シリア政府の動き(2014年6月30日)

シリアの水資源総合委員会(バッサーム・ハンナー水資源大臣が委員長)はロシアのストロイ・トランス・ガス社とティグリス川灌漑計画の第1期計画実施に関する契約に合意した。

SANA, June 30, 2014
SANA, June 30, 2014

第1期計画は、ハサカ県マーリキーヤ市郊外のアイン・ディーワール村での給水所建設など総額1億9,300万ユーロの支援が予定されている。

またティグリス川灌漑計画は、年間1億2,500立方メートルの灌漑水の利用が予定されている。

SANA(6月30日付)が報じた。

AFP, June 30, 2014、AP, June 30, 2014、ARA News, June 30, 2014、Champress, June 30, 2014、al-Hayat, July 1, 2014、Kull-na Shuraka’, June 30, 2014、al-Mada Press, June 30, 2014、Naharnet, June 30, 2014、NNA, June 30, 2014、Reuters, June 30, 2014、SANA, June 30, 2014、UPI, June 30, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月28日)

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、サウジアラビアのジェッダでのジョン・ケリー米国務長官とシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長との会談に関して、ケリー国務長官が「反体制派の指導力をシリアのすべての人々に拡大」するよう求めたことを明らかにした。

ハーフ副報道官はまた、会談においてイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻勢についても協議されたとしたうえで、「穏健」な反体制武装集団への軍事支援が、「ダーイシュの過激派と戦うことが唯一の理由ではなく、治安と安定の拡充を支援するためシリア人の能力を強化し、穏健な反体制派が政府軍、過激派の攻撃に対抗できるよう支援する」ためと述べた。

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アレッポ県では、ARA News(6月28日付)によると、アフリーン市郊外のダイル・サワーン村で、トルコ領に不法入国しようとした若者1人がトルコの国境警備隊に射殺された。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月28日)

アサド大統領はシリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、6月のシリア大統領選挙、化学兵器破棄プロセス、「テロとの戦い」などについて意見を交わした。

SANA, June 28, 2014
SANA, June 28, 201460

リバコフ外務次官は会談後、「地域諸国においてテロを広める集団の試みに対してロシアは手をこまねいたりはしない」としたうえで、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の活動に関して「問題はイラクにおいてきわめて危険だ。イラク国家の基礎にとって脅威だ…。問題は真の国民対話なくして解決し得ない」と述べた。

また米国によるシリアの「穏健」な反体制武装集団への軍事支援については「この手の政策は受け入れられない。シリアでの関係正常化を促すような責任ある姿勢をとることが、米国を含むみなにとっての利益になる」と述べた。

SANA(6月28日付)などが伝えた。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月27日)

諸外国の動き

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠しているイラクのカーイム市(アンバール県)に対してシリア軍ヘリコプターが空爆を行ったこと(24日)に関して、「イラクの治安に資するということはいかなる状況でもあり得ない…。イラクの治安状況は、アサド政権の空爆であれ、同政権が資金援助し、地域諸国が支援する民兵であれ、ダマスカスの政権によって解決され得ないし、そうあってはならない」と述べた。

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月27日付)によると、ダイル・ザウル市に隣接する村々で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

またダーイシュは、マヤーディーン市を占拠する反体制武装集団に対して、28日までに武器を捨て、同市を引き渡すよう求めた。

一方、シリア人権監視団によると、自爆ベルトを着用したヌスラ戦線戦闘員が、ブーカマール市内にあるダーイシュの本部の一つに対して殉教作戦を行い、ダーイシュの外国人戦闘員3人が死亡、18人が負傷した。

イラク国内の戦況

ディヤラ県では、マダー・プレス(6月27日付)によると、ダリー・アッバース地方のダワーリーブ地区、シューハーニー地区で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク軍、部族民兵からなる合同部隊が交戦し、イラク軍兵士4人(うち士官1人)が死亡、14人が負傷した。

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アンバール県では、アンバール県議会のファーリフ・イーサーウィー副議長が、治安部隊が部族民兵、覚醒評議会の支援のもとに、ラマーディー市全域など同県の大部分を掌握したと述べた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、June 29, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月27日)

LBCI(6月27日付)は、25日にベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルで発生したサウジ人男性による自爆テロに関して、この男性がトルコのイスタンブールからレバノンに入国したと報じた。

Naharnet, June 27, 2014
Naharnet, June 27, 2014

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NNA(6月27日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で、武装したシリア人とレバノン人が衝突し、レバノン人1人が死亡した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月27日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、シリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、二国間関係の強化、化学兵器廃棄プロセスなどについて意見を交換した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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「穏健」な反体制勢力と米国の動き(2014年6月27日)

『ハヤート』(6月28日付)などによると、ジョン・ケリー米国務長官はサウジアラビアを訪問し、ジェッダでアブドゥッラー国王を会談、イラク情勢、シリア情勢、エジプト情勢、イラン情勢などへの対応について協議した。

またケリー国務長官は、ジェッダを訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談し、「穏健な」反体制勢力への軍事支援などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、「穏健な反体制勢力は、シリアだけでなくイラクでもダーイシュを食い止めるのに重要な役割を果たすことができる…。ジャルバー議長は、イラクに広く暮らす一部族を代表している。彼は現地の人々を知っている。彼の見方、そして穏健な反体制勢力の見方は、前進するうえできわめて重要だ…。我々は反体制勢力とまさに努力を集中させようとしている」と述べた。

一方、ジャルバー議長は、シリアの反体制勢力へのさらなる支援を米国に求める一方、「イラク情勢に対処するためにワシントンと地域諸国は最大限の努力を行う」べきだと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、ジョン・ケリー米国務長官との会談に合わせるかたちで、自由シリア軍参謀委員会の解体を決定したアフマド・トゥウマ暫定内閣首班の決定(https://syriaarabspring.info/wp/?p=11024)に関して「トゥウマ氏は首班権限を逸脱し、連立内規第31条に違反している」と批判し、同決定を無効にすると発表した。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

ジャルバー議長はまた、7月4~6日に開催される連立の政治委員会と総合委員会でトゥウマ首班の「権限逸脱」への対応について審議すると付言した。

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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班による解体令が無効だと主張、連立にトゥウマ首班の処罰を求めた。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、バラク・オバマ米政権がシリアの「穏健」な反体制勢力への5億ドル相当の武器供与の方針を示したことに関して、記者団に対して「よりよい手段はあるはずだ…。米国は政治的イニシアチブを実行するのではなく、事態を間違った方向に導き、炎を燃やしたままにしようとしている」と非難した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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「穏健」な反体制勢力と米国の動き(2014年6月26日)

米国家安全保障会議のケイトリン・ヘイデン報道官は、バラク・オバマ政権がシリアの「穏健」な反体制勢力への教練や装備供与のため、5億ドル規模の支援に乗り出す方針を明らかにし、米議会に予算の承認を求めていると述べた。

具体的な装備供与の内容については明らかにはしなかった。

オバマ大統領は5月の外交演説で、レバノン、ヨルダン、トルコ、イラクでの「テロとの戦い」を支援するための50億ドルの基金を設立すると表明し、シリアの「穏健」な反体制勢力への軍事支援はこのなかから支出される。

ヘイデン報道官は「危機の軍事的解決はない。ワシントンは戦闘地域に米軍を派遣しない…。(「穏健」な反体制勢力への軍事支援は)シリア人が、政権の攻撃から身を守り、混乱のなかに安住の地を見出しているイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のような組織を退けるための支援に向けた措置」と述べた。

