イランの公益判別会議のリザーイー書記「イランはシリアへの部隊派遣を検討していない」(2015年6月6日)

イランの公益判別会議書記を勤め、最近になってイラン・イスラーム革命防衛隊に復職したモフセン・リザーイー氏は、シリアにイラン人、イラク人戦闘員約7,000人が派遣されたとするAFPなどの報道に関して、イラン政府が外国への部隊派遣を検討したことはないと述べ、これを否定した。

リザーイー氏は「シリア情勢に関する我々の姿勢は当初から明白だ。我々は顧問派遣を通じて地域諸国を人道的に支援するというものだ。イラン高官の間で、外国への部隊派遣や直接介入に関する議論は行われていない」と述べた。

『ハヤート』(6月7日付)が伝えた。

AFP, June 6, 2015、AP, June 6, 2015、ARA News, June 6, 2015、Champress, June 6, 2015、al-Hayat, June 7, 2015、Iraqi News, June 6, 2015、Kull-na Shuraka’, June 6, 2015、al-Mada Press, June 6, 2015、Naharnet, June 6, 2015、NNA, June 6, 2015、Reuters, June 6, 2015、SANA, June 6, 2015、UPI, June 6, 2015などをもとに作成。

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国連安保理は、「樽爆弾」での攻撃を含む民間人に対するあらゆる暴力行為を非難するプレス向け声明を発表(2015年6月6日)

国連安保理は、シリア情勢に関するプレス向け声明(SC/11921)を出し、民間人、医療機関などのインフラに対するあらゆる暴力行為を強く非難した。

声明はまた、「空爆、「樽爆弾」の使用を含む無差別攻撃」についても言及、指弾した。

プレス向け声明は、ヨルダン、ニュージーランド、スペインが提案した。

声明全文は以下の通り:

The members of the Security Council were briefed by John Ging, Operations Director of the United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs, regarding the recent upsurge of violence in Aleppo.

The members of the Security Council expressed their deep concern at the continued high level of violence in Syria and condemned all violence directed against civilians and civilian infrastructure, including medical facilities. They expressed outrage at all attacks against civilians, as well as indiscriminate attacks, including those involving shelling and aerial bombardment, such as the use of barrel bombs, which have reportedly been extensively used in recent days in Aleppo Governorate and other areas throughout Syria, leaving many dead and injured civilians, including children.

The members of the Security Council recalled that all obligations under international humanitarian law must be respected in all circumstances by all parties. They recalled, in particular, the obligation to distinguish between civilian populations and combatants and the prohibition against indiscriminate attacks and attacks against civilians and civilian objects. The members of the Security Council reiterated their call on all parties to immediately implement in full the provisions of Security Council resolutions 2139 (2013), 2165 (2014) and 2191 (2014) and of the presidential statement of 2 October 2013 (S/PRST/2013/15).

The members of the Security Council reaffirmed the primary responsibility of the Syrian authorities to protect the population in Syria and reiterated that parties to the armed conflict bear the primary responsibility to take all feasible steps to ensure the protection of civilians.

The members of the Security Council condemned increased terrorist attacks resulting in numerous casualties and destruction carried out by ISIL [Islamic State in Iraq and the Levant], Al-Nusra Front and other individuals, groups, undertakings and entities associated with Al-Qaida and called on all parties to commit to putting an end to terrorist acts perpetrated by such organizations and individuals. They affirmed that Member States must ensure that any measures taken to combat terrorism comply with all their obligations under international law, in particular international human rights, international refugee and international humanitarian law.

The members of the Security Council reaffirmed that terrorism in all its forms and manifestations constitutes one of the most serious threats to international peace and security and that any acts of terrorism are criminal and unjustifiable, regardless of their motivation, wherever, whenever and by whomsoever committed.

The members of the Security Council reiterated that the only sustainable solution to the current crisis in Syria is through an inclusive and Syrian-led political process with a view to the full implementation of the Geneva Communiqué of 30 June 2012. In that respect, they expressed their full support for the role and efforts of the Special Envoy of the Secretary-General, Staffan de Mistura.


AFP, June 6, 2015、AP, June 6, 2015、ARA News, June 6, 2015、Champress, June 6, 2015、al-Hayat, June 7, 2015、Iraqi News, June 6, 2015、Kull-na Shuraka’, June 6, 2015、al-Mada Press, June 6, 2015、Naharnet, June 6, 2015、NNA, June 6, 2015、Reuters, June 6, 2015、SANA, June 6, 2015、UPI, June 6, 2015などをもとに作成。

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チェチェン人からなるムハージリーン・ワ・アンサール軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦の是非、ヌスラ戦線との共闘の是非をめぐって内部対立(2015年6月6日)

『クドス・アラビー』(6月6日付)は、複数のメディア筋の話として、チェチェン人など外国人戦闘員からなるアル=カーイダ系組織のムハージリーン・ワ・アンサール軍内で、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の共闘の是非をめぐって対立が生じている、と伝えた。

それによると、ムハージリーン・ワ・アンサール軍のアミール(司令官)を勤めるサラーフッディーン・シーシャーニー氏が、活動拠点であるアレッポ県でダーイシュと交戦することを拒否し、地中海岸地帯、とりわけラタキア県に転戦する決定を下したが、これに多くの幹部が異議を唱え、アレッポ県カフルハムラ村郊外で、シーシャーニー氏を支持する戦闘員を要撃し、身柄を拘束、アレッポ市郊外統一司法局に送還したのだという。

シリア国内でテロ活動を行うチェチェン人の動静に詳しい「コーカサスのこだま」(http://echokavkaz.blogspot.jp/)はツイッターなどで、シャームの民のヌスラ戦線や統一司法局が、シーシャーニー氏をムハージリーン・ワ・アンサール軍の司令部から解任することをめざしていると伝えた。

その一方で、『クドス・アラビー』は、ムハージリーン・ワ・アンサール軍の幹部のなかには、アル=カーイダ、とりわけシャームの民のヌスラ戦線に忠誠を誓うことの是非が検討されており、アル=カーイダへの忠誠が宣言された場合、ムハーリジーン・ワ・アンサール軍はダーイシュとの戦闘に参加することになると伝えている。

AFP, June 6, 2015、AP, June 6, 2015、ARA News, June 6, 2015、Champress, June 6, 2015、al-Hayat, June 7, 2015、Iraqi News, June 6, 2015、Kull-na Shuraka’, June 6, 2015、al-Mada Press, June 6, 2015、Naharnet, June 6, 2015、NNA, June 6, 2015、al-Quds al-‘Arabi, June 6, 2015、Reuters, June 6, 2015、SANA, June 6, 2015、UPI, June 6, 2015などをもとに作成。

