駐レバノン米大使「ダーイシュ(イスラーム国)はヒズブッラーがシリアでの戦闘に参加するまでレバノンに脅威をもたらさなかった」!?(2015年5月12日)

デヴィッド・ヘイル駐レバノン米大使はLBCI(5月12日付)のインタビューに応じ、ダマスカス郊外県カラムーン地方でのヒズブッラーによるシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の掃討に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)はヒズブッラーがシリアでの戦闘に参加するまでレバノンに脅威をもたらさなかった。こうしたことがここ(レバノン)にテロリストを引きつける磁石となった」との極論を披露した。

ヘイル大使は「我々は(シリアの)紛争に対するレバノンの不関与政策を大いに支持している。また不関与政策を打ち壊そうとする者たちに、今日のレバノンが直面する不安定の責任がある」と主張した。

また「(アサド)政権を守り続けようとするこうした外部の当事者ががシリアの紛争と苦悩を長引かせ、さまざまなかたちでそれをレバノンに波及させることを恐れている」と付言した。

一方、シリア政府に関しては「シリア政府がシリアの秩序を回復させ、戦闘を終わらせ得ることができないのは明らかだ…。我々にとってきわめて明らかなのは、軍事的な解決などなく、ジュネーブ合意に沿った政治的移行…のみがシリアの苦しみを解消する唯一の答えだということを理解する必要がある…。彼(アサド大統領)は政治的解決の一部になることはあり得ない」と述べた。

Naharnet, March 12, 2015
Naharnet, March 12, 2015

 

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、LBCI, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県各所で、シリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年5月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲を続けるクワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュが交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

また『ハヤート』(5月13日付)によると、ユーフラテスの火山合同作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・アブヤド市に臨むカルタル高地一帯を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、カルタル高地制圧に際して、有志連合が空爆によりユーフラテスの火山合同作戦司令室を援護したという。

一方、SANA(5月12日付)によると、アレッポ市郊外の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハサカ市西部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して砲撃を行った。

またタッル・タムル町北西部郊外では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュと交戦した。

ARA News(5月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アーリヤ村の穀物サイロを制圧した。

一方、SANA(5月12日付)によると、ハサカ市西部郊外のサディーク交差点、ラフラフ村、ハーウーズ村、ハッザーン村でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(5月13日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺、ダイル・ザウル市工業地区、フワイジャト・サクル地区で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、シリア軍が「樽爆弾」を投下した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯に迫撃砲弾複数発が着弾した。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、May 13, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線は過去1年間で5,445人を殺害(2015年5月12日)

「サウト・ワ・スーラ」(声と写真、http://sound-and-picture.com/)は、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線が2013年4月9日から2015年5月10日までの約1年間で民間人、戦闘員合わせて5,445人を殺害しているとする統計調査結果(http://sound-and-picture.com/?p=531)を発表した。

このうち民間人は2,157人(うち子供150人、女性154人)、戦闘員は2,911人だという。

統計は、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(http://www.raqqa-sl.com/)、「イドリブ暗殺」(http://idlib-assassination.com/ar/)との協力のもと集計されたという。

http://sound-and-picture.com/
http://sound-and-picture.com/

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ハンディキャップ・インターナショナル「シリア国内で510万人が迫撃砲、ロケット弾、大砲、簡易爆発物(IED)といった爆破兵器の脅威に曝されている」(2015年5月12日)

ハンディキャップ・インターナショナルは、シリア国内で子供200万人以上を含む510万人が、迫撃砲、ロケット弾、大砲、簡易爆発物(IED)といった爆破兵器の脅威に曝されていると指摘、すべての紛争当事者に国際人道法に従って、人口密集地区での爆破兵器の使用停止を求めた。

「シリアにおける爆破兵器の使用」(http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/HI%20Report_Time%20Bomb%20in%20the%20Making_May%202015.pdf)と題された報告書のなかで、ハンディキャップ・インターナショナルは、2012年12月から2015年3月にかけてシリアで発生した7万7,645件の事例を分析、5分の4の事例において爆破兵器が使用され、75%の事例が人口密集地区で発生し、民間人を危険にさらしていることを明らかにした。

シリア政府の支配下にあるダマスカス県だけでも、こうした事例は5,353件報告されている、という。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県、ラッカ県のダーイシュ(イスラーム国)拠点を爆撃(2015年5月11日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、シリア軍はダーイシュが占拠するバーブ市を空爆し、住民6人が死亡した。

一方、ARA News(5月12日付)によると、シャーム戦線が、県北部のグーズ村、ハサージク村、サッド村、ハスィーヤ村、グルナータ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地一帯からダーイシュを放逐することに成功した。

またシリア軍はザフラー協会地区を空爆した。

また、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地周辺で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦を続けた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市をシリア軍が空爆、また同市上空一帯で偵察機、戦闘機の旋回が続いた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町北西部郊外で10日深夜から11日にかけて、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員43人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(5月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハサカ市西部のアシュラ村、ブワイダ村、ムシャイリファ村、タッル・タール村、上アッザーム村を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(5月11日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ラッフーム村、スルターニーヤ村、タッラト・マドラージャ村、西サラーム村、東サラーム村、ラジャム・アーリー村、ムシャイリファ村、ハタムルー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アッシリア人権ネットワークは、ARA News(5月11日付)に対して、3月にダーイシュ(イスラーム国)がハサカ県タッル・シャーミーラーン村一帯で誘拐した住民(アッシリア教徒)約200人に関して、ダーイシュ側が2,200米ドルの身代金支払いを要求していることを明らかにした。

