レバノン軍司令部はシリアから武装勢力がレバノン領内侵入し、ベカーア県の国境地帯から軍が撤退したとするSNS上の情報を完全に否定(2025年7月13日)

NNAによると、レバノン軍司令部はシリアから武装勢力がレバノン領内侵入し、ベカーア県の国境地帯から軍が撤退したとするSNS上の情報について、これを完全に否定する公式声明を発表した。

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レバノン軍はレバノン北部県などでシリア人50人あまりを拘束したと発表(2025年7月12日)

レバノン軍は声明を出し、レバノン北部県のクーラ郡にあるアンファ村、ビシュミズィーン村、アムユーン村にあるシリア人避難民キャンプに対し、陸軍が軍事情報局パトロール部隊と協力して家宅捜索を行い、31人のシリア人を拘束したと発表した。

また、北部県バトルーン軍のマドフーン村にある検問所では陸軍部隊が18人のシリア人を、さらにレバノン山地県のマトン軍にあるのドゥーラ村では軍事情報局のパトロール部隊が7人のシリア人を拘束した。

いずれも、合法的な滞在証明書を所持せずにレバノン国内を移動していた疑いでの拘束。

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シリア・テレビはシャルア暫定大統領がシリア人拘束者問題を無視し続けるレバノン政府に対して対抗措置を取る用意があると警告:これを受け国内各所で抗議デモが発生、情報省は報道内容を否定(2025年7月11日)

シリア・テレビは、速報でアフマド・シャルア暫定大統領が、レバノン国内のシリア人拘束者問題を無視し続けるレバノン政府に対して、外交・経済両面での段階的な対抗措置を取る用意があると警告したと伝えた。

同チャンネルによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が数日内にベイルートを訪問し、拘束者問題について協議を行う予定で、一部の安全保障および経済的協力チャンネルの凍結、国境の安全保障協力体制の再評価、国境通行所の一部閉鎖およびレバノン側トラックへの制限措置の導入、今後数日以内に、全陸上国境の封鎖に至る可能性もあるとしている。

しかし、これに関して、イフバーリーヤ・チャンネルによると、情報省の関係筋はこの報道を否定した。

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これを受け、シリア人権監視団などによると、レバノンのルーミヤ刑務所に収監されているシリア人拘束者の釈放を求めて、家族らが大規模な抗議行動を行った。

家族らは首都ダマスカスから出発し、レバノンとの国境にあるダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所に向かい、道路を封鎖して拘束者の解放を求めた。

同様の抗議行動は、ヒムス県西部のジュースィーヤ国境通行所、クサイル市、カルアト・ヒスン市でも行われた。

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ラタキア県北部の山間部の森林火災に対する消火活動続く:レバノンがヘリコプター2機を派遣(2025年7月7日)

SANAによると、ラタキア県北部の山間部で続く森林火災に対し、民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)や消防隊などは5日連続で消火活動を続けた。

現在、80以上の消防部隊と約180台の多様な機材が投入され、消火作業にあたっているが、これまでに1万ヘクタール以上が焼失しており、同地域における過去最悪の山火事被害となっている。

また、SANAによると、民間防衛機構は、イドリブ県西部のバクサルヤー村に近いアイン・ブンドゥク地区で昨夜半ば過ぎに発生した森林火災を鎮火した。

ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、現在の消火活動はシリア最大級の森林保護区の一つであるファルヌラク保護区への延焼を防ぐことに重点が置かれているという。

また、民間防衛機構のアブドゥルカーフィー・キヤール沿岸局長によると、現在火災が集中しているのは、バスィート岬、カスタル・マアーフ区、ラビーア区で、カサブ区への延焼を防ぐための作業が進められている。