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ロシア外務副大臣が、シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ3」開催に意欲(2015年6月5日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣はイタルタス通信(6月5日付)に対して、シリア政府が紛争解決に向けた反体制派との和平交渉「モスクワ3」の開催を要請しているとしたうえで、ロシアが交渉に向けて、シリア政府、反体制派双方の代表を招聘する用意がある、と述べた。

AFP, June 5, 2015、AP, June 5, 2015、ARA News, June 5, 2015、Champress, June 5, 2015、al-Hayat, June 6, 2015、Iraqi News, June 5, 2015、Itar-tass, June 5, 2015、Kull-na Shuraka’, June 5, 2015、al-Mada Press, June 5, 2015、Naharnet, June 5, 2015、NNA, June 5, 2015、Reuters, June 5, 2015、SANA, June 5, 2015、UPI, June 5, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領は、アルメニアのシリア友好協会の使節団と会談(2015年6月4日)

アサド大統領は、シリアを訪問中のアルメニア共和国のアルメニア・シリア友好協会の使節団と会談した。

使節団はまた、ワーイル・ハルキー首相、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2015、AP, June 4, 2015、ARA News, June 4, 2015、Champress, June 4, 2015、al-Hayat, June 5, 2015、Iraqi News, June 4, 2015、Kull-na Shuraka’, June 4, 2015、al-Mada Press, June 4, 2015、Naharnet, June 4, 2015、NNA, June 4, 2015、Reuters, June 4, 2015、SANA, June 4, 2015、UPI, June 4, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がトルコでシリア国民連合代表と会談(2015年6月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はトルコを訪問し、イスタンブールでシリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表ら幹部(政治委員会メンバー)と約5時間にわたり会談した。

『ハヤート』(6月5日付)によると、会談で、ハウジャ代表は、「シリアの友」連絡グループ(ロンドン11)が現地で抜本的な変革をもたらすような行動を起こすべきだの見解を示したという。

AFP, June 4, 2015、AP, June 4, 2015、ARA News, June 4, 2015、Champress, June 4, 2015、al-Hayat, June 5, 2015、Iraqi News, June 4, 2015、Kull-na Shuraka’, June 4, 2015、al-Mada Press, June 4, 2015、Naharnet, June 4, 2015、NNA, June 4, 2015、Reuters, June 4, 2015、SANA, June 4, 2015、UPI, June 4, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県などでのダーイシュ(イスラーム国)、反体制武装集団、シリア軍、YPGの混戦続く(2015年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制派に属する「戦闘軍団」がダーイシュ(イスラーム国)によって制圧されたスーラーン・アアザーズ町各所を迫撃砲で攻撃した。

この戦闘で、ダーイシュのバーレーン人司令官が死亡した。

反体制武装集団はまた、ウンム・クラー村のダーイシュ拠点を砲撃したが、この攻撃による死傷者は出なかった。

一方、同監視団によると、「戦闘機」(国籍、所属は明記せず)がタラーリーン村を空爆し、男性2人が死亡し、複数が負傷したという。

マーリア市近郊に位置するタラーリーン村は、ダーイシュと戦う反体制武装集団が集結していたという。

他方、SANA(6月4日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、マサール・プレス(6月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部のバトラー地方で反体制武装集団を要撃し、4人を殺害する一方、マハッサー地方では、反体制武装集団がダーイシュを要撃し、9人を殺害した。

一方、SANA(6月4日付)によると、東サラーム村、スルターニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団とダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市周辺とりわけ南部および南西部一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が、6回にわたり自爆攻撃を行うなどして、攻勢を続け、国軍、国防隊と激しく交戦、双方が砲撃戦を行うなか、シリア軍が同地一帯を空爆した。

この戦闘でシリア軍兵士・国防隊隊員少なくとも27人が死亡、またダーイシュ戦闘員も20人以上が死亡した。

死亡したダーイシュ戦闘員のうち6人が自爆攻撃によるものだったという。

またハサカ市郊外での戦闘激化を受け、ハサカ市郊外で暮らす住民が市内に避難したという。

これに関して、ハサカ県のムハンマド・ズアール・アリー県知事は、シリア・アラブ・テレビ(6月4日付)に対し、ダーイシュがハサカ市周辺で12回にわたる自爆攻撃を行い、市内に潜入しようとしているが、シリア軍、国防隊がこれを撃退し、あらたな検問所を設置したと述べた。

また、SANA(6月4日付)によると、ハサカ市南部郊外のダーウディーヤ村、アフダース刑務所一帯を、シリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、『ワタン』(6月5日付)は、ハサカ市郊外でのダーイシュの攻勢に関して社説で「ハサカ市を防衛するクルド人同胞の一部による怠慢」が原因だと主張、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がシリア軍、国防隊と共闘しないことを暗に批判した。

社説ではまた、「一部のクルド人、そして彼らのなかにいる欧米の手先にとっての政治的・地域主義的野望とは、「地域」ないしは「自治区」なるものを作り、シリアとイラク領内に国家を建設することになる」と非難、「シリア分割計画」がシリア軍、国民を脅かしていると警鐘を鳴らした。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ダーイシュの主要拠点の一つシャッダーディー市に対しても激しい空爆を加え、ダーイシュ・メンバー多数が死亡した。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、シリア軍およびパレスチナ人民兵が、ダーイシュ(イスラーム国)などからなる反体制武装集団と交戦し、シリア軍側に数十人の死傷者が出た。

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スワイダー県では、SANA(6月4日付)によると、フーシュ・ハマード村、マドゥール村、ラジャム・ダウラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(6月4日付)は、トルコ高官筋の話として、ラッカ県タッル・アブヤド市周辺での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊などユーフラテスの火山合同作戦司令室とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘で、過去2日間で住民3,337人がトルコ領内に避難している、と伝えた。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の3日8時から4日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊、ラッカ市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, June 4, 2015、AP, June 4, 2015、ARA News, June 4, 2015、Champress, June 4, 2015、al-Hayat, June 5, 2015、Iraqi News, June 4, 2015、Kull-na Shuraka’, June 4, 2015、al-Mada Press, June 4, 2015、Masar Press Agency, June 4, 2015、Naharnet, June 4, 2015、NNA, June 4, 2015、Reuters, June 4, 2015、SANA, June 4, 2015、UPI, June 4, 2015、al-Watan, June 4, 2015などをもとに作成。

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カタールのジャズィーラ・チャンネルが、アル=カーイダ系組織「ヌスラ戦線」の指導者ジャウラーニー氏の独占インタビューの続きを放映(2015年6月3日)