しかし、オバマ大統領はカナダのCBS(6月21日付、http://www.cbsnews.com/news/obama-notion-that-syrian-opposition-could-overthrow-assad-a-fantasy/)のインタビューで、シリア情勢に関してアサド政権を倒すことができる「穏健な反体制派」は存在しないとしたうえで、彼らへの武器供与の可能性が「幻想」だ述べていた。

また米国が「穏健な」反体制武装集団として想定している自由シリア軍参謀委員会は、6月に前線司令官9人が共同声明を出し、辞任すると発表、またダーイシュのイラクでの攻勢を受けて、東部戦線(ダイル・ザウル県)元司令官らがダーイシュと共闘、ダイル・ザウル県の軍事評議会もダーイシュに「忠誠」を近い、「穏健」ではなくなっている。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は深夜(26日)、「首班権限と公共の利益に基づき、組織上の理由により」、自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)の解散とバシール・アブドゥルイラーフ参謀長の解任を発表した。

トゥウマ首班はまた「シリア国内で活動するすべての革命勢力に対して、1ヶ月以内に軍事防衛評議会の結成と参謀委員会の包括的再編」を行うよう要請した。

またトゥウマ首班は、解任したバシール参謀長に代えて、アーディル・イスマーイール准将を暫定参謀長に任命した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班により、自由シリア軍参謀委員会アブドゥルイラーフ・バシール参謀長の後任の暫定参謀長に任命されたアーディル・イスマーイール准将は、アラビー・ジャディード(6月26日付)に対して、自身が暫定参謀長に任命されたことを知らなかったと述べた。

al-‘Arabi al-Jadid, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月26日)

国連安保理はUNDOFの任期を6ヶ月延長することを定めた安保理決議2163号を全会一致で採択した。

決議は、イスラエルとシリアの双方に1974年の兵力引離合意の順守を求めるとともに、兵力引離地域内でのシリア政府軍と反体制武装集団の交戦、重火器使用を批判している。

以下決議全文

“The Security Council,

“Noting with concern that the situation in the Middle East is tense and is likely to remain so, unless and until a comprehensive settlement covering all aspects of the Middle East problem can be reached,

“Having considered the report of the Secretary-General on the United Nations Disengagement Observer Force of 10 June 2014 (S/2014/401), and also reaffirming its resolution 1308 (2000) of 17 July 2000,

“Stressing that both parties must abide by the terms of the 1974 Disengagement of Forces Agreement between Israel and the Syrian Arab Republic and scrupulously observe the ceasefire,

“Concurring with the Secretary-General’s findings that the ongoing military activities conducted by any actor in the area of separation continue to have the potential to escalate tensions between Israel and the Syrian Arab Republic, jeopardize the ceasefire between the two countries, and pose a risk to the local civilian population and United Nations personnel on the ground,

“Expressing grave concern at all violations of the Disengagement of Forces Agreement,

“Stressing that there should be no military forces in the area of separation other than those of UNDOF,

“Strongly condemning the recent intense fighting in the area of separation and calling on all parties to the Syrian domestic conflict to cease military actions in the UNDOF area of operation, and further condemning the increased use by elements of the Syrian opposition and other groups of improvised explosive devices in the UNDOF area of operation,

“Condemning the use of heavy weapons by both the Syrian armed forces and armed members of the opposition in the ongoing Syrian conflict in the area of separation, including the use of tanks by the Syrian armed forces and opposition during clashes,

“Also condemning the horrific crimes committed by some armed members of the opposition and calling upon all parties to the ongoing conflict to respect international humanitarian law,

“Echoing the Secretary-General’s call upon all parties to the Syrian conflict to cease military actions throughout the country, including in the UNDOF area of operation,

“Strongly condemning the incidents threatening the safety and security of United Nations personnel in recent months,

“Underscoring the need for UNDOF to have at its disposal all necessary means and resources to carry out its mandate safely and securely, and recalling that the theft of United Nations weapons and ammunition, vehicles and other assets, and the looting and destruction of United Nations facilities, are unacceptable,

“Expressing its profound appreciation to UNDOF’s military and civilian personnel, including those from Observer Group Golan, for their service and continued contribution, in an increasingly challenging operating environment, underscoring the important contribution UNDOF’s continued presence makes to peace and security in the Middle East, welcoming steps taken to enhance the safety and security of UNDOF, including Observer Group Golan, personnel, and stressing the need for continued vigilance to ensure the safety and security of UNDOF and Observer Group Golan personnel,

“1. Calls upon the parties concerned to implement immediately its resolution 338 (1973) of 22 October 1973;

“2. Stresses the obligation on both parties to scrupulously and fully respect the terms of the 1974 Disengagement of Forces Agreement, calls on the parties to exercise maximum restraint and prevent any breaches of the ceasefire and the area of separation, and underscores that there should be no military activity of any kind in the area of separation, including military operations by the Syrian Arab Armed Forces;

“3. Underlines that there should be no military activity of the armed opposition groups in the area of separation, and urges Member States to convey strongly to the Syrian armed opposition groups in UNDOF’s area of operation to halt all activities that endanger United Nations peacekeepers on the ground and to accord the United Nations personnel on the ground the freedom to carry out their mandate safely and securely;

“4. Calls on all parties to cooperate fully with the operations of UNDOF, to respect its privileges and immunities and to ensure its freedom of movement, as well as the security of and unhindered and immediate access for the United Nations personnel carrying out their mandate, including the unimpeded delivery of UNDOF equipment and the temporary use of an alternative port of entry and departure, as required, to ensure safe and secure troop rotation activities, in conformity with existing agreements, and urges prompt reporting by the Secretary-General to the Security Council and troop-contributing countries of any actions that impede UNDOF’s ability to fulfil its mandate;

“5. Welcomes the efforts being undertaken by the United Nations Disengagement Observer Force to implement the Secretary-General’s zero-tolerance policy on sexual exploitation and abuse and to ensure full compliance of its personnel with the United Nations code of conduct, requests the Secretary-General to continue to take all necessary action in this regard and to keep the Security Council informed, and urges troop-contributing countries to take preventive and disciplinary action to ensure that such acts are properly investigated and punished in cases involving their personnel;

“6. Decides to renew the mandate of the United Nations Disengagement Observer Force for a period of six months, that is, until 31 December 2014, and requests the Secretary-General to ensure that UNDOF has the required capacity and resources to fulfil the mandate in a safe and secure way;

“7. Requests the Secretary-General to report every 90 days on developments in the situation and the measures taken to implement resolution 338 (1973).”

