イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルでイスラーム国に対する「民衆蜂起」か(2015年1月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー複数が、マヤーディーン市のシリア商業銀行近くをオートバイで移動中に何者かによって狙撃された。

またSANA(1月12日付)によると、アシャーラ市でダーイシュ宗教警察(ヒスバ)の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、戦闘員5人が死亡した。

これに関して、SANAは、「この数週間で、ダイル・ザウル県内でダーイシュに対する民衆蜂起(インティファーダ)が拡がっている」と伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、米国など有志連合は、マヤーディーン市郊外、クーリーヤ市郊外の砂漠地帯、ジャルズィー村郊外の砂漠地帯、シュアイタート砂漠の油田地帯、アブー・フマーム市にあるダーイシュの石油関連設備に対して、20回にわたって空爆を行った。

また、SANAによると、マリーイーヤ村、ジャフラ村、ブー・ウマル村、アイヤーシュ村、ハリータ村、シューラー村、マギーラート・ナサーラー村、タブナ村、アシャーラ市、フサイニーヤ町、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ハミーディーヤ地区、ウルフィー地区、ジスル・スィヤーサ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合と思われる戦闘機がタッル・ハミース市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

またARA News(1月12日付)によると、シリア軍はタッル・ブラーク町のダーイシュ拠点を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍兵士4人が死亡した。

一方、SANA(1月12日付)によると、ラッフーム村・アブー・ハワーディート村間で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を撃退、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハジャル・アスワド市でダーイシュ(イスラーム国)が応酬した大量のタバコを焼却した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、過去24時間のうちにアレッポ県アイン・アラブ市一帯に9回などシリア領内で11回の空爆を行った。

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ダーイシュ(イスラーム国)バラカ州(ハサカ県のこと)の広報局は、ハサカ県内で窃盗犯2人に対してハッド刑(手足の切断刑)を執行(11日)した画像を公開した。

Kull-na Shuraka', January 12, 2015
Kull-na Shuraka’, January 12, 2015

 

AFP, January 12, 2015、AP, January 12, 2015、ARA News, January 12, 2015、Champress, January 12, 2015、al-Hayat, January 13, 2015、Iraqi News, January 12, 2015、Kull-na Shuraka’, January 12, 2015、al-Mada Press, January 12, 2015、Naharnet, January 12, 2015、NNA, January 12, 2015、Reuters, January 12, 2015、SANA, January 12, 2015、UPI, January 12, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:トルコで「穏健な反体制派」司令官暗殺(2015年1月12日)

トルコ南部のマルスィン市で、「穏健な反体制派」に分類されるシリア革命家戦線の狙撃大隊司令官のムハンマド・アフラス氏が「裏切り者」によって数日前に拉致され、遺体で発見された。

シリア革命家戦線広報局が発表した。

Kull-na Shuraka', January 12, 2015
Kull-na Shuraka’, January 12, 2015

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、クバイバート・アースィー村一帯、サトヒーヤート村一帯で、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バヤーヌーン町、ハイヤーン町一帯をシリア軍が砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアブー・ズフール航空基地周辺を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市一帯を砲撃した。

一方、SANA(1月12日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 12, 2015、AP, January 12, 2015、ARA News, January 12, 2015、Champress, January 12, 2015、al-Hayat, January 13, 2015、Iraqi News, January 12, 2015、Kull-na Shuraka’, January 12, 2015、al-Mada Press, January 12, 2015、Naharnet, January 12, 2015、NNA, January 12, 2015、Reuters, January 12, 2015、SANA, January 12, 2015、UPI, January 12, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相:アヤト・ブーメディエンヌ容疑者がトルコ経由でシリアに入国したことを認める(2015年1月12日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、9日にパリ東部の食糧品店で人質をとって立てこもったアメディ・クリバリ容疑者の内縁の妻でフランス当局が指名手配中のアヤト・ブーメディエンヌ容疑者が、トルコを経由し、8日にシリアに入っていたと明らかにした。

チャヴシュオール外務大臣によると、ブーメディエンヌ容疑者は2日に、スペインのマドリードからイスタンブールの国際空港に到着し、イスタンブールのアジア側の地区に滞在したのち、8日にシリアに入ったという。