カタールの衛生テレビ局ジャズィーラ・チャンネルは3日晩のインタビュー番組「ビラー・フドゥード」(無制限)で、27日に引き続き、シャームの民のヌスラ戦線の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏とされる人物と行った独占インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=a8Kzc7qBgyE)を放映した。

インタビューでのジャウラーニー氏の主な発言は以下の通り:

「イランはペルシャ帝国の栄光を取り戻したいと考えている…。イランは、バッシャール・アサドの時代になって、地域における権威を増した。しかし、メディアで言われているほどにイランはアサドを掌握してはいない…。レバノンのヒズブッラー、イエメンのフースィー派、イラクのラーフィディーン(シーア派)はイランが作り出したものだ」。

「イランはシリアに軍を動員していない…。しかし専門家や武器…そしてシーア派民兵の一部を動員している」。

「アサド政権はきわめて大いなる段階を経て消滅するだろう…。政権は海岸地域には残存するだろうが…」。

「我々は、ムスリム同胞団が現在進めている路線の間違いに気づき、いつか自らの原理に立ち返り、ジハードに回帰し、武器を持つことを願っている…。ムスリム同胞団は逸脱してしまった。イスラームは、我々が議会に進出し、憲法に対して宣誓することを認めていない。救済はジハードによって達成されるのであり、政治的な争いによって達成されることはない」。

「我々は支配することをめざしていはいない。正統なイスラーム的政府がシャームに発足したら、我々はその兵卒となる…」。

「ヌスラ戦線戦闘員に占めるムハージリーン(外国人戦闘員)の割合は約30%だ…。世界各国からやって来た…。ムハージルーンは戦闘の最前線におり、そのいずれもが勇敢だ」。

「米国はアル=カーイダを無人戦闘機では根絶できないだろう」。

「ダーイシュはハワーリジュ派だ…。彼らはイスラーム教徒の血を流し、法的な規則に基づかずにイスラーム教徒に背教宣告を行い、敵に背教宣告を下している…。彼らは我々に背教宣告を下したが、我々はもちろん彼らに対して背教宣告を下していない…。彼らは組織のメンバーを斬首刑、磔刑に処している」。

「ダーイシュは、市場、シーア派の聖地を爆破するなとするザワーヒリー師の命に従わなかった…。私は、アブー・バクル・バグダーディーがアイマン・ザワーヒリー師に忠誠を誓うと名言したので、彼に忠誠を誓った…。ヌスラ戦線とダーイシュの間に意見の相違が生じると、バグダーディーはこの忠誠を退け、誓約を破った」。

「我々と彼らの間には今のところ和解はない。期待されるような和解はない。我々は彼らがアッラーに改悛を求め、正気に戻ることを望んでいる…。我々が彼らに力を与え、彼らが我々を力づけることを望んでいる。もしそうならなければ、我々と彼らの間にあるのは戦いのみだ」。

「アサド政権は、ヌスラ戦線とダーイシュとの間で戦闘が乗じたことで、勢力を盛り返した」。

「ダーイシュは北部の街道、そして南部と北部を結ぶ街道を寸断している。もちろん、彼らは我々とダマスカスの間に立ちはだかっている」。

(ダーイシュ(イスラーム国)が樹立を宣言したカリフ制は)「違法で、ウラマーらによって拒否されている。なぜなら、法(シャリーア)的根拠に基づいて樹立されたのではなく、彼らが一方的に宣言し、人々に押しつけたからだ…。彼らはこの名(カリフ制)を用いることで、ムジャーヒディーンの戦列を分裂させてしまった」。

「国外にいる(シリアの)反体制政治組織は、メディアとホテル以外に居場所はない」。

Youtube, June4, 2015
Youtube, June4, 2015

 

AFP, June 4, 2015、Aljazeera.net, June 4, 2015、AP, June 4, 2015、ARA News, June 4, 2015、Champress, June 4, 2015、al-Hayat, June 5, 2015、Iraqi News, June 4, 2015、Kull-na Shuraka’, June 4, 2015、al-Mada Press, June 4, 2015、Naharnet, June 4, 2015、NNA, June 4, 2015、Reuters, June 4, 2015、SANA, June 4, 2015、UPI, June 4, 2015などをもとに作成。

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国連安保理でシリアの化学兵器廃棄に関する非公開会合が開催(2015年6月3日)

国連安保理で、シリアの化学兵器廃棄に関する非公式会合が開催された。

会合では、化学兵器禁止機関が化学兵器関連施設解体の進捗状況を報告する一方、米国がシリア国内での塩素ガス使用者の特定を求める安保理決議の採択をめざしたが、ロシアの反対によって阻止された。
『ハヤート』(6月5日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2015、AP, June 4, 2015、ARA News, June 4, 2015、Champress, June 4, 2015、al-Hayat, June 5, 2015、Iraqi News, June 4, 2015、Kull-na Shuraka’, June 4, 2015、al-Mada Press, June 4, 2015、Naharnet, June 4, 2015、NNA, June 4, 2015、Reuters, June 4, 2015、SANA, June 4, 2015、UPI, June 4, 2015などをもとに作成。

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論考(PDF版公開)「シリア反体制武装勢力の同質性と異質性:アル=カーイダ系組織、ジハード主義者、「穏健な反体制派」(『国際情勢紀要』)

青山弘之「シリア反体制武装勢力の同質性と異質性:アル=カーイダ系組織、ジハード主義者、「穏健な反体制派」
『国際情勢紀要』第85号(http://www.sekaiseikei.or.jp/kokujo2014.pdf)、2015年3月、125~133ページ

Ⅰ はじめに

シリアで紛争が発生してから2015年3月半ばで4年が経とうとしている。「アラブの春」の一環として始まったはずのこの紛争が「独裁政権」対「民主化運動」といったイメージとはほど遠く、混沌と暴力の応酬によって特徴づけられていることは今や周知の事実である。そこでは、シリア軍、国防隊、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(Yekîneyên Parastina Gel、略称YPG)、反体制武装勢力が入り乱れて戦いを続けるなか、米国が主導する有志連合が、一方でイスラーム国壊滅に向けて空爆を行いつつ、他方でバッシャール・アサド政権退陣をめざして「穏健な反体制派」を支援している。
本論では、現下の武力紛争における主要な当事者のうち、アル=カーイダ系組織、ジハード主義組織、「穏健な反体制派」といった言葉(カテゴリー)で分類されることが多い反体制武装勢力の組織間の関係に着目することで、その異質性と同質性を明らかにする。そのうえで、反体制武装勢力への支援や共鳴が持つ意味を考察する。なお2011年以降のシリア国内情勢の詳細な推移については「シリア・アラブの春顛末記――最新シリア情勢――」(https://syriaarabspring.info/)を参照されたい。・・・