AFP, May 11, 2015、AP, May 11, 2015、ARA News, May 11, 2015、May 12 ,2015、Champress, May 11, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2015、al-Hayat, May 12, 2015、Iraqi News, May 11, 2015、Kull-na Shuraka’, May 11, 2015、May 12, 2015、al-Mada Press, May 11, 2015、Naharnet, May 11, 2015、NNA, May 11, 2015、Reuters, May 11, 2015、SANA, May 11, 2015、UPI, May 11, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合は「ジュネーブ3」に向けたデミストゥラ氏代表との個別協議をボイコット(2015年5月11日)

『シャルク・アウサト』(5月11日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立は9、10日にトルコのイスタンブールで総合委員会会合を開き、シリア政府と反体制派の和平交渉に向けたスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表との個別協議などへの対応について協議、デミストゥラ代表との個別協議をボイコットすることを決定した。

複数の消息筋によると、ボイコットは、連立のメンバーが、個別協議を行うにあたってデミストゥラ代表から新たな議題が示されず、反体制派の分断とアサド政権の地位向上をもたらしかねず、また国際社会(とりわけ米国)がアサド政権の打倒ではなく、ダーイシュ(イスラーム国)相当に重点を置いていることに不満を示したことの結果だという。

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4月下旬にトルコを経由してスペインに逃走したシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表がトルコのイスタンブールで、シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表と会談し、これまでの政治姿勢を捨て、「アサドと政権幹部の退任なくしてシリアを救済する政治的解決はない」、「シリア革命国民軍創設」、「革命の真の勝利は新シリア軍の誕生をもって確固たるものとなる」など、シリア政府の打倒を最優先する連立寄りの姿勢に転換した。

会談後、フサイン代表とハウジャ代表は、共同記者会見を開き、両者が交わした合意(合同ヴィジョン)内容について明らかにした。

同合意においては、アサド政権による殺戮と強権支配が「混乱、過激主義、テロをもたらした」と批判、「多元的民主的文民国家」の建設をめざすとの姿勢が明示されるとともに、「アサドと政権幹部の退任なくしてシリアを救済する政治的解決はない。シリアの将来においてアサドが担う役割はない」と強調した。

また「南部から北部にいたるさまざまな地域で革命諸勢力が勝利するなか、政権による犯罪行為は、都市、村への空爆を通じて増している」と述べ、アル=カーイダ系組織(シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動)による攻勢に共鳴し、「シリア革命国民軍の創設」を主唱している。

『ハヤート』(5月12日付)などが伝えた。

Kull-na Shuraka', May 11, 2015
Kull-na Shuraka’, May 11, 2015

AFP, May 11, 2015、AP, May 11, 2015、ARA News, May 11, 2015、Champress, May 11, 2015、al-Hayat, May 12, 2015、Iraqi News, May 11, 2015、Kull-na Shuraka’, May 11, 2015、al-Mada Press, May 11, 2015、Naharnet, May 11, 2015、NNA, May 11, 2015、Reuters, May 11, 2015、SANA, May 11, 2015、al-Sharq al-Awsat, May 11, 2015、UPI, May 11, 2015などをもとに作成。

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イランによるクルド人デモ弾圧に抗議するカーミシュリー市でのデモにアサーイシュが介入(2015年5月10日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月11日付)によると、シリア・クルド・アーザーディー党がカーミシュリー市で、イランのマハーバード市でのクルド人のデモに対する弾圧に抗議するデモを呼びかけ、約300人が参加した。

しかし、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュはデモを強制排除し、3人を逮捕した。

AFP, May 11, 2015、AP, May 11, 2015、ARA News, May 11, 2015、Champress, May 11, 2015、al-Hayat, May 12, 2015、Iraqi News, May 11, 2015、Kull-na Shuraka’, May 11, 2015、al-Mada Press, May 11, 2015、Naharnet, May 11, 2015、NNA, May 11, 2015、Reuters, May 11, 2015、SANA, May 11, 2015、UPI, May 11, 2015などをもとに作成。

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トルコ首相がシリア領内に不法入国(2015年5月10日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は、アレッポ県アシマ村に不法入国し、同村に安置されているスライマーン・シャーの棺を訪れた。

アシマ村は、トルコ国境から約200メートルの距離に位置する村。

トルコ政府は2015年2月、シリア領内を侵犯し、同国内にあるトルコの飛び地のスライマーン・シャー廟を破壊、棺を持ち出していた。 

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県などで、シリア軍、YPG、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がタッル・タムル町西部郊外一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ARA News(5月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラアス・アイン市西部のハサカ市・アレッポ市国際幹線道路一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、街道沿いの複数拠点を制圧した。