AFP, June 26, 2014、AP, June 26, 2014、ARA News, June 26, 2014、Champress, June 26, 2014、al-Hayat, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 26, 2014、al-Mada Press, June 26, 2014、Naharnet, June 26, 2014、NNA, June 26, 2014、Reuters, June 26, 2014、SANA, June 26, 2014、UPI, June 26, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月25日)

シリアの反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、シリアのダイル・ザウル県ブーカマール市で活動するシャームの民のヌスラ戦線所属の「ジュヌード・ハック」は24日深夜から25日未明にかけて、イラクのニナワ県ラビーア地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に忠誠を誓った。

これに関して、ダーイシュ(ヒムス州)はツイッター(https://twitter.com/homs_isis)で「アッラーのおかげで、ブーカマール市は戦闘なくしてダーイシュ(イスラーム国)の支配下に入った。アッラーのおかげで、同地では、(アブー・ムハンマド・)ジャウラーニーの戦線(ヌスラ戦線)がイラク・シャーム・イスラーム国に忠誠を誓った」と綴った。

またダーイシュを支持するアブー・ハフス・アサリー氏もツイッター(https://twitter.com/abohafsalathare)で、ダーイシュの司令官のひとりウマル・シーシャーニー氏とヌスラ戦線の報道官アブー・ユースフ・ミスリー氏が握手を交わす写真を公開した。

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これに関して、AFP(6月25日付)は、複数の活動家の話として、ヌスラ戦線(ミスリー報道官)によるダーイシュへの忠誠は、ダイル・ザウル県内で共闘していたヌスラ戦線とそれ以外の武装集団(部族など)の関係悪化と内部対立をもたらしていると報じた。

シリア政府の動き

SANA(6月25日付)は、24日にシリア軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するイラクのアンバール県カーイム市を空爆したとの報道に関して、報道筋の話として「事実無根」と否定した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するラッカ市の複数カ所(ダーイシュの本拠地周辺)をシリア軍が空爆し、女性1人、子供1人を含む12人が死亡した。

またシリア軍地上部隊がラッカ市各所で重火器による攻撃を行った。

諸外国の動き

米国家安全保障会議のベルナデット・ミーハン報道官は、24日にシリア軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するイラクのアンバール県カーイム市を空爆したことに関して「イラクが直面する脅威の解決策は、ダーイシュを最初に繁栄させたアサド政権による介入ではない…。イラクの安全保障に対する挑戦の解決策は、民兵や残忍なアサド政権を関与させることではなく、イラクの治安部隊を強化することにある」と述べた。

AFP(6月25日付)が伝えた。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月25日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ティクリート市北東部のハムリーン地区にあるアジール油田を制圧した。

またテロ撲滅部隊筋によると、ダーイシュが侵入したバイジ製油所の警備に当たっていた部隊80人が降伏後も、テロ撲滅部隊の大佐が率いる部隊員25人が製油所の制圧を阻止するため抵抗を続ける一方、イラク軍はヘリコプターが同地一帯を空爆、増援部隊を派遣、武器弾薬を補給したという。

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ニナワ県では、マダー・プレス(6月25日付け)によると、モスル市東部のカッラ・クーシュ村に接近しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク・クルディスタン地域ペシュメルガが交戦し、撃退した。

またダーイシュは未明、トルクメン人が多く住むシュライハーン村とクッバ村に進軍し、フサイニーヤ2カ所を破壊、村の青年数十人を一時拘束した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月25日付け)によると、ジュルフ・サフル地方で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員6人を殺害、武器庫と爆弾製造所を発見・破壊した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は記者会見で、アンバール県各所で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の掃討を続け、ダーイシュ戦闘員34人を殺害、車両12台を破壊したと発表した。

またアター大将はサラーフッディーン県ティクリート市一帯などでもダーイシュ戦闘員25人を殺害、車両13台を破壊したと付言した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(6月25日付)によると、フワイジャ郡マーフーズ村近郊で、「フワイジャ解放大隊」がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車を銃撃し、ダーイシュ戦闘員3人を殺害した。

これに対して、ダーイシュは報復として、フワイジャ解放大隊メンバー2人を拉致、連行したという。

またダーイシュは、フワイジャ覚醒評議会の司令官1人を含む4人をハワーイジュ村に連行し、銃殺処刑した。

AFP, June 25, 2014、AP, June 25, 2014、ARA News, June 25, 2014、Champress, June 25, 2014、al-Hayat, June 26, 2014、Kull-na Shuraka’, June 25, 2014、al-Mada Press, June 25, 2014、Naharnet, June 25, 2014、NNA, June 25, 2014、Reuters, June 25, 2014、SANA, June 25, 2014、UPI, June 25, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月25日)

シリア革命反体制勢力国民連立の前議長アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏はフェイスブックを通じて声明を出し、連立にアサド政権との対話を行うよう呼びかけた。

一方、ハティーブ氏はトルコの『アクシャム』(6月25日付)に対して、「シリアの反体制勢力の武器を増強することはさらなる流血と死を意味するだけで…、問題解決ではなく、事態悪化をもたらす」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は自由シリア軍参謀委員会幹部との会合で、21日のバラク・オバマ米大統領のCBSとのインタビューでの発言に関して「革命家を新たな脅威にさらすものだ」と批判した。

AFP, June 25, 2014、Aksam, June 25, 2016、AP, June 25, 2014、ARA News, June 25, 2014、Champress, June 25, 2014、al-Hayat, June 26, 2014、Kull-na Shuraka’, June 25, 2014、al-Mada Press, June 25, 2014、Naharnet, June 25, 2014、NNA, June 25, 2014、Reuters, June 25, 2014、SANA, June 25, 2014、UPI, June 25, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月24日)

『ナハール』(6月24日付)は、ジェフリー・フェルトマン国連事務次長(政務局長)(元駐レバノン米大使)が、19日にノルウェーの首都オスロで開催されたオスロ・フォーラムで、シリアのブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官に対し、レバノンでの大統領選出を後押し、選挙を妨害しないよう求めていた、と報じた。

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イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン外務大臣は、22日に同国が占領するシリア領ゴラン高原で国防省委託業者の車が爆発し、乗っていたイスラエル人青年が死亡した事件に関して、「あらゆる分析と諜報を得た。シリア当局に責任があることは明らかだ…。シリア軍が国境(停戦ライン)近くに停車していた車、そしてイスラエル市民に発砲した。シリア軍は代償を払わねばならない」と断じた。

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国連の潘基文事務総長は、シリア国内の化学兵器関連物質の国外への搬出完了に関して、「シリア政府の協力」を高く評価した。

『ハヤート』(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2014、AP, June 24, 2014、ARA News, June 24, 2014、Champress, June 24, 2014、al-Hayat, June 25, 2014、Kull-na Shuraka’, June 24, 2014、al-Mada Press, June 24, 2014、al-Nahar, June 24, 2014、Naharnet, June 24, 2014、NNA, June 24, 2014、Reuters, June 24, 2014、SANA, June 24, 2014、UPI, June 24, 2014、Zaman al-Wasl, June 24, 2014
などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月23日追記)

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月24日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するムーハサン市で活動していた自由シリア軍事評議会の士官を、シャームの民のヌスラ戦線(ムジャーヒディーン・シューラー評議会)が処刑した。

ヌスラ戦線のツイッター・アカウントによると、処刑されたのは「アブー・ハールーン」を名乗る離反中尉で、最近になってダーイシュに加入し、ダーイシュのムーハサン市制圧に参加していたという。

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Kull-na Shuraka', June 23, 2014
Kull-na Shuraka’, June 23, 2014

ダイル・ザウル県で活動するジハード主義武装集団のムジャーヒディーン・シューラー評議会(シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団によって構成)は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のムーハサン市制圧に際して、自由シリア軍事評議会のメンバーが離反し、ダーイシュに忠誠を誓ったとの情報について、「ユーフラテス川およびハーブール川のイスラーム教徒部族の分断を狙った」プロパガンダと批判しつつ、「(アブー・バクル・)バグダーディーに忠誠を誓った者どもは…ダイル・ザウル航空基地解放のための資金を略奪した者ども」で、「処罰を逃れるために…ダーイシュに与した」と批判した。

 

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チュニジアのルトフィー・ベンジッドゥー内務大臣は国会で、シリア国内で活動するジハード主義武装集団に参加しているチュニジア人の数が2,400人に達し、うち8割がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に参加していると答弁した。