一方、SANAによると、社会労働労働省は、ラタキア県での火災により被災・避難した住民の状況を把握し、緊急支援を提供するために専用の緊急対策室を設置した。

SANAによると、レバノンは、トルコ、ヨルダンに続いて、ヘリコプター2機を派遣し、支援活動に参加した。

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シャルア大統領はレバノンのダール・フトワーの使節団と会談し、「ダール・フトワー金勲章」を授与される(2025年7月5日)

SANAによると、アフマド・シャルア大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿で、レバノン共和国大ムフティーのアブドゥッラティーフ・ダルヤーン師を代表とするレバノンのダール・フトワーの使節団と会談した。

SANAによると、会談で、シャルア大統領はダルヤーン師から「ダール・フトワー金勲章」を授与された。

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情報省は、シャルア暫定大統領が6月6日のダルアー県を訪問中に暗殺未遂に遭い、シリア軍およびトルコの諜報機関がそれ阻止したとする一部報道を否定(2025年6月29日)

情報省は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領が6月6日のダルアー県を訪問中に暗殺未遂に遭い、シリア軍およびトルコの諜報機関がそれ阻止したとする一部報道には一切の事実がないと発表した。

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これに関して、 CNBCアラビア語放送は、イスラエル紙『イスラエル・ハヨム』がX(旧Twitter)を通じて「トルコの諜報機関とシリア軍が、ダルアー県で計画されていたシャルア暫定大統領に対する暗殺未遂を阻止したと伝えていた。

また、トルコのTRTワールドも、レバノンのヒズブッラーとつながりがあるというダーイシュ(イスラーム国)幹部の1人が、シャルア暫定大統領のダルアー県訪問中に暗殺を試みたと伝えていた。

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前政権の民兵の元司令官の1人で現在は実業家として活動する人物がレバノン領内からシリア領内へ高性能な兵器を密輸(2025年6月28日)

シリア人権監視団によると、前政権の民兵の元司令官の1人で現在は実業家として活動する人物が、レバノン領内からシリア領内へ高性能な兵器を密輸している事実を確認した。

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レバノンのリーターニー川国営公社はベカーア県ザハレ軍ムウラカ村に位置するシリア難民キャンプの一部解体と退去作業が開始されたと発表(2025年6月26日)

NNAによると、レバノンのリーターニー川国営公社は声明を出し、同川の河川公有地上に違法に設置された34のシリア難民キャンプの撤去を求めて出されていた書面による警告に基づき、当局が現地調査を行い、その結果、ベカーア県ザハレ軍ムウラカ村に位置するキャンプ004の一部解体と退去作業が開始されたと発表した。

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内務省総合治安局がヒムス県タッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収した。

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陸路海路出入国管理総局はシリアとレバノンの国境にあるアリーダ国境検問所(タルトゥース県)を再開(2025年6月3日)

SANAによると、陸路海路出入国管理総局はシリアとレバノンの国境にあるアリーダ国境検問所(タルトゥース県)を再開した。

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内務省のラトゥーフ警察担当内務次官が、レバノン軍のミシェル・ブトロス准将率いる代表団と会談し、シリア・レバノン国境における最新の動向および国境管理の強化や密輸防止のための協力深化について協議(2025年5月27日)

SANAによると、ハムザ・ムスタファー情報大臣は、国連教育科学文化機関(UNESCO)のマルゴ・ベルジョン・ダルス事務室長らからなる代表団と、報道の自由の強化およびシリアの都市の文化的・歴史的遺産の再生、文書保存とデジタル化、ヘイトスピーチや宗派的扇動への対処に関する専門的な研修について協議した。

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マスアブ・アリー保健大臣は、国連児童基金(UNICEF)の代表団と会談し、パンデミック基金にかかる取り組みの調整について協議した。

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ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー養育教育大臣は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、シリアの教育現状の改善について協議した。

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マズハル・ワイス法務大臣は、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、司法分野の現状および課題への対応について協議した。

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内務省は、アナス・ハッターブ内務大臣が、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、被災地の人道状況の最新情勢および内務省と国連機関との協力強化の方途について協議した。