また地元消息筋によると、シリア軍や人民防衛隊がダーイシュと交戦を続けるハサカ市郊外のアブドゥルアズィーズ山一帯、タッル・マジュダル村一帯を有志連合が空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、工業地区、カナーマート地区などで、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地を砲撃した。

また、ARA News(5月10日付)によると、ダイル・ザウル航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員6人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(5月10日付)によると、スルターニーヤ村、ドゥワイバ村、ムシャイリファ村、ジバーブ・ハマド村、ダーヒック山、ワーディ・スッカルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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ヨルダンの政治家ら:ヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)に接近する「穏健な反体制派」(自由シリア軍)に信頼喪失(2015年5月10日)

『ハヤート』(5月10日付)は、ヨルダン政府がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のためにシリアの部族への軍事教練を領内で開始したと発表(7日)ことに関連して、シリアの複数の部族消息筋の話として、「シリア南部および東部の部族が、ヨルダンから子息数千人を教練するとの確約を得た」と伝えた。

この教練に関して、ヨルダン政府は「有志連合の関係者から近く詳細は発表されるだろう」と述べ、内容を明らかにしていない。

しかし、反体制組織「シリア部族評議会」のアリー・マズゥード・ジャースィム代表は『ハヤート』の電話取材に対して、「最近、部族の若者約400人が(ヨルダンで)教練を受けた…。彼らの任務は過激派に対抗することにあるが、シリア軍と対峙することも無視しない」と述べた。

ジャースィム代表によると「シリアの部族は現在、5個師団、1万5,000人を擁し、シャーム地域(ダマスカス県、ダマスカス郊外県)、イドリブ地域、ハマー地域、ラタキア地域に配備されている。またダルアーには2個師団がおり、うちシリア部族師団は2,500人の戦闘員を擁する。もう一つは特殊任務師団で、数百人からなり、正確な諜報活動を行っている」という。

一方、ヨルダンの複数の政治家らは「シリアの穏健な反体制派」への信頼が喪失されたと感じるようになっているという。

彼らによると、「ヨルダン領内で4年間にわたって自由シリア軍を教練、支援してきたにもかかわらず、過激派が台頭したことで、彼らに対するヨルダンの信頼は失われ…、一部の政治家は、自由シリア軍が…ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に接近していると疑い、彼らの忠誠に疑義を呈している」という。

AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。

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トルコ首相、シリアへの軍事侵攻を否定(2015年5月9日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は『ヒュッリイェト』(5月9日付)に、「現在、トルコの介入を必要とする状況にはない」と述べ、トルコがシリアに地上軍を侵攻させようとしているという共和人民党(CHP)のギュルセル・テキン書記長の主張を否定した。

しかしダウトオール首相は、サウジアラビアやトルコの支援により、イドリブ県やダルアー県でアル=カーイダ系組織が攻勢をかけていることに関連し「シリアにおけるパワー・バランスは急速に変化している」との見方を示した。

AFP(5月9日付)が伝えた。

AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県各所で、シリア軍、YPG、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)に攻勢(2015年5月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町郊外のタッル・ジャダル村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また有志連合が同地一帯を空爆した。

一方、ARA News(5月9日付)によると、ラアス・アイン市西部のフライサ村、ブーガ村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また人民防衛隊は声明を出し、タッル・マジュダル村を制圧したと発表した。

シリア軍も、ハサカ市東部および南部の郊外(ペトロール交差点一帯、タッル・ブラーク町方面)で進軍を続け、ダーイシュの拠点などを破壊した。

さらに、クッルナー・シュラカー(5月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラアス・アイン市郊外のヒーラ村、カシュガ村で、爆弾を仕掛けた車2台で自爆攻撃を行い、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がクワイリス航空基地一帯で、シリア軍と交戦した。

一方、SANA(5月9日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月9日付)によると、ハリージャ村、アルシューナ村、スルターニーヤ村、ジャズル・ガス採掘所地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、May 10, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。

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化学兵器禁止機関(OPCW)の申告状況評価チーム:シリア国内の未申告の軍事研究施設で採取したサンプルから、サリン・ガス、VXガスの関連物質の痕跡が検出(2015年5月8日)

ロイター通信(5月8日付)は、複数の匿名外交筋の話として、化学兵器禁止機関(OPCW)の申告状況評価チームが、シリア国内の未申告の軍事研究施設で採取したサンプルから、サリン・ガス、VXガスの関連物質の痕跡が検出された、と伝えた。

このサンプルは、2014年12月から2015年1月にかけて採取されたものだという。

また、AFP(5月10日付)によると、OPCWが7日に開いた非公式会合で、EU議長国であるラトビアの代表(Maris Klisans)が本件に関して報告を行ったという。

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なお、『ハヤート』(5月10日付)などによると、国連安保理では6日、シリア国内で塩素ガスを使用した攻撃があったとの情報を受け、米国がシリア国内での化学兵器使用の調査を行うよう求めていた。

AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。

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有志連合によるラッカ爆撃でダーイシュ(イスラーム国)司令官2人死亡、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ダイル・ザウルでの戦闘続く(2015年5月8日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)などによると、有志連合の無人戦闘機がラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を空爆し、乗っていた全員を殺害した。