AFP, January 12, 2015、AP, January 12, 2015、ARA News, January 12, 2015、Champress, January 12, 2015、al-Hayat, January 13, 2015、Iraqi News, January 12, 2015、Kull-na Shuraka’, January 12, 2015、al-Mada Press, January 12, 2015、Naharnet, January 12, 2015、NNA, January 12, 2015、Reuters, January 12, 2015、SANA, January 12, 2015、UPI, January 12, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省:アヤト・ブーメディエンヌ容疑者のシリア入国に関して、トルコは「外国人テロリストの架け橋であることを認めた」と非難(2015年1月12日)

シリアの外務在外居住者省消息筋は、アヤト・ブーメディエンヌ容疑者がトルコからシリアに入国していたとするトルコ外務大臣の発表に関して、「外国人テロリストの架け橋」になっているとトルコを批判した。

同消息筋は「この声明は、トルコがシリアへの外国人戦闘員の潜入と、出身国への帰国の主な架け橋になっていることを…公式に認めたものであり…、テロとの戦いに関する諸決議、とりわけ国連安保理決議第2170号、2178号への重大な違反だ」と述べた。

SANA(1月12日付)が伝えた。

AFP, January 12, 2015、AP, January 12, 2015、ARA News, January 12, 2015、Champress, January 12, 2015、al-Hayat, January 13, 2015、Iraqi News, January 12, 2015、Kull-na Shuraka’, January 12, 2015、al-Mada Press, January 12, 2015、Naharnet, January 12, 2015、NNA, January 12, 2015、Reuters, January 12, 2015、SANA, January 12, 2015、UPI, January 12, 2015などをもとに作成。

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SANA:秘密核開発施設に関する『シュピーゲル』報道を「おろかな嘘」と否定(2015年1月12日)

SANA(1月12日付)は、シリアがヒズブッラーの協力のもと秘密核開発施設を建設しているとした『シュピーゲル』の報道に関して、メディア筋の話として、「何らの信憑性もない愚かな嘘とデマを流布した」と伝えた。

同消息筋はまた「シリアはこうしたデマ全体、そしてその詳細の一切を否定し、一部の地域諸国や諸外国が…シリアに対して敵対的なメディアを通じた…情報操作と圧力によって、国民と国土に対して行っている陰謀の一環だとみなしている」と付言した。

AFP, January 12, 2015、AP, January 12, 2015、ARA News, January 12, 2015、Champress, January 12, 2015、al-Hayat, January 13, 2015、Iraqi News, January 12, 2015、Kull-na Shuraka’, January 12, 2015、al-Mada Press, January 12, 2015、Naharnet, January 12, 2015、NNA, January 12, 2015、Reuters, January 12, 2015、SANA, January 12, 2015、UPI, January 12, 2015などをもとに作成。

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カナダがシリア人・イラク人避難民1万3,000人受け入れを決定(2015年1月11日)

カナダのクリス・アレクサンダー移民大臣は、『ハヤート』(1月12日付)に対して、カナダ政府がシリア人避難民1万人とイラク人避難民3,000人を受け入れることを決定したことを明らかにした。

AFP, January 11, 2015、AP, January 11, 2015、ARA News, January 11, 2015、Champress, January 11, 2015、al-Hayat, January 12, 2015、Iraqi News, January 11, 2015、Kull-na Shuraka’, January 11, 2015、al-Mada Press, January 11, 2015、Naharnet, January 11, 2015、NNA, January 11, 2015、Reuters, January 11, 2015、SANA, January 11, 2015、UPI, January 11, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン:シリア領からの武装集団潜入を阻止(2015年1月11日)

ヨルダン軍総司令部は、国境警備隊がシリア領から潜入しようとした武装集団と交戦し、1人を負傷させ、2人を拘束したと発表した。

『ハヤート』(1月12日付)が伝えた。

AFP, January 11, 2015、AP, January 11, 2015、ARA News, January 11, 2015、Champress, January 11, 2015、al-Hayat, January 12, 2015、Iraqi News, January 11, 2015、Kull-na Shuraka’, January 11, 2015、al-Mada Press, January 11, 2015、Naharnet, January 11, 2015、NNA, January 11, 2015、Reuters, January 11, 2015、SANA, January 11, 2015、UPI, January 11, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍戦闘機がシリア空軍の防空システムの威嚇を受ける(2015年1月11日)