ベンジッドゥー内務大臣はまた、治安当局がシリアに戦闘目的で不法入国を試みようとしていたチュニジア人8,800人の出国を阻止してきたと強調した。

ARA News, June 24, 2014、al-Hayat, June 25, 2014、Kull-na Shuraka’, June 23, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月23日)

EUは、ルクセンブルグでの外相会議に合わせて声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)やシャームの民のヌスラ戦線といったアル=カーイダ系組織に対する「テロとの戦い」と治安回復を推し進めるアサド政権に対する制裁を強化する意思を明示した。

声明は、EU加盟28カ国が近く、シリアのワーイル・ハルキー内閣閣僚12人に対し、「深刻な人権侵害」を根拠に資産凍結やEUへの渡航禁止を科すとしている。

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UAE連邦裁判所は、UAE内にある=カーイダの細胞を結成し、シリアでテロ活動を続けるアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線への資金援助を行おうとしていたとして、6人に無期懲役の有罪判決を下した。

AFP(6月23日付)が伝えた。

AFP, June 23, 2014、AP, June 23, 2014、ARA News, June 23, 2014、Champress, June 23, 2014、al-Hayat, June 24, 2014、Kull-na Shuraka’, June 23, 2014、al-Mada Press, June 23, 2014、Naharnet, June 23, 2014、NNA, June 23, 2014、Reuters, June 23, 2014、SANA, June 23, 2014、UPI, June 23, 2014などをもとに作成。

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イスラエルによるシリア爆撃(2014年6月23日)

イスラエル軍戦闘機が占領下のゴラン高原に隣接するシリア領内(クナイトラ県)のシリア軍拠点複数カ所を空爆し、シリア軍兵士少なくとも10人が死亡した。

空爆の標的となったのは、第90旅団司令部をはじめとするシリア軍の拠点。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表がAFP(6月23日付)に対して明らかにした。

この空爆に関して、イスラエル軍は声明を出し、22日の占領地でのイスラエル人青年の爆死に対する報復として空爆を行ったと発表した。

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シリア外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、そのなかでイスラエル軍戦闘機によるクナイトラ県への越境空爆を「1974年の兵力引き離し協定違反」と非難し、再発防止に向けた責任ある対応と非難決議の採択を求めた。

AFP, June 23, 2014、AP, June 23, 2014、ARA News, June 23, 2014、Champress, June 23, 2014、al-Hayat, June 24, 2014、Kull-na Shuraka’, June 23, 2014、al-Mada Press, June 23, 2014、Naharnet, June 23, 2014、NNA, June 23, 2014、Reuters, June 23, 2014、SANA, June 23, 2014、UPI, June 23, 2014などをもとに作成。

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化学兵器廃棄をめぐる動き(2014年6月23日)

化学兵器機関のアフメト・ウズムジュ事務局長は、シリア政府が同機関に申告していた化学兵器関連物質約1,300トンすべての国外への搬出作業が完了したと発表、廃棄には約4ヶ月を擁するだろうと述べた。

シリア政府は国外搬出予定の化学兵器関連物質92%を搬出したと発表していたが、23日、残り8%の関連物質を積載したデンマーク船籍がラタキア港を出港し、搬出作業が完了したという。

ウズムジュ事務局長によると、シリア政府が国内の化学兵器関連施設の破壊を近く完了することを望むと付言する一方、ハマー県カフルズィーター市での塩素ガス使用疑惑についての調査は継続することを明らかにした。

AFP, June 23, 2014、AP, June 23, 2014、ARA News, June 23, 2014、Champress, June 23, 2014、al-Hayat, June 24, 2014、Kull-na Shuraka’, June 23, 2014、al-Mada Press, June 23, 2014、Naharnet, June 23, 2014、NNA, June 23, 2014、Reuters, June 23, 2014、SANA, June 23, 2014、UPI, June 23, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月22日)

AFP(6月22日付)によると、イスラエルが占領するシリア領ゴラン高原で、イスラエル国防省の委託業者の車が爆発し、乗っていた男の子が死亡した。

イスラエル国防省の匿名筋によると、死亡した男の子は15歳で、同乗していた委託業者の1人の息子だという。

またこの委託業者と、同乗していた委託業者の男性1人の合わせて2人も負傷したという。

なお同消息筋によると、爆発の理由は不明だが、匿名治安筋によると、シリア側から発射された迫撃砲によるものだと思われるという。

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国連難民高等弁務官事務所のターリク・クルディー駐シリア代表は、ヨルダン国境を経由してスワイダー市に人道支援物資が搬入されたことを明らかにした。

クルディー代表によると、スワイダー市に搬入されたのは、毛布2万5,000枚、マット1万枚、著調理器具2,500セット、容器5,000コ、プラスチック・カバー2,000枚。

Syria-News(6月22日付)が報じた。

AFP, June 22, 2014、AP, June 22, 2014、ARA News, June 22, 2014、Champress, June 22, 2014、al-Hayat, June 23, 2014、Kull-na Shuraka’, June 22, 2014、al-Mada Press, June 22, 2014、Naharnet, June 22, 2014、NNA, June 22, 2014、Reuters, June 22, 2014、SANA, June 22, 2014、Syria-news.com, June 22, 2014、UPI, June 22, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月22日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が対トルコ国境のアアザーズ市近郊に位置するアクサール村とマアラーン村で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、両村を制圧した。

これに対して、軍はフライターン市、ジャバル・アッザーン村、バラース村、アッサーン村、アブティーン村・ハーディル村分岐点、バヤーヌーン町を「樽爆弾」などで空爆した。

なお同監視団によると、この戦闘で、米国製のハンヴィー(HMMWV:High Mobility Multipurpose Wheeled Viechle、高機動多用途装備輪車両)が初めて使用されたという。

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ハサカ県では、ARA News(6月22日付)によると、シリア軍が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって占拠されているカーミシュリー南部のタッル・ハミース村、タッル・ブラーク町などを砲撃した。

またこれを受け、カーミシュリー市ハラーリーヤ地区に何者かが撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

これに関して、SANA(6月22日付)は、カーミシュリー市郊外のタッル・サティーフ村、タッル・ハミース村にある「テロリスト」の拠点を軍が攻撃し、武器庫を破壊したと報じた。

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がカッリー・バッリー村近郊で交戦した。

またハブーワ村、カッリー・マルキー村一帯に展開していたダーイシュは、人民防衛隊の攻勢を受け撤退、さらにムハンマド・ズィヤーブ村では、人民防衛隊がダーイシュの車列を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がダイル・ザウル市とハトラ村を結ぶユーフラテス川の中州ハウィージャト・サクルの通行所を閉鎖した。

イラク国内の戦況

アンバール県では、マダー・プレス(6月22日付)が報じたところによると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がヨルダン国境に近いラトバ郡、カーイム市のリン酸塩工場を制圧した。

制圧に際して、イラク軍との戦闘はなかったという。

一方、ラマーディー市北東部のマーヒディーヤ地方で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と治安部隊が交戦、ダーイシュ戦闘員6人が死亡した。

またイラク内務省によると、ファッルージャ市のサクラーウィーヤ橋でイラク軍第8師団がダーイシュの司令官ハーミド・イスマーイール・スバイヒー氏を含む4人を殺害することに成功した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月22日付)が報じたところによると、ティクリート市東部に対するイラク軍ヘリコプターの空爆で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員32人が死亡した。