殺害されたダーイシュ・メンバーのなかには、ラッカ県出身の司令官2人、ウサーマ・カッラーシュ・マカニー氏(アブー・ウマル:アブー・ルクマーン氏に次ぐシリア国内の治安担当者のナンバー・ツーと目される)、ヒシャーム・カッラーシュ氏(モスル市衛生局長)もいたという。

一方、クッルナー・シュラカー(5月8日付)は、ラッカ市の地元消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)衛生局が、医療、人道支援関連のすべての国際機関の支配領域への立ち入りを禁止するファトワーを発したと伝えた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプで、ダーイシュと共闘するシャームの民のヌスラ戦線が、キャンプ北西部一帯に設置されているシリア軍とPFLP-GCの拠点複数カ所を攻撃し、シリア軍兵士2人、PFLP-GC戦闘員3人を殺害し、これらの拠点を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯を占拠するダーイシュ(イスラーム国)がハジャル・アスワド市各所でジハード主義武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(5月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がラフマーン軍団のシューラー評議会の会合に潜入・自爆し、ラフマーン軍団のアブー・ナスル・シュマイル司令官、リヤード・ハルキー氏、ナイーム・ヤアクーブ氏らが負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地南東部、ダイル・ザウル市工業地区のジュムヤーン検問所一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦し、飛行場司令官(少将)1人を含むシリア軍兵士19人、ダーイシュ戦闘員15人が死亡した。

戦闘では、ダーイシュがジュムヤーン検問所に対して自爆攻撃をしかける一方、捕捉したシリア軍兵士4人を斬首し、検問所を制圧したという。

一方、シリア軍はブーライル村、マヤーディーン市近郊のバクラス村などを空爆し、3人が死亡した。

また、SANA(5月8日付)によると、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲を続けるクワイリス航空基地一帯で、ダーイシュとシリア軍が交戦し、シリア軍兵士7人(士官1人を含む)が死亡した。

また、ARA News(5月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室が、アイン・アラブ市東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、複数の村を解放した。

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ハサカ県では、ARA News(5月8日付)によると、有志連合がハサカ市西部のタッル・マジュダル村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆した。

一方、SANA(5月8日付)によると、ハサカ市東部一帯、シャダーディー市・フール町間、ウンム・キバル村で、シリア軍、国防隊が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月8日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ラッフーム村、マズマル村、ムシャイリファ村、ラジャム・カスル村、ウンム・サフリージュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, May 8, 2015、AP, May 8, 2015、ARA News, May 8, 2015、Champress, May 8, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2015、al-Hayat, May 9, 2015、Iraqi News, May 8, 2015、Kull-na Shuraka’, May 8, 2015、al-Mada Press, May 8, 2015、Naharnet, May 8, 2015、NNA, May 8, 2015、Reuters, May 8, 2015、SANA, May 8, 2015、UPI, May 8, 2015などをもとに作成。

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オバマ米政権は、アル=カーイダ系組織の影響力増大を懸念しつつ、「穏健な反体制派」への教練を開始(2015年5月8日)

駐シリア大使館はフェイスブックを通じて、「ISIS(ダーイシュ(イスラーム国)の能力を抑え、最終的には壊滅するための努力を支援するにふさわしいと判断されたシリア反体制派の志願者に対し、米軍および一部同盟国が第1回目となる軍事教練を開始した」と発表した。

前日には、ヨルダン政府が「シリア国民、部族の志願者」への軍事教練を有志連合の枠組みのなかで開始したと発表している。

米大使館フェイスブックでの発表によると、「このプログラムの実施には…有志連合の軍、外務省、諜報機関…が参加しており、教練方法は、シリアの反体制派のみの必要…、特定の任務、個人に限定して…策定されている」という。

これに関して、『ハヤート』(5月9日付)は、国防総省の複数の信頼できる消息筋の話として、3,750人以上のシリア人が志願、うち400人が今回の教練の対象者として選定されたという。

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『ハヤート』(5月9日)は、「穏健な反体制派」への軍事教練の目的を、ダーイシュとの戦いではなく、アサド政権打倒としたいトルコに配慮するかたちで、軍事教練が、①ダーイシュとの戦い、②反体制派の支配地域の維持、③シリアの紛争の政治的解決の促進、という3点が目標に設定されている、と伝えた。

『ハヤート』はまた、西側外交筋の話として、米国務省、国防総省の高官、そして「穏健な反体制派」教練を統括する中央特殊作戦軍司令官のマイケル・ナガタ少将が、バラク・オバマ米大統領に、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘が想定される「穏健な反体制派」を空から援護するため有志連合の活動を拡充するよう要請したが、大統領は依然として難色を示していると付言した。

西側消息筋によると、トルコ政府は「穏健な反体制派」の教練キャンプをシリア国境地帯に設置することを米国と合意した際に、教練第1期生にトルクメン人戦闘員を含めるとともに、教練生の数を5,000人から1万人(3年間での教練生の総数を1万5,000人から3万人)に増やすよう米国に求めた、という。