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経済産業省と世界食糧計画(WFP)は小麦粉によるパン製造所支援のため協力協定を締結した。

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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ドイツ経済協力開発省(BMZ)のクリスティーネ・トイチェケ中東地域局長女史およびその随行団と首都ダマスカスで会談し、両国間の協力、専門技術の交換および職業訓練支援などについて協議したと発表した。

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ハムザ・ムスタファー情報大臣は、ドイツ国際協力機構(GIZ)の会議に参加し、メディアの自由と市民的言論の重要性を強調した。

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ヒンド・カブワート女史社会問題労働問大臣は、国際労働機関(ILO)ルバー・ジャラダート中東地域局長およびILO代表団と協力強化について協議した。

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内務省は、アフマド・ラトゥーフ警察担当内務次官が、レバノン軍のミシェル・ブトロス准将率いる代表団と会談し、シリア・レバノン国境における最新の動向および国境管理の強化や密輸防止のための協力深化について協議したと発表した。

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レバノン人と見られる若者らがラタキア県カルダーハ市にある破壊されたハーフィズ・アサド廟内でケバブを焼く映像が公開される(2025年5月26日)

シリア人権監視団などによると、レバノン人と見られる若者らがラタキア県カルダーハ市にある破壊されたハーフィズ・アサド廟内でケバブを焼く映像が公開された。

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レバノンのヒズブッラーの民兵がレバノン領内からヒムス県クサイル市一帯地域のシリア軍の陣地複数ヵ所を砲撃(2025年4月24日)

ヒムス県では、SANAが国防省筋からの情報として伝えたところによると、レバノンのヒズブッラーの民兵がレバノン領内からクサイル市一帯地域にあるシリア軍の陣地複数ヵ所に向けて多数のロケット弾を発射した。

シリア軍はこれを受け、ロケット弾5発が発射された地点を確認、捕捉し、反撃を行った。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、23日のアラブ連盟定例閣僚級会議でシリアの主権、独立、領土の一体性の維持、シリア国民の選択の尊重、移行期への支援を確認した声明が採択されたことに謝意を示した。

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シリア沿岸部からレバノンのアッカール県に避難するシリア人の数が再び増加:避難民総数は24,055人に(2025年4月19日)

『ナハール』がアッカール県災害危機管理室の日報をもとに伝えたところによると、シリア沿岸部からアッカール県のカビール川河畔地帯の町や村に避難するシリア人の数が再び増加していると伝えた。

同紙によると、3月10日以降に新たに4,975世帯(うち175世帯はレバノン人)が避難、これにより、アッカール県災害危機管理室に登録された新規避難者の総数は24,055人となった。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿に国内避難民(IDPs)キャンプで暮らす子供たち、陸路海路出入国管理総局の職員らを招く一方、レバノンのサラーム首相と電話会談(2025年4月2日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿に、国内避難民(IDPs)キャンプで暮らす子供たちを招いた。

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シャルア暫定大統領はまた、首都ダマスカスの人民宮殿に陸路海路出入国管理総局の職員らを招き、懇談した。

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シャルア暫定大統領は、レバノンのナウワーフ・サラーム首相と電話会談を行い、イード・アル=フィトルの挨拶を交わすとともに、二国間関係強化の方途などについて議論した。

シャルア暫定大統領はシャラーム首相のダマスカス訪問を希望する旨伝える一方、サラーム首相は移行期内閣発足に祝意を示した。

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サウジアラビアは、サルマーン国王およびムハンマド皇太子(兼首相)の指示のもと、シリアのアブー・カスラ国防大臣とレバノンのマンサー国防大臣との会合を開催(2025年3月27日)

SPA(サウジアラビア通信社)が28日に伝えたところによると、サウジアラビアは、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード国王およびムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(兼首相)の指示のもと、シリアのムルハフ・アブー・カスラ国防大臣とレバノンのミシェル・マンサー国防大臣との会合を開催した。