また、ドゥジャイル郡南部のナバーイー地方で、部族(スンナ派)民兵がダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

さらに、アラム地区では、イラク軍と部族民兵の合同部隊がダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員2人を殺害、3人を逮捕した。

なおこの戦闘で、サラーフッディーン県女性問題担当顧問のナージー・ジャッバーラ氏も死亡した。

このほか、サーマッラー市・バラド市を結ぶ街道で、ダーイシュとの戦闘によって殺害された治安部隊および義勇兵の遺体17体が発見された。

一方、トウズ・フールマートゥー郡のシャッラール・アブドゥール首長は、同郡でのイラク・クルディスタン地域ペシュメルガとダーイシュの戦闘で、ペシュメルガ戦闘員2人、ダーイシュ戦闘員14人を含む21人が死亡した、と発表した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月22日付)が報じたところによると、県北部のイスカンダリーヤ地区で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュ戦闘員9人を殺害した。

またジュルフ・サフル地区各所での戦闘でもダーイシュ戦闘員25人が死亡したという。

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イラク内務省は、サラーフッディーン県アズィーム村郊外で、対空兵器を搭載したサウジ・ナンバーの車輌複数台をイラク軍第5機械化師団の部隊が攻撃、破壊したと発表した。

AFP, June 22, 2014、AP, June 22, 2014、ARA News, June 22, 2014、Champress, June 22, 2014、al-Hayat, June 23, 2014、Kull-na Shuraka’, June 22, 2014、al-Mada Press, June 22, 2014、Naharnet, June 22, 2014、NNA, June 22, 2014、Reuters, June 22, 2014、SANA, June 22, 2014、UPI, June 22, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月21日追記)

バラク・オバマ米大統領はカナダのCBS(6月21日付)のインタビュー(http://www.cbsnews.com/news/obama-notion-that-syrian-opposition-could-overthrow-assad-a-fantasy/)で、シリア情勢に関してアサド政権を倒すことができる「穏健な反体制派」は存在しないとしたうえで、彼らへの武器供与の可能性が「幻想」だ述べた。

オバマ大統領は「アサドを負かすことができる既存の穏健なシリアの武装組織が存在するというような考え方はまったく違っている(simply not true)…。我々が幾ばくかの武器を供与すれば、彼ら(反体制派)がアサドだけでなく、残忍で高度な教練を受けたジハード主義者を一気に倒せるようになるという考え方は、幻想だ」と述べた。

CBS, June 21, 2014をもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月20日)

シリア政府の動き

ハサカ県では、ARA News(6月20日付)によると、シリア軍ヘリコプターが、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠しているタッル・ハミース村、タッル・ブラーク町を空爆した。

空爆と前後して、カーミシュリー市の空港、ハイムー村が砲撃を受けたという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が「無血入城」したムーハサン市を軍が6回にわたって空爆し、女性2人を含む15人が死亡した。

シリアの反体制勢力の動き

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、ムーハサン市を占拠していた「自由シリア軍」がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と無血開城に合意して撤退、ダーイシュが同市を掌握した。

ダーイシュはまた、ムーハサン市とともに、ブー・ウマル村、ブー・ライル村にも無血入城した。

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イスラーム戦線シューラー評議会のアフマド・イーサー・シャイフ議長は、ツイッターでイラク人にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を信用するな、と警鐘を鳴らした。

シャイフ議長(イスラーム戦線所属のシャームの鷹旅団司令官)は「勝利のイラクにおける同胞よ、あなたたちに忠告しよう。たとえダーイシュがよいことをしたとしても彼らを信用するな。彼らは求愛しておきながら、その後どれだけ矛盾したことをしてきたことか」と綴った。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の前筆頭カーディーのアナス・クワイディル氏(アブー・ハマーム)が武装した何者かに襲撃され、暗殺された。

これに関して、イスラーム軍は、ダーイシュによって粛清されたとの見方を示し、関与を否定しているという。

複数の活動家によると、クワイディル氏は、ダーイシュの振る舞いに異議を唱えて、ダーイシュを離反し、東グータ地方で活動するイスラーム戦線に身を寄せていたという。

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ARA News(6月21日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ県タッル・フドル村に残っていたクルド人農民を脅迫し、追放したと報じた。

イラク国内の戦況

ARA News(6月20日付)は、イラク・クルディスタン地域で活動するというシリア・クルド人戦闘員の話として、同地域内のシリア人避難民の多くが軍事教練を受け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘に動員されている、と報じた。

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ロイター通信(6月20日付)によると、「ジハードなくして命なし」とのタイトルで、インターネット上で公開されたビデオ映像において、英国出身のアブー・ムサンナー・ヤマニーを名乗る戦闘員を含む英国人3人とオーストラリア人2人が、イラクとシャームにおけるシャリーアの適用を呼びかけた。

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サラーフッディーン県治安筋によると、バイジ製油所一帯でのイラク軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘で、軍兵士10人、ダーイシュ戦闘員10人が死亡した。

この戦闘でイラク軍はバイジ製油所周辺からダーイシュを放逐したという。

またイラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は、治安部隊がティクリート市南部のムウタリム村でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の浄化を完了したと発表した。

マダー・プレス(6月20日付)が伝えた。

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ニナワ県のフナイン・カッドゥー議員は、マダー・プレス(6月20日付)に、イラク軍と部族民兵の合同部隊はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘の末、タッルアラフ郡ほぼ全域を奪還したと述べた。

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ワースィト県警察は、サラーフッディーン県に派遣中の部隊が、イスハーキー市、サーマッラー市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、ダーイシュ戦闘員32人を殲滅、7人を逮捕したと発表した。

マダー・プレス(6月20日付)が伝えた。

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ディヤラ県消息筋によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠していたミクダーディーヤ郡、アズィーム村をイラク治安部隊が奪還、サラーフッディーン県に接する西部一帯をほぼ完全制圧した。

またイラク・クルディスタン地域ペシュメルガがヤアクーバ市北東のジャルーラー村でダーイシュと交戦、ダーイシュの狙撃手2人を殺害、同地を制圧した。

マダー・プレス(6月20日付)が伝えた。

諸外国の動き

デンマーク外務省はHPを通じて声明を出し、2013年5月17日にシリア国内で取材中に拉致されたデンマーク人カメラマンのダニエル・ラーイ・オトセン(Daniel Rye Ottosen)氏が解放されたと発表した。

ロイター通信(6月20日付)によると、オトセン氏は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と思われる戦闘員に拉致され、身代金を支払い解放されたという。

AFP, June 20, 2014、AP, June 20, 2014、ARA News, June 20, 2014、Champress, June 20, 2014、al-Hayat, June 21, 2014、June 22, 2014、Kull-na Shuraka’, June 20, 2014、al-Mada Press, June 20, 2014、Naharnet, June 20, 2014、NNA, June 20, 2014、Reuters, June 20, 2014、SANA, June 20, 2014、UPI, June 20, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月19日)

『ハヤート』(6月20日付)は、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官が、EUの対シリア制裁に参加しているノルウェーのオスロを訪問中だと報じた。

シャアバーン補佐官は、2012年半ばにシリア政府高官らの渡航禁止を定めたEUの対シリア制裁のリストに加えられ、欧米諸国への渡航が制限されてきた。

複数の消息筋によると、シャアバーン報道官は、ノルウェー外務省からのビザ発給を受け、モスクワ経由(同地でミハイル・ボクダノフ外務副大臣と会談)でオスロを訪問し、19日に開催されたオスロ・フォーラムに出席した。