なおトルクメン人戦闘員、具体的にはトルキスターン・イスラーム党は、3~4月にかけてのイドリブ県でのファトフ軍作戦司令室(アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などから構成)の攻勢(イドリブ市、ジスル・シュグール市などの制圧)に参加している。

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一方、『ハヤート』(5月9日)は複数の米消息筋の話として、オバマ政権が、イドリブ県でのファトフ軍作戦司令室の勝利などに「不快感」を感じ、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線など過激派の影響力が増すことを懸念している、と伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、米国など有志連合による「穏健な反体制派」への軍事教練開始発表に関して、「トルコと米国に合意は自由シリア軍の能力向上を可能とする措置」になると賞賛した。

AFP, May 8, 2015、AP, May 8, 2015、ARA News, May 8, 2015、Champress, May 8, 2015、al-Hayat, May 9, 2015、Iraqi News, May 8, 2015、Kull-na Shuraka’, May 8, 2015、al-Mada Press, May 8, 2015、Naharnet, May 8, 2015、NNA, May 8, 2015、Reuters, May 8, 2015、SANA, May 8, 2015、UPI, May 8, 2015などをもとに作成。

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トルコ野党党首「トルコ軍が今夜ないしは明日にシリア北部に軍事介入するとの情報を得た」(2015年5月7日)

トルコの野党、共和人民党(CHP)のギュルセル・テキン書記長は『タラフ』(5月7日付)に対して「信頼できる筋から、トルコ軍が今夜ないしは明日にシリア北部に軍事介入するとの情報を得た」と述べた。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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サウジ、トルコは、アサド政権打倒に向けた反体制派(アル=カーイダ系組織)への支援強化で合意(2015年5月7日)

AP(5月7日付)は、トルコの複数の高官の話として、トルコとサウジアラビアがアサド政権打倒に向け、シリアの反体制派への支援を強化するための新たな戦略に合意したと伝えた。

それによると、サウジアラビアはこれまで、米国に同調するかたちで、過激なジハード主義武装集団(シャームの民のヌスラ戦線などのアル=カーイダ系組織)への支援と距離を保つ一方、シリア・ムスリム同胞団との連携に難色を示し、アル=カーイダ系組織とシリア・ムスリム同胞団の双方を後援するトルコと一線を画していた。

だが、トルコの高官は「カギとなるのは、サウジアラビアはもはや反体制派に反対するような活動はしない」と述べ、サウジアラビアがトルコの対シリア政策に歩み寄ったことを明らかにしたという。

両者の合意は、2015年3月にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がサウジアラビアを訪問し、サルマーン国王と会談した際に交わされ、イドリブ県で、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動といったアル=カーイダ系組織が糾合しファトフ軍作戦司令室を結成し、大規模軍事作戦によってイドリブ市、ジスル・シュグール市などを制圧したのもこうした合意を受けた動きだという。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会代表がエジプト外務次官と会談(2015年5月7日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はエジプトの首都カイロで、ヤースィル・リダー外務次官と会談し、民主的変革諸勢力国民調整委員会などの反体制派による2015年1月22~24日のカイロでの会合で開催が合意された第2回カイロ大会の準備状況について意見を交わした。

『ハヤート』(5月8日付)が伝えた。

1月のカイロでの会合では、シリア革命反体制勢力国民連立は組織としての参加を見合わせ、メンバーが個人資格で参加していた。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン・メディア担当大臣、ヨルダン領内で「穏健な反体制派」への軍事教練を開始したと発表(2015年5月7日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のためにシリアの部族への軍事教練をヨルダン領内で開始したと発表した。

ムーマニー大臣は「有志連合諸国との協力調整のもと、テロ組織ダーイシュに対抗するため、シリア国民および部族の子息への教練を数日前に開始した…。ヨルダンの努力は、テロとの戦いのためのアラブ諸国などからなる有志連合構成国の努力を補完し、調整するものである」と述べた。

『ハヤート』(5月8日付)が述べた。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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米国防長官「安全保障地域を設置するために戦闘が必要となるため、設置は困難」(2015年5月6日)

アシュトン・カーター米国防長官は上院歳出小委員会で、トルコ政府やシリア革命反体制勢力国民連立が設置を求める安全保障地域(飛行禁止空域)に関して、「こうした地域を設置するために、我々は戦闘を行わねばならないだろう。この戦闘はこうした地域を維持するために行われるものとなるため、設置を検討することは困難だ」と証言した。

『ハヤート』(5月8日付)が伝えた。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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米国連大使「アサドが権力の座にとどまる限り、ダーイシュ(イスラーム国)の問題の解決は困難」(2015年5月6日)

サマンサ・パワー米国連大使はBBC(5月6日付)に対し、「シリアなど中東地域におけるISIS(ダーイシュ(イスラーム国)の問題は、シリア政府をめぐる問題が解決策を見出さず、バッシャール・アサドが権力の座にとどまる限り、解決することは困難だ」と述べた。


AFP, May 6, 2015、AP, May 6, 2015、ARA News, May 6, 2015、BBC, May 6, 2015、Champress, May 6, 2015、al-Hayat, May 7, 2015、Iraqi News, May 6, 2015、Kull-na Shuraka’, May 6, 2015、al-Mada Press, May 6, 2015、Naharnet, May 6, 2015、NNA, May 6, 2015、Reuters, May 6, 2015、SANA, May 6, 2015、UPI, May 6, 2015などをもとに作成。