トルコ軍参謀本部は声明を出し、ハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)の国境地帯を偵察飛行中のトルコ空軍のF16戦闘機が、シリア空軍の防空システム(SA地対空ミサイル)のレーザー照準器に10秒間にわたって追尾、威嚇されたと発表した。

ARA News(1月11日付)が伝えた。

AFP, January 11, 2015、AP, January 11, 2015、ARA News, January 11, 2015、Champress, January 11, 2015、al-Hayat, January 12, 2015、Iraqi News, January 11, 2015、Kull-na Shuraka’, January 11, 2015、al-Mada Press, January 11, 2015、Naharnet, January 11, 2015、NNA, January 11, 2015、Reuters, January 11, 2015、SANA, January 11, 2015、UPI, January 11, 2015などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区での同時自爆テロの犯行声明を発表、米・シリアはテロを非難(2015年1月11日)

シャームの民のヌスラ戦線は、ツイッターを通じて声明を出し、10日にレバノンのトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区で発生した同時自爆テロへの関与を認めた。

この声明によると、自爆テロを行ったのはいずれもレバノン人で、シリアのダマスカス郊外県カラムーン地方でヌスラ戦線の教練を受け、トリポリ市に派遣されたという。

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トリポリ市では、10日にレバノンのトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区で発生した同時自爆テロの犠牲者となった住民の葬儀が行われ、多数の住民が参列した。

Naharnet, January 11, 2015
Naharnet, January 11, 2015
Naharnet, January 11, 2015
Naharnet, January 11, 2015
Naharnet, January 11, 2015
Naharnet, January 11, 2015

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NNA(1月11日付)は、治安当局が10日にレバノンのトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区で発生した同時自爆テロに関与したと思われる3人を拘束した、と伝えた。

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米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、10日にレバノンのトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区で発生した同時自爆テロに関して、「強く非難する」としたうえで、「過激派と戦う…レバノン治安部隊を強く支持する」発表した。

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これに先立ち、シリア政府は10日、レバノンのトリポリ市ジャバル・ムフスィン地区で発生した同時自爆テロに関して、犠牲者に弔意を示すとともに、「国民統合がテロとの戦いを常に保障する」とのメッセージを発表した。

SANA(1月11日付)が伝えた。

AFP, January 11, 2015、AP, January 11, 2015、ARA News, January 11, 2015、Champress, January 11, 2015、al-Hayat, January 12, 2015、Iraqi News, January 11, 2015、Kull-na Shuraka’, January 11, 2015、al-Mada Press, January 11, 2015、Naharnet, January 11, 2015、NNA, January 11, 2015、Reuters, January 11, 2015、SANA, January 11, 2015、UPI, January 11, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国:拘束していたキリスト教徒に慰謝料を支払い、釈放(2015年1月11日)

クッルナー・シュラカー(1月11日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が数ヶ月前に拘束したキリスト教徒青年を数日前に釈放、その際この若者に慰謝料として5,000シリア・リラを支払ったと報じた。

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アレッポ県では、ARA News(1月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、アイン・アラブ市のマシュタ・ヌール高地地区を制圧した。

またシリア人権監視団によると、米国など有志連合がアイン・アラブ市一帯のダーイシュ拠点などを4回にわたって空爆する一方、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊がダーイシュ拠点を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市郊外のフジャイフ丘、アイヤーシュ村でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、シリア軍が砲撃・空爆を行った。

また米国など有志連合は、ブーマカール市郊外一帯を空爆した。

一方、SANA(1月11日付)によると、アイヤーシュ村、フジャイフ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(1月11日付)によると、ハサカ市で、シリア軍と国防隊が、男性1人をダーイシュ(イスラーム国)に協力したとの容疑で逮捕した。

またダーイシュ・バラカ州は、男性2人を窃盗罪によりハッド形(手足切断の刑)に処した、と発表した。

一方、ARA News(1月12日付)によると、シリア軍はハサカ家南部および西部の郊外一帯に展開するダーイシュ拠点に対して砲撃を行った。

また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がウンム・トゥワイナ村近郊でダーイシュと交戦した。

AFP, January 11, 2015、AP, January 11, 2015、ARA News, January 11, 2015、January 12, 2015、Champress, January 11, 2015、al-Hayat, January 12, 2015、Iraqi News, January 11, 2015、Kull-na Shuraka’, January 11, 2015、al-Mada Press, January 11, 2015、Naharnet, January 11, 2015、NNA, January 11, 2015、Reuters, January 11, 2015、SANA, January 11, 2015、UPI, January 11, 2015などをもとに作成。

