベドウィン27,000人以上、ドゥルーズ派およびキリスト教徒約34,000人がダルアー県やダマスカス郊外県などの避難施設に分散した。
・スワイダー県農村部の数十の村では住宅や宗教施設(集会所、聖廟、教会)が焼き払われ、報復攻撃が相互に行われた結果、強制移住が発生した。
・SNS上の映像に登場する覆面人物など多くの人物の特定ができず、資料を検察に送付して捜査拡大を求めた。また、すべての結果を司法当局に提出し、重大違反についてさらなる司法調査が必要であると強調した。
・事件は2011年以降のシリアの状況と切り離せず、武器の拡散と国家統制外の武装集団の存在が違反を助長した。
・軍・治安部隊については、部族の侵入阻止を試みたが、人数の多さや一部の怠慢により失敗した。
・政府はすでに初期調査を開始し、複数の容疑者を拘束している。
・証言には行動のばらつきが見られ、保護や支援を受けた例もあれば、違反が記録された例もあり、規律強化と監督の必要性が示された。
・組織犯罪や麻薬取引ネットワークも治安悪化の要因とされた。
・少なくとも36の村が焼失・破壊され、多数の住民が避難した一方、ベドウィン居住区への報復攻撃も発生し、さらなる強制移住を招いた。
・暴力の激化はイスラエルの爆撃とも重なり、政府の統制能力を弱め、混乱を悪化させたとされた。
・また、SNSやメディアにおけるヘイトスピーチや宗派的扇動が緊張を煽った。
・委員会は活動中に、地域への立ち入り制限や証人への脅迫、証言後の殺害など重大な困難に直面した。
・責任追及、安定強化、再発防止に焦点を当て、すべての関係者を司法に付し、公正で透明な裁判を行うことを求めた。
・司法能力の強化、被害者・証人保護、集団埋葬地の調査、民間人保護、武器統制、治安部門改革、人権教育、ヘイト対策、行方不明者問題の解決、社会的和解の推進などを提言した。
・避難民支援、インフラ復旧、補償、帰還の確保、人口構成の強制変更防止を求めた。
・国際社会に対しては、イスラエルの攻撃非難、シリア主権尊重、支援強化を呼びかけた。
・正義の実現と責任追及が暴力の連鎖を断つ鍵であり、民間人保護と法の支配が持続的安定の基盤であると強調した。
・23人の軍・治安関係者が拘束され公開裁判を受けていること、違反は組織的ではなく個別的であったとの見解を示した。
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国民防衛部隊のタラール・アーミル報道官(少佐)はスワイダー文書メディア・センターのインタビューに応じた。
国民防衛部隊(フェイスブック)によると、インタビューでのアーミル報道官の発言の骨子は以下の通り。
• 我々の基本的任務は防衛的なものであり、山岳地域の境界をあらゆる脅威から守ることである。しかし現下の課題と状況の中で、国民防衛隊には多くの任務が課されており、その一つが必要に応じて国内治安部隊を支援し、安全と安定の確立に寄与することである。援助や燃料などのサービス的事項は国民防衛隊の管轄ではなく、それらは管理・監督を担う専門のサービス機関が存在する。我々の役割は、この点に関して治安上の問題が発生した場合に限定される。
• 我々の組織は明確な法的基盤に基づいており、隊員は法的規範に従っている。この点に関して、いかなる不正や逸脱にも対処するために司法機関に広範な権限が付与されていることを指摘する必要がある。
• 召喚時の手続きは、軍司法管理のもとで軍の司法警察が召喚状を作成し、正式な印章が付された任務命令に基づき、軍警察が通知および連行を行うというものである。
• 我々はすでに捜査が進行中であり、まだ終了していないことを明らかにしている。捜査の安全性と機密性を守るため、手続きの進行に支障を与えるような詳細や、証拠の十分な確認が完了する前に被疑者の氏名を公表することはできない。
• 本件を担当する者たちは、我々の若者の一部が「テロ政府」の拘束施設に収容されていることを示す多くの証拠を有している。同政府は多くの名前の存在を否定しようとしているが、この問題は国際赤十字をはじめとする国際機関や、保証国・同盟国との間で最高レベルにおいて提起され、議論されている。
• 我々は住民の思いを共有しており、占領されたすべての村の回復を強く望んでいる。これは我々の最優先目標である。この問題は停戦を保証する諸国によって監督され、緊密に追跡されており、これは山岳地域の住民にとって最も重要な要求であり、いかなる妥協や交渉の対象にもならない。
• 我々が払った犠牲は住民の血と生活に関わる極めて大きなものであり、その代償に見合う結果が必要である。我々の土地の回復が遅れているのは、同盟国とともに一時的で不安定な解決ではなく、恒久的な解決を追求しているためである。それはダマスカスの「テロ政府」とは無関係に土地の回復と恒久的な安定を保証し、完全な権利を担保する国際的約束によって裏付けられる解決である。
• 我々の敵は公式名称を用いて正統性を主張する勢力であるが、実際には法を遵守できないテロ集団の寄せ集めに過ぎない。そのためあらゆる可能性を想定し、それに備えている。
• 違反行為に対しては、発射源を標的とし、我々の部隊と住民の安全を確保するために適切な手段で対応する。
• 我々の内部にはいわゆる「派閥」や分派的状態は存在せず、国民防衛隊こそが山岳地域を代表する唯一の軍である。現在見られる名称は単なる通称に過ぎず、今後、隊への編入が完了した段階で正式に体系化される予定である。
• 我々は完全無欠を主張するものではなく、目標に向かって着実に前進している。
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高等法務委員会広報局(フェイスブック)によると、同委員会のムハンナド・ブー・ファーウール委員長は、サービス状況の改善と安定の定着を強化する取り組みの一環として、スワイダー県のブーサーン村の住民代表団と会談した。
