バーブ市(アレッポ県)でダーイシュ(イスラーム国)のシリア人戦闘員が大量離反、フランス人戦闘員がタッル・アブヤド市(ラッカ県)からトルコに逃走(2015年3月8日)

ARA News(3月9日付)は、住民らの話として、アレッポ県バーブ市内でダーイシュ(イスラーム国)のアンサール(シリア人戦闘員)が大量離反、彼らを追跡する戦闘員との間で4時間にわたり激しい戦闘が起こったと伝えた。

この戦闘を受け、クルド人45人を含む収監者数十人も脱獄し、ダーイシュはバーブ市内の道路を完全封鎖し、同市一帯で離反兵と脱獄者の追跡を行ったという。

 

これに関して、シリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊やジハード主義武装集団の戦闘員30人を含む90~95人が脱走した、と発表した。

またARA News(3月10日付)は、この脱獄が、バーブ市内でのアンサール(シリア人戦闘員)とムハージリーン(外国人戦闘員)の対立に乗じて、自由シリア軍に所属するスリーパー・セルが実行した作戦だったと伝えた。

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ARA News(3月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のフランス人戦闘員ら8人が、武器を捨てて脱走し、トルコ領内に逃げ込んだと伝えた。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、March 10, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、March 11, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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有志連合がトルコ国境のヌスラ戦線拠点(アティマ村)を爆撃(2015年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合が、トルコ国境に位置するアティマ村中心部を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員9人を殺害した。

AFP, March 9, 2015、AP, March 9, 2015、ARA News, March 9, 2015、Champress, March 9, 2015、al-Hayat, March 10, 2015、Iraqi News, March 9, 2015、Kull-na Shuraka’, March 9, 2015、al-Mada Press, March 9, 2015、Naharnet, March 9, 2015、NNA, March 9, 2015、Reuters, March 9, 2015、SANA, March 9, 2015、UPI, March 9, 2015などをもとに作成。

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シリア人男性4人が難民認定を求めて東京地裁に近く提訴(2015年3月8日)

NHK(3月8日付)は、「民主化運動に参加し日本に逃げてきたとされる」シリア人男性4人が、東京地方裁判所に対して、難民認定を求めて提訴することになった、と報じた。

日本での難民認定を求める提訴は、これが初めてとみられる、という。

NHKによると、提訴を予定しているシリア人4人は、3年前(2012年)に来日した21歳から35歳の男性。

来日の経緯、渡航目的は明らかとされていないが、いずれも「アラブの春」に端を発する反体制運動に参加したとして難民認定を申し立て、人道上の配慮から特別な在留資格の取得を認められてたが、いずれも難民としては認定されなかったという。

また、難民として認定されていないことで、日本語教育や職業紹介など、難民に対する支援策を受けられていないのだという。

NHKによると、4人は「帰国すれば政府から迫害を受けるおそれが高い。定住に必要な支援を求めたい」と主張しているが、彼らが受けるとされる迫害が、どのような罪状に基づくものになるかについては明らかにされていない。

弁護団によると、「アラブの春」波及以降に日本で難民認定を申し立てたシリア人は60人以上にのぼっているが、難民として認定を受けたケースはなく、日本で認定を求めて提訴するのは、今回が初めてだという。

弁護団の難波満弁護士は「米国やイギリスなどの先進各国では、認定を申し立てたシリア人90%以上を難民として認定している。シリア人難民の受け入れが国際社会の課題となるなか、国連の要請に応えて日本も難民と認定するべきだ」と主張している。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150308/k10010008461000.htmlなどをもとに作成。

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シャーム戦線がトルコの要請を受けバーブ・サラーマ国境通行所を閉鎖(2015年3月8日)

ARA News(3月8日付)によると、シャーム戦線が統括するアレッポ県のバーブ・サラーマ国境管理局は、トルコ側の要請を受け、3月8日付で対トルコ国境の通行所を閉鎖する、と発表した。

バーブ・サラーマ国境通行所の閉鎖は、同地から50キロ以上離れたジャラーブルス市のダーイシュ(イスラーム国)に対する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の攻勢に伴う戦闘激化を受けた措置だという。

また『ハヤート』(3月10日付)によると、トルコ当局はこれに先だって3月8日にイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所に通じるジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県)を閉鎖していた。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、March 10, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で、シリア軍、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)を攻撃、武装集団がダーイシュ拠点を襲撃(2015年3月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またマヤーディーン市では、武装集団が、ダーイシュのヒスバ(宗教警察)本部(行政裁判所)と拠点1カ所(政治治安部近くの検問所)を襲撃し交戦、また市内でオートバイに乗ったダーイシュ戦闘員を攻撃し、ダーイシュ戦闘員少なくとも12人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、米国など有志連合の戦闘機が、ダイル・ザウル市東部郊外にあるダーイシュのザカート局本部、未開墾地(ヒジャーナ)局本部を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月8日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で反転攻勢を開始したダーイシュ(イスラーム国)と、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵の戦闘が続いた。

一方、シリア軍はカーミシュリー市南部郊外でダーイシュと交戦し、同地の5カ村(ARA News(3月8日付)によると6カ村)を制圧した。

また、SANA(3月8日付)によると、タッル・タムル町郊外のラキーヤ村、アウジャ村、タッル・シャーミーラーン村、ギーブシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を行ったと発表した。

このうち6回がシリア領内(アイン・アラブ市一帯)に対して行われたという。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領が北朝鮮の森外務副大臣と会談(2015年3月8日)

アサド大統領は、シリアを訪問中の北朝鮮の森香哲外務副大臣ら一行と会談し、二国関係のありようなどについて意見を交わした。

SANA(3月8日付)によると、森外務副大臣は会談で、シリアの主権と独立を護るため、シリア国民を全面支援し、「テロとの戦いにおけるシリア国民の正義の逃走」を支持する、と述べた。