有志連合を指揮するアレン米退役大将「アサド大統領を排除したかたちでシリアでの政治的移行をどのように実現するかについて非常に活発な議論が行われている」(2015年6月3日)

イラクとシリアでイスラーム国(ダーイシュ)殲滅に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン米退役大将は、カタールで開催された「アメリカ・イスラーム世界フォーラム」(ブルッキングス研究所)での記者会見で、イラク、シリア情勢について語った。

シリア情勢に関して、アレン退役大将は、トルコ・シリア・イラク間の国境がダーイシュの外国人戦闘員に対する「最後の防衛戦」だと位置づけ、国境警備の必要を強調する一方、3カ国以外の国々も外国人戦闘員の流入を食い止めるための支援を行わねばならないと強調した。

また、シリアの紛争へのいかなる「長期的解決策」においてもアサド大統領が役割を担うべきでないと主張、諸外国とともに、アサド大統領を排除したかたちでシリアでの政治的移行をどのように実現するかについて「非常に活発な議論」が行われていることを明らかにした。

『ハヤート』(6月4日付)が伝えた。


AFP, June 3, 2015、AP, June 3, 2015、ARA News, June 3, 2015、Champress, June 3, 2015、al-Hayat, June , 2015、Iraqi News, June 3, 2015、Kull-na Shuraka’, June 3, 2015、al-Mada Press, June 3, 2015、Naharnet, June 3, 2015、NNA, June 3, 2015、Reuters, June 3, 2015、SANA, June 3, 2015、UPI, June 3, 2015などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチ「シリアからの避難民数百人をヨルダン当局が砂漠地帯に留め置いている」と批判(2015年6月3日)

米国の人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明を出し、シリアから正規の国境通行所を経由せずにヨルダン領内に不法入国しようとするシリア人避難民に対して、ヨルダン当局が厳しい入国規制をかけ、数百人がヨルダン領内の砂漠(シリア砂漠)に留め置かれている、と発表した。

AFP, June 3, 2015、AP, June 3, 2015、ARA News, June 3, 2015、Champress, June 3, 2015、al-Hayat, June , 2015、Iraqi News, June 3, 2015、Kull-na Shuraka’, June 3, 2015、al-Mada Press, June 3, 2015、Naharnet, June 3, 2015、NNA, June 3, 2015、Reuters, June 3, 2015、SANA, June 3, 2015、UPI, June 3, 2015などをもとに作成。

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首都ダマスカス防衛とジスル・シュグール市解放のため、イラン人およびイラク人戦闘員約7,000人がシリアに到着か?(2015年6月3日)

AFP(6月3日付)、マサール・プレス(6月3日付)は、シリア治安当局の匿名消息筋からの話として、「イラン人およびイラク人戦闘員約7,000人がシリアに到着した」と報じた。

同消息筋によると、これらの外国人戦闘員の「第1の目的は首都ダマスカスの防衛」で、同地に展開する戦闘員の「ほとんどはイラク人」で、その数は1万人に達するという。

また外国人戦闘員の「第2の任務」は、アル=カーイダ系組織のシャームの自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍によって制圧されたイドリブ県ジスル・シュグール市を奪還することにある、という。

しかし、別の複数の消息筋によると、先週シリアに派遣された戦闘員の数は1万2,000人で、そのほとんどがイラン人だったという。

この消息筋によると、派遣されたイラン人がイランの正規軍の兵士なのか民兵なのかは定かでないという。

Masar Press Agency, June 3, 2015をもとに作成。

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アレッポ県北部でダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線などの戦闘続く、ハサカ県ではトルコ国境警備隊が避難民多数を重火器などで殺害(2015年6月2日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県北部の砲兵士官学校に隣接するワフシーヤ村に侵攻、制圧したが、「革命家」が数時間の戦闘の末、同村を奪還した。

同報道によると、ワフシーヤ村を一時制圧したダーイシュは、砲兵士官学校を数時間にわたって包囲したが、その際、シリア軍も砲兵士官学校一帯の複数の前線に展開し、「革命家」たちは、ヌッブル市、ザフラー町から進軍してきたシリア軍部隊を撃破したのだという。

なお、ARA News(6月2日付)によると、ダーイシュと交戦している「革命家」はシャーム戦線。

シャーム戦線は「命じられるままに進め連合」、ムジャーヒディーン軍、ヌールッディーン・ザンキー運動、アサーラ・ワ・タンミヤ運動などからなる武装集団。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュはガルナータ村校外の農場地帯(数日前に制圧)で、反体制武装集団戦闘員5人を斬首した。

処刑されたこの5人はいずれも銃で撃たれ、負傷していたという。

シャームの暁運動は声明を出し、ダーイシュに対する「中立姿勢を放棄した」と発表するとともに、「ダーイシュはバアス国家と過激派が混ざり合ってできている」と断じ、批判した。

またアレッポ県シャリーア評議会は、すべての武装集団に対して、「アサドの戦闘機が上空を覆うなかでなされるダーイシュのアレッポ県北部に対する攻撃を…阻止するため、万全の措置を講じ、躊躇なく戦う」よう呼びかけた。

他方、シリア軍は、ダーイシュが包囲するクワイリス航空基地(航空士官学校)周辺を空爆した。

このほか、SANA(6月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つバーブ市、アレッポ市東部郊外一帯(航空士官学校一帯)をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(6月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市内に侵攻しようとして、同市北東部などでシリア軍と激しく交戦した。

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に近い複数の消息筋によると、人民防衛隊はハサカ市南部(電力会社、タッル・アブヤド市・ハサカ市街道、ダーウディーヤ村、ラッド・シャクラー村、サブア・スクール村)での戦闘に参加し、シリア軍とともにダーイシュと交戦した。

また、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市南西部郊外で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(6月2日付)によると、ハサカ市南部郊外のラッド・シャクラー村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(6月2日付)によると、ラアス・アイン市西部郊外で、トルコ領内に越境しようとしたシリア人避難民多数をトルコ国境警備隊が重火器などで発砲し、女性、子供を含む多数が死傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって制圧されたタドムル市一帯で、ダーイシュとシリア軍が交戦した。

一方、SANA(6月2日付)によると、アブー・アクビーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町一帯で、アル=カーイダ系組織のシャームの自由人イスラーム運動などからなる武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っているヤルムーク殉教者旅団と交戦、子供2人が戦闘に巻き込まれて死亡した。