オスロ・フォーラムでは、アラブ諸国やシリアの反体制勢力代表らも参加し、シリア情勢などの問題が議論された。

議論は「チャタム・ハウス・ルール」により出席者、発言者が非公開とされた。

『ハヤート』によると、シャアバーン報道官のオスロ訪問の2週間前には、オスロでブルッキングズ研究所のもと、シリア政府支持者と反体制勢力代表が会合を開いた。

この会合は、シリア政府高官からの「提案」でシリア政府関係者は出席せず、支持者が参加した。

なお5月には、レバノンの首都ベイルートで、リチャード・マーフィー元駐シリア米大使、フランク・ウィンザー元駐シリア米対しが、シリア政府関係者と非公式に会合を持っている。

AFP, June 19, 2014、AP, June 19, 2014、ARA News, June 19, 2014、Champress, June 19, 2014、al-Hayat, June 20, 2014、Kull-na Shuraka’, June 19, 2014、al-Mada Press, June 19, 2014、Naharnet, June 19, 2014、NNA, June 19, 2014、Reuters, June 19, 2014、SANA, June 19, 2014、UPI, June 19, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月18日)

AFP(6月18日付)は、化学兵器禁止機構の米国代表から得た国連提出予定の報告書において、化学兵器禁止機関・国連合同派遣団による5月の現地調査の結果、シリア国内で体系的に塩素ガスと思われる化学物質が使用されたとの指摘がなされ、アサド政権による毒ガス使用が推定されている、と報じた。

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、国連憲章第7章に基づき周辺諸国からシリア領内への人道支援物資搬入を求める安保理決議案(オーストラリア、ルクセンブルグ、ヨルダンが共同提案)をめぐる安保理での協議に関して、「前進があった。国境経由での人道支援に関してシリア政府が合意した仕組みの検討を現在集中的に行っている」と述べた。

ロイター通信(6月18日付)が報じた。

AFP, June 18, 2014、AP, June 18, 2014、ARA News, June 18, 2014、Champress, June 18, 2014、al-Hayat, June 19, 2014、Kull-na Shuraka’, June 18, 2014、al-Mada Press, June 18, 2014、Naharnet, June 18, 2014、NNA, June 18, 2014、Reuters, June 18, 2014、SANA, June 18, 2014、UPI, June 18, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月18日)

アサド大統領はシリアを訪問中の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の李洙ヨン外務大臣ら一行とダマスカスで会談し、二国間関係の強化などについて協議した。

Champress, June 18, 2014
Champress, June 18, 2014

SANA(6月18日付)によると、会談で李外務大臣は、シリア国民の「対テロ戦争」の成果と大統領選挙の成功を高く評価し、諸外国の国民の多くがシリア国民を支援していると伝えた。

これに対して、アサド大統領は、欧米諸国が自らの意思に沿おうとしない諸外国をさまざまな方法で弱体化・分断させようとし、最近ではそのためにテロ集団への依存を強めていると指摘、シリアにおけるテロ支援が中東地域だけでなく、これらの国々に従属する国を含む全世界に波及する危険があると強調した。

AFP, June 18, 2014、AP, June 18, 2014、ARA News, June 18, 2014、Champress, June 18, 2014、al-Hayat, June 19, 2014、Kull-na Shuraka’, June 18, 2014、al-Mada Press, June 18, 2014、Naharnet, June 18, 2014、NNA, June 18, 2014、Reuters, June 18, 2014、SANA, June 18, 2014、UPI, June 18, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月17日)

シリア国内の動き

『ハヤート』(6月18日付)は、複数の活動家からの情報として、シリア政府がダイル・ザウル県で国防隊(義勇軍)への志願を住民に呼びかけていると報じた。

同報道によると、「シリア・アラブ軍による領土と人民の国防を支援し、国防隊に率先して加入することで腐敗した悪党を殲滅」することを呼びかける声明文が回付されているという。

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アレッポ県では、ARA News(6月17日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、クルド人戦線旅団、北の太陽大隊、ラッカ革命家旅団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するジャラーブルス市を重火器で攻撃した。

クルド人戦線旅団のアフマド・ハッスー報道官によると、ジャラーブルス市攻略は、ジャラーブルス市近郊のズッル・マガール村に対する16日晩を開始され、これまでにダーイシュ戦闘員18人を殺害、ダーイシュのアミール複数名を含む数十人を負傷させている、という。

一方、ジャラーブルス市を占拠するイラク・シャーム・イスラーム国は声明を出し、「エジプト国籍のジャラーブルス地区アミールを解任し、宗教道徳に反した罪で処罰する」と発表した。

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ラッカ県では、ARA News(6月17日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がタッル・アブヤド市南西に位置するマンジューク村にある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの検問所を襲撃し、2人を殺害、1人を拉致・連行した。

これに関連して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、マンジューク村襲撃直後にダーイシュが占拠するタッル・アブヤド市西部の複数の村々でダーイシュと交戦し、うち三つの村(村名は公表せず)を制圧したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブサイラ市一帯で停戦状態にあったイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が未明に戦闘を再開した。

戦闘はダーイシュが同市に進軍しようとしたために再開されたという。

また戦闘再開に先立って、シュマイティーヤ町にあるヌスラ戦線などジハード主義武装集団の拠点近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、ヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員7人が死亡、10人が負傷した。

死亡した戦闘のなかには、シャーム自由人イスラーム運動の司令官、ヌスラ戦線シャリーア委員会の裁判官が含まれているという。

さらにハワーイジュ村では、反体制武装組織「サッダーム・フサイン旅団」の司令官自宅に対してダーイシュが自爆攻撃を仕掛け、司令官の両親と親戚の合わせて4人が死亡、司令官自身も負傷した。

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ARA News(6月17日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、イラクのニナワ県モスル市、スィンジャール町、アンバール県ラマーディー市などへの侵攻によって捕捉したイラク人兵士50人以上をシリアのハサカ県フール村にある通称「パレスチナ・キャンプ」に連行し、処刑したと報じた。

これに対し、ムハンマド・アフマドを名乗る地元活動家はARA Newsに、ダーイシュバラカ州(ハサカ県)のワーリー、アブー・ウサーマ氏が恩赦を発令し、ハサカ県シャッダーディー市にあるイスラーム法廷に拘束されていた50人以上の逮捕者が釈放されたと述べた。

一方、シリア軍は、ヘリコプターでタッル・ハミース村を走行中の車や市場を攻撃した。

ARAによると、シリア軍は16日にもシャッダーディー市南東の対イラク国境に近いタッル・シャーイル村を空爆しているという。

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シリア人権監視団は、信頼できる複数の消息筋からの情報として、シリア軍はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のモスル市侵攻と時を同じくして、ダマスカス郊外県のムライハ市およびその周辺に展開していた民兵多数を撤退させ、そのなかには多数のイラク人戦闘員が含まれていた、と発表した。

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ARA News, June 17, 2014
ARA News, June 17, 2014

ARA News(6月17日付)は、アレッポ県アフリーン市で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と、イラクのニナワ県ラビーア国境通行所に展開するイラク・クルディスタン地域ペシュメルガの「同盟支持」を訴えるデモが行われ、市民らが参加した。

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トルコで活動するシリア・イスラーム評議会は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に関して「イスラーム国家を宣言することでシリア人を蹂躙」、「アサド体制とその同盟者へのジハードを行う民…に対しても行き過ぎた背教宣告を発する」などして「イスラーム法違反、明確な犯罪行為」を行っていると批判した。