これに対して、アサド大統領は、シリアと北朝鮮が「真の独立」を有する稀有な国だとしたうえで、「両国民のアイデンティティを変容させようとする共通の敵に対して共闘する」と強調した。

会談には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣が同席した。

SANA, March 8, 2015
SANA, March 8, 2015

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SANA(3月8日付)は、ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣(軍武装部隊副司令官)が3月8日のバアス革命記念に合わせて、総司令部士官らとともに、南部地区一帯を前線視察し、兵士らを激励した、と伝え、写真、映像を公開した。

AFP, March 8, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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イランがシリア国内でイエメンのフースィー派を軍事教練か、国防隊青年のイエメン訪問が増加(2015年3月7日)

AKI(3月7日付)は、複数の消息筋の話として、イラク革命防衛隊が、シリア領内でイエメンのフースィー派への教練を行っているとの情報を米国や西欧諸国が得ている、と報じた。

同報道によると、シリア国内で教練を受けているとされるフースィー派は、イラン国内、ないしはレバノンの首都ベイルートで集められ、シリアに移送、そこで武器使用などの訓練を受けているという。

教練生はこれまでに約3,000人が派遣され、常時約400人が教練を受けているという。

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一方、ARA News(3月8日付)は、国防隊に所属するシリア人青年多数が最近、レバノンのベイルート国際空港を経由してイエメンに短期訪問している、と報じた。

青年らは数週間にわたってイエメンに滞在しているが、渡航目的は不明だとしているが、複数の消息筋は、シリアでのフースィー派の教練、ないしは治安関連の情報交換が目的だとしている。

AFP, March 8, 2015、AKI, March 7, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 7, 2015、March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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シリア・トルコ国境で、クルド人女性が世界女性の日に合わせて記念集会(2015年3月7日)

ハサカ県のシリア国境に位置するカーミシュリー市の国境通行所と、トルコ側のヌサイビーン市の国境通行所の双方で、世界女性の日を記念する集会が開かれ、民主統一党を支持する女性ら多数が参加した。

これを受け、ヌサイビーン市・カーミシュリー市間の国境地帯にトルコ軍が展開した。

ARA News(3月7日付)が伝えた。

ARA News, March 7, 2015
ARA News, March 7, 2015

AFP, March 7, 2015、AP, March 7, 2015、ARA News, March 7, 2015、Champress, March 7, 2015、al-Hayat, March 8, 2015、Iraqi News, March 7, 2015、Kull-na Shuraka’, March 7, 2015、al-Mada Press, March 7, 2015、Naharnet, March 7, 2015、NNA, March 7, 2015、Reuters, March 7, 2015、SANA, March 7, 2015、UPI, March 7, 2015などをもとに作成。

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シリア軍が、爆撃でダーイシュ(イスラーム国)バーディヤ州ワーリーら26人を殲滅、ジャズル油田を奪還(2015年3月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が深夜から未明にかけて、ウカイリバート町郊外を移動中のダーイシュ(イスラーム国)車列に対して空爆を行い、「バーディヤ(沙漠)州」の司令官2人(うち外国人1人)を含む26人が死亡した。

シリア軍はまた、ダーイシュの支配下にあるウカイリバート町郊外のジュッブ・マザーリア村に対しても空爆を行い、ダーイシュ戦闘員1人が死亡した。

これに関して、SANA(3月7日付)は、軍消息筋の情報として、シリア軍空軍戦闘機による特殊空爆作戦によって、ダーイシュの車列を攻撃し、ダーイシュ(バーディヤ州)のワーリー(州知事)のアンマール・ジャズラーウィー氏本名ディーブ・フダイジャーン)を殺害したと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(3月7日付)によると、シリア軍、国防隊がジャズル・ガス採掘所地帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、戦闘員多数を殲滅、完全制圧した。

SANA, March 7, 2015
SANA, March 7, 2015

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・タムル町一帯での反転攻勢を開始し、タッル・マガース村、タッル・ナスリー村、ハリータ村などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵と激しく交戦した。

Kull-na Shuraka', March 7, 2015
Kull-na Shuraka’, March 7, 2015

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アレッポ県では、ARA News(3月7日付)によると、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊がズール・マガール村からダーイシュ(イスラーム国)が支配下に置くトルコ国境の町ジャラーブルス市に向けて砲撃を行った。

AFP, March 7, 2015、AP, March 7, 2015、ARA News, March 7, 2015、Champress, March 7, 2015、al-Hayat, March 8, 2015、Iraqi News, March 7, 2015、Kull-na Shuraka’, March 7, 2015、al-Mada Press, March 7, 2015、Naharnet, March 7, 2015、NNA, March 7, 2015、Reuters, March 7, 2015、SANA, March 7, 2015、UPI, March 7, 2015などをもとに作成。

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北朝鮮の森副外相がシリアを訪問(2015年3月7日)

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、ワーイル・ハルキー首相、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、シリアを訪問した北朝鮮の森香哲外務副大臣とそれぞれ会談し、両国間関係などについて意見を交わした。

SANA(3月7日付)が伝えた。

SANA, March 7, 2015
SANA, March 7, 2015

AFP, March 7, 2015、AP, March 7, 2015、ARA News, March 7, 2015、Champress, March 7, 2015、al-Hayat, March 8, 2015、Iraqi News, March 7, 2015、Kull-na Shuraka’, March 7, 2015、al-Mada Press, March 7, 2015、Naharnet, March 7, 2015、NNA, March 7, 2015、Reuters, March 7, 2015、SANA, March 7, 2015、UPI, March 7, 2015などをもとに作成。