またクワーヤー村一帯でも両者は交戦し、武装集団の司令官1人が死亡した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月2日付)によると、ラジャート高地一帯で活動するウマリー旅団連合(自由シリア軍南部戦線)は声明を出し、「ダーイシュの細胞」がラジャート高地に向かう街道を封鎖し、同地を孤立させようとしているとし、「革命家」に対して軍事支援を求めた。

声明によると、ウマリー旅団は現在までのところ、ダーイシュの攻勢を封じているという。

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スワイダー県では、SANA(6月2日付)によると、カスル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の6月1日8時から2日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回におよび、ハサカ市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)壊滅をめざす有志連合22カ国がパリで外相級会議(2015年6月2日)

ダーイシュ(イスラーム国)の壊滅をめざす有志連合の外相級会議がパリで開かれた。

会議は1月に開かれたロンドンでの会議に続くもので、約60カ国からなる有志連合諸国のうち、米独仏、イラクなど22カ国が参加した。

会議後に発表された声明によると、会議ではイラクのハイダル・アバーディー首相が、ラマーディー市奪還などを骨子とする軍事作戦計画を説明し、参加国から了承を得た。

一方、シリア情勢をめぐっては、同国の混乱の増大がイラクでのダーイシュの勢力拡大に直接の影響を与えることが懸念され、国連の監督のもと、紛争打開に向けた早急な政治的プロセスの開始が呼びかけられた。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外相「シリア軍と連携しない有志連合のダーイシュ(イスラーム国)への爆撃は間違い」(2015年6月2日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ブルームバーグ・テレビ(5月2日付)とのインタビューでシリア情勢に触れ、そのなかでダーイシュ(イスラーム国)の壊滅をめざす米国主導の有志連合がシリア政府との連携のもと空爆を行うべきだと述べた。

ラブロフ外務大臣は「シリア軍の活動と連携がないかたちでの空爆が間違えだということは私にとって明白だ。調整されるべきだと考えている」と述べた。

AFP(5月2日付)などが伝えた。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連立幹部「ダーイシュ(イスラーム国)内でアサド政権の幹部180人が活動」、「アル=カーイダとイランは協調関係にある」(2015年6月1日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサリーム・イドリース暫定政府国防大臣は、スーリーヤ・ネット(6月1日付)に対して、「信頼できる消息筋」から得た情報だとして、「ダーイシュ(イスラーム国)のなかで、アサド政権の「指導的人物」180人が活動している」、「アル=カーイダとイランの間には協調関係がある」との暴論を展開した。

イドリース暫定国防大臣は、「ダーイシュの幹部の一部はイラク・バアス主義者残党の士官、アサド政権のムハーバラート士官と調整を行っており、またダーイシュと調整を行っている政権(幹部)の一部は、イランにいた」と述べている。

イドリース暫定国防大臣はまた、イランとアル=カーイダとの関係について、「その最たる証拠は、アル=カーイダがイラン国内で何らの活動も行っていないのかという問いに要約されている」と主張したが、この論理に基づくと、アル=カーイダ、ダーイシュの活動が顕在化していないサウジアラビア、カタール、トルコとこれらの組織との間に協調関係があることになる。

Kull-na Shuraka', June 2, 2015
Kull-na Shuraka’, June 2, 2015

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また、シリア革命反体制勢力国民連立のハーディ・バフラ前代表もフェイスブックで2日、「イラク革命防衛隊の戦闘員1,500人が先週金曜日(5月29日)にスルンファ町(ラタキア県ヌサイリー山山頂)に派遣された」と吹聴した。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、al-Souria.net, June 1, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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駐シリア米国大使館(現在閉鎖中)は「シリア軍がアレッポ市一帯で進軍するダーイシュ(イスラーム国)を援護するかたちで爆撃している」と主張(2015年6月1日)

駐シリア米国大使館(現在閉鎖中)は、ツイッターの公式ページ(https://twitter.com/usembassysyria)を通じて、アレッポ市一帯に進軍を続けるダーイシュ(イスラーム国)を支援するかたちで、シリア軍が空爆を行っていると吹聴した。

米国大使館のツイッター・アカウントには、英語で「Reports indicate that the regime is making air-strikes in support of #ISIL’s advance on #Aleppo, aiding extremists against Syrian population」、「تشير التقارير الى أن نظام الأسد يقوم بشن ضربات جوية لإسناد تقدم #داعش على #حلب، داعماً بذلك المتطرفين في هجماتهم على السكان السوريين. #سوريا」とのつぶやきが書き込まれた。

なおこのアカウントには、「The fact is that there is no better recruiting tool for #ISIL than the brutality of the Asad regime」、「As we have long said, Bashar al Asad lost legitimacy long ago and will never be an effective counterterrorism partner」、「With these latest reports, Asad is not only avoiding ISIL lines, but, actively seeking to bolster their positon」 といったプロパガンダが連日書き込まれている。
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なお、シリア人権監視団によると、ダーイシュのアレッポ県北部での攻勢により、反体制武装集団はトルコ国境に隣接する拠点への後退を余儀なくされているという。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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シリア人民議会議長「今のところ、国際社会、そして地域においてテロとの戦いを行おうという意志は見てとれない」(2015年6月1日)

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長がイランを訪問し、アリー・ラリージャーニー国会議長らと会談した。

SANA(6月1日付)によると、ラッハーム人民議会議長はラリージャーニー国会議長との共同記者会見で、「我々は、国民、軍、政府、そして友好国イランを筆頭とする我々の友人とともに、シリアで全力を尽くしてテロと戦うだろう」との決意を表明する一方、「今のところ、国際社会、そして地域においてテロとの戦いを行おうという意志は見てとれない。国連憲章第7条のもとに安保理決議が幾つも採択され、テロやテロ支援と戦いという総意があるにもかかわらず、我々は残念なことに、テロとの戦いという宣伝しか見ない」と批判した。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2015年5月の紛争での犠牲者数は6,657人、うち民間人は1,285人、外国人戦闘員は2,109人、シリア軍兵士は1,568人(2015年6月1日)

シリア人権監視団は、2015年5月の紛争による犠牲者が6,657人にのぼったと発表した。

犠牲者の内訳は以下の通り:

<民間人:1,285人(うち子供272人、女性212人)>
シリア軍の空爆による犠牲者:734人(うち子供148人、女性113人)
治安当局の拷問により死亡:45人(うち女性1人を含む)
アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)を含む反体制武装集団の砲撃による犠牲者:111人(うち子供46人、女性16人)
ダーイシュによって処刑された犠牲者:159人(うち子供14人、女性14人)
有志連合の空爆による犠牲者:75人(うち子供33人、女性25人)
ハサカ県ラアス・アイン市で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によって処刑されたとされる犠牲者:20人(うち子供2人、女性5人)
死亡理由が確認できない犠牲者:141人(うち子供29人、女性38人)