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シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が共同管理するハサカ市をダーイシュ(イスラーム国)が急襲(2015年5月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市ナースィラ地区のバイタラ広場にある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュ本部前で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車を自爆、アサーイシュ隊員16人が死亡、多数が負傷した。

同監視団によると、ダーイシュ戦闘員は3台の四輪駆動車に乗ってアサーイシュ本部前に潜入、うち1台が自爆したのち、残り2台に乗っていた戦闘員が本部に向かって発砲し、激しい戦闘になったという。

また西クルディスタン移行期民政局とシリア政府の共同管理下にあるハサカ市内の複数カ所に迫撃砲弾複数発が着弾し、ハサカ市警察によると、3人が死亡(シリア人権監視団によると、死者は4人)、4人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、ハサカ市南部郊外、西部郊外(アブドゥルアズィーズ山一帯)のダーイシュ拠点に対して「樽爆弾」などを投下した。

ARA News, May 6, 2015
ARA News, May 6, 2015
Kull-na Shuraka', May 6, 2015
Kull-na Shuraka’, May 6, 2015

一方、SANA(5月6日付)によると、ハサカ市郊外のガラー村、アブドゥルアズィーズ山一帯、スーダー村・アブド・ジャヌーブ村間で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル航空基地近郊、ジャズル・ガス採掘所地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(5月6日付)によると、ウンム・サフリージュ村、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル・ガス採掘所地帯、ウンム・リーシュ村、ラスム・ラック村、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(5月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲を続けるクワイリス航空基地の入口付近でシリア軍と戦闘を続けた。

AFP, May 6, 2015、AP, May 6, 2015、ARA News, May 6, 2015、Champress, May 6, 2015、al-Hayat, May 7, 2015、Iraqi News, May 6, 2015、Kull-na Shuraka’, May 6, 2015、al-Mada Press, May 6, 2015、Naharnet, May 6, 2015、NNA, May 6, 2015、Reuters, May 6, 2015、SANA, May 6, 2015、UPI, May 6, 2015などをもとに作成。

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フランス政府はEUの武器禁輸措置に反してシリアの反体制武装集団に武器供与(2015年5月6日)

AFP(5月7日付)は、13日に出版される『フランス外交の内幕』のなかで、フランス政府が、EUの対シリア武器禁輸措置(2011年6月~2013年5月)に反するかたちで、2012年にシリアの反体制武装集団に武器を供与した事実が紹介されていると伝えた。

それによると、著者のハビエル・パノン(Xavier Panon)氏が2014年に行ったフランソワ・オランド大統領との面談のなかで、大統領は「安全な者の手に(武器が)わたることを確認して、(武器供与を)始めた。殺傷兵器に関しても、関係当局が供与した」と証言したという。

パノン氏によると、反体制武装集団に供与されたのは、20mm機関砲、12.7mm機銃、対戦車ミサイル、迫撃砲などだという。


AFP, May 6, 2015、AP, May 6, 2015、ARA News, May 6, 2015、Champress, May 6, 2015、al-Hayat, May 7, 2015、Iraqi News, May 6, 2015、Kull-na Shuraka’, May 6, 2015、al-Mada Press, May 6, 2015、Naharnet, May 6, 2015、NNA, May 6, 2015、Reuters, May 6, 2015、SANA, May 6, 2015、UPI, May 6, 2015などをもとに作成。

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シリア人権ネットワーク:有志連合のシリア爆撃で民間人169人が死亡(2015年5月6日)

シリア人権ネットワークは、2014年9月以降の米国など有志連合によるシリア領内のダーイシュ(イスラーム国)を狙った空爆で、民間人169人(うち子供42人、女性30人)が殺害されていると発表した。

AFP, May 6, 2015、AP, May 6, 2015、ARA News, May 6, 2015、Champress, May 6, 2015、al-Hayat, May 7, 2015、Iraqi News, May 6, 2015、Kull-na Shuraka’, May 6, 2015、al-Mada Press, May 6, 2015、Naharnet, May 6, 2015、NNA, May 6, 2015、Reuters, May 6, 2015、SANA, May 6, 2015、UPI, May 6, 2015などをもとに作成。

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国内の反体制活動家(サルマーン元情報大臣)が国内外の反体制派と「穏健な反体制武装集団」による国民大会開催を提案(2015年5月6日)

国内で反体制活動を行うムハンマド・サルマーン元情報大臣(国民民主潮流代表)は、国内外の反体制派と「穏健な反体制武装集団」による国民大会開催などを骨子とする紛争和解案を提案した。

サルマーン元情報大臣が率いる国民民主潮流は、民主的変革諸勢力国民調整委員会などの反体制派による2015年1月22~24日のカイロでの会合で開催が合意された第2回カイロ大会開催準備を主導する俳優のジャマール・スライマーン氏と密接な関係にあるとされる。