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シリア国連大使「我々は米国との協力に開放的な姿勢をとっているが、彼らはそれを望んでいない」(2015年3月7日)

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連大使はロイター通信(3月7日付)に、ダーイシュ(イスラーム国)への対応に関して、「我々は米国との協力に開放的な姿勢をとっているが、彼らはそれを望んでいない」と述べた。

ジャアファリー大使は「我々は、リビアやイラク…、アフガニスタンのような混乱をもたらす権力の真空を望んでいない。アサド大統領はこうした目的を実現できる。なぜなら強い大統領だからだ。大統領はシリア軍という強い組織を統轄している。4年におよぶ圧力に抵抗している。いかなる解決策であっても実行可能な人物だ」と述べるとともに、米国や西欧諸国がアサド大統領を受け入れる時が来ている、と強調した。

AFP, March 7, 2015、AP, March 7, 2015、ARA News, March 7, 2015、Champress, March 7, 2015、al-Hayat, March 8, 2015、Iraqi News, March 7, 2015、Kull-na Shuraka’, March 7, 2015、al-Mada Press, March 7, 2015、Naharnet, March 7, 2015、NNA, March 7, 2015、Reuters, March 7, 2015、SANA, March 7, 2015、UPI, March 7, 2015などをもとに作成。

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EUが、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府との石油取引を仲介していたなどとしてシリア人7人、6機関を制裁対象に追加(2015年3月6日)

欧州連合理事会は3月6日付で、シリアに対する追加制裁(CFSP2015/383)を発表、7人、6機関を資産凍結、渡航禁止などの対象とすることを決定した(http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=uriserv:OJ.L_.2015.064.01.0041.01.ENG)。

新たな制裁対象となったのはバヤーン・ビータール氏、ガッサーン・アッバース准将、ワーイル・アブドゥルカリーム氏、アフマド・バルカーウィー氏、ジョルジュ・ハスワーニー氏、イマード・ハムシュー氏、サミール・ハムシュー氏、TIC(Technical Industries Cooperation)社、SCIT(Syrian Company for Information Technology)社、ハムシュー商事、シリア鉄鋼、ブルジュ商事、DKグループ。

このうち、アブドゥルカリーム氏、バルカーウィー氏、ハスナーウィー氏は、シリア政府への石油供給を仲介していることが制裁の理由。

なかでもハスナーウィー氏は、ダーイシュ(イスラーム国)から石油を購入し、シリア政府側に提供していた、という。

AFP, March 8, 2015、AKI, March 7, 2015、AP, March 8, 2015、ARA News, March 7, 2015、March 8, 2015、Champress, March 8, 2015、al-Hayat, March 9, 2015、Iraqi News, March 8, 2015、Kull-na Shuraka’, March 8, 2015、al-Mada Press, March 8, 2015、Naharnet, March 8, 2015、NNA, March 8, 2015、Reuters, March 8, 2015、SANA, March 8, 2015、UPI, March 8, 2015などをもとに作成。

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シリアでの塩素ガスの使用を禁止する国連安保理決議第2209号が採択(2015年3月6日)

国連安保理は、シリア国内での「塩素など有毒化学物質の化学兵器としての使用」を非難、その使用を禁止する決議案を審議、賛成14カ国、棄権1カ国(ヴェネズエラ)で採択された。

決議案は、米国は、ロシア、イギリス、フランス、中国との協議を経て提案した。

採択された安保理決議第2209号の内容は以下の通り:

“The Security Council,

“Recalling the Protocol for the Prohibition of the Use in War of Asphyxiating, Poisonous or other Gases, and of Bacteriological Methods of Warfare, and the Convention on the Prohibition of the Development, Production, Stockpiling and Use of Chemical Weapons and on their Destruction (CWC), and the Council’s resolutions 1540 (2004) and 2118 (2013),

“Recalling that in resolution 2118 the Council decided that the Syrian Arab Republic shall not use, develop, produce, otherwise acquire, stockpile or retain chemical weapons, or transfer, directly or indirectly, chemical weapons to other States or non-State actors and that the Council underscored that no party in Syria should use, develop, produce, acquire, stockpile, retain or transfer chemical weapons,

“Recalling that the Syrian Arab Republic acceded to the CWC, noting that the use of any toxic chemical, such as chlorine, as a chemical weapon in the Syrian Arab Republic is a violation of resolution 2118, and further noting that any such use by the Syrian Arab Republic would constitute a violation of the CWC,

“Noting that chlorine was the chemical first used as a chemical weapon on a large scale in the Battle of Ypres in April 1915,

“Noting the first, second, and third reports from the Organization for the Prohibition of Chemical Weapons (OPCW) Fact-Finding Mission, which was mandated to establish the facts surrounding allegations of the use of toxic chemicals for hostile purposes in the Syrian Arab Republic,

“Noting the decision of the OPCW Executive Council of 4 February 2015 that, while stating diverse views on these reports, expressed serious concern regarding the findings of the Mission made with a high degree of confidence that chlorine has been used repeatedly and systematically as a weapon in the Syrian Arab Republic,

“Noting that this is the first ever documented instance of the use of toxic chemicals as weapons within the territory of a State Party to the CWC,

“Reaffirming that the use of chemical weapons constitutes a serious violation of international law and reiterating that those individuals responsible for any use of chemical weapons must be held accountable,

“1. Condemns in the strongest terms any use of any toxic chemical, such as chlorine, as a weapon in the Syrian Arab Republic;

“2. Expresses deep concern that toxic chemicals have been used as a weapon in the Syrian Arab Republic as concluded with a high degree of confidence by the OPCW Fact-Finding Mission and notes that such use of toxic chemicals as a weapon would constitute a violation of resolution 2118 and of the CWC;