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イスラエル人がイスラーム国、ペシュメルガ双方に従軍(2015年1月10日)

シンガポールのニュース・アジア・チャンネル(1月10日付)は、アイン・アラブ市(アレッポ県)で攻防を続ける西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)の双方にイスラエル人が参加している、と伝えた。

同チャンネルによると、イラク・クルド系のイスラエル人少なくとも2人が、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員として従軍している一方、48年パレスチナ人(アラブ・イスラエル人)複数がダーイシュに参加しているのだという。

ARA News, January 10, 2015、News Asia, January 10, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルで「東部人民抵抗運動」がダーイシュ・メンバー3人を殺害(2015年1月10日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(1月11日付)によると、ブーライル村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー3人が殺害された。

これに関して、シリア・アラブ・テレビ(1月10日付)は、「東部地域人民抵抗運動」を名のる組織が殺害を実行したと伝えた。

またSANA(1月10日付)も「東部地域人民抵抗運動」がブーライル村で、ダーイシュ戦闘員が乗った車を攻撃・破壊するとともに、マヤーディーン市郊外で、ダーイシュ戦闘員多数を逮捕した、と伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でのシリア軍との戦闘で、イドリブ県出身のダーイシュ戦闘員1人が死亡した。

他方、SANA(1月10日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、『ハヤート』(1月11日付)によると、米国など有志連合で県内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して空爆を行った。

また、ARA News(1月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市西方のハリータ村近郊で交戦した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(1月11日付)によると、米国など有志連合がアイン・アラブ市近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して空爆を行った。

AFP, January 10, 2015、AP, January 10, 2015、ARA News, January 10, 2015、Champress, January 10, 2015、al-Hayat, January 11, 2015、Iraqi News, January 10, 2015、Kull-na Shuraka’, January 10, 2015、al-Mada Press, January 10, 2015、Naharnet, January 10, 2015、NNA, January 10, 2015、Reuters, January 10, 2015、SANA, January 10, 2015、UPI, January 10, 2015などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き:国内の活動家が相次いで参加を表明(2015年1月10日)

1月26~29日にモスクワで予定されているシリア政府と反体制勢力の和平会議(「モスクワ1」)に関して、ロシア外務省から招待状を送られたカドリー・ジャミール人民意思党党首、マーズィン・ガルビーヤ氏、サーリフ・ムスリム民主統一党党首、ファイサル・アブドゥッラフマーン氏(部族評議会)、ムハンマド・ファーリス氏、ワリード・ブンニー、ランダ・カスィース氏(以上在外)、ファーティフ・ジャームース氏、サリーム・ハイル・ビク氏、ナウワーフ・ムルヒム氏、マジュド・ニヤーズィー氏、スハイル・サルミーニー氏がロシア側に出席の意向を伝えた。

『ハヤート』(1月11日付)が伝えた。

また民主的変革諸勢力国民調整委員会メンバーで「国民の呼びかけ」代表を務めるサミール・アティーヤ氏も、『ハヤート』紙に対して、参加の意思を表明した。

一方、ロシア外務省は、シリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会での執行部人事課異変を受け、ハーリド・ハウジャ新代表、ファールーク・タイフール氏(シリア・ムスリム同胞団)、ミシェル・キールー氏(シリア民主主義者連合)に対しても招待状を送付することを決定した。

しかし、シリア革命反体制勢力国民連立は、シリア国家建設潮流、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏らと同様、個人資格での「モスクワ1」への参加を拒否する姿勢を示している。

他方、複数の西側消息筋によると、反体制勢力の足並みの乱れを受け、シリア政府は「モスクワ1」に派遣する代表団の代表を、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣からファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣に格下げすることを検討しているという。

AFP, January 10, 2015、AP, January 10, 2015、ARA News, January 10, 2015、Champress, January 10, 2015、al-Hayat, January 11, 2015、Iraqi News, January 10, 2015、Kull-na Shuraka’, January 10, 2015、al-Mada Press, January 10, 2015、Naharnet, January 10, 2015、NNA, January 10, 2015、Reuters, January 10, 2015、SANA, January 10, 2015、UPI, January 10, 2015などをもとに作成。