<戦闘員:5,372人>
シリア人戦闘員(ジハード主義武装集団、反体制武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊):788人
外国人戦闘員(ジハード主義武装集団、ダーイシュ、ヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、ムハージリーン・ワ・アンサール軍):2,109人
シリア軍:1,568人
人民諸委員会、国防隊、親政権の「情報提供者」:674人
ヒズブッラー:51人
「シーア派」戦闘員:157人

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一方、シリア人権ネットワークは、2015年5月の紛争により死者数を2,223人と発表した。

内訳は以下の通り:

シリア軍、国防隊などが殺害:1,713人
うち民間人1,381人(うち子供236人、女性186人、また82人が拷問により死亡)、戦闘員332人

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が殺害:14人
ダーイシュ(イスラーム国)が殺害:201人(うち戦闘員104人、民間人197人(子供9人、女性8人を含む)
シャームの民のヌスラ戦線が殺害:民間人4人のみ(うち子供1人、また拷問による死亡1人)
反体制武装集団が殺害:民間人102人のみ(うち子供31人、女性15人、また拷問による死亡1人)
有志連合の空爆で死亡:民間人68人のみ(うち子供32人、女性19人)
そのほか:21人

なおシリア人権ネットワークは、シリア軍、国防隊の犠牲者数、有志連合の空爆で殺害されたダーイシュ、ヌスラ戦線などの戦闘員の数を集計していない。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市北部(アアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所方面)への進軍を続ける、シリア軍、YPGはハサカ県などでダーイシュと交戦(2015年6月1日)

アレッポ県では、スィラージュ・プレス(6月1日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市北部のシャイフ・リーフ村、スーラーン・アアザーズ町一帯、ハサージャク村、ウンム・フーシュ村、ハスィーヤ村で反体制武装集団と戦闘を続けた。

これに関して、シリア人権監視団は、ダーイシュがマーリア市、タッル・リフアト市などを砲撃、対する反体制武装集団もダーイシュに制圧されたアサンバル村を砲撃、住民3人が死亡した、と発表した。

ダーイシュは、このアサンバル村に加えて、スーラーン・アアザーズ町北部のガザル村も制圧したという。

一方、スィラージュ・プレスによると、反体制武装集団はアレッポ県北部各地からの増援部隊の到着で巻き返しを図り、アアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所への進軍を続けていたダーイシュの動きを止めることに成功し、ダーイシュの司令官アブー・アブドゥッラー・トゥーニースィー氏らを約20人を殺害、ダーイシュに奪われていた拠点複数カ所(ウンム・クラー村など)を奪還したという。

なお、ダーイシュは同地への侵攻と並行して、制圧したスーラーン・アアザーズ町、バッル村、カフラ村、トゥーカリー村、タラーリーン村、ガルナータ村、ハスィーヤ村、ハサージャク村、ウンム・ウーシュ村の住民約3万人を追放したという。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が早朝、アフダース刑務所周辺のシリア軍検問所2カ所で爆弾を積んだ自動車2台を自爆させるなどして、シリア軍兵士多数を殺害し、同刑務所を制圧した。

だがダーイシュは同日午後には、シリア軍による空爆を回避するために同地から撤退した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍はダーイシュが5月31日までに占拠していたハサカ市郊外一帯を奪還した。

これに関して、SANA(6月1日付)は、ハサカ県南東部のダーウディーヤ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと伝えた。

一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊もラアス・アイン市南西部のダ(西)ガーリヤ村一帯でダーイシュと交戦、同地を制圧した。

このほか、タッル・ブラーク町では、ダーイシュが爆弾を仕掛けた車を爆破した。

クッルナー・シュラカー(6月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つシャッダーディー市近郊で、ダーイシュ幹部の一人、ムハンマド・ガラーブ・ハンマール氏が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、ハンマール氏とその弟を含む4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)掃討のためにダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区などを空爆、子供1人が負傷した。

一方、SANA(6月1日付)によると、ダイル・ザウル市旧空港地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ガッサーン・アッブード交差点地区、工業地区、ハウィーカ地区をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、国防隊の支援を受け、ジャフラ村でダーイシュと交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているタドムル市各所をシリア軍が空爆、またシャーイル・ガス採掘所一帯、フルクルス町一帯で両者の交戦が続いた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などアル=カーイダ系組織が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団とクサイル村一帯で交戦、同地を制圧した。

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『ハヤート』(6月3日付)によると、ラッカ県・ハサカ県境への有志連合の空爆で、ダーイシュ戦闘員が16人死亡したという。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、June 3, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、June 3, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、Siraj Press, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合は「シリアの隣国」に介入を呼びかける、シリア・イスラーム評議会はダーイシュ(イスラーム)をシリア政府と有志連合の「手先」と断じる、活動家はシリア軍がダーイシュのマーリア市侵攻を爆撃で支援していると主張(2015年6月1日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は、現下のシリア情勢に関する支離滅裂な解釈を展開し、「シリアの隣国」に対して「シリアが種々の卑劣なテロの巣窟と化すことを回避するため」、直ちに介入するよう呼びかけた。

ハウジャ代表は、トルコのイスタンブールでアフマド・トゥウマ暫定内閣首班、サリーム・イドリース暫定政府国防大臣とともに行った記者会見で、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線やシャーム自由人イスラーム運動が主導する反体制武装集団のイドリブ県やダルアー県での攻勢を「我らが英雄的戦闘員の勝利」と讃える一方、「ダーイシュ(イスラーム国)が政権の代わりに、シリア最大の武器庫であるタドムル市を掌握し…、テロリストであるヒズブッラーとカラムーン地方など南部で連携し…、敗北しつつある政権をアレッポで救援しようとしている」との持論を展開した。

そのうえで「隣人に対して一丸となって行動し、シリアが種々の卑劣なテロの巣窟と化すことを回避するため、直ちに介入するよう呼びかける」と訴えた。

また、米国が主導する有志連合については、「シリア人は、ダーイシュの手による殺戮を放置したまま、自らの頭上を有志連合が通り過ぎ、さほど危険ではない地域(西クルディスタン移行期民政局支配地域のこと)のダーイシュを空爆していることを受け入れることはできない」と非難、「アレッポに63%におよぶ「樽爆弾」投下している政府軍」に対処するべきだと主張した。

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シリア・イスラーム評議会は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府と有志連合の「手先」と断じた。