“3. Recalls its decision that the Syrian Arab Republic shall not use, develop, produce, otherwise acquire, stockpile or retain chemical weapons, or, transfer, directly or indirectly, chemical weapons to other States or non-State actors;

“4. Reiterates that no party in Syria should use, develop, produce, acquire, stockpile, retain, or transfer chemical weapons;

“5. Expresses support for the OPCW Executive Council decision of 4 February 2015 to continue the work of the OPCW Fact-Finding Mission, in particular to study all available information relating to allegations of use of chemical weapons in Syria and welcomes the intention of the OPCW Director-General to include further reports of the Mission as part of his monthly reports to the Security Council;

“6. Stresses that those individuals responsible for any use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, must be held accountable, and calls on all parties in the Syrian Arab Republic to extend their full cooperation to the OPCW Fact-Finding Mission;

“7. Recalls the decisions made by the Security Council in resolution 2118, and in this context decides in the event of future non-compliance with resolution 2118 to impose measures under Chapter VII of the United Nations Charter;

“8. Decides to remain actively seized of the matter.”

なお塩素ガスは、化学兵器禁止機関において使用が禁止されている化学兵器ではない。

AFP, March 6, 2015、AP, March 6, 2015、ARA News, March 6, 2015、Champress, March 6, 2015、al-Hayat, March 7, 2015、Iraqi News, March 6, 2015、Kull-na Shuraka’, March 6, 2015、al-Mada Press, March 6, 2015、Naharnet, March 6, 2015、NNA, March 6, 2015、Reuters, March 6, 2015、SANA, March 6, 2015、UPI, March 6, 2015などをもとに作成。

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YPGがダーイシュ(イスラーム国)をアイン・アラブ市郊外からユーフラテス川右岸に完全放逐(2015年3月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、シュユーフ・タフターニー町、シュユーフ・ファウカーニー町にいたるアイン・アラブ市郊外一帯(アイン・アラブ中央区)からダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地全体を制圧した。

同地に展開していたダーイシュは、トルコ国境のジャラーブルス市方面などユーフラテス川右岸に後退し、人民防衛隊の進軍を阻止するため、ユーフラテス川に架かる、シュユーフ・タフターニー町とマンビジュ市・ジャラーブルス市街道を結ぶ橋を爆破・破壊した。

ARA News, March 6, 2015
ARA News, March 6, 2015

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ダイル・ザウル県では、SLN(3月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が支配下に置くイラク国境の町ブーカマール市のアーイシャ病院をシリア軍戦闘機が空爆、子供5人と女性2人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(3月6日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)に対して16回にわたり空爆を行ったと発表した。

うち1回がアイン・アラブ市郊外、2回がハサカ県タッル・ハミース市一帯で行われたという。

AFP, March 6, 2015、AP, March 6, 2015、ARA News, March 6, 2015、Champress, March 6, 2015、al-Hayat, March 7, 2015、Iraqi News, March 6, 2015、Kull-na Shuraka’, March 6, 2015、al-Mada Press, March 6, 2015、Naharnet, March 6, 2015、NNA, March 6, 2015、Reuters, March 6, 2015、SANA, March 6, 2015、SLN, March 6, 2015、UPI, March 6, 2015などをもとに作成。

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シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表「ヌスラ戦線が国際社会においてテロリストだとみなされていても、すべての人と会う」(2015年3月5日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、アレッポ市を含むシリア北部一帯で活動するアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線への対応に関する『ハヤート』の質問に対し、「私は多くの人と会ったが、私の母は間違いなく、彼らと私が会うことを誇りには思わないだろう」としつつ、「しかし、我々は、国際社会においてテロリストだとみなされていても、すべての人と会う」と述べた。

デミストゥラ共同特別代表はまた「彼らは、国連憲章第7章に基づく決議により、テロ組織のリストのなかに含まれている。それゆえ、公式に対話することはできない。しかし、彼らがシリア国民の名の下に発せられるメッセージに耳を傾けて欲しいと願っている」と付言した。

一方、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブに関して、「我々は、両当事者、すなわち政府と反体制派にアレッポ市の砲撃を中止し、人道支援が行えるようにして欲しい…。戦闘中止は停戦とは違う…。死者の80%が重火器による攻撃によるものだ…。我々はアレッポ市で6週間、砲撃合戦を停止し、人道支援を行えるようにして欲しい」と語った。

そのうえで、政治的移行プロセスに関して、デミストゥラ共同特別代表は「ジュネーブ合意があり、これは国際社会のすべての当事者によって受け入れられている…。しかし2012年6月の合意成立段階には、ダーイシュ(イスラーム国)が存在しなかったということを認めねばならない。つまり、このことが考慮されるべきだ」と述べた。

『ハヤート』(3月6日付)が伝えた。

デミストゥラ共同特別代表はまた、BBC(3月5日付)のインタビューでも、同様の趣旨の発言を行った。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、BBC, March 6, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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フランス大統領「アサドはダーイシュ(イスラーム国)との戦いについて話し合えるだけの信頼に足る対話者ではない」(2015年3月5日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は、シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表らと会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

会談後、オランド大統領は、大統領府を通じて声明を出し、「バッシャール・アサドこそが、自らの国民に悲劇をもたらした第1の責任者で、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いとシリアの将来に向けた準備について話し合うことができる信頼に足る対話者ではない」と述べた。

オランド大統領はまた、「政治的移行」こそが現下の紛争への唯一の解決策だと主張する一方、シリアの反体制派を「ダーイシュに対抗する前衛」と位置づけ、政治的・実質的支援を行うことを確認した。

『ハヤート』(3月6日付)によると、フランスの信頼できる消息筋の話として、会談において、オランド大統領とローラン・ファビウス外務大臣は、2月末にシリアを訪問したフランス議員使節団を厳しく非難したという。