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トルコ警察が対シリア国境でチュニジア人女性の身柄保護(2015年1月9日)

ARA News(1月10日付)は、トルコのアクチャカレ市にある国境通行所で、トルコの警察当局は、チュニジア人女性1人の身柄を保護したと伝えた。

アクチャカレ市は、ダーイシュ(イスラーム国)が制圧するタッル・アブヤド市(ラッカ県)に面しており、拘束されたチュニジア人女性は、黒いニカーブと赤い靴を身につけており、警察の尋問に対して「ここにいました。どこに行くかわからない」と答えたという。

その後、警察とこの女性の問答に人だかりができ、シリア人の若者1人がアレッポ方言でこの女性を罵倒し始めたため、警察は女性の身柄を保護したのだという。

AFP, January 10, 2015、AP, January 10, 2015、ARA News, January 10, 2015、Champress, January 10, 2015、al-Hayat, January 11, 2015、Iraqi News, January 10, 2015、Kull-na Shuraka’, January 10, 2015、al-Mada Press, January 10, 2015、Naharnet, January 10, 2015、NNA, January 10, 2015、Reuters, January 10, 2015、SANA, January 10, 2015、UPI, January 10, 2015などをもとに作成。

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『シュピーゲル』:シリア政府が秘密核開発施設を建設か?(2015年1月9日)

独『シュピーゲル』(1月9日付、インターネット版)は、シリア政府がレバノン国境地帯の地下に秘密核開発施設を建設していることが、諜報機関による調査(衛星写真などによる調査)から明らかになったと伝えた(http://www.spiegel.de/international/world/evidence-points-to-syria-still-working-on-a-nuclear-weapon-a-1012209.html)。

この秘密核開発施設は、ダマスカス郊外県のマルジュ・スルターン地区に建設されていたが、反体制武装集団の攻撃を受け、ヒムス県クサイル市西方のレバノン国境から約2キロの地点に施設を移転したという。

移転はヒズブッラーの支援のもとに行われ、最新の衛星写真には、6棟の建造物、ブルーズ村からの送電線が確認できるほか、冷却水の提供が可能な湖(ザイタ湖)も映っている。

核開発施設であることを示す最大の証拠は、スパイ・ネットワークによって傍受された無線での会話で、この会話ではヒズブッラーの高官が「ザムザム」というコードネームを使用して、核開発施設について言及していたという。

また核開発施設には、イラン・イスラーム革命防衛隊メンバーが駐在しているほか、北朝鮮も関与しているという。

なお、シリアによる核開発は、2007年にイスラエル軍によるキバル(ダイル・ザウル県)の核兵器疑惑施設への越境空爆によって中断していたとされる。

Spiegel, January 9, 2015
Spiegel, January 9, 2015
Spiegel, January 9, 2015
Spiegel, January 9, 2015
Spiegel, January 9, 2015
Spiegel, January 9, 2015

Spiegel, January 9, 2015をもとに作成。

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英MI6長官:シリアのアル=カーイダが西側を標的とした攻撃を計画している(2015年1月9日)

英MI6のアンドリュー・パーカー長官は、ロンドンの本部で演説を行い、「シリアで活動するアル=カーイダが西側を標的とした攻撃を計画しており、甚大な被害が予想される」と述べた。

パーカー長官がMI6本部で演説するのは2013年10月以来1年3か月ぶり。

演説の原稿は、フランスでの『シャルリ・エブド』誌襲撃事件以前に作成されていたという。

『ハヤート』(1月10日付)が伝えた。

AFP, January 9, 2015、AP, January 9, 2015、ARA News, January 9, 2015、Champress, January 9, 2015、al-Hayat, January 10, 2015、Iraqi News, January 9, 2015、Kull-na Shuraka’, January 9, 2015、al-Mada Press, January 9, 2015、Naharnet, January 9, 2015、NNA, January 9, 2015、Reuters, January 9, 2015、SANA, January 9, 2015、UPI, January 9, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ブーカマール市で「改悛の扉を開く」と発表(2015年1月9日)

ダーイシュ(イスラーム国)ユーフラテス州は、ダーイシュに敵対する自由シリア軍諸部隊、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、ヌサイリー体制内のスンナ派兵士(シリア軍)といった「諸宗派に対して改悛の扉を開く」とする告知を出した。