会合には、ハーリド・ビン・サルマーン国防大臣が出席、シリア・レバノンの安全保障代表団も同席、両国間の安全と安定の強化を目的とした共通関心事項について協議、国境画定の戦略的重要性を確認した。

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マンサー国防大臣を代表とするレバノンの安全保障関連使節団がシリア訪問を延期(2025年3月26日)

LBCは、ミシェル・マンサー国防大臣を代表とするレバノンの安全保障関連使節団がシリアへの訪問を延期したと伝えた。

延期は「シリア当局からの要請」によるものだという。

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ヒムス県レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡(2025年3月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で、ハサカ県タッル・タムル町近郊のアッブーシュ村の男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡した。

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SANAによると、国防軍部隊(新シリア軍)の第52師団第1旅団のアブドゥルムンイム・ダーヒル大佐が、シリア、レバノン両国の国防省の連絡と調整により、民間人を帰還させるため、両軍をフーシュ・サイイド・アリー村から撤退させることで合意したと発表した。

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レバノン軍は声明を出し、国境地域の治安を確保し、安定を維持するためのパトロールを実施していると発表した。

また、別の声明で、ベカーア県ヘルメル郡、バアルベック郡の違法な国境通行所を閉鎖したと発表した。

また、ナハール・ネットによると、レバノンのジョゼフ・アウン大統領は、レバノン軍のルドルフ・ハイカル司令官と電話会談を行い、ベカーア県の国境地帯での戦闘を停止させ、停戦を強化するよう指示した。

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ヒムス県西部のレバノン国境での戦闘続く:レバノン保健省によると一連の戦闘でこれまでに少なくとも7人が死亡、52人が負傷し(2025年3月18日)

ヒムス県では、SANAによると、ベカーア県のカスル村に集結しているレバノンのヒズブッラーの民兵が、ズィーター村、ミスリーヤ村を迫撃砲や重機関銃で攻撃した。

ナハール・ネットによると、レバノン保健省は、一連の戦闘で少なくとも7人が死亡、52人が負傷したと発表した。

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沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難(2025年3月18日)

『アフバール』などは、レバノンのアッカール県災害危機管理室からの情報として伝えたところによると、シリア沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難したと伝えた。

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ヒムス県西部の国境地帯でレバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘続く:国防隊部隊はレバノン領内で2人を拉致殺害、戦闘による国防隊兵士などの死者数は11人に(2025年3月17日)

シリア人権監視団によると、レバノン軍は暫定政権当局に、16日のヒムス県のシリア・レバノン国境地帯要撃で殺害された国防省部隊の兵士3人を含む4人の遺体を引き渡した。

シリア人権監視団によると、レバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘で、国防省部隊の兵士4人が新たに死亡、また複数が負傷した。

これにより、16日以降の死者は、処刑された3人を含めて8人、負傷者は少なくとも13人となった。

シリア人権監視団によると、国防省部隊はサイイド・アリー村を制圧したものの、戦闘で兵士3人が死亡、死者総数は11人となった。

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アラビーヤ・チャンネルによると、現地を取材していた記者らが攻撃を受け、アラビーヤ・チャンネルおよびハドス・チャンネルのカメラマンルストゥム・サラーフ氏が負傷したと伝えた。

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ナハール・ネットによると、ベカーア県のファドリーヤ村で若い男性2人(M.N.M.氏とA.N.M.氏)が暫定政権の治安部隊によって自宅で拉致され、殺害された。

2人は喉を切られて死亡した。

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ヒムス県のレバノン国境地帯で16日に始まったレバノンの部族民兵(親ヒズブッラーの民兵)とシャルア暫定政権の国防省部隊による戦闘に関して、SANAは以下の通り伝えた。

