諸外国の動き:シリア元首相がESCWA事務次長に昇進(2014年10月11日)

国連のリーマー・ハラフ事務次長兼ESCWA(Economic and Social Commisison for Western Asia)事務総長は、ESCWA-EDGE(Economic Development and Globalization Division)代表でシリアの元副首相アブドゥッラー・ダルダリー氏をESCWA事務次長に昇進させた。

またシリアの元運輸大臣のヤアリブ・バドル氏をESCWA運輸物流担当顧問に任命した。

クッルナー・シュラカー(10月11日付)が伝えた。

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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、シリア情勢に関して「ダーイシュ(イスラーム国)の殲滅をめざす米国主導の有志連合がシリアの体制転換を望めば、イスラエルの安全は失われるだろう」と述べた。

IRNA(10月12日付)が伝えた。

AFP, October 11, 2014、AP, October 11, 2014、ARA News, October 11, 2014、Champress, October 11, 2014、al-Hayat, October 12, 2014、IRNA, October 12, 2014、Kull-na Shuraka’, October 11, 2014、al-Mada Press, October 11, 2014、Naharnet, October 11, 2014、NNA, October 11, 2014、Reuters, October 11, 2014、SANA, October 11, 2014、UPI, October 11, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンの動き:アッカール郡にシリアから砲撃(2014年10月11日)

NNA(10月11日付)によると、北部県アッカール郡カビール川域にシリア領内から複数の迫撃砲弾が撃ち込まれた。

AFP, October 11, 2014、AP, October 11, 2014、ARA News, October 11, 2014、Champress, October 11, 2014、al-Hayat, October 12, 2014、Kull-na Shuraka’, October 11, 2014、al-Mada Press, October 11, 2014、Naharnet, October 11, 2014、NNA, October 11, 2014、Reuters, October 11, 2014、SANA, October 11, 2014、UPI, October 11, 2014などをもとに作成。

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米軍などによるシリア爆撃:アイン・アラブ一帯への爆撃続く(2014年10月11日)

米中央軍によると、米国など有志連合は10、11日にアレッポ県アイン・アラブ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)の車輌・拠点に対して6回にわたり空爆を行った。

シリア人権監視団によると、米軍など有志連合が、アレッポ県アイン・アラブ市一帯やラッカ県ラッカ市一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員37人(うちアイン・アラブ市一帯での死者は21人)が死亡した。

AFP, October 11, 2014、AP, October 11, 2014、ARA News, October 11, 2014、Champress, October 11, 2014、al-Hayat, October 12, 2014、Kull-na Shuraka’, October 11, 2014、al-Mada Press, October 11, 2014、Naharnet, October 11, 2014、NNA, October 11, 2014、Reuters, October 11, 2014、SANA, October 11, 2014、UPI, October 11, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アイン・アラブでの攻防続く(2014年10月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市中心の広場(自由広場)に向かって進軍する一方、同市南部に対して激しい攻撃を加え、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がこれを迎撃した。

また人民防衛隊は同市東部などで「特殊作戦」を行い、ダーイシュ戦闘員複数を殺害した。

ARA News(10月11日付)によると、アイン・アラブ市政府では、人民防衛隊がダーイシュによる自爆攻撃を2度にわたって阻止した。

またクルド人戦線旅団のアフマド・ハッスー報道官は、ユーフラテスの火山合同作戦司令室がアイン・アラブ市でのダーイシュとの戦闘でダーイシュ戦闘員4人を捕捉したと発表した。

ARA News(10月11日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が、アイン・アラブ市(アレッポ県)攻略が「ハッターブ・クルディスターニー」を名乗る男性に

シリア反体制勢力の動き:ヌスラ戦線離反者が親ダーイシュ武装集団を結成(2014年10月11日)

クッルナー・シュラカー(10月11日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方で、シャームの民のヌスラ戦線を離反したアミールの一人が「アンサール機構」を名乗る新たなジハード主義武装集団を結成したと報じた。

「アンサール機構」は、10月8日にサクバー市で市民を処刑した際に、正式に発足を発表した。

「アンサール機構」は約150人の戦闘員からなり、そのほとんどがダーイシュ(イスラーム国)への敵対的姿勢をとるヌスラ戦線に反対し、離反した元ヌスラ戦線メンバーだという。

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『ハヤート』(10月12日付)によると、ハマー県北部、イドリブ県南部などで活動するシャームの民のヌスラ戦線と自由シリア軍を名乗る武装集団の幹部が停戦合意を締結し、アサド政権と戦うために協力することで合意した。

停戦合意に締結したのは、ヌスラ戦線のアブー・アブドゥッラー・トゥウーム氏、シャイフ・アブー・ナスル氏、シャイフ・アブー・ワーリド氏と、自由シリア軍を名乗る武装集団のジャミール・ラアドゥーン中佐。

締結には、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム教ウラマー連盟などが証人として同席した。

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西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、アイン・アラブ市へのダーイシュ(イスラーム国)侵入に関して、AFP(10月11日付)に「我々はトルコの支援を火急に必要としている…。トルコが国境を早急に解放し、コバネ(アイン・アラブ市)を防衛する人々に武器がわたることが可能になるのがよい」と述べた。

しかしムスリム共同党首は、トルコ軍の直接の軍事介入は「占領」にあたると拒否した。

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ARA News(10月11日付)は、西クルディスタン移行期民政局が民主的自治区自衛義務遂行法(いわゆる兵役法)の適用を開始し、アサーイシュが各地で徴兵忌避者の逮捕を行っている、と報じた。

AFP, October 11, 2014、AP, October 11, 2014、ARA News, October 11, 2014、Champress, October 11, 2014、al-Hayat, October 12, 2014、Kull-na Shuraka’, October 11, 2014、al-Mada Press, October 11, 2014、Naharnet, October 11, 2014、NNA, October 11, 2014、Reuters, October 11, 2014、SANA, October 11, 2014、UPI, October 11, 2014などをもとに作成。

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