この告知は、ワーリー、総合治安局長、カーイム裁判所カーディーの連名となっており、アブー・バクル・バグダーディー氏の指示によって発令され、ハサカ県ブーカマール市で金曜礼拝後にモスクで配布された。

しかし、上記勢力の指揮官、そしてスンナ派以外のシリア軍兵士は「改悛」の対象外だという。

Kull-na Shuraka', January 9, 2015
Kull-na Shuraka’, January 9, 2015

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ヒムス県では、ARA News(1月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州が、ヒムス市郊外某所で、イスマーイーリー派の男性1人を含む5人を「スパイ罪」で公開処刑した。

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ラッカ県では、ARA News(1月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)宗教警察(ヒスバ)は、支配地域外への女性の旅行を禁止する決定を下した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハトラ村で8日に拘束していた学校教師を拷問の末、殺害した。

また、イッティハード・プレス(1月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)(バラカ州)が、ダイル・ザウル市内のインターネット・カフェの閉店、アイヤーシュ村、ハリータ村などのインターネット機器の没収を決定した。

AFP, January 9, 2015、AP, January 9, 2015、ARA News, January 9, 2015、Champress, January 9, 2015、al-Hayat, January 10, 2015、Iraqi News, January 9, 2015、al-Ittihad Press, January 9, 2015、Kull-na Shuraka’, January 9, 2015、al-Mada Press, January 9, 2015、Naharnet, January 9, 2015、NNA, January 9, 2015、Reuters, January 9, 2015、SANA, January 9, 2015、UPI, January 9, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領:国際社会がシリアと交渉すれば、レバノン大統領選挙は実施されるだろう(2015年1月9日)

クウェート紙『スィヤーサ』(1月9日付)は、最近シリアを訪問したレバノンの消息筋の話として、アサド大統領が「特定の条件が実行されれば、レバノンで大統領選挙が行われるだろう」と述べた、と伝えた。

アサド大統領はまた、この消息筋との面談において、「国際社会および中東地域のプレーヤーがダマスカスと、レバノンの大統領候補者について交渉すれば、選挙は行われるだろう」としつつ、この候補者が「(シリアの)同盟者であるべきだ」と述べたという。

またレバノン大統領候補者に関して、軍出身者は望ましくないとし、レバノン国軍のジャーン・カフワジー司令官を暗に除外したという。

AFP, January 9, 2015、AP, January 9, 2015、ARA News, January 9, 2015、Champress, January 9, 2015、al-Hayat, January 10, 2015、Iraqi News, January 9, 2015、Kull-na Shuraka’, January 9, 2015、al-Mada Press, January 9, 2015、Naharnet, January 9, 2015、NNA, January 9, 2015、Reuters, January 9, 2015、SANA, January 9, 2015、al-Siyasa, January 9, 2015、UPI, January 9, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:前言を撤回し8日の戦闘などによる死者が42人にのぼると発表(2015年1月9日)

シリア人権監視団は、寒波により8日に戦闘が中断し、2011年3月以来初めて戦闘による死者が出なかったとの発表(8日)を撤回し、ダマスカス郊外県ザーキヤ町、ラタキア県ジャブラ市、ダルアー県シャイフ・マスキーン市、アレッポ市、アレッポ県ヌッブル市、ザフラー村、アイン・アラブ市、ハサカ市郊外などで、42人が死亡していたと発表した。

またロイター通信(1月9日付)も、8日に米国など有志連合がアレッポ県アイン・アラブ市近郊に5回の空爆を行ったと伝えた。

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シリア人権監視団は、2013年の1年間にシリア国内の拘置所・刑務所で2,100人以上が死亡した、と発表した。

AFP, January 9, 2015、AP, January 9, 2015、ARA News, January 9, 2015、Champress, January 9, 2015、al-Hayat, January 10, 2015、Iraqi News, January 9, 2015、Kull-na Shuraka’, January 9, 2015、al-Mada Press, January 9, 2015、Naharnet, January 9, 2015、NNA, January 9, 2015、Reuters, January 9, 2015、SANA, January 9, 2015、UPI, January 9, 2015などをもとに作成。

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最新論考「進撃する「イスラーム国」はイラク政治をどこへ連れて行くのか」(Synodos、2015年1月9日)