また声明は、「自らの国」の領土を広げるために…暴君アサド政権に対するジハード部隊に対抗し」、「シリアのさまざまな武装集団との対決や衝突に乗じ」、「活動家、記者、ジハード戦闘員を逮捕…、拷問し、慈善・布教活動を妨害」していると指摘、「こうした証拠は、この組織(ダーイシュ)がアサドおよびその体制に対する抵抗を流産させる主因となっていることを示す」と糾弾した。

そのうえで、「シリア人そしてシリアにおける彼らの影響力がなくなるまで…ダーイシュと戦う」ことを呼びかけた。

シリア・イスラーム評議会は、2014年4月にトルコのイスタンブールで正式に発足した組織で、シリア国内外で活動するシャリーア委員会など、スンナ派のイスラーム系組織40団体からなり(https://syriaarabspring.info/wp/?p=7139)、「シリア革命の支持」、「ファトワーにおけるウラマーの見解の統一」をめざしている。

イラク国内の戦況

ヌーリー・マーリキー内閣は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の侵攻に関して「イラクで起きている深刻な犯罪の責任はサウジアラビア政府にある…。サウジアラビアのメディアにおいてテロリストを革命家と報じていることがテロリストの犯罪に正当性を与えている」と非難した。

マダー・プレス(6月17日付)は、キルクーク県の複数の治安筋の話として、キルクーク市郊外のバシール村一帯、ムッラー・アブドゥッラー地方近郊、ダブス郡近郊に対数イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃で、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガの隊員1人と民間人1人が死亡、ペシュメルガ隊員27人を含む48人が負傷したと報じた。

この戦闘により、ダーイシュはペシュメルガを撤退させ、バシール村一帯を再制圧したという。

またキルクーク警察筋によると、バシール村で、地元警察とペシュメルガの合同部隊がダーイシュと交戦、警察官1人が死亡、4人が負傷した。

さらにキルクーク警察筋によると、キルクーク市西部のムルタカー地区の警察署などがダーイシュによって制圧された。

このほか、キルクーク県議会は、キルクーク市南部のイマーム・リダー廟を襲撃しようとしたダーイシュを治安部隊と部族民兵が迎撃、警察官1人とダーイシュ戦闘員多数が負傷したと発表した。

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マダー・プレス(6月17日付)は、ニナワ県治安筋の話として、イラク軍戦闘機が、タッルアファル郡アッルー地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車列を空爆し、車輌10台を破壊したと報じた。

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マダー・プレス(6月17日付)は、サラーフッディーン県の治安筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が掌握していたイスハーキー地区・バラド郡間の幹線道路をイラク軍が奪還したと報じた。

また信頼できる治安筋によると、ダーイシュを撃退したバラド郡では、銃殺されたイラク軍兵士などの遺体25体が発見された。

なおこれに関して、治安筋はマダー・プレスに、バグダード県とサラーフッディーン県サーマッラー市を結ぶ街道の「安全が完全に回復、確保された」と述べた。

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マダー・プレス(6月17日付)は、アンバール県の治安筋の話として、ファッルージャ市東部のハムラ地方、シュワイラターン地方で、イラク軍ヘリコプターがイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を空爆し、戦闘員7人を殺害、車輌4台を破壊した。

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ディヤラ県警察は、ヤアクーバ市西部のマフラク地方にある警察署を制圧していたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と治安部隊が交戦し、ダーイシュ戦闘員7人を殲滅、同警察署を奪還したと発表した。

マダー・プレス(6月17日付)が伝えた。

またディヤラ県議会のムサンナ・タミーミー議長は、ヤアクーバ市北東部のミクダーディーヤ郡ジャズィーラ地方で、軍と部族民兵からなる合同部隊が同地方のダーイシュのアミールを殺害したと発表した。

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バービル県議会は、同県住民の志願兵約8,000人の一部が、サラーフッディーン県サーマッラー市に派遣され、過去48時間でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員10人を殲滅している、と発表した。

マダー・プレス(6月17日付)が伝えた。

諸外国の動き

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、15日に「マフディー・ボーイスカウト」の代表15人とテレビ会議システムで会談し、レバノン、シリア、イラク情勢などについて意見を交わした。

会談でナスルッラー書記長は「我々が適切な時期に、適切な方法でシリアに介入していなかったとしたら、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は今頃ベイルートにいただろう」と述べたという。

『サフィール』(6月17日付)が伝えた。

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シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会のパウロ・セルジオ・ピネイロ委員長は、シリア情勢に関して「地域全体を脅かすほど深刻な段階に達した」と懸念を表明した。

AFP(6月17日付)が伝えた。

AFP, June 17, 2014、AP, June 17, 2014、ARA News, June 17, 2014、Champress, June 17, 2014、al-Hayat, June 18, 2014、Kull-na Shuraka’, June 17, 2014、al-Mada Press, June 17, 2014、Naharnet, June 17, 2014、NNA, June 17, 2014、Reuters, June 17, 2014、SANA, June 17, 2014、al-Safir, June 17, 2014、UPI, June 17, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月15日)

シリア国内の動き

シリア人権監視団は、シリア軍が14日からハサカ県とラッカ県のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点複数カ所を空爆していると発表した。

同監視団によると、シリア軍はラッカ市においてダーイシュが本部としている県庁舎、裁判所、迎賓館を空爆、またハサカ県では、同県におけるダーイシュの拠点であるシャッダーディー市を空爆した。

ラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、「この手の激しい空爆はこれが初めて」だとしたうえで、シリア領内への重火器、とりわけ戦車や四輪駆動車の搬入を阻止するためだとの見方を示した。

またアブドゥッラフマーン代表はこの空爆がイラク軍との調整のもとに行われていると指摘した。

イラク国内の戦況

AFP(6月15日付)は、ニナワ県の対シリア国境に位置するラビーア国境検問所をイラク・クルディスタン地域のペシュメルガが制圧した、と報じた。

同検問所はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のモスル市攻略を受け、イラク軍が撤退、ダーイシュによって掌握されていた。

なお、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首によると、ラビーア国境通行所に面するシリア領側のヤアルビーヤ国境通行所(ハサカ県)は西クルディスタン移行期民政局が掌握しているという。

一方、マダー・プレス(6月15日付)は、ニナワ県治安筋の話として、タッルアファル郡を襲撃しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、部族民兵の支援を受けたイラク軍と交戦した、と報じた。

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マダー・プレス(6月15日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はサラーフッディーン県ティクリート市南部のヤスリブ地区を未明に制圧した。

またサラーフッディーン県治安筋によると、ダーイシュはバイジー市でファイハー・チャンネル特派員の兄弟の家を爆弾を積んだ車で爆破し、破壊した。

一方、ダーイシュは声明を出し、サラーフッディーン県ティクリート市北部にあるスパイカー軍事基地の空軍士官科の学生数十人を処刑したと発表した。

処刑されたのは11日にダーイシュに投降していた士官学校生。

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マダー・プレス(6月15日付)は、アンバール県治安筋の話として、イラク軍がファッルージャ市内のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)拠点を空爆し、ダーイシュの司令官を含む4人を殺害したと報じた。

また、ハディーサ市にある火力発電所を襲撃しようとしたダーイシュを警察部隊が撃退し、ダーイシュ戦闘員8人を死傷させた。

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ムサンナー県のザワーリム部族は声明を出し、「シャイフ・シャアラーン・アブー・ジューン旅団」の名で民兵を発足し、サラーフッディーン県サーマッラー市に2個連隊を派遣したと発表した。