なお会談には、ハウジャ議長のほか、ムンズィル・マーフース氏(駐仏代表)、ブルハーン・ガルユーン氏、サリーム・イドリース氏、ミシェル・キールー氏、サラーフ・ダルウィーシュ氏(シリア・クルド国民評議会)、アフマド・トゥウマ暫定内閣首班が同席した。

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一方、シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長は訪問先のフランスでAFP(3月5日付)に対し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市「戦闘中止」イニシアチブが「アレッポ市の革命家に耳を傾けていない」と非難した。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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サウジ外相「アサドに正統性がないという点で米国と合意している」(2015年3月5日)

ジョン・ケリー米国務長官がサウジアラビアを訪問し、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王、サウード・ファイサル外務大臣らと会談、イラン核開発問題、シリア情勢などへの対応について協議した。

会談後のケリー米国務長官とサウード・ファイサル外務大臣の共同記者会見で、ケリー米国務長官は、シリア情勢に関して「我々は、中東地域、とりわけシリアにおけるイランの活動や内政干渉に目を背けない」と述べた。

一方、サウード・ファイサル外務大臣は「シリア問題に関して、我々は、バッシャール・アサドに正統性がなく、事態の解決がジュネーブ1合意に基づいて挙国一致内閣を発足しなければならないという点で、米国と合意している。我々は違法な戦闘員をシリアから追放したい。シリア人は一つの傘のもとに統合されるべきで、シーア派、スンナ派、キリスト教徒、そのほかの民族の違いはない。我々は彼らの国から外国の占領を放逐したい」と述べ、イランを暗に牽制した。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線総司令官は誰が殺したのか?:イドリブ県でアブー・ハマーム・シャーミー死亡(2015年3月5日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(3月5日付)によると、有志連合と思われる戦闘機がイドリブ市郊外に対して空爆を実施し、シャームの民のヌスラ戦線幹部複数が死亡した。

死亡したのはヌスラ戦線総司令官のアブー・ハマーム・シャーミー氏、アブー・ムスアブ・フィラスティーニー氏、アブー・ウマル・クルディー氏、アブー・バッラー・アンサーリー氏。

また司令官多数が負傷したという。

これに関して、ヌスラ戦線はツイッターを通じて、「ヌスラ戦線のアブー・ハマーム・シャーミー総司令官が戦線幹部多数を標的とした爆発によって死亡した」としたうえで、「爆発は、トルコ国境に位置するサルキーン市内の戦線の拠点に対して有志連合の無人戦闘機が空爆したことで発生したと思われる」と発表した。

しかし、SANA(3月5日付)は、シリア軍がフバイト村で特殊作戦を実施し、アブー・ハマーム氏らヌスラ戦線幹部を殲滅したと伝えた。

一方、有志連合合同司令部は声明を出し、米国など有志連合が、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を12回空爆したと発表した。

空爆はハサカ県のダーイシュの戦術部隊、拠点、車列などを標的としたもので、イドリブ県のヌスラ戦線拠点の空爆の有無については言及しなかった。

Kull-na Shuraka', March 5, 2015
Kull-na Shuraka’, March 5, 2015

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一方、ヌスラ戦線拠点への攻撃と並行して、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県内のビーラト・アルマナーズ町の学校密集地区を空爆し、児童・生徒6人を含む7人が死亡、子供6人を含む12人が負傷した。

シリア軍はまた、シャームの民のヌスラ戦線などが支配下の置くタッル・サラムー村一帯に対しても空爆を行ったという、

他方、SANA(3月5日付)によると、アブー・ズフール町一帯のヌスラ戦線、イスラーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動の拠点などに対して、シリア軍が激しい空爆を行った。

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は人質解放の条件としてパレスチナ難民に対する人道支援物資を要求(2015年3月5日)

ARA News(3月5日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が4日ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で拉致した人道支援活動家のアブー・ハーリド氏の解放の条件として、ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプに配給される人道支援物資15トンを引き渡すよう要求している、と伝えた。

Kull-na Shuraka', March 5, 2015
Kull-na Shuraka’, March 5, 2015

AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。

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米国によるシリアの「穏健な反体制派」支援をめぐって、トルコ、イランが米国を牽制(2015年3月5日)

『ハヤート』(3月5日付)は、複数の西側筋の話として、トルコ政府が、米軍による領内でのシリアの「穏健な反体制派」の教練にかかる米国との二国間合意に際して、米政府に、シリア領内の国境地帯での飛行禁止空域と安全保障地域の設置と、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府の双方に対峙するための教練を行うよう求めていた、と伝えた。

同報道によると、米国内では、教練プログラム実施に向けた法的整備が議会において行われているが、イラン政府は、仮に米国が教練した「穏健な反体制派」が、シリア政府に対峙するような事態が生じれば、「イラク領内の米軍が危険にさらされるだろう」とのメッセージを米政府に伝え、牽制している、という。

al-Hayat, March 5, 2015をもとに作成。

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アサド大統領、ポルトガル国営テレビRTPのインタビューに応じる(2015年3月4日)

アサド大統領は、ポルトガル国営テレビRTPの単独インタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、3月4日に放映された。

SANA, March 4, 2015
SANA, March 4, 2015

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「シリアでの犠牲者の数に関して、西側メディアは最近、22万人だとしている。この数字は誇張されている。欧米はいつもシリアでの犠牲者の数を誇張している。数十万なのか、数万なのかが問題ではない。犠牲者は犠牲者、殺戮は殺戮、テロはテロだ…。身内、愛する人、親戚を失った家族の問題だ。シリアで起きているのは人災なのだ」。