山尾大「進撃する「イスラーム国」はイラク政治をどこへ連れて行くのか」
Synodos、2015年1月9日
http://synodos.jp/international/12183

2014年に世界を騒がせた事件は、なんと言ってもエボラ出血熱の大流行と「イスラーム国」の台頭であっただろう。我が国でも、エボラ出血熱と「イスラーム国」はいずれも流行語大賞にノミネートされた。残念ながら大賞受賞は逃したが、大賞へのノミネートはインパクトの大きさを如実に物語っている――もっとも、仮に受賞したとしても、誰が授賞式に来るのかという問題はあったのだが。・・・

イスラーム国が『シャルリ・エブド』誌襲撃事件実行犯を「英雄的ジハード主義者」と賞賛(2015年1月8日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、自らが運営するバヤーン放送を通じて音声声明を出し、7日にフランスのパリで発生した『シャルリ・エブド』誌襲撃事件に関して、実行犯を「英雄的ジハード主義者」と賞賛した。

Idha’a al-Bayan, January 8, 2015をもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ハサカでダーイシュ・メンバーの父親でモスクの導師が斬首(2015年1月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアブー・フワイト村のモスクの導師(イマーム)を拘束(約2週間前)、シャッダーディー市に連行し、斬首した。

「アッラーを侮辱」したことが罪状だという。

このイマームは、ダーイシュ戦闘員3人の父親で、息子の1人はハサカ県での戦闘で死亡していたという。

またARA News(1月8日付)によると、アブドゥルアズィーズ山地区でもダーイシュが、「カリフ国家、カリフ制を侮辱した」罪で住民1人を処刑した。

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同じく、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、ハサカ市北西部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所を砲撃した。

またARA News(1月8日付)によると、米国など有志連合が、ハサカ市郊外のダーイシュ拠点(石油施設付近)を空爆した。

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ラッカ県では、マサール・プレス(1月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、黒旗(ダーイシュの旗)を破り捨てたとして、若者複数名を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(1月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)(バラカ州)は、ダイル・ザウル市周辺の全検問所に対して、学期末試験を控えたユーフラテス大学学生が「ターグートの国」(シリア政府支配地域)と「イスラーム国」が往来することを阻止するよう指示を下した。

一方、SANA(1月8日付)によると、ブガイリーヤ村、サーリフ農場、ムハイミーダ村、ヒサーン村、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区、工業地区、フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(1月8日付)によると、7日からシリア全土を覆っている寒波により、アイン・アラブ市での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が中断、散発的な発砲以外の交戦は行われなかった。

また米国など有志連合による空爆も行われなかったという。

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Masar Press Agency, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表:12月の死者数は4,358人(うちシリア軍兵士らは1,304人、反体制勢力はシリア人が642人、外国人戦闘員が1,352人)(2015年1月8日)

シリア人権監視団は、2014年12月の紛争による死者数が4,358人を記録したと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

民間人1,052人(うち8歳以下の子供156人、18歳以上の女性91人、シュアイタート部族子息230人)

ジハード主義武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊などのシリア人戦闘員636人
離反兵6人
ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、ジュンド・アクサー機構などの外国人戦闘員1,352人

シリア軍兵士682人
国防隊、人民諸委員会など552人
ヒズブッラー戦闘員5人
シーア派外国人戦闘員65人

身元不明8人

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

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OPCW:イドリブ県、ハマー県で塩素ガスが使用されたと「強い確信をもって」結論(2015年1月7日)

AP(1月7日付)は、イドリブ県、ハマー県で、化学兵器禁止機関(OPCW)が、「強い確信をもって」(with a high degree of confidence)塩素ガスが使用されたとする報告書を国連安保理で回付したと報じた。

OPCWによる報告書は117ページからなり、2014年12月に国連安保理で回付された。

APが入手した同報告書によると、聞き取り調査の対象者37人中32人が、有毒ガスを装填した樽爆弾による攻撃が行われたとき、上空でヘリコプターの音がしていたと証言したという。

また26人が樽爆弾が投下された際に、「口笛のような」音を聞いたと証言、16人が落下地点で爆弾やその破片を目撃したと証言したという。

報告書では、調査チームが入手した142のビデオ映像、189の破片、現場を撮影した写真、さらには樽爆弾に装填されていたと思われる塩素の内筒の状況についての解説がなされているという。