県の広報総局は、ズィーター・ダム近くの国境地帯で、ヒズブッラーの民兵がカメラマンとジャーナリストを地対地ミサイル1発で攻撃し、負傷させた。

これに関して、情報省は、ヒズブッラーの民兵が報道関係者を直接狙ったことを国際法、国際慣習への違反として非難、報道関係者の保護を訴えるとともに、レバノンに加害者の処罰を呼びかけた。

ヒズブッラーの民兵は、アイン・タンヌール村の揚水施設を砲撃した。

国防省は、クサイル市西の国境地帯で掃討作戦を開始、ヒズブッラーのアジトと化したフーシュ・サイイド村を標的としたうえで、ヒズブッラー民兵の集結地や動きを標的とすると発表した。

その後、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村からヒズブッラーの民兵を放逐し、これを完全制圧した。

また、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村のヒズブッラーのアジト複数ヵ所で武器弾薬、麻薬を発見した。

国防省部隊は、フーシュ・サイイド村に再び進攻しようとしたヒズブッラーの民兵を迎撃した。

国防省広報局は、レバノンの国防省との間で、国境地帯での停戦と連携・協力の強化にかかる合意を交わしたと発表した。

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レバノンのヒズブッラーがヒムス県の国境地帯でアフマド暫定政権の国防省部隊の兵士3人を拉致、殺害:これを受け、国防省部隊は国境地帯とレバノン領内を砲撃(2025年16月16日)

SANAによると、国防省広報局は、レバノンのヒズブッラーの民兵が、ヒムス県西部のズィーター・ダム近くの国境地帯で、シリア軍(国防省部隊)の兵士3人を要撃・誘拐し、その後レバノン領内に連行して処刑したと発表、国防省がすべての必要な措置を講じると表明した。

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これに関して、シリア人権監視団によると、この戦闘で、国防省部隊の兵士3人が死亡した。

殺害されたのは、旧シャーム解放機構アリー・ビン・アブー・ターリブ旅団の兵士。

シリア人権監視団によると、事態を受けて、国防省部隊は、国境地帯の複数ヵ所を砲撃、ヒムス県ハーウィーク村方面で、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の無人地帯で、武装した部族民兵と交戦した。

また、ムラースィルーン(Syrian Reporters)は、ヒムス県のマトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)、レバノンのベカーア県カスル村方面の国境地帯で戦闘が発生したと伝えた。

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一方、NNANNAによると、ベカーア県のカスル村にある土塁近くで3体の遺体が発見され、ヘルメル国立病院に移送された。

また、NNAによると、シリア領内のクサイル市方面からカスル村に向けて砲撃が行われ、砲弾3発が着弾した。

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レバノンのアッカール県知事:シリア北西部の沿岸地域での混乱を受けて、3月9日午後7時までに1,476世帯(うちレバノン人40世帯)6,078人が県内に避難(2025年3月10日)

レバノンのアッカール県のイマード・ラブキー知事は、NNAの取材に応じ、そのなかでシリア北西部の沿岸地域での混乱を受けて、3月9日午後7時までに1,476世帯(うちレバノン人40世帯)6,078人が県内の複数ヵ所に避難、収容されていると発表した。

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ヒズブッラーは沿岸地域での「旧政権の残党」による治安紊乱への関与を否定(2025年3月8日)

マナール・チャンネルによると、ヒズブッラーは沿岸地域での「旧政権の残党」による治安紊乱に関与しているとの一部情報を「何らの根拠もない」と否定した。

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レバノンのヒズブッラーのファイヤード国民議会議員はアサド政権による抑圧、腐敗を支持していなかったと吐露する一方、イスラエルのシリアへの侵攻を黙認したシャルア暫定政権を疑問視(2025年3月4日)

米クインシー研究所の機関紙『責任ある政治』(Responsible Statecraft)は、レバノンのヒズブッラー幹部の1人で国民議会議員を務めるアリー・ファイヤード氏にインタビューを行った。