「危機はシリアのあらゆる場所に及んでいる…。それが、テロや過激主義が育つ肥沃な環境、揺りかごを作っている。しかしこうした困難にもかかわらず、シリアはテロと戦い、国をまもり、覇権主義を退ける決意をしている」。

「国民と軍が政府のもとに一つになってテロと戦い、国家機関が機能しているのに、シリアが滅んだなどと言うことはできない」。

(ダーイシュ(イスラーム国)と協力しているのかとの問いに対して)「していない」。

「国際システムは国連、そして安保理によって代表されてきた。またそこでの問題は各国の主権を守り、戦争を回避するかたちで解決されることが想定されている。しかし実際には、そうはなっていない。我々が今目にしているのは、破綻した国連であり、シリア、リビア、イエメンなどといった国の市民を国際的に保護することに失敗した国連だ」。

「我々は、シリア軍が危機当初からすべてのシリア人を助けることができればと考えてきた。しかし、シリア軍がそうできなかった主な障害、そして数日前にダーイシュに拉致されたキリスト教徒を助けることができなかったのは、西欧諸国や地域諸国がテロリストたちに不制限の支援を行っているからだ」。

(「ジュネーブ2」会議に関して)「解決は政治的になされるが、現地の状況に影響を行使していない個人、組織と席につきたいのなら、対話をするための対話になるだろう…。我々がジュネーブでの交渉相手を選んでのではなかった。西欧、トルコ、サウジアラビア、カタールが選んだのだ。彼らは我々が対話して来たシリアの反体制派ではなかった」。

「シリア人のために活動し、国を護ろうとする反体制派であれば、どんなものであっても、シリア人、ないしはシリア国民の一部を代表している…。それは国家(の枠内にいるかどうか)とは関係なく、また政府(の枠内にいるかどうか)とも関係ない」。

(シリア革命反体制勢力国民連立を排除しているのかとの問いに関して)「私は、シリア人であれば誰も排除しない。基準について話しているのだ。こうした基準を満たせば、我々は反体制派だと認める。連立が西欧などによって作られたのなら、シリアの組織とはみなされない。シリア国民を代表していない。シリア国民は受け入れない…。しかし我々はあらゆる解決策を試みてきた…。だから連立とも協議した。この組織がシリア人を代表しておらず、それを作った国を代表していることをあらかじめ知っていたにもかかわらずである。またこの組織が現地に影響力を及ぼしていないにもかかわらずである」。

「オバマさえ、「穏健な反体制派」は幻想だと言っている。世界のほとんどが今や、いわゆる「穏健な反体制派」、すなわち「自由シリア軍」などの名前を名のる組織が…幻想だということを知っている。シリアのテロ空間を支配しているのはダーイシュかシャームの民のヌスラ戦線、あるいはより小さな派閥である」。

「現地の武装集団に影響力を行使し得る者と交渉するための当事者を欠いているなかで、我々は一部の地域では武装集団と和解を行ってきた…。これは非常に現実主義的な政治的解決策だ」。

「問題は、我々が反体制派と呼ぶ者のなかのどの当事者が…現地の武装集団に影響力を行使し、シリア人を流血から救い出せるかだ…。我々にはまだ答えがない。なぜなら彼ら反体制派は、そのことを証明しなければならないからだ。我々が証明する必要はない。なぜなら、我々には軍があり、軍は政府に忠実で、政府が命令を下せば、それに従うからだ…。しかし相手方はどうか? 誰がテロリストをコントロールするのか? それが問題だ」。

(ダーイシュよりもアサド政権と取引する方がましだと欧米諸国が考えるようになったために、潮目が変わったのではとの問いに対して)「世論がそのように考えているとは思わない…。我々が危機の初めに言っていたすべてを、彼ら(欧米諸国)は後になって言うようになっている。彼らは平和的だと言ったのに対して、我々は平和的ではなく、平和的だと彼らが言っているデモ参加者が警官を殺していると言った。その後、彼らが武装集団化すると、彼らも武装集団だと言うようになった。我々が武装集団はテロだと言うと、彼らはテロではないと言った。その後、彼らがテロだと言うようになると、我々はそれがアル=カーイダだと言ったが、彼らはアル=カーイダではないといった。つまり、我々が言っていたことすべてを、彼らは後になって言うようになっている…。なぜ最初から言わなかったのか?… 欧米諸国では…ダーイシュとヌスラはアサドが作り出した、あるいは彼の政策のせいだなどといったことが事実に付け加えられていった」。

(現政府が残虐で独裁的だとの主張に関して)「自国民を殺し、抑圧している人間が同じ国民に支持されることがあるか?」

(「アラブの春」波及後の反体制デモに関して)「デモは決して平和的ではなかった。最初の週に我々は多くの警官を失った。どうして平和的なデモが警官を殺すことができるのか? 平和的ではなかった。これが嘘の始まりだ。これがプロパガンダの始まりだ…。どうしてダーイシュが出てきたのか? 突然現れたのか? ダーイシュは突然には現れないし…、ヌスラ戦線も突然現れない。長いプロセスのなかで生じたのだ」。

「ダーイシュのイデオロギーとはどのようなものか?… ワッハーブ主義だ。それがシリアにあったか? モロッコにあったか?… それが実際に存在したのはサウジアラビアだ…。サウジアラビアとカタール。これがワッハーブ主義だ。あとエルドアンはムスリム同胞団だ。彼はムスリム同胞団のイデオロギーの忠実な擁護者だ…・欧米メディアは、テロリストの80%がトルコから入ってきていると報じている…。アイン・アラブ市は…有志連合が攻撃したのに、解放されるまでに4ヶ月もかかった。なぜだ? あれほどのサイズの町であれば、シリア軍は(解放に)2~3週間しかかからない。なぜならトルコを通じて兵站支援を受けていたからだ。彼ら(トルコ)は…あらゆる支援を行っている」。