サルマーン元情報大臣は、ジュネーブ合意(2012年)のもと、国連の監視下で、民主的・多元的文民体制樹立と政権交代を実現するための国民大会の開催を提案しているほか、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線など「テロ組織に認定されている勢力」の大会からの排除とこれらの勢力に対する「テロとの戦い」の遂行、政治犯罪への恩赦などが主唱されている。

クッルナー・シュラカー(5月6日付)、『ハヤート』(5月7日付)などが伝えた。

AFP, May 6, 2015、AP, May 6, 2015、ARA News, May 6, 2015、Champress, May 6, 2015、al-Hayat, May 7, 2015、Iraqi News, May 6, 2015、Kull-na Shuraka’, May 6, 2015、al-Mada Press, May 6, 2015、Naharnet, May 6, 2015、NNA, May 6, 2015、Reuters, May 6, 2015、SANA, May 6, 2015、UPI, May 6, 2015などをもとに作成。

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ナスルッラー書記長「イランとロシアがシリアを見捨てたという主張は根拠がない」(2015年5月5日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はマナール・チャンネルを通じてテレビ演説を行った。

演説でのナスルッラー書記長の主な発言は以下の通り:

「イドリブ県のジスル・シュグール市が武装集団の手に陥落して以降、神経戦の一環をなす一連の噂を耳にしている…。シリアの同盟国がシリア政府を見捨て、イランは核プログラムのためにシリアを売り渡したと言う者がいる…。シリア人による問題解決を反故にし、シリアに対して長年行っている地球規模の戦争でも達成できなかった一連の嘘を実現しようとめざす神経戦の前に我々はいる…。シリアの体制が終わるいったことを過去4年の間で耳にし続けており、こうした状況は真新しいものではない…。イランがシリアを見捨てたという主張は…根拠がない…。イランは常に同盟国の国益について熱心に考えている」。

「ロシア指導部がシリアを見捨てたという証拠もない…。イドリブのような都市が陥落した時、我々は、同盟国の政策を非難するのではなく、陥落の理由を探さねばならない…。1ラウンドで負けたからといって、戦争に負けたということではない」。

「我々は、武装集団が戦いを始めるために(シリア・レバノン国境地帯での)雪解けを待っていることに気づいていた。雪が溶けた今…、彼らはアルサール村の人々を誘拐し、拠点を攻撃している」。

Naharnet, May 5, 2015
Naharnet, May 5, 2015

 

AFP, May 5, 2015、AP, May 5, 2015、ARA News, May 5, 2015、Champress, May 5, 2015、al-Hayat, May 6, 2015、Iraqi News, May 5, 2015、Kull-na Shuraka’, May 5, 2015、al-Mada Press, May 5, 2015、Naharnet, May 5, 2015、NNA, May 5, 2015、Qanat al-Manar, May 5, 2015、Reuters, May 5, 2015、SANA, May 5, 2015、UPI, May 5, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がジュネーブで紛争当事者との個別協議を開始(2015年5月5日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はスイスのジュネーブで、シリア政府と反体制派の和平交渉(「ジュネーブ3」)再開に向け、シリア政府、反体制派などのすべての紛争当事者との個別協議を開始し、初日にあたる5日にはシリア政府の代表と会談した。

デミストゥラ代表は記者会見で、「2012年のジュネーブ合意に基づき…協議の段階を交渉に転換するための用意をする」ことが個別協議の目的だとしたうえで、「6月末に、我々は現状評価を行い、次の段階に関して決定を下すことになる」と述べ、協議が約2ヶ月にわたって行われることを明らかにした。

ARA News, May 5, 2015
ARA News, May 5, 2015

『ハヤート』(5月6日付)によると、デミストゥラ代表は、シリア政府、40以上の反体制派、イラン、サウジアラビア、トルコ、カタール、国連常任理事国など20カ国の代表らとの個別協議を予定している。

反体制派のなかでは、国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会のほか、欧米諸国が「シリア国民の唯一の正統な代表」として承認し、アル=カーイダ系組織(シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動)の勢力拡大を「革命家の勝利」などと支持しているシリア革命反体制勢力国民連立が、協議への参加を表明している。

デミストゥラ代表はまた、国連がテロ組織と認定しているシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)といった組織との協議は行われないと明言した。

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クッルナー・シュラカー(5月5日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立が、ジュネーブでのデミストゥラ代表との個別協議への対応に関して、民主的変革諸勢力国民調整委員会、「武装集団」(具体的な組織名は不明)それぞれと合意を交わしたと伝えた。

シリア革命反体制勢力国民連立と民主的変革諸勢力国民調整委員会の合意は、①「ジュネ-ブ2」終了時点からの和平交渉(「ジュネーブ3」)の再開、②和平交渉の基本目的をジュネーブ合意の実施とする、③体制転換をめざす、④戦闘停止の実現、⑤暫定憲法の発表を通じた政治的正常化の実現、⑥紛争の恒久的解決のための国民合意大会の開催などを骨子とする。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立と武装集団の合意は、①体制打倒以外に解決策はない、②移行期において体制の指導者、象徴的幹部が担う役割はない、③政治・軍事勢力間の合意と調整の実現、などを骨子とする。 