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内務省(テレグラム)によると、アナス・ハッターブ内務大臣は首都ダマスカスの内務省本舎で同省の新たなビジュアル・アイデンティティをあしらった新制服の発表式典を主催した。
式典は訓練・育成プログラムを修了した新隊員の修了式と合わせて行われた。
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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と電話会談を行い、地域情勢の進展、地域の安全保障と和平に向けた両国の連携について協議した。
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文化省はフェイスブックを通じて、首都ダマスカスのオペラ・ハウスで各施設・部局・機関で働く職員を対象にイフタールの宴を開催したと発表した。
イフタールの宴では、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣が職員らを歓迎し、多くの文化イベントやイニシアティブを成功させた彼らの役割の重要性を強調した。
また、ダマスカス国際図書展の運営において職員やボランティアが果たした努力を称賛し、同展が顕著な来場者数と成功を収めたことに言及、彼らの経験に基づいて、課題に対処し、これを乗り越えることができたと付言した。
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しかし、ムドンが18日に伝えたところによると、この発表を受けてSNS上では、オペラ・ハウスを食事の場としたことや、イフタールの宴がオペラ・ハウスの威厳に相応しくないといった疑義や批判が相次いだ。
コメント投稿者らは、オペラハウスが単なるイベントホールではなく、本来は音楽や演劇、文化的催しのために設計された空間で、それをテーブルや食器が並ぶ食事の場へと変えることは、文化機関と一般的な宴会場との区別を曖昧にするなどと指摘した。
芸術家やジャーナリストのなかには、こうした宴がオペラ・ハウスの儀礼性と威厳を損なったとし、問題は断食やイフタールそのものではなく、重要な文化施設が本来の文脈から逸脱して使用された点にあると強調した。
また、より強い批判として、この宴が公式文化の概念そのものを矮小化したもので、文化空間を再利用可能な場所として安易に使用しようとする姿勢を露呈しており、視覚的な演出が意味の創出や芸術的記憶の保護よりも優先されているとする見方も現れた。
さらに、公権力による公共空間の(再)定義にかかる問題だと指摘、「オペラ・ハウスをレストランに変えた」とする見出しや、場所の機能と提示方法の乖離を指摘する投稿も目立った。
これに対し、世界各地のオペラ・ハウスで、晩餐会やレセプションが開催されることは珍しくないとしたうえで、こうした主張は過剰だとする意見も示された。
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ムドゥンによると、ムハンマド・アブー・ハイル宗教省大臣とダマスカス県マーヒル・イドリビー知事の出席のもと、16日夜に運命の夜の記念行事として、首都ダマスカスのウマイヤ・モスクで世界最大のコーランの写本「シャーム写本」が公開された。
「シャーム写本」は2月に開催されたダマスカス国際図書展で展示されており、アサド前政権下の2005年から約20年をかけて制作が行われたもの。
1ページの高さは2.5メートル、幅は1.55メートルで、聖句が記された125ページと付属9ページから構成され、ギネス世界記録に登録、認定が待たれている。
制作には17ヵ国から62人の書家が参加し、今後はウマイヤ・モスクに設置される予定。
SNAでは、ウマイヤ・モスクの宗教的・歴史的地位や運命の夜にふさわしい象徴的な作品との評価がなされる一方、生活状況が厳しい中で写本の大きさを祝う意義に疑問を呈する声や、このプロジェクトが現在ではなく、前政権期から進められていたことを批判する声、「その教えが実践されていないのに巨大な写本を称える意味は何か」といった宗教的批判が散見された。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によと、ラタキア港の第3ゲート周辺でアフマド・シャルア移行期政権の国防省所属部隊が、空に向けて発砲するなどして、現場にいた職員らを威嚇し、強制排除、一部を拘束した。
ムラースィルーンによると、強制排除されたのはラタキア港の労働者が解雇決定に抗議するデモを行っていた。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で一部住民がアフマド・シャルア移行期政権に対して、シリア民主軍によって拘束されている家族の行方を明らかにするよう求めて抗議デモを行った。
デモ参加者はダッラ交差点でタイヤに火を付け、道路を封鎖するなどしたほか、民間人を乗せた旅客バスを襲撃した。
ムラースィルーンによると、襲撃はバス会社がクルド語の「ヘヴァル」であったため
一方、シリア人権監視団によると、カッサール村にある「殉教者墓地」が何者かによって荒らされた。
墓地は、イスラーム国との戦闘で死亡したシリア民主軍の兵士が埋葬されていた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ムハージリーン地区の自宅で、胸部に複数の銃弾を受けて死亡したアラウィー派の若者の遺体が発見された。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハイヤーン町に至る分岐点近くでザフラー町のシーア派住民を乗せた乗り合いタクシーが襲撃を受け、1人が死亡、3人が重傷した。
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