(クルド人を支援しているかとの問いに関して)「コバネ(アイン・アラブ)の問題が発生する以前、有志連合が支援する前、我々はクルド人を支援していた…。我々は彼らに武器を送っていた。もちろん、彼らは受け取っていないと言う。なぜなら米国が「Noと言えば、支援する」と言ったからだ」。

(米国による「穏健な反体制派」支援に関して)「米国が5,000人と発表したことを知っていると思うが、それは欧米の高官がテロと戦う意思がないということの証左だ…。オバマが「穏健な反体制派」は幻想だと言っているのに、誰に資金や武器を送るのか? 幻想に送るのではなく、現実に送るのだ。そして現実とは過激派だ。5,000人はテロリストへの別の支援策となるだろう」。

英語全文はhttp://www.sana.sy/en/?p=30927、アラビア語全訳はhttp://www.sana.sy/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%af-%d9%84%d9%84%d8%aa%d9%84%d9%81%d8%b2%d9%8a%d9%88%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%a8%d8%b1%d8%aa%d8%ba%d8%a7%d9%84%d9%8a-%d8%a7%d9%84%d8%b1.html、インタビュー映像はhttps://www.youtube.com/watch?v=j11nvO5vJasで視聴・閲覧可能。

SANA, March 4, 2015をもとに作成。

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カタールが支援継続を条件にヌスラ戦線にアル=カーイダとの絶縁を提案(2015年3月4日)

ロイター通信(3月4日付)は、シャームの民のヌスラ戦線が、アル=カーイダとの関係を絶ち、アラブ湾岸諸国からの支援を受けるために新たな組織を結成することで、アサド政権への抵抗を継続しようとしている、と伝えた。

この動きは、ヌスラ戦線との関係を有するカタールが後押ししており、同国は、アル=カーイダとの絶縁を条件に、さらなる資金、兵站の支援を約束したのだという。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がシリアからフランスへ(2015年3月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はシリア訪問を終え、フランスに移動、ローラン・ファビウス外務大臣と会談し、アレッポ市「戦闘停止」イニシアチブなどをめぐって意見を交わした。

『ハヤート』(3月5日付)によると、会談に関して、フランス外務省報道官は、フランス側がジュネーブ合意(2012年)に基づくシリアの政治的移行に改めて支持を表明する一方、「包括的な政治的解決のみがシリア国内の人道危機、テロの脅威の解消を保障する」との立場を示したという。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、al-Ittihad Press, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、YPGが制圧したタッル・ブラーク市(ハサカ県)にシリア軍が進駐か?(2015年3月4日)

ARA News(3月4日付)は、複数の地元筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、サナーディード軍が制圧したハサカ県タッル・ブラーク町に、シリア軍が進駐したと伝えた。

シリア軍は、タッル・ブラーク町を制圧した人民防衛隊、サナーディード軍が同市を撤退した直後に進駐したという。

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これに関して、民主連合運動(TEV DEM)の幹部の一人でカーミシュリー市で活動するアブドゥッサラーム・アフマド氏は、ARA Newsに対して、タッル・ブラーク町からの人民防衛隊撤退とシリア軍駐留を否定した。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、al-Ittihad Press, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘でYPGの英国人隊員が戦死(2015年3月4日)

ハサカ県では、イッティハード・プレス(3月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、サナーディード軍が、タッル・ブラーク町一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続けた。

一方、ARA News(3月4日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に従軍していた外国人隊員が、タッル・ブラーク町でのダーイシュとの戦闘で戦死したと伝えた。

死亡した外国人隊員は英国人エリック・スカーフィールド氏。

なお同報道によると、1週間前にも、人民防衛隊に従軍していたオーストラリア人隊員が戦死しているという。

ARA News, March 4, 2015
ARA News, March 4, 2015

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)を名のる武装集団が、ダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプなどで人道支援活動を行っている「アブー・ハーリド」を名のる活動家(アダーラ支援機構代表)をハジャル・アスワド市で拉致した。

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アレッポ県では、ARA News(3月4日付)によると、バーブ市郊外のカフル・カルビーン村の住民2人が、村からの避難を試みたとの罪で、ダーイシュ(イスラーム国)によって処刑された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がジャズル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、油田2カ所を制圧した。

シリア軍はまたシャーイル・ガス採掘所周辺でもダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がカム油田地帯(通称T2地帯)に増援部隊を派遣した。

増派はシリア軍、国防隊が同油田内のタドムル基地を攻撃し、ダーイシュ戦闘員50人(うち外国人戦闘員10人)が死亡したのを受けた動きだという。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合のスハイル・アタースィー女史が政治活動復帰のため、支援調整ユニット代表を辞職(2015年3月4日)

シリア革命反体制勢力国民連立の有力メンバーの一人スハイル・アタースィー女史はフェイスブックを通じて声明(3月2日付)を出し、トルコを拠点に人道支援にあたっているとされる支援調整ユニットの代表を辞任する、と発表した。

「過去2年にわたり、捧げることのできるすべてを捧げてきた。だから今日、辞任し、ユニットを去ることを決意しました…。再び政治活動…に戻る段階にあります。シリア革命は依然としてさらなる政治活動、そしてアラブ世界と国際社会の支援が必要です」というのが、辞任の理由だという。

アタースィー女史は、2011年3月半ば、ダマスカス県中心部で政治犯釈放を求めるデモを指導するなど、「アラブの春」のシリアへの波及を牽引した活動家で、2011年に当局に拘束・釈放後、フランスなどからアサド政権打倒を主唱、シリア革命調整連合、シリア国民評議会などを経て、シリア革命反体制勢力国民連立に参加した。