AFP, May 5, 2015、AP, May 5, 2015、ARA News, May 5, 2015、Champress, May 5, 2015、al-Hayat, May 6, 2015、Iraqi News, May 5, 2015、Kull-na Shuraka’, May 5, 2015、al-Mada Press, May 5, 2015、Naharnet, May 5, 2015、NNA, May 5, 2015、Reuters, May 5, 2015、SANA, May 5, 2015、UPI, May 5, 2015などをもとに作成。

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人権団体がシリア軍による「樽爆弾」爆撃、「虐殺」の実態を喧伝(2015年5月5日)

シリア人権監視団は、2015年1月から4月までの4ヶ月間で、シリア軍が各地に1万1,017回にわたって空爆を行い、民間人1,606人が死亡したと発表した。

1万1,017回の空爆のうち、「樽爆弾」による攻撃は5,934回、戦闘機による爆撃は5,083回で、犠牲者のうち369人が子供、255人が女性だという。

また、シリア人権ネットワークは、2015年4月の1ヶ月間で51回の「虐殺」が行われ、民間人499人が死亡したと主張した。

51回の「虐殺」のうち、シリア軍によるものは50回、また犠牲者のうち108人が子供、79人が女性だったという。

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一方、アムネスティー・インターナショナルも、アレッポ県でのシリア軍による「樽爆弾」による「無差別攻撃」に関する報告書(https://www.amnesty.org/en/documents/mde24/1370/2015/en/)を発表し、「人道に対する罪」と断罪した。

AFP, May 5, 2015、AP, May 5, 2015、ARA News, May 5, 2015、Champress, May 5, 2015、al-Hayat, May 6, 2015、Iraqi News, May 5, 2015、Kull-na Shuraka’, May 5, 2015、al-Mada Press, May 5, 2015、Naharnet, May 5, 2015、NNA, May 5, 2015、Reuters, May 5, 2015、SANA, May 5, 2015、UPI, May 5, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ、ヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへのシリア軍の爆撃停止を求める米国提出の国連安保理決議案がロシアの反対で廃案に(2015年5月5日)

国連安保理は、ダーイシュ(イスラーム国)とアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ(ダマスカス県)の状況に対応するための緊急会合を開催した。

会合では、米国がキャンプ内のダーイシュ、ヌスラ戦線に対するシリア軍の空爆を非難し、人道支援物資搬入のために同地からのシリア軍の撤退と包囲解除を求める安保理決議案の採択を求めた。

しかし、テロ支援につながり兼ねない決議案は、ロシアなどの反対によって廃案となった。

会合では、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表、UNRWAのマイケル・キングズリー・駐シリア事務局代表がジュネーブから証言し、キャンプの人道状況などについて報告した。

西側外交筋によると、サマンサ・パワー米国連大使は会合で、キャンプ包囲の継続、「樽爆弾」による空爆の責任はシリア政府にあると主張した。

これに対して、デミストゥラ代表は、シリア政府は、ダーイシュ、ヌスラ戦線がキャンプを占拠しているとして、キャンプへの空爆・砲撃を正当化していると述べた。

米国が提出した決議案は「キャンプのテロ活動はダーイシュ、ヌスラ戦線によるものだ」と非難、「これらの組織が即時にキャンプから撤退する必要がある」と主唱する一方、キャンプ内に依然として数千人の住民がいると指摘、「キャンプに対する無差別空爆をシリア政府が再開することに懸念」を表明していた。

そのうえで、シリア政府に対して攻撃を停止し、民間人の保護とUNRWAによる人道支援物資搬入を認めるよう呼びかけていた。

『ハヤート』(5月6日付)が伝えた。

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『ハヤート』(5月6日付)によると、PLO使節団が、シリア政府などとヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの「中立化」に向けた協議を行うため、ダマスカス入りした。

AFP, May 5, 2015、AP, May 5, 2015、ARA News, May 5, 2015、Champress, May 5, 2015、al-Hayat, May 6, 2015、Iraqi News, May 5, 2015、Kull-na Shuraka’, May 5, 2015、al-Mada Press, May 5, 2015、Naharnet, May 5, 2015、NNA, May 5, 2015、Reuters, May 5, 2015、SANA, May 5, 2015、UPI, May 5, 2015などをもとに作成。

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米軍はアレッポ県での有志連合の誤爆での民間人殺害を否定(2015年5月4日)

米中央軍司令部は、アレッポ県スッリーン町一帯に対する有志連合の空爆(4月30日)で50人以上の民間人が死亡したとの報道に関して、「我々はこの空爆で民間人が殺害されたとの証拠を今のところ得ていない」と述べ、誤爆を否定した。

『ハヤート』(5月5日付)などが伝えた。

AFP, May 4, 2015、AP, May 4, 2015、ARA News, May 4, 2015、Champress, May 4, 2015、al-Hayat, May 5, 2015、Iraqi News, May 4, 2015、Kull-na Shuraka’, May 4, 2015、al-Mada Press, May 4, 2015、Naharnet, May 4, 2015、NNA, May 4, 2015、Reuters, May 4, 2015、SANA, May 4, 2015、UPI, May 4, 2015などをもとに作成。

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