ファイヤード議員はインタビューのなかで、「シリアで起きた政治変動は大きな戦略的敗北だった。それを無視することはできない」と述べた。

また、アサド前政権との関係については次のように述べた。

ヒズブッラーは、アサド政権とシリア国民の複雑な関係において採用されたアプローチを支持してはいなかった。
ヒズブッラーは、いかなる種類の抑圧、腐敗、または宗派的な行為も支持していなかった。
過去における我々とアサド政権との関係は、特定の問題に関わるものだった。それは複雑な地域紛争において、イスラエルとのバランスを取る必要性に関わっていた。イスラエルはあらゆる国際的支援を受けて、地域の奥深くまで影響を及ぼしており、我々とアサド政権との関係は、厳密にこうした点に関わるものだった。

一方、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権との関係については次のように述べた。

我々は問題を求めているわけではない。両国のバランスの取れた関係を求めるレバノン政府の立場に従っている
だが、少数派の保護、自由の尊重、そしてシリアに新たな抑圧的な指導体制が生まれないことが重要だ。
ヒズブッラーはイスラエルに対するシリアの新指導部の姿勢を注視している。
(新政権の姿勢は)不可解で、多くの疑問を引き起こすものだ。イスラエルがシリア領内に侵攻し、占領したにもかかわらず、新指導部が何の対応も取らなかったというのは、法的・政治的あらゆる観点から奇妙なことだ。これは他のどの国でも見られない事態だ。

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シリア人民抵抗はレバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の葬儀に合わせて声明を出し、改めて弔意を示す(2025年2月23日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長、ハーシム・サイフッディーン師の葬儀が首都ベイルート南部郊外で催され、数十万人が参列した。







葬儀では、ヒズブッラーのカースィム・ナイーム書記長がテレビ演説を行ったほか、イランのムジュタバー・ホサイニー師が最高指導者アリー・ハーメネイー師の弔辞を代読した。


また、葬儀には、ナビーフ・ビッリー国民議会議長、ジョセフ・アウン大統領のほか、イランからはモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ国会議長、アッバース・アラーグジー外務大臣らも参列した。

葬儀に合わせて、イスラエル軍戦闘機複数機がレバノン領内を侵犯、ベイルート南部郊外上空を超低空で飛行し、威嚇した。

また、南部県スール市近郊を爆撃、これによりシリア人の少女1人が負傷、住宅複数棟が損害を受けた。

一方、シリア人民抵抗は声明を出し、ナスルッラー書記長に改めて弔意を示した。

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レバノン軍シリアのヒムス県フーシュ・サイイド・アリー村一帯とベカー県のカスル村、ヘルメル市、カーア村、ダウラ村を隔てる国境地帯に違法に設置されていた通行所複数ヵ所を閉鎖したと発表(2025年2月16日)

レバノン軍司令部指導局は声明を出し、シリアのヒムス県フーシュ・サイイド・アリー村一帯とベカー県のカスル村、ヘルメル市、カーア村、ダウラ村を隔てる国境地帯に違法に設置されていた通行所複数ヵ所を閉鎖したと発表した。

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ヒムス県でレバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近い村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷(2025年2月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近いクサイル市西のフーズ村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の部隊が、ハーウィーク村などでの戦闘に対処するため、レバノン国境に近いクサイル市近郊のアクーム村、ズィーター村、バッルーザ村に展開した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が県南部のズィルバ村に新たな和解センターを設置した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市で8日深夜から9日未明にかけて、正体不明の武装グループが刑事治安課に手りゅう弾を投げ込んだ。

一方、『ワタン』によると、内務省総合治安局が海軍部隊の支援を受けて、ラタキア市郊外のブルジュ・イスラーム地区、マルジュ・ダムサルフー地区、シャーティー・アズラク地区、シャムラー岬、周辺の村で、海軍に帰属する盗品の一部を回収した。

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クナイトラ県では、SANAによると、内務省総合治安局が麻薬密輸ネットワークを摘発した。