声明のなかで、シリア・イスラーム評議会は、「ダーイシュは、その思想的な偏り、残忍な行動に加えて、政権やシリア革命の成功を望まない諸勢力の手先である。三つの勢力、すなわち政権、ダーイシュ、そして有志連合の姿勢には、協調が存在するということは、もはや隠された事実ではない」と主張した。

そのうえで、ダーイシュによるアレッポ県への進軍が「革命家を背後から攻撃することで、アレッポ市をアサド政権から解放しようとするアレッポ・ファトフ軍の計画を挫折させようとするものだ」と非難、「ダーイシュはアラブの春の諸革命を反故にするために作られたのだ」と断じた。

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『ハヤート』(6月2日付)、クッルナー・シュラカー(6月1日付)などは、シリア軍がダーイシュの進軍を支援するためマーリア市を空爆したと複数の反体制活動家が主張していると伝えた。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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エジプト・サウジ外相会談:対シリア政策をめぐって温度差(2015年5月31日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はカイロを訪問し、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

会談後の共同記者会見で、ジュバイル外務大臣は「シリアの支配において、正統性を失ったアサドが果たしている役割を終わらせたいと思ってきた。同時に、アサド後に…シリアに安定と平和をもたらしたいと願っている」と述べた。

一方、シュクリー外務大臣は「この点に関して両国の政策は相補的なものであり、完全に視座を一致させる必要はない」と述べ、サウジアラビアと一線を画した。

また、シリア情勢をめぐるロシアとの関係については、「ロシアの当事者とともに、シリア政府に政治プロセスに関与し、反体制派と建設的な対話が行われる余地が開かれるのを促すために行動し、こうした対話をエジプト、サウジアラビア、そしてロシアが後押しする」と述べた。

ARA News(6月1日付)が伝えた。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表、英外相は、シリア軍と有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への攻撃について言及せず、アサド政権による「樽爆弾」での「無差別」爆撃のみを批判(2015年5月31日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は声明を出し、シリア軍が30日にアレッポ市シャッアール地区で行った空爆に関して、「国際社会においてもっとも厳しく非難するに値する」、「シリア空軍が自国領内で無差別攻撃を行い、住民を殺すことは決して受け入れられない」と非難、「樽爆弾の使用を停止せねばならない」と警鐘を鳴らした。

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英国のフィリップ・ハモンド外務大臣は、アレッポ県各所でのシリア軍による空爆に関して「アサド政権が、無差別且つ恐るべき方法を駆使して子供を含む無垢の市民を殺傷していることをこれまで以上にショッキングなかたちで示す証拠」と非難するとともに、アサド大統領を排除したかたちでの政治的移行を改めて要求した。

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なお、シリア人権監視団は、シリア軍によるアレッポ県、ハサカ県、イドリブ県などでの「樽爆弾」などによる空爆により、過去24時間で184人が死亡したと発表しているが、その詳細についてはhttps://syriaarabspring.info/wp/?p=19909https://syriaarabspring.info/wp/?p=19911の通り。

AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン国境警備隊は越境を試みた車4台を撃破し、武器、麻薬を押収(2015年5月31日)

ヨルダン軍総司令部は声明を出し、シリア領からヨルダン領内に潜入しようとした車2台と、ヨルダン領からシリア領に向かって走行していた車2台の合わせて4台をヨルダン国境警備隊が撃破し、積まれていた大量の武器と麻薬を押収したと発表した。

AFP(5月31日付)が伝えた。


AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県シャッダーディー市に激しい爆撃を行いダーイシュ(イスラーム国)戦闘員43人を殺害(2015年5月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つシャッダーディー市をシリア軍が空爆し、少なくとも65人が死亡した。

このうち22人が民間人、のこる43人がダーイシュ戦闘員だという。

ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ブラーク町一帯のシリア軍拠点を攻撃、シリア軍、国防隊に死傷者が出た。

また、ラアス・アイン市南西部郊外では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、有志連合が同地一帯を空爆した。

さらに、ハサカ市一帯では、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

このほか、SANA(5月31日付)によると、カーミシュリー市内のマイサルーン診察所の燃料庫ば爆発・出火し、子供複数を含む25人が死亡、多数が負傷した。

火災の原因は不明。

一方、ARA News(5月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラアス・アイン市郊外でダーイシュ(イスラーム国)の爆弾庫を制圧、大量の爆発物を押収した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つバーブ市に、シリア軍が前日に引き続き激しい空爆を行い、3人が死亡、24人が負傷した。

一方、ダーイシュは、反体制武装集団との交戦の末、スーラーン・アアザーズ町、バッル村、ハスィーヤ村を制圧し、バーブ・サラーマ国境通行所に向けて進軍を続けた。

2日にわたったこの戦闘でダーイシュ戦闘員22人、反体制武装集団戦闘員31人が死亡したという。

またクッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、ダーイシュはスーラーン・アアザーズ町制圧後、同地で反体制武装集団戦闘員12人をただちに処刑したという。

このほか、SANA(5月31日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるハトラ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、またダイル・ザウル市ハウィーカ地区でシリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ジャフラ村、ハトラ村、ダイル・ザウル航空基地東部、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍との戦闘の末、タドムル市南部のブサイラ市を制圧した。

これに対し、シリア軍は、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されたタドムル航空基地などタドムル市内各所、アーミリーヤ村一帯、ザアフラーナ村、シャーイル・ガス採掘所一帯などを「樽爆弾」で空爆した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市西部郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、西ジュクール村、東ジュクール村、フッリーヤ村、マッラ・スィッル村など8カ村を制圧した。

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スワイダー県では、SANA(5月31日付)によると、ラジャム・ダウラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が県西部で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の拠点への攻撃を再開した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の30日8時から31日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して16回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回におよび、ハサカ市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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有志連合とシリア軍がダイル・ザウル県、アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)を爆撃、またダーイシュがハサカ市を砲撃、シリア軍と交戦(2015年5月30日)

ダイル・ダウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合が、マヤーディーン市南東部およびブーカマール市西部のドゥワイル砂漠内の油田近くでダーイシュ(イスラーム国)メンバーが乗ったバスを空爆し、24人を殺害した。

死亡した24人のほとんどがアジア系の外国人戦闘員だったという。

これに関して、SANA(5月30日付)は、マヤーディーン市、アブー・ハマーム市、ハトラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を、シリア軍が空爆、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を数十人を殺害、拠点・装備を破壊したと報じた。

またSANAによると、ジャフラ村でも、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つバーブ市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、59人が死亡した。