2014年12月にシリア革命反体制勢力国民連立副議長を辞職、また2015年1月の政治委員会選挙で落選している。

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一方、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は声明を出し、「シリアにおけるイラン政府の公然たる軍事介入は、シリア国民への脅迫にとどまらず…シリア国境を越え、地域全体への脅威となっている」と批判、エジプト政府やアラブ連盟事務副長が提案しているダーイシュ(イスラーム国)に対する「アラブ合同軍」を(ダーイシュではなく)、シリアへのイランの介入に充てるよう呼びかけた。

AFP, March 4, 2015、AP, March 4, 2015、ARA News, March 4, 2015、Champress, March 4, 2015、al-Hayat, March 5, 2015、Iraqi News, March 4, 2015、Kull-na Shuraka’, March 4, 2015、al-Mada Press, March 4, 2015、Naharnet, March 4, 2015、NNA, March 4, 2015、Reuters, March 4, 2015、SANA, March 4, 2015、UPI, March 4, 2015などをもとに作成。

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シリア政府と反体制派の和平会議「モスクワ2」に向け反体制派使節団がロシアを訪問(2015年3月4日)

『ハヤート』(3月4日付)は、信頼できる消息筋の話として、1月下旬のカイロでの反体制政治組織代表らによる会合で設置が決定された「シリア国民大会」準備委員会の使節団がロシアの首都モスクワを先週、訪問していた、と伝えた。

使節団はロシア外務省の招聘によりモスクワを訪問、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣らと会談した。

使節団は、民主的変革諸勢力国民調整委員会前渉外局長で、反体制活動家・離反兵とともに結成した新組織「カフム」の代表を務めるハイサム・マンナーア氏を団長とし、2月に行われた「モスクワ1」に続くシリア政府と反体制派の和平交渉、通称「モスクワ2」に向けて意見の調整を行ったという。

なお1月のカイロでの会合は、「モスクワ1」の準備会合として位置づけられ、国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流のほか、トルコや欧米諸国が支援するシリア革命反体制勢力国民連立が参加した。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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最新論考「イスラム国掃討にアサド政権必要:「退潮」機に全シリアで結束を」(Janet e-World/A stand/e-World Premium)

青山弘之「イスラム国掃討にアサド政権必要:「退潮」機に全シリアで結束を(特集I・テロと言論の自由)」
Janet e-World、2015年2月25日
A stand Web新書、2015年3月2日
e-World Premium 2015年3月号

2月に入って、ダーイシュ(「イスラム国」のアラビア語の通称)に対する国際社会の攻勢と結束がにわかに高まりを見せている。
有志連合の一角をなすヨルダンは、モアズ・カサスベ中尉処刑への報復として、シリア、イラク領内での空爆を強化すると発表、米国もオバマ大統領がイラクでの一時的な地上部隊投入を念頭に置いた文書を議会に提出した。また国連では、ロシアの提案の下、石油取引や身代金支払いを禁止した安保理決議第2199号が全会一致で採択された。
こうした動きに逆行する形でシリアが疎外され続ければ、地域の混乱はさらに助長され、ダーイシュに延命の余地を与えるだけである。

◇有志連合と認知されないシリア軍

邦人質2人が殺害されて以降、日本ではダーイシュの脅威がことさら強調されるようになっている。だが、シリア国内に目を向けると、彼らが勢力を弱めていることは明らかだ。
昨年9月から続いていたシリア北部アインアルアラブ市での戦闘は、現地のクルド人民兵組織、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がイラク・クルド人治安部隊「ペシュメルガ」や有志連合の後押しを受けて勝利し、その攻勢はトルコからの兵たん線上に位置するタルアブヤド市やジャラブルス市に及ぼうとしている。ダーイシュ内部では、非アラブ人幹部の狭量な宗教解釈や蛮行に不満を募らせたアラブ人が離反し、トルコに脱走するケースが頻発している。
シリア人の離反も相次ぎ、その一部はアルカイダ系組織「ヌスラ戦線」などのイスラム過激派に身を寄せるようになっている。カリフ制樹立が宣言された昨年半ばには、ヌスラ戦線や反体制武装集団「自由シリア軍」の戦闘員多数がダーイシュに合流したが、今やその逆の動きが生じているのである。さらに東部のデリゾール県では、「東部地域人民抵抗」を名乗る組織がダーイシュ戦闘員を襲撃するようになっており、住民の反抗も強まっている。
ダーイシュの退潮は、・・・

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アレン米退役大将、「必要な時にはシリアの「穏健な反体制派」を護ることになる」(2015年3月3日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)殲滅に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン退役大将は、米太平洋協議会(ワシントンDC)で、シリアの「穏健な反体制派」への教練に関して、「彼らを教練し、最新兵器を彼らに配備するための明確な計画があるが、必要な時には彼らを護ることになる」と述べた。

アレン退役大将は、「穏健な反体制派」を護るための飛行禁止空域の設置はあるかとの問いに「こうした選択肢のすべてを検討中だ…。重要なのは、彼ら戦闘員を支援しないことは考えていないということだ」と述べた。

『ハヤート』(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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ダルアー県で戦死したアフガン人戦闘員の葬儀(2015年3月3日)

AFP(3月3日付)によると、イランの複数メディアは、ダマスカス郊外県の「サイイダ・ザイナブ廟防衛のため」シリアに派遣されていたアフガン人司令官1人を含む戦闘員7人の葬儀が行われたと伝えた。

葬儀が行われたのは、ファーティミーユーン旅団のアリー・リダー・トゥースリー司令官を含むアフガン人戦闘員7人で、ダルアー県での「武装テロ集団」との戦闘で死亡したという。

ARA News, March 3, 2015
ARA News, March 3, 2015

AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。

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