塩素ガスはOPCWが定める化学兵器には含まれていない。

なおシリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は2013年12月1日、OPCWの会合で、シリア政府は化学兵器も塩素ガスも使用していないと述べるとともに、「シリアとイラク国内の複数の地域で塩素ガスを使用しているのはテロリストだ」と主張していた。

なお『ガーディアン』(1月7日付)によると、サマンサ・パワー米国連大使はツイッターで「シリア政府だけがヘリコプターを使っている」、「シリア政府は、化学兵器を破壊するだけでは不十分で、市民に対する化学物質を装填した爆発物(chemical-laden explosives)の投下を止めねばならない」と書き込んだという。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、The Guardian, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き(2015年1月7日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(1月7日付)によると、ダイル・ザウル市とガラーニージュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)に抵抗して殺害されたと思われるシュアイタート部族の子息の遺体100体以上が遺棄された集団墓地が発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が制圧しているアルシャーフ村を反体制武装集団が砲撃した。

またARA News(1月7日付)によると、アイン・アラブ市マシュタ・ヌール高地一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュの交戦が続いた。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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UNICEF:イスラーム国による学校閉鎖で6万7,000人の児童に影響(2015年1月6日)

UNICEFは、ダーイシュ(イスラーム国)によるラッカ県、ダイル・ザウル県、アレッポ県内の制圧地域での学校閉鎖によって、児童6万7,000人が初等教育を受ける機会を奪われていると発表した。

ロイター通信(1月6日付)などが伝えた。

ARA News, January 7, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Reuters, January 6, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルで激しい戦闘(2015年1月6日)

ダイル・ザウル県では、SNN(1月6日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハワーイジュ村などで、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

またシリア人権監視団によると、ダーイシュ宗教警察(ヒスバ)の副司令官のエジプト人男性がマヤーディーン市で遺体で発見された。

遺体には拷問の跡が残っており、首が切り落とされていたという。

また同市では、ダーイシュ戦闘員2人が何者かの襲撃を受けた。

一方、SANA(1月6日付)によると、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村、ブガイリーヤ村に通じる検問所複数カ所、フジャイフ丘、ティーム油田地帯、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル市シャイフ・ヤースィーン地区の史跡タキーヤト・ラーウィー廟を爆破、破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市ムハッダサ学校一帯の奪還をめざすダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、タイバ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(1月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ハミース市北部、ジャズア村一帯で交戦した。

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ARA News(1月6日付)によると、米国など有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を10回にわかって空爆した。

空爆のうち6回がダイル・ザウル県内の石油関連施設に対して行われたという。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、January 7, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、SNN, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

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シリア領内で消息を絶ったトルコ国境警備隊士官、無事保護(2015年1月5日)

アナトリア通信(1月5日付)は、シリア領内(アレッポ県アアザーズ市一帯)で任務遂行中(1日)に消息を絶っていたトルコ国境警備隊士官1人がトルコの国家情報機構の作戦により無事保護(奪還)された、と発表した。

Anadolu Ajansı, January 6, 2015をもとに作成。

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オランド仏大統領:「アサドが化学兵器を使用した時に介入しなかったことを後悔している」(2015年1月5日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は地元ラジオのインタビューで「アサドが2013年に化学兵器を使用した時に介入しなかったことを後悔している。介入していればイスラーム国は台頭しなかった」と述べた。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国がサウジ・イラク両国境警備隊を相次いで襲撃(2015年1月5日)

サウジアラビア内務省は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)がサウジアラビア北部の対イラク国境に位置するアルアル市北部に潜入し、サウジアラビア国境警備隊を襲撃、隊員2人が死亡した。

国境警備隊はダーイシュ戦闘員1人を捕らえたもの、この戦闘員は自爆ベルトを爆発させ、自殺した。

BBC(1月5日付)などが伝えた。

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Iraqi News(1月4日付)は、イラク治安筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)によるサウジアラビアの潜入に先立ち、イラク国境警備隊がアンバール県西部の対サウジアラビア国境に位置するアナズ(Anazh)駐屯地でダーイシュの襲撃を受けたが、これを撃退した、と伝えた。

同消息筋によると、この際、ダーイシュ側の戦闘員2人と国境警備隊1人が死亡、また双方合わせて6人が負傷した。

ダーイシュ戦闘員はアンバール県西部のラトバ市を放逐され、南下したのだという。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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