空爆はバーブ市内のハール市場の人混みを狙って行われたという。

また、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町一帯、トゥーカリー村でダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団(自由シリア軍)が交戦し、双方合わせて11人の戦闘員が死亡、数十人が負傷した。

さらに、アイン・アラブ市南東部郊外でも、ダーイシュは西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

これに関して、SANA(5月30日付)は、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、バーブ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した、と報じた。

一方、クッルナー・シュラカー(5月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ラアス・アイン市のアミールにアブー・ヒシャーム・ジャズラーウィー氏を任命した。

ジャゥラーウィー氏はサウジアラビア人で、前任者のアブー・ムアイヤド・アンサーリー氏ば「バラカ州」(ハサカ県)での新たな任務に就いたことを受け、ラアス・アイン市のアミールに任命されたのだという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍と交戦の末、ハサカ市南部のダーウディーヤ村、ラッド・シャクラー村を制圧、またハサカ市に向けて激しい砲撃を加えた。

ダーイシュの砲撃は、ハサカ市内の治安機関施設やシリア軍の拠点、市内中心部のキリスト教会(シリア・カトリック教会)近くなどに及んだという。

また、ARA News(5月30日付)によると、クルド人が多く暮らすムフティー地区、ダーヒヤ地区に迫撃砲弾複数発が着弾し、住民が負傷、建物が被害を受けた。

ダーイシュによるダーウディーヤ村の攻撃、制圧により、シリア軍兵士、国防隊隊員、バアス大隊隊員ら50人が死亡、ダーイシュ側も戦闘員10人が死亡したという。

一方、SANA(5月30日付)によると、シリア軍、国防隊がハサカ市周辺の軍拠点に対して攻撃を行ってきたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

またダーイシュが制圧したとされるダーウディーヤ村でも、シリア軍はダーイシュの拠点などを攻撃、破壊し、ダーイシュ戦闘員数十人を殲滅したという。

このほかシリア軍は、ハサカ市東部のニハーブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、スィルヤーニー連合党は声明を出し、ハサカ県タッル・タムル市一帯へのダーイシュ(イスラーム国)進行に伴い、同地域から避難していた住民(アッシリア教徒)に帰宅を呼びかけた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団、タドムル市革命調整などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市西部のタドムル刑務所と軍事情報局本舎を爆破し、その写真をインターネット上で公開した。

ARA News, May 30, 2015
ARA News, May 30, 2015

ダイル・ザウル県で活動するウサーマ・アカイディーを名乗る活動家は、ARA News(5月30日付)に対し、有志連合が攻撃した車列は、ヒムス県タドムル市からイラクに向かって移動中だったと述べた。

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ラッカ県では、ARA News(5月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・アブヤド市西部郊外一帯の村々で暮らすクルド人住民をトルコ国境地帯に追放した。

ダーイシュによる強制退去を余儀なくされたのはシャアバ村、シャット・ラフマーン村、ヒジャーズィーヤ村、ハートゥーニーヤ村の住民ら。

シリア人権監視団はまた、ダーイシュがトルコ領内に避難しようとしたラッカ県のナッス・タッル村の住民約30人を射殺したと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の29日8時から30日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回におよび、ハサカ市近郊、ダイル・ザウル市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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EUは軍事情報局長に就任したとされるムハンマド・マハッラー少将を制裁リストに追加(2015年5月29日)

欧州連合(EU)の官報は、ラフィーク・シハーダ少将の後任として軍事情報局長に就任したムハンマド・マハッラー少将を制裁リストに追加したと発表した。

『ハヤート』(5月30日付)が伝えた。

EUの官報によると、マハッラー少将は2015年4月に総合情報部第293課長に就任し、現在に至っていると記されているが、クッルナー・シュラカー(5月30日付)は、離反士官の話として、マハッラー少佐は第293課長ではなく、軍事情報局長に任命されている、と報じた。 

AFP, May 29, 2015、AP, May 29, 2015、ARA News, May 29, 2015、Champress, May 29, 2015、al-Hayat, May 30, 2015、Iraqi News, May 29, 2015、Kull-na Shuraka’, May 29, 2015、May 30, 2015、al-Mada Press, May 29, 2015、Naharnet, May 29, 2015、NNA, May 29, 2015、Reuters, May 29, 2015、SANA, May 29, 2015、UPI, May 29, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境のバーブ・サラーマ国境通行所に向け進軍(2015年5月29日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市、スーラーン・アアザーズ町に対して砲撃を行う一方、同市郊外に位置するタクリー村一帯で「自由シリア軍」と交戦し、同村を制圧した。

同報道によると、ダーイシュはトルコ国境のバーブ・サラーマ国境通行所をめざして進軍しているという。

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ラッカ県では、ARA News(5月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室はタッル・アブヤド市郊外のビイル・アラブ村、バンダルハーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、両地を制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル市郊外のアッシリア教徒の村(村名は不明)で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討にあたるシリア正教軍事評議会の戦闘員1人がダーイシュに捕捉されたのち、斬首された。

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クッルナー・シュラカー(5月29日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に近い複数の消息筋の話として、ワーイル・カシュアム氏(通称アブー・ハイサム・タドムリー)がヒムス県タドムル市のワーリーに任命されたと伝えた。

カシュアム氏はタドムル市出身で、2000年代半ばからイラクのアル=カーイダのメンバーとして活動していた人物。

一方、ヒムス県では、SANA(5月29日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジャマーラ村、タドムル市一体、アーラーク油田一帯、ナスラーニー山で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月29日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ウルフィー地区、ハミディーヤ地区、ハウィーカ地区、フワイジャト・サクル地区、サルダ山、マリーイーヤ村、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(5月29日付)によると、ブサイナ高地東部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の28日8時から29日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回におよび、ハサカ市郊外、アイン・アラブ市郊外のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 29, 2015、AP, May 29, 2015、ARA News, May 29, 2015、Champress, May 29, 2015、al-Hayat, May 30, 2015、Iraqi News, May 29, 2015、Kull-na Shuraka’, May 29, 2015、al-Mada Press, May 29, 2015、Naharnet, May 29, 2015、NNA, May 29, 2015、Reuters, May 29, 2015、SANA, May 29, 2015、UPI, May 29, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外相:米国によるシリアの「穏健な反体制派」への軍事教練は「近視眼的」(2015年5月28日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、米国による「穏健な反体制派」への軍事教練に関して「近視眼的」だと述べつつも、シリアの紛争に関して「政治的解決以外のオルターナティブはあり得ないとする米政府の発言において、米国との我々の立場は接近していると考えている」と述べた。

『ハヤート』(5月29日付)が伝えた。

AFP, May 28, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

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