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イスラエル軍がダマスカス郊外県とレバノンにあるハマースとヒズブッラーの施設を爆撃したと発表:クナイトラ県で羊飼いに発砲(2025年2月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団サウト・アースィマによると、イスラエル軍戦闘機複数機がキスワ市近郊のマーニア山にある旧シリア軍の第1師団と第166旅団の貯蔵施設複数ヵ所を爆撃した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機は、ダイル・アリー村一帯を爆撃した。

爆撃は、軍用車輛、住宅地、軍関係の貯蔵施設などに及んだ。

シリア人権監視団によると、ダイル・アリー村に対する爆撃で、市民1人が死亡、1人が重傷を負った。

ダマスカス郊外県に対する一連の爆撃に関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXで、ダイル・アリー村にあるパレスチナのハマースの武器貯蔵施設を爆撃したと発表した。

発表によると、この施設は、イスラエル軍に対するテロ攻撃のための武器が貯蔵されていたという。

スワイダー24がダイル村複数の地元筋の話として伝えたところによると、標的となった貯蔵施設には、シリア軍事作戦総司令部がアサド政権崩壊後に回収した旧シリア軍の武器が保管されていた。

保管されていた武器のなかには、23mm対空砲、57mm迫撃砲などが含まれていたという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が7日に、占領下ゴラン高原に隣接するマアリーヤ村近郊のジャズィーラ兵舎方面に進軍、同兵舎に向かう道路を新たに建設した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機がインヒル市東の旧シリア軍第15旅団基地の弾薬庫複数ヵ所を爆撃した。

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クナイトラ県では、『ワタン』シリア人権監視団によると、イスラエル軍がルワイヒーナ村近郊で羊飼いに向けて発砲し、子ども1人が負傷した。

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NNAによると、イスラエル軍戦闘機がベカー県バアルベック郡の東レバノン山地に連なる高原に対して爆撃を実施した。

イスラエル軍戦闘機は、ベカーア県ラーシャイヤー郡、西ベカーア郡の上空を低空で、ハルマル市、ベカーア郡北部の高空で旋回を繰り返したほか、首都ベイルートおよび同郊外にも飛来し、旋回を繰り返した。

これに関して、アドライ報道官はXで、ヒズブッラーの戦闘装備を保管していた軍事施設2ヵ所を爆撃したと発表、停戦協定違反に対処したと発表した。

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ヒムス県でシリア軍事作戦総司令部がアラウィー派の一家3人を殺害(2025年2月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、2週間ほど前にシリア軍事作戦総司令部がガズィーラ村で実施した治安作戦で逮捕された市民1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部によってヒムス市アルメニア地区でアラウィー派の一家3人を銃で撃ち、処刑した。

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一方、シリア人権監視団によると、レバノンのベカーア県ヘルメル郡に隣接するジャルマーシュ村でレバノンの部族とヒズブッラーを支持する密輸グループとシリア軍事作戦総司令部が激しく交戦し、部族側の戦闘員4人が死亡した。

国境地帯での一連の騒動に対処するかたちで、
レバノン軍は公式ホームページを通じて声明を出し、シリア領内からの発砲に対して応戦することを認めるジョゼフ・アウン大統領の指示を発出した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ミスヤーフ市近郊のマシュラファ村に至る街道で、正体不明の武装グループが拉致した女性1人を含む3人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が武器弾薬を所持、売買していた2人を逮捕した。

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イドリブ県では、SANAによると、内務省総合治安局がイドリブ市で前政権の「残党」の1人サーイル・ムハンマド・ガドバーン容疑者を逮捕した。

『ワタン』によると、国境治安局がアティマ村一帯の国境地帯で密輸用の地下トンネルを封鎖・破壊するための掃討作戦を実施した。

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ダマスカス県では、『ワタン』によると、内務省総合治安局が治安と安定を強化するために展開した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市で、正体不明の武装グループが若い男性1人を拉致した。

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