同旅団は2万の兵力を擁するという。

マダー・プレス(6月15日付)が伝えた。

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マダー・プレス(6月15日付)は、ディヤラ県警察の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がサアディーヤ地区にあるイラク軍第5騎兵師団第4旅団本部を制圧し、同地区を掌握したと報じた。

一方、イラク軍はアズィーム地方を空爆し、ダーイシュ戦闘員4人を殺害したという。

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マダー・プレス(6月15日付)は、内務省筋の話として、バグダード県北部のタージー郡で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク軍が交戦し、ダーイシュ戦闘員4人とイラク軍兵士3人が負傷したと報じた。

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バービル県議会治安委員会は、バービル県イスカンダリーヤ地区の郡検問所に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が打った迫撃砲弾4発が着弾したと発表した。

マダー・プレス(6月15日付)が伝えた。

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イラク軍総司令部のカースィム・アター報道官(大将)は声明を出し、サラーフッディーン県、ニナワ県、ディヤラ県各所でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点などを攻撃し、「テロリスト」279人を殺害、車輌14輌を破壊した、と発表した。

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イラク・クルディスタン地域ペシュメルガ省は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のモスル市制圧後、ダーイシュとの戦闘でペシュメルガ隊員37人が戦死したと発表した。

諸外国の動き

国連アラブ連盟共同特別代表を退任したアフダル・ブラーヒーミー氏は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のイラクでの攻勢に関して、AFP(6月15日付)に対して「遺憾なことに、国際社会はシリア問題を無視し、その解決を支援しなかった。その結果がこれだ」と述べた。

AFP, June 15, 2014、AP, June 15, 2014、ARA News, June 15, 2014、June 16, 2014、Champress, June 15, 2014、al-Hayat, June 16, 2014、Kull-na Shuraka’, June 15, 2014、al-Mada Press, June 15, 2014、Naharnet, June 15, 2014、NNA, June 15, 2014、Reuters, June 15, 2014、SANA, June 15, 2014、UPI, June 15, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月13日)

ヨルダン軍総司令部筋によると、13日晩、警告を無視して、シリア領内からヨルダン領内への不法入国を試みた車輌4台とヨルダン国境警備隊が交戦し、車輌4台を破壊した。

『ハヤート』(6月15日付)が報じた。

al-Hayat, June 15, 2014をもとに作成。

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アサド大統領インタビュー(2014年6月11日)

レバノン日刊紙『アフバール』(6月11日付)は、アサド大統領に単独インタビューを行った。

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「対話、対話の文化、他者との対話に人々を慣れさせることが次の段階のテーマとなった…。(ヒムス市旧市街での停戦合意は)国防隊と武装集団の対話の結果だ。彼らは互いを知っており、各地区で対話をしている。だから和解は成功した」。

「ロシアのプーチン大統領とはシリアの姿勢を支持し続けている。なぜなら彼は、シリアが曝されている現状が国民の怒りによるものでなく、シリアの役割を打ち砕こうとする諸外国によるものだと理解しているからだ」。

al-Akhbar, June 11, 2014
al-Akhbar, June 11, 2014

「同盟国イランは、シリアに対する戦争がイランを標的としていることを知っている。なぜならその戦争はレジスタンスとその支援国すべてを標的としているからだ…」。

「テロは彼ら(欧米諸国)の国内で始まった。シリア領内で自爆した米国人もいる…。だた米国は、あらゆる陰謀に与してはいるが、フランスよりも理性的だ。フランスが過激なのはサウジなどとの(武器)契約に起因しているのだと思う」。

「カタールは依然として武装集団に資金援助をしているが、イランに接近したいと考えるようになっている」。

(レバノン大統領選挙に関して)「我々はアラブのいかなる国の内政にも干渉しない。しかし、ミシェル・アウン元将軍(自由国民潮流代表)が大統領に選出されれば歓迎する。それはレバノンの国益、さらには両国関係にも視するためだ。我々は彼が愛国的であり、宗派主義的でなく、レジスタンスとウルーバ(アラブ性)を信奉していることを知っている」。

al-Akhbar, June 11, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月11日)

バラク・オバマ米大統領が駐カタール大使に指名したダナー・シェル・スミス女史(国務省顧問)は、シリアの穏健な反体制勢力への軍事教練を認めるため上院の法案をオバマ政権が支持するだろうと述べた。

『ハヤート』(6月11日付)が伝えた。

AFP, June 11, 2014、AP, June 11, 2014、ARA News, June 11, 2014、Champress, June 11, 2014、al-Hayat, June 12, 2014、Kull-na Shuraka’, June 11, 2014、al-Mada Press, June 11, 2014、Naharnet, June 11, 2014、NNA, June 11, 2014、Reuters, June 11, 2014、SANA, June 11, 2014、UPI, June 11, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月9日)

イランのハサン・ロウハーニー大統領はトルコを訪問し、アンカラでアブドゥッラ・ギュル大統領と会談した。

会談後の記者会見で、ギュル大統領は「我々は地域の苦難をともに終わらせたいと願い、そうすべく決心した。トルコとイランはこの点で多大な貢献を行うべくともに努力できる」と述べた。

またロウハーニー大統領は「イランとトルコという地域の二大国は、過激主義やテロと断固として戦う…。二国には安定と治安を実現でき、両国国民の投票は尊重され、戦争、流血、同胞同士の殺し合いを止めることが重要だ」と述べた。

『ハヤート』(6月10日付)が伝えた。

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イランのハサン・ロウハーニー大統領はシリア大統領選挙でのアサド大統領の当選に祝電を打ち、「選挙結果はシリア国民がアサド大統領を信任し、安定、治安、国民合意に向かって前進する決意をしたことを示している」と高く評価した。

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カタールのアブドゥッラー・ビン・ナースィル首相は、ドーハで開催された第11回米イスラーム世界フォーラムで、「国際社会、とりわけ安保理は、シリア国民の保護と…地域の安定のために(シリアでの)発砲停止のための決議採択にむけて至急そして断固として行動する義務がある」と述べた。

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米国のアン・パターソン国務次官補は、カタールで開催された第11回米イスラーム世界フォーラムで、アサド大統領が「選挙によっていかなる正統性も得ることはない」と述べる一方、「レバノンのヒズブッラー、苛革命防衛隊の支援のもと」国民を弾圧し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を利用していると主張した。

AFP, June 9, 2014、AP, June 9, 2014、ARA News, June 9, 2014、Champress, June 9, 2014、al-Hayat, June 10, 2014、Kull-na Shuraka’, June 9, 2014、al-Mada Press, June 9, 2014、Naharnet, June 9, 2014、NNA, June 9, 2014、Reuters, June 9, 2014、SANA, June 9, 2014、UPI, June 9, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

諸外国の動き(2014年6月7日追記)

国連・アラブ連盟共同特別代表を辞任したアフダル・ブラーヒーミー氏は『シュピーゲル』(6月7日付)のインタビュー(http://www.spiegel.de/international/world/interview-with-former-un-peace-envoy-to-syria-lakhdar-brahimi-a-974036.html)に応じ、そのなかで「(シリアは最終的には)もう一つのソマリアになるだろう。多くの人が予想していたように分裂することはない。失敗国家になり、あらゆる場所が戦場となるだろう」と述べた。

Der Spiegel, June 7, 2014をもとに作成。

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